Bruce Lee in G.O.D 死亡的遊戯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Bruce Lee in G.O.D 死亡的遊戯
監督 大串利一
ブルース・リー(アンクレジット)
脚本 新田隆男
大串利一
ブルース・リー(アンクレジット)
製作 松下順一
製作総指揮 堀誠
出演者 ブルース・リー
ユン・ワー
音楽 遠藤智博
公開 日本の旗 2001年1月13日
上映時間 91分
製作国 香港の旗 香港
日本の旗 日本
テンプレートを表示

Bruce Lee in G.O.D 死亡的遊戯』は、2000年制作の日本・香港映画。ブルース・リーが遺した『死亡遊戯』の未使用フィルムを、関係者のインタビューや、一部再現フィルムを交えて公開した、セミドキュメンタリー作品。大串利一監督。

劇場公開時にはユン・ワーがガイド役を、DVD版ではユン・ピョウがガイド役を、それぞれ務めている。

内容[編集]

死亡遊戯』は、リーがクライマックスのシーンのみを撮影した時点で中断し、以後再開することなく彼が他界したため未完に終わった幻の作品であった。1978年に『燃えよドラゴン』のロバート・クローズ英語版監督が中心となって、リーの遺したフィルムを使って1本の劇映画として制作したものが公開されたが、当初リーが撮影したオリジナル・フィルムには、『死亡遊戯』のストーリーにそぐわないため未使用のままとなった部分が多数現存していた。

『死亡遊戯』のクライマックスでは、数々の武術家が待ち受ける塔へリーが単身挑むというものであったが、これは、リーの出演部分だけをチョイスして編集したもので、現存する未使用フィルムでは、もともとリーと共にジェームズ・ティエン中国語版チェ・ユアン(解元)英語版演じるライバルと3人で挑むという設定であった[1]。これらのシーンは一部スチル写真が僅かに公開されただけでフィルム全体の公開はされてこなかったが、本作では、オリジナルの「3人」版のまま編集している。

現存するオリジナルフィルムには、『死亡遊戯』で観られたダン・イノサント戦、池漢載(チー・ハンチェ)韓国語版戦、カリーム・アブドゥル・ジャバー戦の別テイクも多数存在し、本作では、それら別テイクを用いた編集によるファイト・シーンを観ることができる。これらのシーンは『死亡遊戯』で使用されたシーンと一見同じシーンに見えても見比べれば別テイクであることが分かる。

録音されていなかった音声部分には読唇により声優の声が当てられ、さらにその声をコンピューター加工によりリーの声に似せて製作されている。本作では最初から広東語ではなく、英語での撮影が行われていた。怪鳥音はリー本人のものが当てられている。

また、ジャバーはサングラスの下がコウモリのような赤目をした怪物として描かれており、光に弱いという意外な弱点(ロバート・クローズ版でもそれと解る描写がある)があったことがわかるほか、ジャバーを倒したリーは五重塔の第五層(最上階は屋根裏部屋)から上へは上がらずに塔を下っていくというシーンが初公開された。この際にリーが外へ向かって叫んでおり、外の人物と会話しているような編集がされているが、実際に撮影段階で会話を意図していたシーンなのかは定かではない。

脚注[編集]

  1. ^ 『死亡遊戯』でもリーが戦っている間にティエンやユアンが隅で倒れているショットが見られる。ユアンは1977年に死去していたため、撮影が再開された『死亡遊戯』への出演は不可能であった。

外部リンク[編集]