スターシップ・トゥルーパーズ

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スターシップ・トゥルーパーズ
Starship Troopers
監督 ポール・バーホーベン
製作 アラン・マーシャル
ジョン・デイビソン
脚本 エド・ニューマイヤー
出演者 キャスパー・ヴァン・ディーン
マイケル・アイアンサイド
デニス・リチャーズ
音楽 ベイジル・ポールドゥリス
撮影 ヨスト・バカーノ
編集 キャロライン・ロス
マーク・ゴールドブラット
配給 日本の旗ブエナビスタ
公開 1997年11月7日 アメリカ合衆国の旗
1998年5月2日 日本の旗
上映時間 129分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
制作費 $95,000,000
興行収入 $54,700,065 アメリカ合衆国の旗
$65,000,000 (全世界・米国外)
次作 スターシップ・トゥルーパーズ2
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スターシップ・トゥルーパーズ』(原題 Starship Troopers)は、1997年製作の映画作品。ポール・バーホーベン監督作品。上映時間2時間9分。

目次

[編集] 概要

かつて映像化は不可能と言われていたロバート・A・ハインラインSF小説『宇宙の戦士』をコンピュータグラフィックスを駆使して映画化した作品で、未来の地球が舞台。

フィル・ティペットストップモーション・アニメーションを使って「巨大昆虫と戦う映画」を作りたいというバーホーベン監督の構想と、『宇宙の戦士』の映画化企画とが合流したもので、1983年頃から準備が進められていたが諸事情により企画は一時頓挫した。その後バーホーベンとティペットは『ロボコップ』を製作、さらにティペットは『ジュラシック・パーク』を機にCGへと転向した。そこで改めてCGを使ったSFアクション映画として企画が再浮上する事となった[1]

2003年にはティペットの初監督作品となる続編『スターシップ・トゥルーパーズ2』が作られているが、こちらは軍の指導者をわかりやすい悪辣な存在として描いた、シンプルな反戦的脚本になっている。

2006年5月、第3弾の製作の可能性が発表された。前2作で脚本を務めたエド・ニューマイヤーの初監督作になった。また、1作目で主演を務めたキャスパー・ヴァン・ディーンは、自身のオフィシャルサイトで同企画に関わっていることを明かした。そして第3弾『スターシップ・トゥルーパーズ3』が2008年7月19日に日本で、同年8月5日にアメリカで劇場公開された。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] あらすじ

民主主義崩壊後の新政府、地球連邦では軍部を中心とした「ユートピア社会」が築かれていた。社会は清廉で、人種・男女の差別なく全く平等に活躍しているが、軍歴の有無のみにより差別され、兵役を経て市民権のある「市民」と、兵役につかなかった「一般人」(劇場版日本語字幕では「庶民」)に分けられている。銀河全体に殖民を始めた人類だが、その先で遭遇した先住の昆虫型宇宙生物(アラクニド・バグズ)の領域を侵したため紛争が発生し、アラクニド・バグズが地球に対し小惑星を突入させる奇襲攻撃を仕掛けてきたため、全面戦争が始まった。

主人公ジョニー・リコは、高校卒業後地球連邦軍に入隊して宇宙戦艦のパイロットを志望するカルメン・イバネスに憧れ、両親の反対を押し切って軍に入隊。優秀なカルメンは艦隊アカデミーへ、超能力者の友人・カールは情報部へ配属されるが、リコは機動歩兵隊へ配属され、訓練キャンプでしごかれる日々を送る。訓練中、自らの判断ミスにより同期一人を殉職させる事故を起こしたことで、一旦は軍隊をあきらめようとしたリコだったが、奇襲攻撃で故郷ブエノスアイレスが壊滅したため機動歩兵に復帰し、宇宙での戦いに加わる。

厳しい戦いで仲間を次々に失うなか、次第に戦士として成長していくリコ。そして侵攻した惑星で、知能を持ったバグ(ブレイン・バグ)にとらわれたカルメンを救出しようとする。

[編集] 評価

B級テイスト溢れる内容や、原作で機動歩兵が装着していたパワードスーツが登場しないなど、原作ファンの評判はお世辞にも良いとは言えなかった[要出典]

さらに映画中では、未来の地球なのに兵士が暗いところで暗視装置ではなく懐中電灯を使っている、衛星軌道上からの事前爆撃によって敵戦力を減少させずに、戦闘車両や航空機の支援なしにいきなり歩兵部隊を投入している(航空支援が行われたのは劇中1回のみ)、そもそも歩兵部隊の装備がアサルトライフルと手榴弾、および桁違いに破壊力の大きい携帯ロケット弾(おそらく核兵器)のみであるなど軍事的には不自然な点が多い。そのためか一般的には、単なる荒唐無稽なSFアクション映画としてしか見られなかったようで[要出典]、興行的にもあまり振るわなかった。

しかし、残虐な行為やグロテスクな映像を軽いタッチで見せる監督お得意の演出に加え、地球連邦のプロパガンダCMを随所に挿入するなどして軍国主義的な色合いのある原作を過度に強調し皮肉るといったブラックユーモア満載の、バーホーベン節全開ともいえる内容になっている。日本のSF映画雑誌でのインタビューにおいて、インタビュアーの中原昌也の質問に対しはっきりと「あの映画はアメリカの帝国主義に対する皮肉だ」と発言している。この映画を見た観客が軍隊や戦争、軍国主義というものに嫌悪感を抱くような演出が執拗に行われている。

ただ、その意図が伝わらず単純な軍国主義賛美映画であるとして否定する意見も少なからず見られた。例えば評論家の宮崎哲弥は公開当時「週刊文春」の連載コラムにおいて本作を『インディペンデンス・デイ』と並べ、「アメリカ万歳映画」であると非難していた(ただ、彼がその時点で映画自体を見ていたかどうかは定かではない)。

幾度か日本の地上波放送でも放映されたが、その際にグロテスクなシーンを全てカット(砂カブトムシの解剖実習等)、重要なシーンの場合には一部分を拡大するなどしてグロテスクなシーンが映らないように対応した。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] 登場するアラクニドバグズ

太陽系とは離れた連星クレンダスの惑星に住む昆虫形生物。アリハチのような真社会性を持つが、彼らが全て同じ種に属するのか、共生関係にあるだけなのかは不明(原作小説ではクモ状の一種類しか登場しない)。宇宙に胞子を放出する事によって他の惑星を侵略してコロニーを増やし活動領域を広げている。 アニメ版の『スターシップ・トゥルーパーズ クロニクルズ』では宇宙船の役割をした種類が存在し、これが宇宙空間を移動するという役割をしている)

ウォリアー・バグ(ユーロピギ)
一番多いバグズ。ホッパー・バグから羽根を取り除いた姿。一般的なアリの兵蟻のような防衛行動よりも、グンタイアリの働き蟻のような侵略行動を主任務とする。腰椎に支えられた大顎状関節や第一歩脚の変化した鎌状の節足、鋭くとがった歩脚で兵士を圧倒する。全体的に黒色で黄色い縞模様がある。音源にエレキギターを使った独特の声で鳴くが、その「声」が、矢井田瞳の歌う羽虫を題材にしたシングル「Buzzstyle」に挿入されている。
ホッパー・バグ(オピリオネス)
名前の通り、バッタやキリギリスのような姿をしているが頭部らしきものが見当たらない。大きな羽を持っているが、長く飛ぶことはできず、高いところから飛び降りたりして滑空している。そのスピードと自重から得られたエネルギーを鎌状の前脚脛節に乗せることで、歩兵の首を切断することができる。
プラズマ・バグ(ソリフーガイ)
全身像があまりはっきり登場しないが歩行性鞘翅目の一種に似る。色は暗い青色をしている。腹部から放つプラズマによる超長距離対空射撃をおこない、劇中では宇宙船を撃墜したり、小惑星にプラズマをぶつけて軌道を変えさせ、地球に直撃させている。登場するバグの中で最も大型。劇中ワープしなければ到達できないような距離の星から軌道を変えるだけで小惑星が極めて短時間で地球にまで到達する理由は不明。おそらく何万年も前から攻撃していたのだろう。
タンカー・バグ(アンブリピギ)
ユミアシゴミムシダマシの一種を模倣したデザインである。地中を進み頭部からオレンジ色の腐食性有機酸火炎放射器のように出すことができる(本物の火を吹いているという声もある。これが有機酸なのか、本物の火なのかは分かっていないが、浴びた歩兵の体は「燃える」というよりも「溶ける」ように描写されていることから、有機酸と思われる)。また頭部の大顎でニッパーのように歩兵の足や腕を切断できる。
ブレイン・バグ(セレバス・レックス)
アラクニドの頭脳階級で膨張したダニのような形状をしており、ピンクがかかった色をしている。また頭部に折りたたんで収納されている鎌状の口吻を人間の頭を突き刺し人間の行動を支配したり、劇中では脳にストローのように刺して吸い取ったりできる。このシーンはこの映画では有名なシーンである。人間の脳を吸い取ることで人間の考えていることを分析している可能性もある。
チャリオット・バグ(スキゾペルティーダ)
カメムシに似ており体は赤みがかかった茶色である。 上記のブレイン・バグが移動できないため乗せる役割をしている。単体の戦闘能力は無いに等しい。
アルケリアンスナカブトムシ
作中の教師の台詞から推測するにアラクニドバグズとは異なる巨大な昆虫。捕獲が容易なのか、地球の学生達が学校の授業でこのバグを解剖する(学生二人一組で一匹を担当)シーンがある。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 竹書房の公式メイキング本に記述あり。