バイオハザード

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バイオハザードのシンボル。UnicodeにもU+2623に記号がある()。

バイオハザードbiohazard, biological hazard)は、有害な生物(とくに原虫真菌細菌リケッチアウイルス)あるいはその構成成分が環境中に漏れることによって発生する災害の源のことである。人間と自然環境に重大な危険をもたらすような生態異変をおこしうる。別名『生物災害』を指す新語。

近年ではゲーム映画などから単語そのものは広く知られている。

目次

[編集] 日本での分類

日本では、国立感染症研究所の「病原体等安全管理規定」により、以下のように分類される。

レベル1 - 個体および地域社会に対する低危険度
人に疾病を起こし、或いは動物に獣医学的に重要な疾患を起こす可能性のないもの。
生ワクチンウイルス(ワクシニアと牛疫ワクチン株を除く)、レベル2およびレベル3に属さない細菌類
レベル2 - 個体に対する中等度危険度、地域社会に対する軽微な危険度
人或いは動物に病原性を有するが、実験室職員、地域社会、家畜、環境等に対し、重大な災害とならないもの、実験室内で暴露されると重篤な感染を起こす可能性はあるが、有効な治療法、予防法があり、伝播の可能性は低いもの。
ワクシニアウイルス、インフルエンザウイルスブドウ球菌サルモネラなど
レベル3 - 個体に対する高い危険度、地域社会に対する低危険度
人に感染すると重篤な疾患を起こすが、他の個体への伝播の可能性は低いもの。
A型インフルエンザウイルス強毒株(H5N1、H7N7亜型)、ヒト免疫不全ウイルス炭疽菌ペスト菌など
レベル4 - 個体および地域社会に対する高い危険度
人又は動物に感染すると重篤な疾患を起こし、罹患者から他の個体への伝播が、直接又は間接に起こり易いもの。
エボラウイルス、マールブルグウイルス、天然痘ウイルス、黄熱ウイルスなど

[編集] 細菌に対する指針

検体運送のバイク便業者が検体(血や尿など)を入れるのに使っている袋。

日本細菌学会により、取り扱い指針が次のように示されている。(バイオセーフティーレベル、BSLも参照)

  • レベル1の病原体
    • 通常の微生物学実験室を用い、特別の隔離は必要ない。
    • 一般外来者の立ち入りを禁止する必要はない。
  • レベル2の病原体
    • 通常の病原微生物学実験室を限定した上で用いる。
    • エアロゾル発生のおそれのある実験は生物学用安全キャビネットの中で行う。
    • 作業中は、一般外来者の立ち入りを禁止する。
  • レベル3以上の病原体
    • 廊下の立ち入り制限、二重ドア又はエアロックにより外部と隔離された実験室を用いる。
    • 壁、床、天井、作業台等の表面は洗浄及び消毒可能なようにする。
    • 排気系を調節することにより、常に外部から実験室内に空気の流入が行われるようにする。
    • 実験室からの排気は高性能フイルターで除菌してから大気中に放出する。
    • 実験は生物学用安全キャビネットの中で行う。動物実験は生物学用安全キャビネット又は陰圧アイソレーターの中で行う。
    • 作業職員名簿に記載された者以外の立ち入りは禁止する。

[編集] バイオハザードを扱った作品

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

  • 光岡知足ほか編集 『獣医実験動物学』 川島書店 1990年 ISBN 4761004282