バイオハザード2

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バイオハザード2
ジャンル サバイバルホラー
対応機種 PlayStation
ゲームアーカイブスPS3/PSP/PSV
Microsoft Windows
ドリームキャスト
NINTENDO64
ニンテンドーゲームキューブ
開発元 カプコン
発売元 カプコン
シリーズ バイオハザードシリーズ
人数 1人
メディア CD-ROM2枚組 (PS、Windows)
GD-ROM (DC)
512Mbitカートリッジ (N64)
専用光ディスク1枚 (GC)
発売日

PlayStation:
アメリカ合衆国の旗 1998年1月21日
日本の旗 1998年1月29日
欧州連合の旗 1998年3月8日
日本の旗 2007年12月26日(ゲームアーカイブス)
アメリカ合衆国の旗 2009年11月19日(ゲームアーカイブス)
PlayStation(デュアルショック対応版):
日本の旗 1998年8月6日
アメリカ合衆国の旗 1998年11月11日
Microsoft Windows:
日本の旗 1999年2月19日
アメリカ合衆国の旗 1999年2月28日
欧州連合の旗 1999年6月
ドリームキャスト:
日本の旗 1999年12月22日
アメリカ合衆国の旗 2000年4月28日
欧州連合の旗 2000年12月25日
NINTENDO64:
アメリカ合衆国の旗 1999年10月31日
日本の旗 2000年1月28日
欧州連合の旗 2000年2月9日
ニンテンドーゲームキューブ:
アメリカ合衆国の旗 2003年1月14日
日本の旗 2003年1月23日

欧州連合の旗 2003年5月30日
対象年齢 ESRB: Mature
CERO: C
BBFC: 15(PCでは18)
PEGI: 16+
USK: 18
売上本数 日本の旗 約228万本
世界 496万本[1]
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バイオハザード2』(BIOHAZARD 2 欧題:Resident Evil 2)は、1998年カプコンよりPlayStation(PS)用として発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム。『バイオハザードシリーズ』の第2作である。

後にNINTENDO64ドリームキャストWindows(PC)、ニンテンドーゲームキューブ向けに移植された。2013年現在は、ゲームアーカイブスでも配信されている。

概要[編集]

本編シリーズとしては、1996年発売の前作『バイオハザード』(以降『1』)から約2年振りとなる。時系列としては、『バイオハザード』の2か月後に位置しており、舞台も前作の閉鎖的だった洋館から一転して外へ開放的な、より規模の大きいラクーンシティへ変わっているが、前作と目的は変わっておらず、偶然バイオハザードに見舞われた日にラクーンシティへ来た若い新人警官レオン・S・ケネディ、女子大生のクレア・レッドフィールドを操作して壊滅状態の街を探索し、遭遇する様々なクリーチャーに対処しつつ、様々なアイテムを駆使して街からの脱出が目的となっている。

『1』のヒットを受けて開発が始まり、一時は完成目前まで進行していたが、そのバージョンは没案となり、新たに作り直された物が『2』として発売された(後述)。

パッケージには表示されていないが、CEROの年齢区分により15歳以上対象とされている。

なお、PS版は国内215万本(初動本数は138万本)以上、全世界で496万本を販売した。これは本シリーズ中、歴代2位の売上数となる(1位は『バイオハザード5』)。

テレビ用コマーシャルはゾンビ映画の第一人者であるジョージ・A・ロメロが監督し、レオン役としてブラッド・レンフロが出演した。

ごく普通の人間が主人公のバイオハザードというコンセプトは、『バイオハザード アウトブレイク』へ引き継がれた。

ストーリー[編集]

ラクーンシティを震撼させた連続猟奇殺人事件「洋館事件」は、同市警R.P.D.の特殊部隊S.T.A.R.S.の投入によって一応の解決を見た。しかし、多くの犠牲者を出したにも関わらずその詳細は不思議と公表されることがなかった。時が過ぎ、人々は事件の恐怖を忘れ去ってゆくが、やがて怪物の目撃談や“人喰い病”と呼ばれる奇病などの異変がラクーン市内で発生するようになる。

そんな折、事件から2か月後の1998年9月29日、ラクーンシティに向かう2人の人物がいた。1人は新人警官レオン・S・ケネディ。洋館事件に興味を持ってR.P.D.への配属を志願したが、前日に酔い潰れて夕方からの出勤という大遅刻を犯してしまった。もう1人は女子大生クレア・レッドフィールド。音信不通となった兄クリスを探すため、ラクーンシティまで出向いてきたのである。しかし、ようやく到着したレオンとクレアが見たものは、ゾンビと化した市民が徘徊する死の街だった。

現地で偶然、ゾンビの襲撃を交わして退ける過程で遭遇した2人はゾンビたちから逃れるうちに停めてあったパトカーで警察署へ向かおうとするが、車内に潜んでいたゾンビにより車は大破し、炎上してしまう。分断されたレオンとクレアはそれぞれ別の道を通って警察署へ辿り着き、そこでこの街で起こった数々の異常事態の真相を知ることになる。

システムの概要・特徴など[編集]

ザッピングシステムの採用
前作『1』同様に2人の主人公が存在するが、どちらかを選択して一度ゲームクリアすると、開始時に選択しなかった方の主人公の物語である「裏シナリオ」をプレイ可能なセーブデータを作成できる(最初に選んだ方は「表シナリオ」と呼ばれる)。表での行動の一部が、裏での行動の一部に影響を及ぼす(有利なものと不利なものの両方があるが、ストーリーそのものに影響は及ぼさない)。裏をクリアすると、今度は表で開始できるセーブデータを作成でき、コスチュームチェンジなどのおまけ要素を引き継げる(結果としてセーブデータは4つ存在する)。
また、表で開けたはずの鍵を裏でもまた開けなければならなかったり、表で取ったはずのアイテムが裏でも同じ場所に置かれていたりする矛盾があるが、表に対し裏はパラレルワールドという位置付けであるため、これは矛盾とは言えない[2]
隠しシナリオの採用
ザッピングの裏シナリオでSランクを取ると、隠しシナリオである『The 4th Survivor』(ザ・フォース・サバイバー、以降『T4S』)が出現する。また、表→裏→表→裏→表→裏と3巡以上クリアし、なおかつ『T4S』が既に出現していれば、『The 豆腐 Survivor』(ザ・トウフ・サバイバー、以降『T豆S』)がプレイ可能になる。
難易度選択が可能
本作では難易度選択が可能になった。「EASY」であれば、敵の耐久力が低い、最初からハンドガンの弾を多数持っているなどのメリットがある。ただし、おまけ要素が出現しないというデメリットもある。『デュアルショックVer.』では、更に多彩な難易度でプレイ可能になっている。
武器の改造が可能
レオン編のみ、所持武器に対応したカスタムパーツを組み合わせることで武器を強化できる。
キャラクター性能の平均化
全キャラクターとも体力が一定となった(豆腐は除く)。ただし、シェリーとエイダは他の人物より若干歩行速度が異なる。
ダメージモーション
体力が一定まで低下すると、背を曲げて腹部を抱えたり足を引きずりながら移動するダメージモーションが加わった。瀕死状態では移動速度が大幅に低下する(ただし、シェリーだけは通常と変わらない)。
アイテム画面
アイテムに「調べる」コマンドを使うだけで、詳しいコメントを見ることができるようになった。

『デュアルショックVer.』、ゲームキューブ版の変更点[編集]

おまけゲームの追加
本編とは無関係の『Extreme Battle』(エクストリームバトル、以降『EB』)というおまけゲームが追加されている。使用可能な登場人物はレオン、クレア、エイダ、そして『1』のクリス。ある条件を満たせばプレイできるようになる。
ゲームの目的は研究所からR.P.D.へ向かい、署内に配置された4つの対ウイルス爆弾を回収すること(4つ回収した時点でクリアとなる)。3段階の難易度(レベル)でプレイできるが、レベルが高いほどG第4形態などの強敵が多数配置される上、レベル3ではクリーチャーの体力や攻撃力が激増する(G第4形態を完全に倒すには、ロケットランチャー複数回分の攻撃が必要)。各種アイテムやクリーチャーの配置はランダム(一部例外あり)。
デュアルショックへの対応
タイトル通りの対応。アナログスティックによる操作やコントローラの振動機能を用いた演出が楽しめる。
アレンジ難易度の追加
北米版の難易度(自動照準無し、敵の配置変更、敵の攻撃力・耐久力上昇)でプレイできる「U.S.A.」モードと、初期装備が無限サブマシンガンに変更されてアイテムボックスには救急スプレーが3つと隠し武器(無限ガトリングガン、無限ロケットランチャー)が用意された「ROOKIE」モードが追加されている。なお、セーブデータは通常のセーブデータとは互換性が無い、アレンジ難易度専用のデータとなる。
裏コマンドの追加
キーコンフィグ画面であるコマンドを入力すると、全ての武器の弾数が無限(∞)になる(元々弾数が無いナイフでも「∞」と表示され、火炎放射器やスパークショットの%数も同様になる)。ゲームモードに関係無く使用可能。
イラストの追加
『T豆S』クリア後の記録画面において、豆腐がハンクに一部を切り取られ、湯豆腐にされて食べられてしまうイラストが追加された。殺害されたわけではないらしく、よく見ると青筋が浮いている。

NINTENDO64版の変更点[編集]

EXファイルの追加
当時開発中だった『バイオハザード0』のレベッカの報告書や、『バイオハザード3 LAST ESCAPE』(以降、『3』)のダリオの遺書などが追加。
ランダムモード
アイテムの位置がランダムに変更される。
操作方法を変更可能
従来のラジコン操作をアナログ操作に変更できるようになった。
血の色の変更可能
青、緑、赤より選択可能。
ボウガンの仕様が変更
無限だった装弾数が有限になった。
裏コマンドの追加
おまけ要素である隠し武器や隠しシナリオ、HP無限などを出現させることができるコマンドが存在する。
隠しコスチュームの一新
レオンもクレアも隠しコスチュームが一新されている。

Windows 95/98版の変更点[編集]

『デュアルショックVer.』を元に移植されており、コントローラ振動機能を用いた演出以外は全て使用可能(ゲームをクリアする必要は無い)。

キャラクターやオブジェクトがより鮮明に
背景こそ従来機種の荒い表示のままだが、キャラクターやオブジェクトのテクスチャマッピングが見直され、640ドット×480ラインの解像度に最適化した鮮明なものとなった。補間も違和感の少ない、自然なものとなっている。解像度を320ドット×240ラインに落としたり、画面演出を簡略化するなど、ビデオカードの性能に合わせた柔軟な調整も可能。
画面演出の途中スキップ
ドアの開放やハシゴの昇降の画面演出を、途中でスキップ可能。
CD-ROM内に特別なセーブデータを収録
ゲーム起動前に手動でHDD内にコピーして読み取り属性を外す必要があるが、アイテムボックスに無限サブマシンガン、無限ガトリングガン、無限ロケットランチャーの入った、難易度EASYのセーブデータがCD-ROM内に収録されている。
EAXへの対応
修正プログラムVer.2.00で対応。
「ギャラリー」の追加
オープニングなどのイベントムービー、キャラクターのCGモデル、開発資料などが起動メニューから閲覧可能。ゲームのクリア状況に伴い、数が増えていく。
ボウガンの仕様が変更
無限だった装弾数が有限になった。
難易度の追加
レオン、クレアどちらかの表編をクリアすると起動メニューから「HARD」が選択できるようになる。プレイヤーの初期体力が「NORMAL」よりも低くなっており、敵の耐久力も全体的に上昇している。

ドリームキャスト版の変更点[編集]

Windows 95/98版を元に移植されており、最強セーブデータ以外は全て使用可能。なお、弾数無限化も可能だが、コマンドなどがデュアルショックVer.と異なり、下記の「NIGHTMARE MODE」の裏編をクリアすると表示される。

アレンジ難易度に「NIGHTMARE MODE」の追加
敵の攻撃力と耐久力が北米版より上がっている(特にゾンビの強化が著しく、完全に倒すにはハンドガンで10数発分の攻撃が必要。クリティカルヒットが出なければよろめかせることすら難しく、約5回噛み付かれただけで主人公は死に至る。このため、表シナリオの開始直後など主人公の通れる幅が狭めで敵が近くに配置されているステージでは、逃げに徹する必要がある)、強力な武器の入手弾数が減っている、隠し武器を入手できないなどの違いがある。

登場人物[編集]

バイオハザードシリーズの登場人物、およびリンク先の個別項目も併せて参照。

レオン・S・ケネディLeon Scott Kennedy
21歳の新人警察官であり、本作の男主人公。身長は178cm、体重は70.2kg、血液型はA型。正義感が強く、行動力に優れるが、時間にはとてもルーズ。専用アイテムはライター。コスチュームチェンジ中は、ハンドガンを撃つ速度が速くなり、構えも片手撃ちとなる。ただし、コスチュームをデフォルトに戻したり、ハンドガンをカスタムすると効果は失われる。
クレア・レッドフィールドClaire Redfield
19歳のバイク好きな大学生であり、本作の女主人公。身長は169cm、体重は52.4kg、血液型はO型。前作の主人公クリス・レッドフィールドの妹で、連絡の途切れた兄を訪ねてラクーンシティを訪れる。手先は器用で、ピッキングや多様多種な銃火器を使いこなせるほど。専用アイテムはキーピック。コスチュームチェンジ後もハンドガンを撃つ速度は上がらないが、代わりに専用武器のコルトS.A.A.が得られる。
エイダ・ウォンAda Wong
年齢推定24歳で、血液型はAB型の東洋系の美女。レオンに出会い、行動を共にする。アンブレラの社員である恋人のジョンを探していると語るが(ジョンの結末は『1』のファイルで判明)、街が非常事態に陥っているにもかかわらず焦る様子が無く、その冷静な態度と射撃の熟練度などから只者ではない雰囲気を漂わせる。その正体は謎の組織のスパイであり、G-ウィルスを回収する任務を受け、ジョンに接近して恋人となっていた身である。レオンとの同行中に彼を本当に愛するようになり、最期はレオンに愛を告白して事切れる(裏プレイ時)が、実は生存していたことが『3』で判明する。専用アイテムはジョンの写真。歩行速度が他の人物より速く、ハンドガンの構えが水平で連射が少し速い上、レオンに同行中の自動操作時はハンドガンが装弾数無限となり、連射も微向上する。『EB』では、条件を満たすと使用可能な登場人物の1人。サブマシンガン、コルトS.A.A.、ボウガンを所持している。また、ナイフの振り方が他の人物と異なる。
シェリー・バーキンSherry Birkin
ウィリアム・バーキンとアネット・バーキンの愛娘で、12歳の少女。血液型はO型。大きなペンダントを身に着けている。アネットの指示で、いち早くR.P.D.へ逃げ込み、偶然出会ったクレアと行動を共にする。歩行速度は他人より遅いが、体力は同じ。ダメージモーションも無いので、Danger状態でも通常通りに走れる。武器を持っていないため、敵を撃退することは不可能だが、身体が小さいのでゾンビに捕まることはない(ただし、胃酸やゾンビ犬の攻撃は受ける)。物語中盤でクレアから貰うジャケットは、本編終了以降も彼女との絆の証となる。作中ではウィリアムの「G」化を知る描写は無いが、「G」化した彼を見るシーンはクレア表編に存在する。
ウィリアム・バーキン(William Birkin)/G第1形態 - G第5形態
0』にも登場するアンブレラの研究員で、シェリーの父。年齢は36歳。G-ウィルスの開発に成功するが、これを巡って本社と対立したため、送り込まれたG-ウィルス回収部隊(U.S.S.)に瀕死の重傷を負わされる。その後、隠し持っていたG-ウィルスを自らに投与してクリーチャー「G」と化し、ハンク以外のU.S.S.を皆殺しにするが、その際にT-ウィルスが下水へ流出したことで、バイオハザードが発生してしまう。
ボスクリーチャーとして、表シナリオでは2回(第2形態・第4形態)、裏シナリオでは3回(第1形態・第3形態・第5形態)戦うこととなる。
アネット・バーキン(Annette Birkin
ウィリアム・バーキンの妻で、シェリーの母。G-ウィルスの重要性とそれを狙った人間に夫が殺されかけたことから、生存者を見てもスパイとしか思わなくなった。非人道的なウィリアムを終始正当化するなど歪んだ愛情を持っていたが、「G」化した彼がシェリーを狙ったことは危惧するなど、娘に対する愛情だけは本物だった。
クレア表シナリオではG第3形態に致命傷を負わされた後、シェリーを救うために対G-ウィルス用ワクチン「DEVIL」の生成方法とシェリーへの遺言をクレアに伝え、死亡する。レオン表シナリオでは工場の鉄骨の落下に巻き込まれたことで致命傷を負い、クレア裏シナリオでシェリーへの愛を伝えて死亡する。
マービン・ブラナー(Marvin Branagh
R.P.D.内で主人公が最初に出会う生存者。署内がパニックに陥った時も律儀に報告書を書き上げ、自分が重傷を負っているにもかかわらず他の生存者のことを心配するなど正に警官の鑑だったが、最期にはゾンビ化してしまう。なお、表シナリオでゾンビ化したマービンを倒さずに逃げると、裏シナリオでも同じ場所で彼が登場する。
ブライアン・アイアンズ(Brian Irons
R.P.D.署長。剥製作りが趣味。部下の信望が厚い男と見られていたが、実際には猟奇的側面を持ち、抑圧された状況に置かれると暴走しやすいという、危険な本性を有している。大学時代には二度に渡って女子学生に乱暴を働いた容疑から精神鑑定を受けているが、成績優秀のために不問とされている。また、過去5年間アンブレラから多額の賄賂を受け取っては関連事件の揉み消しを行っており、クリス達の活動も妨害していた。バイオハザード発生後は、弾薬の配置を拡散させるなど署内を撹乱した上、自らの手で署員や市長の娘を殺害している。
クレア表編ではG第1形態に胚を植え付けられて拒否反応で死亡し、クレア裏編ではG第1形態に真っ二つにされて死亡する。
ベン・ベルトリッチ(Ben Bertolucci
腕利きのフリーランスジャーナリスト。ラクーンシティで発生する怪異を敏感に察知して取材を行い、調査がアンブレラやブライアンを巡る暗部まで達したためにR.P.D.の留置所へ拘置されたが、主人公と出会った時点ではゾンビやそれ以上の脅威(「G」化したウィリアム)から身を守るためにあえてそのまま篭っている。
レオン編表ではG第1形態に胚を植え付けられた際の拒否反応で、レオン裏編ではG第1形態に受けた致命傷によって死亡する。いずれの場合にも、死の直前には署長の不正を暴く書類がレオンへ託される。
ロバート・ケンド(Robert Kendo
ガンショップの店主で、日系人。S.T.A.R.S.制式拳銃「サムライエッジ」の生みの親であるジョウ・ケンドの弟。バイオハザード発生時には自分の店「ケンド銃砲店」に立て籠もり、生き残りの市民に武器や弾薬を配っていた。『1』に登場するバリー・バートンとは釣り仲間だった。本編中では名前は不明のままだが、NINTENDO64版のEXファイルにて本名が明かされている。
店へ入ってきた主人公がカウンターの奥に足を踏み入れるか裏口から出ていった直後、ゾンビの大群が主人公の入ってきた表口のガラスを破壊して侵入するためにロバートは餌食となるが、彼の遺体からは主人公がレオンの場合はショットガン、主人公がクレアの場合はボウガンが手に入る。
ブラッド・ヴィッカーズ(Brad Vickers
『1』にも登場した元S.T.A.R.S.隊員。本作ではゾンビとして登場する。EASY以外の難易度でゲームをクリア後、2周目でR.P.D.正面玄関前の地下通路までアイテムを取らずに到着すると登場し、倒すとコスチュームチェンジが可能になるアイテムと、生前に書き残したメモが手に入る(後者は一部の機種のみ)。S.T.A.R.S.隊員だっただけのことはあり、体力は通常のゾンビより遥かに高く歩行速度も速いが、ナイフの上段攻撃で転ばせて頭を踏みつければ簡単に倒せる。
ハンクHunk
U.S.S.隊員で、『T4S』の主人公。仲間が全滅するような過酷な任務へ赴いても自分だけは必ず生還することから、「死神」という異名を持つエキスパート。無口かつ冷酷な性格であり、プライベートに関しても謎に包まれている。『T4S』は、クリーチャーたちを倒しながらゴールであるR.P.D.の屋上を目指すタイムアタック風のモードで、実質的にはプレイヤーがアンブレラに協力しているという、勧善懲悪が強かった当時としては異色のシナリオとなっている。専用アイテムはG-ウィルス。
豆腐(to-fu
『T豆S』の主人公。その名の通り、豆腐(真上から見るとコの字型をしており、真四角ではない)の姿で関西弁を喋る謎の生物。イラストではS.T.A.R.S.のベレー帽を被っているが、物語との関連性は無い。デバッグ作業の際に使用していたキャラクターをそのままおまけにしてしまった代物で、声は独特な喋り方をする開発スタッフが担当。また、足音についてもレオンたちのような靴音ではなく、独特の効果音が設定されている。シナリオの内容や専用アイテムはハンクと同じだが、武器はナイフのみ。体力はハンクの1.5倍で、ダメージを受けるたびに身体が赤く染まっていき、毒を受けると紫色になる。
クリス・レッドフィールドChris Redfield
クレアの兄で、『1』の主人公の1人。洋館事件後、アンブレラの本拠地であるヨーロッパへ飛んだ。最初のPS版では会話やファイルに名前が出るだけだが、デュアルショックVer.の『EB』でレベル2をクリアすると登場する。専用ハンドガン、ロケットランチャー、カスタムショットガンと強力な武器を所持している。専用アイテムはライターだが、使用場面は無い。射撃の腕前がS.T.A.R.S.でもトップクラスの腕前を誇るという設定は、ハンドガン使用時の極めて早い連射とゾンビを即死させるクリティカルで活かされている。また、カスタムショットガンの反動もレオンより少ない。

登場クリーチャー[編集]

本作に登場するクリーチャーは、実験により生み出された生物兵器「B.O.W.」(Bio Organic Weapon)ではなく、街中に広がったT-ウィルスに感染してしまったものがほとんどである。

T-ウィルス系統[編集]

ゾンビZombie
T-ウィルスに感染し、人肉食の怪物と化した人間。『1』では洋館などの施設内の人間に限られていたゾンビだったが、今作では街の住人がゾンビとなって襲い掛かってくるため、ラフな格好の者や警察官、白衣、そして女性という具合にバリエーションが飛躍的に増えている。また、R.P.D.の窓を破って大量に押し寄せてくる演出に加え、窓の隙間から腕だけを出して主人公を掴むなど、より多様な行動を行うようになった(ただし、後者のようにそれによるダメージが無いものも存在する)。
被ダメージ行動として、頭部を破壊すれば即死し、ショットガンやマグナム、グレネード弾などでの攻撃によって身体の特定部位が失われる「部位破壊」を起こす。脚や腕が無くなればその分だけ行動が制限されるが、中には腹部が吹き飛ばされても上半身のみで這い寄ってくる者も存在する(別の部屋へ行けば死亡扱いになり、登場しなくなる)。
這いずりゾンビや上半身のみのゾンビに掴まれた場合、振り解く際に頭部を破壊して即死させることが可能(豆腐を含んだ男性キャラは頭部を踏み潰し、女性キャラは蹴り飛ばす)。
ゾンビ犬(Zombie Dog
警察犬としてR.P.D.で飼育されていたドーベルマンがT-ウィルスに感染した存在で、主に署の地下で遭遇する。『1』のケルベロスとは違い、偶然の産物であるが性質に違いはない。普段はゆっくりと歩いているが、銃声や主人公の姿を感知すると即座に飛び掛かってくる。R.P.D.の犬舎はT-ウィルスの感染ルートである下水道に近い位置にあったため、感染した犬たちが飼育担当者に傷を負わせるなどにより、署内感染経路の1つとなっていった。
カラス(Crow
T-ウィルスの二次感染で凶暴化したカラスで、『1』と同様のクリーチャー。普段は静止しているが、主人公が近づいたり銃器を発砲すると動き出しによるつつき攻撃を行ってくる。
大グモ(Giant Spider
T-ウィルスに感染し、異常な巨大化を遂げたクモ。下水道に生息する。天井や壁を這い回り、毒液を飛ばしながら攻撃してくる。『1』のウェブスピナーと酷似しているが、ゾンビ犬と同様偶然の産物であり、B.O.W.ではない。本作では倒しても子グモをばら撒かないが、『T4S』に登場するタイプのみ、子グモが飛び出す。火炎弾、ロケットランチャーに弱い。
ラージ・ローチ(Large Roach
T-ウィルスに感染し、体長40cmほどに巨大化したゴキブリ。下水道の通気口や排気口で大量に出現する。個々は差して脅威ではなく、上を通過することで踏み潰すことができるが、3匹以上に取り付かれている状態が続くと頸動脈を食い千切られて即死してしまう。下水道ではネズミも同じくウィルスに感染していたが、生存競争に負けたことで下位の生態系が逆転している。
リッカー(Licker
ゾンビが食物(人肉)を摂取し続け生き延びた結果、さらなる突然変異を起こして生まれたクリーチャー。新たに筋肉組織が形成され、身体能力が向上している。また、骨格が変形して四足歩行となり、ヤモリのように壁や天井に張りつくことが可能となった。脳髄が露出して眼窩部分までせり出したために視覚を失っているが、その代わりに発達した聴覚で獲物の位置を探り出し、巨大な爪と長く伸びる舌を槍のように突き出して攻撃する。そういった要素からも主人公の脅威となるが、接近時以外は足音を立てないように小刻みに歩いていれば気づかれにくい。
名前は「舐める者」という意味で、長い舌を見たR.P.D.署員が名付けたもの。研究所では、身体が赤黒く変色して爪が更に大きくなり、体力の増した「リッカー改」が出現する。
イビー(Ivy
正式名称は「プラント43」。地下研究所で生み出された植物型のB.O.W.で、『1』のプラント42のデータを元にして開発されたもの。植物を無理やり人型にしたような奇怪な姿で、体液の流動を用いて緩慢ながら自立歩行が可能。攻撃目標を発見すると腕のツタ(Ivy)を鞭のように振るい、頭の蕾から消化酵素液を吐き出して攻撃する。体表から水蒸気を吸収して水分を補っているため、空気中の有害物質の影響を受けやすいのが欠点。しかし適応能力も高く、時間経過とともに体内で毒性物質を分解し、さらにその過程で抽出した毒を蕾から呼気と共に吐きだすことが可能。こうして変異した個体は「毒イビー」と呼ばれる。炎を用いた攻撃に弱いが実弾系武器に強く、カスタムマグナムの攻撃も1発までなら耐えられる。通常の弾薬やナイフを使って倒した場合、死体の近くを通るとツタの攻撃を受けるが、火炎放射器や火炎弾、硫酸弾やロケットランチャーで焼いてしまえばそれを防げる。
モス・ジャイアント(Moth Giant
研究所で実験用に飼われていたが巨大化したクリーチャー。特定の個体が異常成長したわけではなく、繁殖を繰り返すうちに巨大化していった。研究所の一室を巣と化している。巨大化により満足には飛べなくなり、体当たりを交えながら襲い掛かるがそれ自体に攻撃力は無く、その際に撒き散らす毒性のある鱗粉が脅威となる。個体数は少なく、本編中で遭遇するのは各編1体のみ。火炎弾、ロケットランチャーに弱い。
ベビーモス(Baby Moth
モスジャイアントの幼虫で、巣の卵から孵化しては天井から降ってくる。暖かい所を好むため、人間やコンピュータに反応を示す。粘液を飛ばしてくるが、毒性は無い。踏み潰すだけで倒せる貧弱な存在であるが、無限に出現する。
アリゲーター(Alligator
ペット用のワニが廃棄先の下水道でT-ウィルスに感染し、体長10mにも及ぶ巨大なクリーチャーと化したもの。多少の弾丸には全く怯まず襲い掛かる。主人公が通路端まで追い込まれた場合、巨大な口による噛み砕き攻撃は即死攻撃となる。目の前の物が食料であるかの判別に何でも咥えてしまうという習性を持つため、通常攻撃による撃退以外にも通路内の壁に内蔵されている高圧ボンベを転がし、咥えたところを銃撃することで起こる爆発によって頭部を吹き飛ばすという、先述の習性を利用した方法も取れる(ただし、爆発時に近付き過ぎていると主人公もダメージを受ける)。通常の方法で撃退した場合は裏シナリオにも出現して襲い掛かってくるが、裏シナリオでも通常の方法で倒すと、頭部の吹き飛んでいない死体を見ることができる。
タイラントTyrant
アンブレラが兵器開発技術の粋を集めて創り上げた最強のB.O.W.。前作に登場したT-002型から改良され、回復能力及び知能の向上により制御の安定性が向上し、巨体と肌の色以外は常人と大差ない容姿を持つ。着用している暗緑色のコートは防弾・対爆仕様で、人間への偽装や暴走を抑える拘束具の役割も持つ。G-ウィルスの奪取を目的としてR.P.D.へ投入され、裏シナリオで主人公を執拗に追跡する。肉体が回復能力の限界を超えるダメージを受けるとリミッターが外れ、「スーパータイラント」へと変貌を遂げる。硫酸弾に弱い。
スーパータイラント(Super Tyrant
生命の危機への防御反応により、タイラントのリミッターが外れて変化した姿。本作では、溶鉄プールに落とされたタイラントが這い上がった際に変貌している。随所にT-002の特徴が見てとれるが、身体は肥大化して露出していた心臓が体内に収まり、左手のみだった爪が右手にも形成され、より先鋭化している。急激な発達のために腕力が低下しているが、移動速度が大幅に向上しているために手数は増えている。前作と同じく、何者かが投げ入れてくれるロケットランチャーでなければ倒せない。

G-ウィルス系統[編集]

G
G-ウィルスで誕生したクリーチャーの総称。「G」とは生体内の遺伝子に突然変異をもたらし、環境へ適応する形で全く別種の生命体へと進化させていく。さらに他の非感染生物に杯を植え付けることで繁殖することも可能だが、宿主と胚の間に遺伝子の近似性が高い場合にしか繁殖できず、近似性が低い場合には胚が拒絶反応を起こして肥大化し、宿主を体内から破壊する。その結果、不完全なG-生物が生まれるだけでまともな繁殖はできないため、感染者は胚を植え付ける対象として近親者を狙う傾向がある。また、体表には巨大な眼球が形成されるのが特徴である。
自らにG-ウィルスを投与してクリーチャーと化したウィリアム・バーキンは、下水道内を逃げるU.S.S.隊員を襲って更なるG-ウィルスを経口摂取したことで、ウイルスが生み出すG細胞に身体を蝕まれる「G-生物」として身体の形状を刻一刻と変化させながら、際限の無い進化と共に肥大化していく。作中ではウィリアムが変化した「G」の他、拒絶反応を起こした胚が急成長した「G成体」が登場する。
なお、本作のリメイク版に相当する『DC』では、巨大な目玉が共通の弱点とされている。
「G」は、以下の6種類の形態で主人公と対峙する。
G成体
宿主との間に拒絶反応を起こした胚が巨大化・成長したもの。左足と尻尾が同化しているなど不完全な姿を持ち、体組織が剥き出しになっている。巨大な眼球は左脇腹に形成されている。口からG幼体を吐き出しながら、G幼体と共に主人公を襲う。表シナリオのみに登場する。
レオン編、クレア編ともに、それぞれ表シナリオの下水道入口にあたる場所で戦うこととなる。巨大な左腕で殴りかかってくるが、そこを集中して攻撃し続けると左腕自体がもげてしまい、再生するまでその場でもがく。不完全なだけあってウィリアムの「G」のような強靭な生命力は無く、主人公に敗れるとすぐに死亡するが、場合によってはその死体からまだG幼体が出現することもある。硫酸弾に弱い。
G幼体
G成体の口から吐き出される幼体で、擬似複製された胚といえる。小さなカブトガニのような形状で、地を這いながら主人公に急接近し、足元から身体を這い上がって腰や首筋に攻撃を加える。体力も攻撃力もG成体より遥かに低いが、数体のG幼体に攻撃され続けていると、ラージ・ローチの場合と同様の死を迎えることとなる。なお、G成体のような繁殖能力は持っていない。
G第1形態/G1
G-ウィルスを自身に注入したウィリアムの右上半身がウィルスの生み出すG細胞の侵食を受けているが、戦闘前はまだ人間の姿にとどまっており、進化がまだ始まってはいない状態。
戦闘時に進化が始まり、右肩辺りを中心に肥大化してそこに巨大な眼球が形成され、出現する。これに伴い右腕も肥大化して鉄柵を引きちぎるほど凄まじい腕力を有するようになり、それを振り回して攻撃する。その反面、歪な体格への変化ゆえに身体の重心が不安定になったため、よろめきを見せるなど移動速度は遅い。左半身にはまだウィリアムの面影が残ったままとなっていて、衣服などもまだ残っている。なお、戦闘で使用することは無いものの既に巨大な爪が短いながら形成され始めており、ベンやアイアンズ、U.S.S.隊員をそれで殺害している。また、脇腹には爪とは別の新たな腕がかすかに露見している。
裏シナリオのみに登場する。レオン編、クレア編ともに、それぞれ裏プレイの下水道入口にあたる場所で戦うこととなる。唸り声を上げて振り被った後の一撃は即死攻撃。硫酸弾に弱い。
体力をゼロにすると2回鉄パイプを振り回し、下水道へ転落する。
戦闘とはならないが、クレア編表プレイでは下水道に足を踏み入れてすぐにシェリーをつけ狙うG1が登場するイベントが発生し、シェリーはG-ウィルスの宿主とされてしまう。裏プレイとは異なり、唸り声を上げる描写は無い。
G第2形態/G2
先の主人公との戦闘によるダメージからの回復に伴うG細胞の増殖が影響で、上半身全体を中心に身体がより肥大化し、身体の随所でG生物独自の器官が発達して形成され始めている状態。
ウィリアムの頭部であった物は左胸へ押し退けられるように移動し、動かなくなって半ば埋没し始めている。その代わり、頸椎部分からはG生物独自の新たな頭部が形成され始めている。
右腕はG1よりも発達して大きくなり、さらに伸びた爪を鉄パイプの代わりに用いるようになった。巨大な眼球も右肩全体を覆うように成長した一方、左腕はG1よりも発達しているもののまだ人間の腕の形を留めたままである。また、脇腹の新たな腕は明確に形成されつつある。
表シナリオのみに登場する。レオン編、クレア編ともに、それぞれ表プレイのターンテーブルで、工場から研究所への移動中に戦うこととなる。右手爪による攻撃を行うが、歪な体格ゆえに相変わらず動きは鈍く、攻撃を外した際の隙も大きい。火炎弾に弱い。
このほか、レオン編表・裏プレイでは、ケーブルカーでの移動中に天井から腕を突き出す攻撃を行う。
G第3形態/G3
G細胞の更なる増殖の過程で、ウィリアムの細胞とG細胞の融合と侵食が完了し、完全なG生物に進化した状態。
発達の遅れていた左腕も右腕と同じ形状と大きさに成長し、G2で形成され始めていた新たな腕が完成して4本の腕を有するようになった。新たな腕が脇腹から肩に移動したのと同時に元の腕は肩から背中に移動し、翼を思わせる形状となっている。これにより、G1、G2の時には歪だった体型がようやく整った体型に収まった。
G2で形成され始めていた新たな頭部も完成し、かつてのウィリアムの頭部はわずかに露見している程度で、ほぼ脇腹に埋没してしまっている。胸部がかなり隆起しており、白い刺のようなものが無数に中心の内側へすぼまるように生えている。
身体の肥大化のために歩行速度はG2よりやや遅いが、跳躍能力が増大しており、主人公との距離が一定以上離れると飛び上がって距離を詰めてくる。体力は本作のクリーチャー中で最大。
裏シナリオのみに登場する。レオン編、クレア編ともに、それぞれ裏プレイのターンテーブルで、工場から研究所への移動中に戦うこととなる。4本の腕による爪攻撃を主に行ってくるほか、主人公の残り体力が少ないと、即死攻撃を繰り出してくる。火炎弾に弱い。
戦闘とはならないが、クレア編表プレイでは研究所でキーアイテムを取得後に、アネットがG3に致命傷を負わされるイベントが発生する。その後、シェリーを救うためのワクチン生成方法を知ることができる。
G第4形態/G4
度重なるダメージによって生命危機に陥ったGが、超回復を行いながら次の形態に変異した状態。表プレイの最終ボス
最初はG3に近い姿で出現するが、胸部の白い部分がイソギンチャクのような動きを盛んに繰り返しており、戦闘中にある程度のダメージを受けると形状がさらに変化し、G細胞の増大に伴う体重増加の影響で四足歩行の獣形へ変形する。両肩に巨大な眼球が出現し、イソギンチャクのような動きをしていた胸部の白い部分が変形して頭部の口と一体化したことで、無数の大きな牙を有する巨大な口が完成する。G3よりも体格が更に大きくなり、跳躍能力や攻撃力が飛躍的に増大する。
研究所脱出用リフトに乗り込む直前で戦うこととなる。変形前はG3と同様に爪攻撃を主に行ってくるが、変形後は爪攻撃以外にも足場からの飛び降り、体当たり、巨大な口による噛み砕きと、攻撃パターンが大幅に増える。獲物の周囲を跳び回りながら襲い掛かるその攻撃力は異常に高く、特に牙で主人公を噛み砕く攻撃は即死攻撃ではないものの本作のクリーチャーの通常攻撃としては最大の威力を誇り、体力が半分ほど残っていても死亡する可能性がある。グレネード弾に弱い。
G第5形態(最終形態)/G5
度重なる戦闘のダメージからの超回復に加え、周囲からエネルギー源となるゾンビや死体などを手当たり次第大量に摂取した結果、これまでにないほどに肥大化し(設定画では体表をゾンビや死体などの肉塊が覆っている)、列車の車両を覆うほどの巨大な肉塊のような異形と化した状態。裏プレイの最終ボス。
G4の獣型から軟体動物のような姿に変化した結果、もはや以前の原型すらも留めない醜悪な姿となっており、G4のような跳躍力はおろか歩き回ることすらままならず、触手に姿を変えた腕や足を壁へ伸ばして身体を引っ張ることで移動を行う。また、急激な細胞の増殖による影響で、身体の各所から中途半端に生えた手足が複数存在している。
身体は非常に柔らかく、狭い隙間なども易々と入り込むことが可能。胴体の先端にはG4の口に酷似した巨大な口が存在するが、G4に比べて牙の数が大幅に増えており、さらに巨大化している。
爆発間近の研究所から脱出する列車で闘うこととなる。目立った弱点はなく、触手を伸ばして主人公に近づくが、壁際までは移動しない。最後は列車の自爆システムにより爆破され、死亡する。
『biohazard archives』によると、Gはこの形態が最終形態だと断言はできないとしており、仮に生き長らえていた場合はウィルスの侵食が更に進み、更なる進化を遂げることは十分に考えられ、その進化がどこまで進行するか予測がつかないと記されている[要ページ番号]

登場する武器[編集]

レオン編とクレア編では、登場する武器が大きく異なる。

両編共通武器[編集]

コンバットナイフ
レオンとクレアの初期装備である。威力は最低ランクで、接近しないと攻撃が当たらない上にゾンビに対しては特に攻撃力が低く設定されている。しかし使用回数が無限なので、弾薬節約には役立つ。下に向けて攻撃すると踏み込みが深くなるので攻撃範囲が若干広くなり、攻撃速度も水平攻撃より速くなる。
本作ではロケットランチャーでしか倒せないスーパータイラントとの戦闘が必至なため、厳密なナイフクリアは不可能。
実在するナイフである「ランドール・Model-12」と設定されているが、実物とは若干異なる。
ハンドガン
本作には3種類が登場するが、共通して9mmパラベラム弾を使用する。装弾数や連射速度が異なるが、1発の威力は全て同じ。弾薬が最も多く手に入る武器で、攻撃の隙が少ない。
H&K VP70
レオンの初期装備。装弾数は最も多く、18発。連射速度は並だが、コスチュームチェンジ中は片手撃ちになり、連射速度やリロード速度が向上する。なお、ハンドガンパーツと組み合わせると「カスタムハンドガン(H&K VP70バースト)」になるが、片手撃ちはできなくなる。1発当たりの威力は変わらないが、ストックホルスターが付いたことで3連射が可能になり、効率は非常に良くなっている。
ブローニングHP
エイダとクレアの初期装備。装弾数は13発。ベルギーFN社製の大型拳銃。平均的な性能である。エイダはこれを水平に構えて射撃を行う。
コルトS.A.A.
アーティラリーモデルのリボルバー銃で、条件を満たすとクレアで使用可能になる。ファニングにより連射性能に優れるが、装弾数は6発のみ。
ベレッタM92FS
『EB』でのクリスの初期装備。『1』のディレクターズカット版に登場したモデルと同じであり(武器の解説文まで同じ)、一定確率でクリティカルヒットが出る。
サブマシンガン
MAC11。大型の放熱カバーを装着し、.380ACP弾を使用する。1発当たりの攻撃力はハンドガンよりも弱く、特にゾンビやG生物に対しては効果がやや低いが、連射性能と射撃範囲に優れる。隙も小さく、素早い立ち回りができるが、弾薬の消費は速い。表裏のどちらでも入手は可能だが、入手場所はザッピングの影響を受ける。一定の条件を満たすと、弾数無限版を入手できる(ROOKIEモードでは初期装備となっている)。アイテム所有欄を2つ消費する。
開発段階ではアサルトライフルM4カービン)も存在していたが、製品版ではカットされている(アサルトライフルが登場したのは、『3』からである)。
ガトリングガン
ある条件を満たすと入手できる隠し武器で、複数の銃身を高速回転させながら多数の弾丸を連射する。本来のガトリングガンは重量や反動の面から人間が抱えて撃てるものではないが、本作では腰の位置に抱えて撃てるようになっている。サブマシンガン同様に射撃範囲が広いので、姿勢の低い敵にも命中する。サブマシンガンよりも高威力かつ同等の連射力を有するが、トリガーを引いてから弾丸が発射されるまでにタイムラグがある。アイテム所有欄を2つ消費する。
ロケットランチャー
ロケット弾を発射するバズーカだが、携行用地対空ミサイルのスティンガーミサイルに似た外観となっている。スーパータイラント戦の際に謎の人物が投げ入れてくれるもので、これを使わないとスーパータイラントには止めが刺せない。雑魚敵は全て1発で、G各形態も数発で倒すことができる。さらに爆風で死体を燃やしてしまうので、イビーのツタ攻撃を受けることもなくなる。『1』のものと同じく上下に向けることはできないが、攻撃判定が非常に広いため、這いずりゾンビなど姿勢の低い敵でも倒せる。一定条件を満たすと、弾数無限版を入手できる。なお、本編で通常登場するロケットランチャーの装弾数2発のうちの1発はイベントで使ってしまうため、実質的に使えるのは1発だけである。アイテム所有欄を2つ消費する。

レオン編の武器[編集]

ショットガン
レミントン・アームズ社開発のショットガンレミントンM1100-P。Pは「Police」のP。銃身を短く切り詰めた警察仕様で、12ゲージショットシェルを使用する。装弾数は5発。本来のレミントンM1100はセミオート式だが、ゲーム中ではカスタム前はポンプアクション式。射撃範囲が広く、横に広がった複数の敵に攻撃を加えられる他、距離が離れていれば姿勢が低い敵にも命中する。ただし、威力は接近している時が最も高く、離れれば離れるほど低下する上に攻撃後の隙が大きい。ショットガンパーツと組み合わせると「カスタムショットガン(レミントンM1100)」になり、装弾数が7発に増加、威力が2倍近くまで増加するが、射撃時の隙がさらに大きくなる(『EB』のクリスは銃の扱いに慣れているので、隙が小さい)。
マグナム
IMI社が生産している大型軍用拳銃デザートイーグル。R.P.D.のメダリオンが埋め込まれた木製グリップが装着されている。強力な.50AEマグナム弾を使用しているため高威力を誇り、雑魚敵はほぼ一撃で倒すことができる。反動もショットガンに比べ小さく、隙が生じにくい。弾が敵を貫通するので一直線に並んでいる敵はまとめて倒せるが、手に入る予備弾は少ない。マグナムパーツと組み合わせると「カスタムマグナム(デザートイーグル.50AE10インチ)」になる。バレルが10インチに延長され威力がさらに上がるが、反動が極端に大きくなり、発射後の隙が大きくなる。元々はバリーがS.T.A.R.S.の新装備として試験的に発注したものをレオンが手にする。このオリジナルデザインのデザートイーグルが東京マルイから限定発売された。
火炎放射器
アンブレラ社開発。化学燃料を発火させ、高温の炎を噴き出す。弾薬の代わりに小型の燃料カートリッジを消費。予備のカートリッジは存在しないため、補給はできない。トリガーを引き続けることで連続噴射ができるが、燃料の減りが速い。攻撃範囲が限られており威力もさほど高くないが、植物型クリーチャーであるイビーには絶大な効果を発揮する。アイテム所有欄を2つ消費する。

クレア編の武器[編集]

ボウガン
バーネット社のピストルクロスボウ。本来は狩猟用や競技用であり、3本の矢を3方向へ同時発射するように設計されている。1体の敵に複数本ヒットさせることで、多大なダメージを与えられる。発射音が比較的静かなため、リッカーに位置を察知されにくい。また、そこそこの誘導性能があるので、銃身の方向が少々ずれていても当てることが可能。矢は入手1回につき36本確保できるが、発射1回につき3本同時に消費するので、実際に撃てるのは12回となる。本体の種類によっては装弾数が無限なので、アイテム欄に空きを作りやすい。
グレネードランチャー
M79 グレネードランチャー。3種類の擲弾があり、クリーチャーの弱点によってそれぞれを使い分けることが可能。弾道が放物線を描いて落ちるため、他の射撃武器より射程が短く、反動や隙も大きい。なお、本作のM79はストックを短く切り詰め、ピストルグリップタイプにカスタマイズされている。
グレネード弾
『1』のものとは違い、発射された弾が5つに拡散した後、それぞれ爆発するという性質になった。そのため他の弾薬よりも射程が更に短いが、攻撃面積が広いため複数の敵に当たりやすい。レオンのショットガンのように敵を引きつけて発射すると多くの弾丸が当たる。弾が同時に多数当たりやすい大型の敵にも有効。
硫酸弾
着弾時に濃硫酸を撒き散らす。リッカーやアリゲーター、タイラントに有効。
火炎弾
着弾と同時に敵を燃やす焼夷弾。大グモやイビーに有効。
スパークショット
実験動物撃退用高電圧銃で、専用弾を使用する。相手に小さな電極を撃ち込み、高圧電流を流し込む。蓄電されたエネルギーを消費し(初期状態は100%で敵に命中すると5%減り、当たらなかった場合は1%減る。残弾数が4%以下になると発射不可)、補充する機会が無い使い捨ての武器。与えるダメージは比較的大きめ。離れた相手にも当たるが、その射程は3mほどと短く、発射時の攻撃判定の広がりも他武器より狭い。アイテム所有欄を2つ消費する。なおデュアルショックバージョンでは命中時の消費量が3%となり、射程距離が5割増やされたため多少は使いやすくなっている 。初期は「高電圧銃」という名前だった。

キャスト・スタッフ[編集]

キャスト[編集]

  • レオン・S・ケネディ:Paul Haddad
  • クレア・レッドフィールド:Alyson Court
  • エイダ・ウォン:Sally Cahill
  • シェリー・バーキン:Lisa Yamanaka
  • アネット・バーキン:Jennifer Dale
  • ベン・ベルトリッチ:Rod Wilson
  • ブライアン・アイアンズ:Gary Krawford
  • ウィリアム・バーキン:Diego Matamores
  • 豆腐:唐津麻勝俊

主なスタッフ[編集]

『バイオハザード1.5』[編集]

『2』開発途上において、完成間近でボツになった幻のゲーム。「ゾンビに支配されたビルの最上階から脱出する」というシナリオであったが、「遊んでも面白くない」という理由から開発を中止。「ファミ通」でのインタビューによると、『バイオハザード1.5』の開発データは既に破棄済みとのこと。一部映像などは秘蔵映像として、『1』のデュアルショックVer.に収録されている。

プロデューサー三上真司は辞表を用意し、開発中止を訴えたという。後の『OB』には、シャッターを用いたゾンビ遮断など一部『1.5』独自のシステムも継承されたが、ゲームそのものはキャラクターや舞台などのほぼ全てが作り直しとなった。

その他の『1.5』独自の要素としては、ゾンビの段差通過(這い上がり、『3』に継承)、ゾンビ犬が押し倒して噛み付いてくる(GC版『1』に継承)、ゾンビに噛みつかれると、プレイヤーの服に出血跡が付く、武器として手榴弾が登場(『4』に継承)、ゴリラのようなクリーチャーの登場などがある。

なお『1.5』のゲームエンジンは、『2』のプロモーションなどにプロデューサーとして関わった稲船敬二が「せっかく作ったものを捨てるのはもったいない」として引き取る形となり、後に再利用された。その結果生まれたのが『鬼武者』である[3]

『1.5』の登場人物[編集]

レオン・S・ケネディ(Leon Scott Kennedy
顔が少し製品版と違う設定だった。『1.5』の時点で顔は2バージョンあり、1つ目は短髪で精悍な顔付きをしたもので、2つ目が本採用されたレオンに近い顔付きをしている。新人警官という設定は同じ。
エルザ・ウォーカー(Elza Walker
女子大生のレーサーで、ラクーンシティとは全く無関係の設定だった。開発データ破棄により幻の存在となった。
マービン・ブラナー(Marvin Branagh
レオンの先輩という設定は同じだが、最後まで生き残る予定だった。
ロバート・ケンド(Robert Kendo
エルザ編のパートナーとして、最後まで生き残る予定だった。また、この段階での名前は「ジョン」(Jhon) である。
エイダ・ウォン(Ada Wong
謎の女性。エルザ編にも少し出てくる予定だった。
シェリー・バーキン(Sherry Birkin
製品版との違いはあまりない。
ブライアン・アイアンズ(Brian Irons
製品版との違いは服装の違いくらいである。
リチャード・キール(Richard Keel
ラクーンシティの市長。エルザと同様、開発データ破棄により幻の存在となった。
ロイ(Roy
RPDの警官。開発データ破棄により幻の存在となった。

ドラマCD[編集]

全2巻。

バイオハザード 2 ドラマアルバム 〜小さな逃亡者 シェリー〜
声の出演は飯塚雅弓三石琴乃納谷六朗菅原淳一伊藤健太郎
バイオハザード 2 ドラマアルバム 〜生きていた女スパイ・エイダ〜
声の出演は水谷優子上田祐司根谷美智子山崎たくみ納谷六朗
エイダが生存していた設定となっている(後の『3』で生存が示唆され、『4』で確実となるが、当時は不明とされていた)。また、ハンクの所属に関する設定は、後の『バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』にて正式に採用された。

その後の作品[編集]

  • 『3』ではレオン、クレア、エイダ、シェリー、ハンクの5人のその後が示されている。
  • レオン、エイダは『4』『6』、クレアは『CV』、シェリーは『6』で登場する。
  • 本作の7年後を舞台にしたフルCGアニメーション『バイオハザード:ディジェネレーション』では再びレオンとクレアが共演し、共に主人公を務める。
  • ラクーンシティはその後の作品にも何度か登場しており、『OB』では研究所がステージ、G生物がボスキャラクターとして、『OB2』ではR.P.D.がステージとして用意されている上、マービンも登場している。

日本版と海外版の相違点[編集]

日本版と海外版ではいくつかの変更点が存在しており、一部はPS無印版以外のバージョンにも反映されている。

  • 一部の敵の配置変更
  • 自動照準が使用不可能
  • 敵の攻撃力・耐久力上昇
  • クリティカルヒットが出にくい
  • オプションから字幕の有無が選択できる
  • ゲームオーバー画面で操作キャラクターが殺害されるムービーが挿入される。(日本版およびドイツ版では操作キャラクターの悲鳴が聴こえるのみ)そのため、日本版ではシェリーの悲鳴を聞くことは無い。
  • 血が日本語版よりも大め

ドイツ版では出血や欠損表現が一切なくなっている。

ロシア版ではキャラクターの台詞がロシア語に吹きかえられている。また本作と『1』が同梱されたパックがPCで発売された。

オーストラリア・ニュージーランド版では自動照準が使用可能であり、主人公や敵の血の色が初期設定では緑色になっている。

脚注[編集]

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  1. ^ ミリオンセールスタイトル一覧”. 株式会社カプコン (2011年6月30日). 2011年9月27日閲覧。
  2. ^ アスペクト 『バイオハザード2公式ガイドブック』の開発スタッフインタビュー[要ページ番号]より。
  3. ^ ゲームセンターCX』第1シーズン・第3回での稲船へのインタビューによる。

外部リンク[編集]