バイオハザード0

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バイオハザード0
ジャンル サバイバルホラー
対応機種 ニンテンドーゲームキューブ
Wii
開発元 トーセ
ニューロン・エイジ
発売元 カプコン
シリーズ バイオハザードシリーズ
人数 1人
メディア ニンテンドーゲームキューブ専用8cm光ディスク2枚組
Wii12cm光ディスク
発売日 Nintendo GameCube:
アメリカ合衆国の旗 2002年11月13日
日本の旗 2002年11月21日
欧州連合の旗 2003年3月7日
Wii:
アメリカ合衆国の旗 TBA
日本の旗 2008年7月10日
欧州連合の旗 TBA
対象年齢 CERO: C (15歳以上対象)
ESRB: M (Mature)
売上本数 GC世界 125万本
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バイオハザード0』は2002年11月21日カプコンよりニンテンドーゲームキューブ用として発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム。『バイオハザードシリーズ』の第5作である。開発はトーセニューロン・エイジ

概容[編集]

シリーズ第一作である『バイオハザード』の直前の出来事を描くプレストーリー編。開発当初はNINTENDO64で発売される予定だった。

2008年7月10日Wii版が発売された。対応するコントローラが増えた他は追加要素の無い純粋移植作品であるが、ディスク容量増加によってプレイ中のディスク入替がなくなった。また、パッケージは、GC版がレベッカとビリーの背中合わせだったのに対し、Wii版は2人が向き合っている。

ストーリー[編集]

1998年7月23日、午後7時半――アメリカ中西部ラクーン森林地帯の中を走る一本の列車“黄道特急”と、その列車を遠くの崖から見ている一人の青年があった。青年が両手を広げて朗々と唄いだすと、列車に次々と奇妙な形の生物がへばりついていく。それらは車両の隙間から内部へ侵入し、次々と乗客たちに襲いかかり、恐怖の絶叫が車内に響き渡る。次々と乗客が喰われていく間も唄い続けていた青年の足元には、列車を襲ったものと同じ怪生物が無数に集まっていた……

同日午後10時過ぎ――同じく森林地帯上空をラクーン市警のヘリが飛行していた。最近多発している連続猟奇殺人事件の調査のためである。犠牲者が生きたまま喰い殺されるという異常性にも関わらず捜査は難航し、犠牲者が続出したことで市警は精鋭部隊S.T.A.R.S.の捜査投入を決定。2チームの内、ブラヴォーチームがヘリで捜査に訪れたのだが――エンジントラブルに見舞われ森の中へ不時着してしまう。ヘリから降りたブラヴォーチームはほどなく、横転した軍用囚人護送車とMP二人の死体を発見。護送されていた元海軍少尉ビリー・コーエンがMPを殺害して逃走したと判断し、隊員たちは散開して周辺捜索を開始する。新入隊員レベッカ・チェンバースは奇妙にも森の中で停車している“黄道特急”と記された列車を発見し、逃亡犯が隠れている可能性から車内に侵入するが……

全ての始まりとなる『0』の事件。S.T.A.R.S.を襲った生物災害の隠された真実、そして消息を絶ったブラヴォーチームに何が起こったのか? それらが今、明らかとなる……

システムの特徴・概要[編集]

パートナーザッピングシステム
プレイヤーは新人隊員レベッカと囚人ビリー・コーエンを操作する。ボタン1つでプレイヤーキャラをチェンジすることができ、他方のキャラは共に行動するかどうか、攻撃体勢か待機するか、をステータス画面で設定できる。2人が別々の場所にいても交代が可能だが、この場合、ステータス画面を開かないときは若干切り替えに時間がかかるのが難点。別のエリアでパートナーが敵の攻撃を受けている際は、無線機から救難信号がでる。無論、操作していないキャラが死亡してもゲームオーバーとなる。
レベッカの能力の特徴
  • HPが少ない(最大150)。
  • ハーブを調合できる。
  • 貯蔵タンクから薬品を採取したり、それらを調合できる。
  • 狭い場所に入れる。
  • 火炎ビンを投げる動作が速い。
  • 重い物を動かせない。
  • 非操作時、こちらの発砲に合わせて銃を撃つ。
ビリーの能力の特徴
  • HPが多い(最大250)。
  • 武器を構えたり、弾を撃つ動作が速い。
  • ハンドガンの攻撃がクリティカルヒットする。
  • 重い物を動かせる。
  • ライターで点火が可能。
  • 走るスピードが若干速い。
  • ピアノが弾ける。
  • 非操作時、敵が近くにいると銃を発砲するため、弾薬の消費が激しい。
アイテムボックスの廃止
従来の作品は所持数が多くなったら、アイテムボックスに保管することが出来たが、今作ではアイテムボックスは廃止されている。その代わり、アイテムを好きなところで置く事ができるようになった。各エリアに置いたアイテムの場所はマップで確認可能。また、アイテムを拾う瞬間は敵からの攻撃判定を受けないため、予め任意の場所にアイテムを設置してボス戦を有利に進めることも可能。ただし、フロアに置けるアイテムの数に制限があるため、利便性は決して高くない。
クリアランクについて
今作ではクリア時のランクは、プレイ時間のみで、他作品のような回復アイテム使用回数、セーブ回数などは一切影響がない(easyモードではクリアランクはないため、『リーチハンター』以外のおまけ要素がない)。しかし、擬態マーカスを含めたボス戦が多めなため、Sランクを取るのは難しい。
ゾンビの強化
今作のゾンビは他作品と比べると、噛みつきの攻撃力が高く(レベッカの場合では、3発も食らうと死亡)、反応速度も他クリーチャーと比べると速いため、避けづらくなった。しかし耐久力は低く、パートナーザッピングもあるため、雑魚であることに変わりはないが、基本的に倒して進まないといけないクリーチャーである。
戦闘の避けづらさ
共同捜索時、パートナーキャラがクリーチャーの攻撃を受けている状態で、扉に入ってしまうと共同捜索が解除されてしまい、パートナーはクリーチャーの攻撃を受けたままになってしまう。このため、敵を避けて進むことは困難になった。

登場人物[編集]

主人公[編集]

レベッカ・チェンバースRebecca Chembers
年齢:18歳(1998年当時) 血液型:AB型 身長:161cm 体重:42.1kg
本作の女性主人公。S.T.A.R.S.の新人隊員で、チーム内のポジションはRS(リア・セキュリティ)。わずか18歳ながら飛び級を重ね大学を卒業した才女で、薬品に関する知識や技術を買われ衛生隊員としてS.T.A.R.S.にスカウトされた。今回の猟奇殺人事件の調査が初任務である。特技は薬品の調合で、常に携帯している調合器具を用い、初めて見るような薬品からでも必要な薬品を調合することが可能。また銃器の扱いなどの戦闘技術にも不足はない。可愛らしい外見とは裏腹に度胸があり、マイペースな面も持ち合わせている。
ビリー・コーエンBilly Coen
年齢:26歳(1998年当時) 血液型:A型 身長:181cm 体重:74.2kg
本作の男性主人公。元海兵隊少尉。ある軍事作戦中に23人もの民間人を虐殺した罪で死刑判決を受けた。刑の執行のため基地に移送される途中、何者かに護送車が襲われ、その隙に逃走。身を隠すために逃げ込んだ黄道特急の車内でレベッカと遭遇し、彼女の危機を救ったことがきっかけで行動を共にするようになる。無口で凄みのある男だが、その罪状とは裏腹に言動から残虐性は感じられず、本来自分を捕える立場のレベッカを何度も助けるなど義理堅く正義感が強い。射撃技術は非常に正確で、作中ではレベッカを襲った怪物ヒルをレベッカには一切傷を付けずに撃ち剥がした。外見に似合わずピアノが趣味。

ブラヴォーチーム[編集]

ヘリ不時着後すぐにレベッカと別行動になるため、作品内では彼らの詳しい足取りは不明だが、各自周辺の施設調査やクリーチャー掃討などを行っていたと思われる。最終的に生存者は全員、「洋館」(1作目の舞台)へ向かう事となる。

エンリコ・マリーニ(Enrico Marini
年齢:41歳 血液型:O型 身長:190cm 体重:83kg
S.T.A.R.S.副隊長でブラヴォー・チームのリーダー。温厚な性格で隊員から慕われている。レベッカとは別行動だが、独自にアンブレラの施設を捜査しており、工場で再会する。
ケネス・J・サリバン(Kenneth J.Sullivan
年齢:45歳 血液型:O型 身長:188cm 体重:96.8kg
S.T.A.R.S.最年長のベテラン隊員、偵察と敵地確保担当。今作では彼の「生きた」姿が見られる。レベッカとは別行動。
フォレスト・スパイヤー(Forest Speyer
年齢:29歳 血液型:A型 身長:183cm 体重:71.1kg
整備担当。重火器の扱いに長ける。レベッカとは別行動。
リチャード・エイケン(Richard Aiken
年齢:23歳 血液型:AB型 身長:172cm 体重:62.5kg
通信担当。陽気な性格で、年が近いためレベッカのサポートを任されている。レベッカとは別行動。
エドワード・デューイ(Edward Dewey
年齢:26歳 血液型:A型 身長:193cm 体重:112.1kg
ヘリの操縦を担当(今回はケビンに任せる)。狙撃も得意だが、ビリー捜索中にケルベロスに襲われ、負傷しながらも黄道特急に飛び込み、死亡する。その後ゾンビと成り果てて、かつての同僚であるレベッカに襲いかかる。なお、『1』(オリジナル版)でわかるように、ケルベロスに襲われたときに、手首を噛み切られたと思われる
ケビン・ドゥーリー
R.P.D.所属。ヘリを操縦するためにチームに派遣された。不時着したときに他の隊員を見送り、ヘリの中に待機していた。その待機中に襲撃され、『1』(リメイク版)にてアルファチーム隊員のジョセフによって遺体が発見される。

アンブレラ[編集]

アルバート・ウェスカーAlbert Wesker
年齢:38歳 血液型:O型 身長:183cm 体重:84.5kg
S.T.A.R.S.隊長でアルファチームのリーダー。実はアンブレラがラクーン市警を監視するために送り込んだスパイである。常に冷静な切れ者で、トレードマークのサングラスは暗いところでも白衣姿でも決して外さない。アンブレラ研究員のウィリアム・バーキンとは旧知の仲。本作ではバーキンと共に事件の舞台の一つである幹部養成所を再利用するアンブレラの思惑に沿い、U.S.S.からなる調査チームの指揮を執るが、B.O.W.やバイオハザードによって発生したゾンビ等によって調査チームは壊滅する。だが、本人は特に気に留めず、アルファチームを罠にはめるべく指揮所を去っていった。
作中では幹部候補生時代のウェスカーの様子が書かれたファイルを入手することができるが、ファーストネームのみの表記であった為、レベッカは『1』の終盤までウェスカーの正体に気付くことはなかった。
ウィリアム・バーキン(William Birkin
年齢:36歳 血液型:O型 身長:178cm 体重:66.7kg
アンブレラ研究員。この時点ではまだG-ウィルスを完成させていない。ウェスカーから去り際に「アンブレラからオサラバ(離反)する」と裏切りについて打ち明けられた後、養成所に仕込まれていた自爆装置を起動させた。その際にはウェスカーとの友情もあってか特に問い詰める事はなく、アンブレラに対しても事を報告しなかったが、後に子飼いのR.P.D.警察署長ブライアン・アイアンズに対してウェスカーの行動を「バカな裏切り」と嘲っているのが『バイオハザード2』劇中で確認出来る。また、ウェスカーの裏切りを止めなかったのが単なる友情によるものだけでなく、別の思惑があったのが『バイオハザード5』で判明する。
ジェームス・マーカス(James Marcus
アンブレラ創立のメンバーの1人であり、事件の舞台の一つである幹部養成所の初代所長。「規律」「忠誠」「服従」を幹部養成所、及びアンブレラそのものの教訓としている。極めて有能な科学者であり、ヒルを使い始祖ウィルスからT-ウィルスを作り出した。目的のためなら手段を選ばない冷酷な性格で、彼の研究の実験台となって抹殺された人間は相当数に上る。その精神はウェスカーやバーキン、『ガンサバイバー』に登場したビンセント等のアンブレラ幹部に受け継がれているようだ。本人の研究日誌や周囲の人間のメモから、被検体であるヒルに異常なまでの愛情を持ち接していたと推測される。アンブレラ内の権力闘争に敗北し暗殺されたが、列車でヒルの大群が合体し合って作り出された「擬態マーカス」として発見される。
謎の美青年
T-ウィルスによって巨大化した変異ヒルの群れを操る青年。アンブレラに怨恨を抱いており、執拗にアンブレラの施設を襲う。
その正体は、死亡したジェームス・マーカスの記憶と思考を宿した実験体ヒル。ウェスカーとバーキンに暗殺されて打ち棄てられたマーカスの遺体に浸入したヒル達のリーダー(通称・女王ヒル)は彼のDNAを取り込み、実質的にマーカス本人の復活と同然の現象が起こった。なお、青年の姿はマーカスの若い時の姿を模写したものである。

登場する武器[編集]

ナイフ
何度も使うことができ、弾薬を温存するのに役立つ。威力が小さいうえにリーチも短いので、敵の攻撃をかわした直後か、敵が転倒したスキに使わないと反撃を受けやすい。なお、今作では振った刃が障害物に当たっても攻撃が中断されることはない。
ハンドガン
レベッカがベレッタM92S.T.A.R.S.仕様モデルを、ビリーが護送車で奪ったとおもわれるガバメントの9mmモデルを初期装備として所持している。装弾数はどちらも15。武器としての性能の差はなく、交換して使うこともできる。手に入る弾薬はもっとも多いのだが、1発の威力が少なく、転倒させられる敵も少ない。「リーチハンター」でDランクを取ると『無限ハンドガン』が使用可能になる。
カスタムハンドガン
ハンドガンを改造して、スコープなどを装着させた武器。通常より弾の威力が2~3割ほど上がり、連射速度の上昇といった基本性能が向上する。ゾンビの頭部破壊を起こすクリティカルの確率もあがり、レベッカでもクリティカルが発生するようになる。レベッカ用とビリー用のどちらでも改造できるのだが、パーツは1つなので入手は1つまでになる。『CODE:Veronica』の「ハンドガン改」(クリス所持のハンドガン改造後のモデル)に相当するモデルであり、「M93Rバースト」(クレア所持のハンドガン改造後)や『2』の「H&K VP70バースト」(レオン用ハンドガン改造後)のような3連射機能は備わっていない。
猟銃(元折れ式ショットガン)
序盤で入手できる元折れ式の銃、ショットガンの弾を使用する。ショットガンより発射後の隙は小さいのだが、欠点はアイテム欄を2ブロック占領するうえに、装弾数が2しかないため、ショットガンを入手後はプレイヤーの好みではあるが、ほぼ使われることはない。「リーチハンター」でCランクを取ると『無限猟銃』が使用可能になる。
ショットガン
モスバーグM500。攻撃の性能は猟銃と同じだが、こちらのほうが装弾数が7と多く、武器を構える時間も短い。また、武器を低く構えるため、姿勢の低い敵や転倒中の敵にも水平攻撃でダメージを与えていける。アイテム欄を2ブロック占領する。
火炎ビン
空きビンとポリタンクを組み合わせて入手する、ガソリン入りのビン。アイテム欄を1ブロックにまとめて持つことが可能で、使い切るとアイテム欄から消える。使うと必ずリロードするため隙が大きいが、特定のクリーチャーに対しては絶大な攻撃力を発揮する。なお、ビンを投げるスピードはレベッカのほうが早い。後述の無限弾数化の条件を満たす事により、無限仕様の品が物語冒頭で入手可能となる。
グレネードランチャー
アーウェン37。榴弾、焼夷弾、硫酸弾を発射する。以前の作品と比べて連射スピードは上昇しているが、今作では比較的入手できる弾薬の数が少ない(イージーモードではそれなりの数が入手できるが、ノーマル以上では殆ど入手できない)。装弾数は255。アイテム欄を2ブロック占領する。
マグナム
L.A.Rグリズリー。高性能の大型拳銃。装弾数は8。武器を構える動作はハンドガンと同じで、弾を撃ったときの反動がやや大きいが、敵に与えるダメージは数倍におよぶ。強力な反面入手できる弾数は少なく、要所要所で使っていかないとあっという間に弾切れを起こしてしまう。
マグナムリボルバー
S&W M29のアンブレラ・カスタムモデル[1]。「リーチハンター」でBランクを獲得した場合のみ列車内で入手可能。本編終盤にて女王ヒルに止めを刺すのにも使われた、リボルバー式の大型拳銃。武器の動作時間は通常のマグナムと同じだが、弾の威力は通常の武器の中では最強(タイラントすら数発で仕留められる程)。そのうえ敵を貫通する能力まであり、1回の攻撃で複数の敵をまとめて倒すことができる。装弾数は5。アンブレラリボルバーの名前でタナカワークスから限定発売された。
サブマシンガン
H&K MP5の改良型。イージー以外の難易度で5時間未満でゲームをクリアしている場合のみ、ビリーの初期装備として登場する。連射性能が高く、1発の威力はハンドガンより低いが、秒間10発のペースで弾を撃てるため、短時間で敵に大ダメージを与えていける。弾数はパーセント単位で表示されているが、実際は300発。アイテムブロックを2ブロック占領する。通常プレイの場合、弾薬を補充できないが、リーチハンターをEランクでクリアすると弾薬が各地に配置されるようになる。ちなみに、ボタン押しっぱなしの連射よりも連打による連射の方が連射スピードがより速くなるが、難易度はやや高め。
ロケットランチャー
イージー以外の難易度で3時間30分未満でゲームをクリアしている場合のみ、レベッカの初期装備となる。ロケット弾を使う重火器のため、スキは大きいが、弾の威力も圧倒的に大きく、ほとんどの敵を1撃で倒すことができる。弾数無制限だが、今作の機種リメイク『1』のモデルと同様の携帯型である都合から、威力は前作までのものと比べてやや弱体化しており、ボス級の敵には2発以上当てないと倒せない。
無限弾数モード
「リーチハンター」を最高のAランクでクリアすることにより、全ての武器類を無限弾数化することが可能となる(ロケットランチャーは元から無限仕様)。なお、このモードを解除したセーブデータは、本来の弾数に戻せなくなるので注意が必要である。

登場クリーチャー[編集]

ゾンビ(Zombie)
T-ウイルスに感染した人間の成れの果て。理性を完全に失っており、食欲に己を任せて行動する。今作に登場するゾンビは黄道特急の乗客や幹部養成所の調査部隊の人間が変異ヒルのT-ウィルスに感染して生まれたもので、洋館で遭遇するものとは違い活動不能になってもクリムゾン・ヘッド化することはない。
ケルベロス(Cerberus)
ゾンビ犬と同じ犬種(ドーベルマン)だが、こちらは意図的な実験により生み出されたB.O.W.。高い戦闘能力に反し、制御面に問題を持つ。今作では列車内に4体が出現する。
クロウ(Crow)
T-ウイルスの二次感染によって凶暴化したカラス。銃声にも怯まず集団で襲いかかってくる。
プレイグクローラー(Plague Crawler)
初期に複数の昆虫の遺伝子を用いて生み出されたB.O.W.。2メートルほどの巨体に鎌のような前足を持つ。知能が発達しなかったために開発が中止されて廃棄されたが、一部は生き延びて繁殖し、幹部養成所全域に潜んでいる。
ヒル(Leech)
マーカスが始祖ウィルスの品種改良実験を繰り返した結果、完成した巨大ヒル。巨大な口で獲物の肉を食らいつつ血を吸い取り、死に至らしめる。なお、このヒルが持つ高濃度のウィルスにより、襲われた犠牲者は高確率でゾンビ化してしまう。
擬態マーカス / 人型ヒル(Mimicry Marcus / Leech Man Type)
無数のヒルが集まり、生みの親であるマーカスの姿に擬態したもの。特殊な液体を分泌して接着剤のように用い、お互いの皮膚に浸透させて強固に結びついている。攻撃対象を発見すると同時に歪な人型へ変形し、腕の部分を伸ばして鞭のように振り回し、組みついた相手に高濃度のウィルスが含まれた液体を放出する。ヒルの群体であるために急所は存在しないが、硫酸や高熱でヒル同士の結合を失わせることが可能。ただし、高熱以外の攻撃で止めを刺した場合は自爆するように弾け、ヒルたちを弾丸のように飛ばす攻撃を行う。
ジャイアントスパイダー(Giant spider)
T-ウィルスの二次感染によって巨大化した毒グモ。黒い体表以外は後に洋館で確認されるクモ型B.O.W.のウェブスピナーと同じ。
エリミネーター(Eliminator)
マーカスにより開発された大型真猿類のB.O.W.。新陳代謝の促進が正常に働き外皮が裂けるほど筋肉が、低下した視力を補うために聴力がそれぞれ発達している。加えて極めて簡単な命令なら遂行可能だが、それでも兵器としては総合的に不十分である。
ハンター(Hunter)
他作品にも改良型などが登場する、アンブレラが開発した生物兵器では最初の成功モデル。人間をベースに他の生物(外見から爬虫類と推察される)を組み込んで開発された戦闘用B.O.W.。高い格闘能力と簡単な命令なら遂行可能な知能を持ち、低コストでの量産も可能である。
ラーカー(Lurker)
カエルにT-ウィルスを投与した初期型B.O.W.。異常成長によって巨大化したが、眼は退化しており、聴覚が発達している。飲み込んだ獲物を瞬時に消化し、絶命させるほどの消化器官を持つ。T-ウィルスに感染した生物としては珍しく臆病な性質で、少し攻撃を受けただけで水中に逃げ込んでしまう。しかし、舌を伸ばして遠くの獲物を捕える攻撃は非常に危険で、近距離で受けた場合は即座に飲み込まれて死亡してしまう。
スティンガー(Stinger)
T-ウィルス研究開発初期に生み出された、サソリをベースとしたB.O.W.。全長3メートルに巨大化した外殻は銃弾を弾き返すほどに硬質化し、前足の鋏は鉄をも切断する。しかし頭部にある外殻の隙間が致命的な弱点であり、毒も持たないなどの欠点からB.O.W.としての実験投入は見送られた。どの時点で走行中の列車に入り込んだかは不明。
センチュリオン(Centurion)
T-ウィルスの二次感染によって10メートルに巨大化したムカデ。B.O.W.ではなく、自然発生的に誕生した。生命力は高いが積極的に攻撃はせず、ほぼ一定のルートを巡回するのみ。レベッカが捕らわれた状態で戦闘が始まり、一定時間以内に倒せなければ彼女は死亡してしまう。
インフェクティッドバット(Infected Bat)
T-ウィルスに感染したコウモリの中で、最も適応性の高い個体がイレギュラーに発達したクリーチャー。3メートルはある翼を広げて飛行する。筋肉も増強されており、短時間なら人間を掴んで飛行可能。超音波を発して仲間を呼び、集団で狩りを行う。
プロトタイラント(Proto Tyrant)
コードナンバー「T-001」型。T-002型の前に開発された未完成のB.O.W.で、名前通りタイラントのプロトタイプ。ウィルスの影響が強すぎたために腐敗が激しく、思考能力が低下しているので廃棄処分とされたはずだったが、驚異的な生命力によって活動を再開した。後の完成型が見せる暴走状態(スーパータイラント化)に近い危険な状態であり、作中では二度闘うことになる。
女王ヒル(Queen Leech)
死亡したマーカスの肉体に女王ヒルが侵入し、10年の歳月をかけて遺伝子情報を取りこんだ結果、想像を絶する進化を遂げたもの。知能は高く、歌のような声によってヒルたちを統括している。
第一形態
マーカスの意思を乗っ取り、真の姿になった女王ヒル。全身の形状は人型に近いが皮膚はぬめりを帯びた暗緑色で、眼球のあった場所はナメクジのような触覚が生えている。歩行動作も擬態マーカスとは違い人間に近く、腕部で殴りかかり、背中から変異ヒルを寄り合わせて作り上げた触手を突き出す。
第二形態
第一形態の時に受けたダメージを回復するべく、エネルギー源として周囲にいたヒルを取り込み、同時に肉体のリミッターを解除して急激な変貌を遂げた女王ヒル。人型に留めていた第一形態からかけ離れ、より異形かつ巨大な姿となっている。背中の孔から毒液を撒き散らし、巨体に似合わぬ素早い動作で体当たりを行う。凄まじい耐久力を持つが、変異ヒル全般の特徴として擬態用の透明な外皮は紫外線への耐性が無く、日光を浴びると細胞を焼かれて結合が緩んでしまうという致命的な弱点を持つ。

主なステージ[編集]

黄道特急
物語開始地点。ビリーと接触後、突如発進した列車を停止させるのが目的。走行開始直後は、片方がある部屋に閉じ込められ、他方が部屋のドアを開くあるアイテムを探す事になる。
アンブレラ幹部養成所
列車から辿り着いた施設。やはり様々な謎を解く必要があるが、擬態マーカスが登場し、脅威となる。なお、ミニゲームではこのステージの一部となる。最終的に「3つのレリーフ」を集める事が目的であり、それによるイベントが発生すると、GC版ではディスク交換となる。
研究所
幹部養成所の裏から通じる。フックショットによって片方が上の階へ移動し、二手に分かれて捜索する。奥にあるロープウェーを起動させるのが目的であるが、イベントが発生し、しばらくビリーが操作不能となる。
工場
2』の終盤エリアと酷似しているが、関連性は不明。レベッカはそこでエンリコ隊長と最期の会話をする事になる。エリア内にあるエレベーターは次のエリアに繋がっているほか、幹部養成所の列車のエリアと繋がっている。
処理場
終盤エリア。ビリーと合流し脱出を試みる。同じ通路を何度か通る為か、中には新たなゾンビが配置される通路もある。

脚注[編集]

  1. ^ と言う設定だが、外観や装弾数が5発で.45口径マグナム弾薬仕様と言った特徴は、トーラス・レイジングブルの口径.454カスール・モデルがより近い。ちなみに、実銃のレイジングブルを含むトーラス社製リボルバー自体、元々はS&W社製リボルバーのコピーより始まった亜流品である。

外部リンク[編集]