ウルフ・オブ・ウォールストリート

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ウルフ・オブ・ウォールストリート
The Wolf of Wall Street
監督 マーティン・スコセッシ
脚本 テレンス・ウィンター
原作 ジョーダン・ベルフォート
『ウォール街狂乱日記 - 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』
製作 リザ・アジズ英語版
ジョーイ・マクファーランド英語版
レオナルド・ディカプリオ
マーティン・スコセッシ
エマ・ティリンジャー・コスコフ
製作総指揮 アーウィン・ウィンクラー
ジョージア・カカンデス
アレクサンドラ・ミルチャン[1]
出演者 レオナルド・ディカプリオ
ジョナ・ヒル
ジャン・デュジャルダン
ロブ・ライナー
カイル・チャンドラー
マーゴット・ロビー
ジョン・ファヴロー
マシュー・マコノヒー
音楽 ハワード・ショア[2]
撮影 ロドリゴ・プリエト
編集 セルマ・スクーンメイカー[3]
製作会社 レッド・グランティ・ピクチャーズ英語版
アッピアン・ウェイ・プロダクションズ
シケリア・プロダクションズ
Emjag Productions[1]
配給 パラマウント映画
公開 アメリカ合衆国の旗 2013年12月25日
日本の旗 2014年1月31日
上映時間 179分[4][5]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $100,000,000[6][7]
興行収入 $116,687,000アメリカ合衆国の旗
$387,287,000世界の旗[8]
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ウルフ・オブ・ウォールストリート』(The Wolf of Wall Street)は、2013年アメリカ合衆国の伝記・コメディ映画ジョーダン・ベルフォートの回想録『ウォール街狂乱日記 - 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』を原作としたマーティン・スコセッシ監督作品である。脚本はテレンス・ウィンターが執筆し、レオナルド・ディカプリオがベルフォートを演じるほか、ジョナ・ヒルジャン・デュジャルダンロブ・ライナーカイル・チャンドラーマシュー・マコノヒーらが共演する。スコセッシとディカプリオのコラボレーションは今作で5度目である[9]

キャスト[編集]

製作[編集]

企画[編集]

2007年、ディカプリオはジョーダン・ベルフォートの回想録『ウォール街狂乱日記 - 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』の権利をブラッド・ピットとの入札合戦の末に獲得した[24]。プリプロダクションの間、スコセッシは『シャッター アイランド』の仕事を始める前に本作の脚本に取り組んだ。彼はワーナー・ブラザーズの下で製作許可を得ることができず、「5ヶ月無駄にした」と述べた[25]

2010年、ワーナー・ブラザーズはリドリー・スコットを監督にオファーし、レオナルド・ディカプリオを主演とした[26]。ワーナー・ブラザーズは最終的にプロジェクトを中止した[27]

ワーナー・ブラザーズの後にレッド・グランティ・ピクチャーズ英語版が名乗りを上げ[24]、2012年に製作が決定し、スコセッシも復帰した[28]

撮影[編集]

撮影は2012年8月8日にニューヨーク州で開始された[29]。ジョナ・ヒルによると彼の撮影初日は2012年9月4日である[30]

長年スコセッシ作品の編集を務めているセルマ・スクーンメイカーは、本作はフィルムではなくデジタルで撮影されることを明かした[3]

公開[編集]

パリ・プレミアでのレオナルド・ディカプリオマーティン・スコセッシ(2013年12月)。

北米では2013年12月25日に一般公開された。当初は2013年11月15日公開予定であったが、上映時間短縮作業のために延期された[31]。2013年10月22日、同年クリスマス公開が報じられた[32]。2013年10月29日、パラマウントはクリスマスの日に公開し、上映時間は165分であることを公式に発表した[24][33]。しかしながら2013年11月25日、上映時間は179分であることが発表された[4]。レイティングは「強い性的なコンテンツ、写実的なヌード、薬物の使用、言語、いくつかの暴力場面」のためにR指定となった[23]。スコセッシはNC-17指定を避けるために性的コンテンツ及びヌードを編集する必要があった[34]。また映画では「fuck」が506回使われており、非ドキュメンタリー作品としては史上最多となっている[35]

プロモーション[編集]

最初の予告編は2013年6月16日に公開され、カニエ・ウェストの「Black Skinhead」が使われた[23]。2013年10月29日に2本目が公開され[36]、7Horseの「Meth Lab Zoso Sticker」とザ・デッド・ウェザー英語版の「Hang You from the Heavens」が使われた[23]

評価[編集]

Rotten Tomatoesでは142件のレビューで支持率は76%となった[37]。またMetacriticでは44件のレビューで加重平均値は76/100となった[38]

ローリング・ストーン誌は今年度のベスト3の作品と評した。インターネット・ムービー・データベースにおいては8.5ポイントと非常に高い評価を受けた。これは第86回アカデミー賞作品賞にノミネートされた10作品の中で最も高いスコアである。 本作のシネマスコアはCであった。なお、この評価は批評家から酷評された『リベンジ・マッチ』や『47RONIN』のB+よりも低いものである[39][40]

第86回アカデミー賞において作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚色賞の6部門にノミネートされた。

その後[編集]

  • 実際にストラットン・オークモント社の共同設立者であったアンドリュー・グリーン(映画ではニッキー・"ラグラット"・コスコフとして登場する人物)は、その人物描写を不服として、スコセッシ監督とパラマウント社を相手取り、2500万ドルの訴訟を2014年に起こした。劇中のラグラットは、若はげ隠しのためにかつらを付け、ドラッグを常習する乱痴気パーティ・マニアとして描かれているが、本人の許可なく登場させられたうえ、描写には虚偽があり、それが投資銀行家としてのグリーンの信用を著しく失墜させている、と抗議し、損害賠償と映画の配給中止を求めた。[41]

参考文献[編集]

  1. ^ a b McNary, Dave (2012年8月2日). “Matthew McConaughey joins 'Wolf of Wall Street'”. Variety. 2012年8月2日閲覧。
  2. ^ a b Williams, Jessy (2012年6月21日). “Rob Reiner In Talks To Play Leonardo DiCaprio's Father In 'The Wolf Of Wall Street'”. Filmoria.co.uk. 2012年8月2日閲覧。
  3. ^ a b de Semlyen, Phil (2012年6月27日). “Scorsese Goes Digital, Abandons Film”. EmpireOnline.com. 2012年8月21日閲覧。
  4. ^ a b Goldberg, Matt (2013年11月25日). “THE WOLF OF WALL STREET Could Be Martin Scorsese’s Longest Film Yet at 179 Minutes; 3 New Posters Released”. 2013年11月25日閲覧。
  5. ^ http://www.bbfc.co.uk/releases/wolf-wall-street-film
  6. ^ http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-wolf-wall-street-667620
  7. ^ http://www.latimes.com/entertainment/envelope/cotown/la-et-ct-red-granite-pictures-movies-20131224,0,4900928.story
  8. ^ The Wolf of Wall Street (2013)” (英語). Box Office Mojo. 2014年3月24日閲覧。
  9. ^ a b Ryan (2012年4月20日). “Leonardo DiCaprio and Martin Scorsese to Officially Re-Team for The Wolf of Wall Street”. Reelz.com. Reelz TV About Movies. 2012年8月11日閲覧。
  10. ^ Newman, Charlotte (2012年5月11日). “Leonardo DiCaprio to Star in 'The Wolf Of Wall Street'”. LOVEFiLM.com. LOVEFiLM International Ltd. 2012年8月11日閲覧。
  11. ^ Shaw, Lucas (2012年5月4日). “Jonah Hill Joins Leonardo DiCaprio in Martin Scorsese's 'The Wolf of Wall Street'”. TheWrap.com. The Wrap News Inc. 2012年8月11日閲覧。
  12. ^ Hunter, Craig (2012年6月19日). “Margot Robbie Set For Scorsese's 'The Wolf Of Wall Street'”. TheHollywoodNews.com. 2012年8月11日閲覧。
  13. ^ Stepenberg, Alejandro (2012年8月2日). “Matthew McConaughey joins the 'Wolf of Wall Street' pack and 'Catching Fire' finds its 80 year-old victor from District 4”. JoBlo.com. JoBlo Media Inc. 2012年8月11日閲覧。
  14. ^ Napier, Jim. “Kyle Chandler Joins Martin Scorsese's THE WOLF OF WALL STREET”. Geektyrant.com. Geektyrant Industries LLC. 2012年8月11日閲覧。
  15. ^ Joseph, Matt (2012年6月20日). “Rob Reiner Joins Martin Scorsese’s 'The Wolf Of Wall Street”. WeGotThisCovered.com. 2012年8月11日閲覧。
  16. ^ Napier, Jim. “Jon Bernthal Joins Martin Scorcese's THE WOLF OF WALL STREET”. Geektyrant Industries LLC. 2012年8月11日閲覧。
  17. ^ Paur, Joey. “Jon Favreau Joins Martin Scorsese's THE WOLF OF WALL STREET”. Geektyrant.com. Geektyrant Industries LLC. 2012年8月11日閲覧。
  18. ^ Lloyd, Kenji (2012年6月15日). “The Artist's Jean Dujardin set for Martin Scorsese's The Wolf of Wall Street”. HeyUGuys.co.uk. 2012年8月11日閲覧。
  19. ^ http://www.cinemablend.com/new/Tony-Award-Nominee-Cristin-Milioti-Weds-DiCaprio-Scorsese-Wolf-Wall-Street-31456.html
  20. ^ Bustos, Kristina (2012年6月25日). “'Sons of Anarchy's Kenneth Choi cast in 'The Wolf of Wall Street'”. DigitalSpy.com. 2012年8月19日閲覧。
  21. ^ Carpenter, Cassie (2012年9月24日). “Leonardo DiCaprio plays sailors with two swimsuit-clad blondes on a luxury yacht as The Wolf of Wall Street takes to the high seas”. Mail Online. http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-2208109/Leonardo-DiCaprio-plays-sexy-blondes-The-Wolf-Wall-Street-takes-high-seas.html 2013年6月24日閲覧。 
  22. ^ Madison McKinley with Leonardo DiCaprio on a Yacht: The Wolf of Wall Street”. EnewsOf. YouTube.com (2012年10月6日). 2013年6月24日閲覧。
  23. ^ a b c d The Wolf of Wall Street Official Trailer”. Paramount Pictures. YouTube.com (2013年6月16日). 2013年6月16日閲覧。
  24. ^ a b c McClintock, Pamela (2013年10月28日). “It's Official: Martin Scorsese's 'Wolf of Wall Street' Gets Holiday Release”. hollywoodreporter.com. 2013年10月29日閲覧。
  25. ^ Saravia, Jerry (2013年6月5日). “Raging Bull of Cinema Part II”. 2013年6月22日閲覧。
  26. ^ http://www.deadline.com/2010/07/ridley-scott-eyeing-reteam-with-leo-dicaprio-on-the-wolf-of-wall-street/
  27. ^ http://www.deadline.com/2011/05/cannes-red-granite-acquires-leonardo-dicaprio-pic-the-wolf-of-wall-street/
  28. ^ http://www.vulture.com/2013/08/dicaprio-scorsese-wolf-of-wall-street.html
  29. ^ Berov, David (2012年8月7日). “SCREENWRITER TERENCE WINTER TALKS THE WOLF OF WALL STREET”. AfterTheCut.com. 2012年8月25日閲覧。
  30. ^ Hill, Jonah (2012年9月4日). “Jonah Hill announces completion of first day of shooting Wolf of Wall Street”. 2012年9月4日閲覧。
  31. ^ McClintock, Pamela (2013年11月27日). “Wolf of Wall Street Avoids NC-17 After Sex Cuts”. HollywoodReporter.com. 2013年12月13日閲覧。
  32. ^ Brevet, Brad (2013年10月22日). “Scorsese's 'Wolf of Wall Street' Will Open on Christmas Day”. Ropeofsilicon.com. 2013年10月22日閲覧。
  33. ^ Labrecque, Jeff (2013年10月29日). “Scorsese's 'Wolf of Wall Street' Will Open on Christmas Day”. ew.com. 2013年10月29日閲覧。
  34. ^ Feldberg, Isaac (2013年11月28日). “The Wolf Of Wall Street Was Nearly Rated NC-17 For Nudity And Sex”. WeGotThisCovered.com. We Got This Covered. 2013年11月28日閲覧。
  35. ^ [1]
  36. ^ New 'Wolf of Wall Street' trailer: Leonardo DiCaprio is king of the world -- VIDEO Entertainment Weekly, Retrieved October 29, 2013
  37. ^ The Wolf of Wall Street (2013)”. Rotten Tomatoes. 2013年12月25日閲覧。
  38. ^ The Wolf of Wall Street”. Metacritic. 2013年12月25日閲覧。
  39. ^ 'Hobbit' Holds Off 'Wolf' on Christmas Day”. 2013年12月27日閲覧。
  40. ^ cinemascore”. 2013年12月27日閲覧。
  41. ^ 'Wolf of Wall Street' Broker Lay Off My Hairline and Hookers Sues Studio for $25 Million TMZ, 2/19/2014

外部リンク[編集]