マン・オブ・スティール

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マン・オブ・スティール
Man of Steel
監督 ザック・スナイダー
脚本 デヴィッド・S・ゴイヤー
原案 デヴィッド・S・ゴイヤー
クリストファー・ノーラン
原作 キャラクター創造
ジェリー・シーゲル
ジョー・シャスター
製作 クリストファー・ノーラン
エマ・トーマス
チャールズ・ローヴェン
デボラ・スナイダー
製作総指揮 ロイド・フィリップス
トーマス・タル
出演者 ヘンリー・カヴィル
エイミー・アダムス
マイケル・シャノン
ケビン・コスナー
ダイアン・レイン
ローレンス・フィッシュバーン
アンチュ・トラウェ
アイェレット・ゾラー
クリストファー・メローニ
ラッセル・クロウ
音楽 ハンス・ジマー[1]
撮影 アミール・モクリ[2]
編集 デヴィッド・ブレナー
製作会社 レジェンダリー・ピクチャーズ
シンコピー・フィルムズ
DCコミック
クルエル・アンド・アンユージュアル・フィルムズ[3]
配給 ワーナー・ブラザーズ
公開 中華民国の旗 2013年6月12日
アメリカ合衆国の旗 2013年6月14日[4]
日本の旗 2013年8月30日
上映時間 143分[5][6]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $225,000,000[7]
興行収入 $291,045,518[8] アメリカ合衆国の旗カナダの旗
$668,045,518[8] 世界の旗
8.9億円[要出典] 日本の旗
前作 スーパーマン リターンズ
次作 Batman v Superman: Dawn of Justice
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マン・オブ・スティール』(Man of Steel)は、ザック・スナイダー監督、クリストファー・ノーラン製作・原案、デヴィッド・S・ゴイヤー原案・脚本によるスーパーヒーロー映画英語版である。DCコミックのキャラクタースーパーマンを描いた映画作品であり、1978年からの『スーパーマン』シリーズからリブートされている[9]。スーパーマン役はヘンリー・カヴィル、ロイス・レイン役はエイミー・アダムス、ゾッド将軍役はマイケル・シャノン、ジョナサンとマーサ・ケント夫妻役はケビン・コスナーダイアン・レイン、ペリー・ホワイト役はローレンス・フィッシュバーン、ジョー=エル役はラッセル・クロウが務めた。本作によりDCコミックのキャラクターたちのシェアード・ワールドが構築される[10]

企画は2008年にワーナー・ブラザーズがコミックライター、映画脚本家、監督から意見を求め、リブートする方針となった。『ダークナイト ライジング』の構想中にゴイヤーがノーランにアイデアを持ちかけて企画が進み、2010年10月にスナイダーが監督に就任した。主要撮影は2011年8月にイリノイ州ウェストシカゴで開始され、他にプラノやブリティッシュコロンビア州バンクーバーでも行われた。

2013年6月10日にニューヨークでプレミア上映が行われた[11]。一般公開は6月14日より開始され、変換3D[12]及びIMAX方式でも上映された[13]

ストーリー[編集]

地球から遠く離れた惑星・クリプトン。人々は機械によってあらかじめ目的を刷り込まれた状態で生み出されるこの惑星にて数百年ぶりに自然出産による男の子が産まれた。クリプトンの住民は高い文明を持つ社会であったが、星は長年に渡る採掘行為のために、内部崩壊の危機にあった。科学者のジョー=エル(ラッセル・クロウ)はエネルギー採取のための掘削の中止を訴えてきたが、元老院は耳を貸さず、遂には星の爆発が目前に迫ってしまう。ジョーはもはやクリプトン星と民が助かる道はないと悟り、新しい星の開拓を提言したが、軍事担当でジョーの友でもあったゾッド将軍(マイケル・シャノン)がクーデターを起こす。ゾッドはジョーに協力を求めるが、ジョーは拒否し、その場を逃亡。途中でコデックスという謎の物体を盗み出し、妻のララ(アイェレット・ゾラー)と産まれたばかりの息子のもとへ辿り着いた。そしてコデックスを息子と一体化させ、地球へ送ることを決意する。ララは涙ながらに別れを告げ、ジョーは希望と夢を息子に託す。そこに現れたゾッドに、ジョーは息子を守るため自らを犠牲にして立ち向かい、命を落とす。息子の転送が完了し、夫の遺体にすがるララはゾッドに、あの子の名前はカル=エルだと告げる。結局、ゾッドらのクーデターは失敗。元老院は彼らを惑星追放の刑に処し、宇宙の墓場である『ファントム・ゾーン』へ送る。それから間もなくしてクリプトンはジョーの提言通り崩壊を起こし、ララや元老院の人間を含む星の住人は死に絶える。

地球に流れ着いたカル=エルはカンザスでジョナサン・ケント(ケビン・コスナー)とマーサ・ケント(ダイアン・レイン)夫妻により養子のクラーク・ケントとして育てられる。時は流れ、青年のクラーク(ヘンリー・カヴィル)は、世界中を旅をしていた。幼い頃より自身が特殊な能力を持っていて、ケント夫妻とは血が繋がっていないことも理解していた彼は何処に行っても疎まれ、居場所がなく孤独だったが、既に他界した父ジョナサンから自分は何者で何の目的で地球へやってきたのかを知るべきと話されており、手掛かりを探していたのだった。そんな時、南極でクラークが地球に訪れる遥か昔に地球に漂着したクリプトン星の探査船が発見される。彼は調査隊の一員になり済まして現場に向かい、探査船に乗り込んだ際にガードロボットによって負傷させられたジャーナリストのロイス・レイン(エイミー・アダムス)を助けると探査船へ乗り込み、そこで起動したコンピューターで実の父であるジョーの意識プログラムとの邂逅を果たす。自分の正体を知り、自分の力を地球の人々のために使うと決め、旅を終えて母マーサの元へと戻るクラークであったが直後に地球の衛星軌道に謎の宇宙船が飛来し、地球全土へ向け、発信が行われる。「地球人に紛れた我々の裏切り者を差し出せ」と。その正体はクリプトンより追放されていたゾット将軍とその一味であった。クリプトン崩壊のショックで「ファントム・ゾーン」より脱出に成功したものの、帰る星を失ったゾットらはかつてクリプトンの人間が入植のために調査していた惑星群を放浪しながら装備を整え、クリプトン人の再興を行うためにコデックスを所持しているクラークを追っていたのであった。

地球を第二のクリプトン星にするべく、人類を滅亡に追いやろうとするゾッドにより世界に危機が訪れた時、クラークは地球と地球人を守るヒーロー、スーパーマンとして立ち上がる[14]

キャスト[編集]

2013年のタオルミーナ・フィルム・フェスト英語版に出席したキャスト。
クラーク・ケント / カル=エル / スーパーマン
演 - ヘンリー・カヴィル、日本語吹替 - 星野貴紀
幼少の頃、両親の手によって死にゆく惑星クリプトンから地球へ送られた宇宙人。成長する前は、田舎カンザスの農家で育てられる。幼少の頃は、自らの持つ特殊な力やそれによる周囲からの扱いに戸惑っていたが、養父であるジョナサンの教えによって自らの運命を受け入れていく。
スーパーマンにキャスティングされたカヴィル[15]は、史上初めて同役を演じる非アメリカ人である[16]。カヴィルは2006年の映画『スーパーマン リターンズ』の際も候補に挙がっていたが、ブランドン・ラウスに敗れた[17]。13歳のクラーク・ケント役にはディラン・スプレイベリー、9歳にはクーパー・ティンバーラインがキャスティングされた[18][19]
ロイス・レイン
演 - エイミー・アダムス、日本語吹替 - 中村千絵
デイリー・プラネット新聞の記者[20][21]。勝気な性格で、取材のためならどんな危険な場所にも赴く勇敢さを持つ。取材の最中、クラークが宇宙人であることを知る。
アダムスはオリヴィア・ワイルドミラ・キュニスらを含む候補の中から選ばれた[22]
ゾッド将軍
演 - マイケル・シャノン、日本語吹替 - 広瀬彰勇
クリプトン星の元軍最高司令官。滅びる直前に元老院に対しクーデターを起こすが、ファントム・ゾーンに追放される。その後、クリプトンを再興させるため、スーパーマンの前に現れる。
シャノンの他にヴィゴ・モーテンセンが候補に挙がっていた[23]
ジョナサン・ケント
演 - ケビン・コスナー、日本語吹替 - 津嘉山正種
クラークの養父。カンザスで農場を経営しながら、自動車整備工として働いている。自らの運命に戸惑うクラークに様々な言葉を遺すが、1997年に竜巻に巻き込まれて死亡する。
ザック・スナイダーはコスナーについて、「ケビンは史上最も偉大なスーパーヒーローを育てたこの田舎のアメリカ人男性の静かな強さを伝えることができる」と述べた[24]
マーサ・ケント
演 - ダイアン・レイン、日本語吹替 - 塩田朋子
クラークの養母。宇宙人である彼に対して実の息子のように愛情を注ぐ。夫亡き後は、一人で農場を切り盛りしている。
ペリー・ホワイト
演 - ローレンス・フィッシュバーン、日本語吹替 - 石塚運昇
デイリー・プラネットの編集長でロイス・レインの上司。
原作では白人だった同キャラクターはアフリカ系アメリカ人となる[25]
ファオラ=ウル
演 - アンチュ・トラウェ、日本語吹替 - 田中敦子
ゾッド将軍の副官。冷酷な女戦士で、スーパーマンを圧倒する格闘能力を持つ。
スワンウィック将軍
演 - ハリー・J・レニックス[26][27]、日本語吹替 - 石住昭彦
アメリカ軍の将軍。今回の一連の事件の最高司令官。
ネイサン・ハーディー大佐
演 - クリストファー・メローニ[26][28]、日本語吹替 - てらそままさき
アメリカ軍の大佐。当初はスーパーマンも人類の敵だと認識していたが、彼に助けられたことでその考えを改める。
エミール・ハミルトン博士
演 - リチャード・シフ[29][30][31]、日本語吹替 - 中博史
アメリカ軍に協力する科学者。
ジャクス=オー
演 - マッケンジー・グレイ、日本語吹替 - 多田野曜平
ゾッド将軍の部下の科学者。
スティーヴ・ロンバード
演 - マイケル・ケリー、日本語吹替 - 松山鷹志
デイリー・プラネット新聞の記者。ロイスに気がある。
ララ・ロー=ヴァン
演 - アイェレット・ゾラー、日本語吹替 - 泉裕子
クラークの実母でジョー=エルの妻。夫同様にクリプトンの科学者。クラークを地球へと送り出した後、滅びゆくクリプトン星と運命を共にする。
当初はジュリア・オーモンドが演じると発表されていたが、降板した[32]。さらにそれ以前にはコニー・ニールセンへ交渉がされていた[33]
ジョー=エル
演 - ラッセル・クロウ、日本語吹替 - 井上和彦
クラークの実父であり、クリプトン星の崩壊を予測した天才科学者。クラークを地球へと送り出した後、ゾッド将軍に殺害されるが、クリプトンの戦艦内にはプログラム化された意識が残っていたため、プログラムの映像としてクラークの前に現れる。
クロウのほかにショーン・ペンクライヴ・オーウェンが候補に挙がっていた[34]

製作[編集]

企画[編集]

2008年6月、ワーナー・ブラザーズはいかにして首尾よく『スーパーマン』の映画シリーズを再開するかをコミックライター、映画脚本家、監督から意見を求めていた[35]。「私は彼らに、それはそれほど悪くないと言った。『スーパーマン リターンズ』はちょうどアン・リーの『ハルク』のような扱いだ」とコミックライターのマーク・ウェイドは説明した。「観客はあなた方を許し、フランチャイズをやり直させてくれるのだと『インクレディブル・ハルク』は証明したのだ」[36]。また、コミックライターのグラント・モリソンジェフ・ジョーンズブラッド・メルツァーらはリブートのためのアイデアをそれぞれ売り込んだ。モリソンのアイデアは、彼の作品 All-Star Superman と類似したものであった[36]。また、マーク・ミラーマシュー・ヴォーンと組み、合計8時間に及ぶ『スーパーマン』三部作を『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のように年に1本ずつ公開する企画を立てていた[37][38]。ミラーによるとそれは『ゴッドファーザー』三部作のようにスーパーマンの生涯を綴ったものになり、1000年前のクリプトン星から始まり、太陽が超新星となってスーパーマンが力を失う最後が描かれるというものであった[39]

2008年8月、ワーナー・ブラザーズ社長のジェフ・ラビノフはシリーズのリブートを示唆した。彼は2010年から2011年に新作を公開する計画があることを明かし、「2006年に『スーパーマン』がヒットしていたら、続編は2009年のクリスマスには公開されていた。現在、今までの全てのバットマンとスーパーマンの映画とも関係がない、新しいスーパーマンを計画中だ」と説明した[40]。ポール・リヴィッツはインタビューでバットマンがスーパーマンのリブートの鍵を握っていることを明かした[41]。2009年2月、以前に『Superman: Flyby』を監督する予定であったマックGがスーパーマンへの復帰に興味を示した[41][42]。2009年8月、ジェリー・シーゲルの遺族に対し、スーパーマンの創造の権利とシーゲルのAction Comics #1における著作権を認める判決が下った[43]。さらに裁判所は、ワーナー・ブラザーズがこれまでの映画のロイヤリティ料を支払っていないとし、2011年までにスーパーマンの映画を製作開始できない場合、シーゲルとシャスターの遺族は損害賠償を求めることができる判決を下した[44]

2008年に『ダークナイト ライジング』のストーリーの議論をしている際、デヴィッド・S・ゴイヤークリストファー・ノーランにどのようにして現代的文脈でスーパーマンを提示するか、考えを述べた[45]。ゴイヤーのコンセプトに感銘を受けたノーランはスタジオにアイデアを売り込み[45]、そして『ダークナイト』の商業・批評的成功を受け、スタジオはノーランを製作者、ゴイヤーを脚本家として雇った[46][47]。ノーランは、リチャード・ドナー版と『スーパーマン リターンズ』を繋げたブライアン・シンガーの仕事を賞賛したが、新しい映画は前のシリーズとは少しの関係もないと述べた[48]

ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズ・グループのジェフ・ロビノフ社長は『エンターテインメント・ウィークリー』誌上にてDCコミック映画の計画について「映画がとのように進んでいくかトーンが設定してある。それは間違いなく第一歩である」と語った[49]。計画では、本作に他のスーパーヒーローへの言及があり、さらなるDCユニバース英語版の可能性が仄めかされる[50]ギレルモ・デル・トロに監督のオファーが来たものの、彼は『狂気山脈』の映画化に取り組んでいたために断り[51]、また、ロバート・ゼメキスにも声がかかった[52]。さらにダーレン・アロノフスキーダンカン・ジョーンズジョナサン・リーベスマンマット・リーヴストニー・スコットが監督候補に挙がったが[53]、2010年10月、ザック・スナイダーに決定した[54]。キャスティングは同年11月より開始された[55]。ザック・スナイダーは映画の中でブースター・ゴールドとバットマンを参照し、DCシネマティック・ユニバースの可能性を示した。ゾッドが衛星を破壊した際、「ウェイン・エンタープライズ」(Wayne Enterprises)という単語がスクロールされた[56]

撮影[編集]

2011年8月1日よりデュパージュ空港英語版付近の工業公園で「Autumn Frost」というコードネームの下で主要撮影が始まった[57]。ザック・スナイダーは、フォーマットの技術的な制限により、3D映画として撮影することに難色を示し[58]、代わりにポストプロダクション時に3D変換し、2D、3D、IMAX 3Dで公開する道を選んだ[59]。スナイダーはまたフィルムではなくデジタル撮影を選んだ[60]。撮影期間は2か月から3か月であると予想された[61]。8月22日から29日には製作はプラノに移り[57][62]、9月7日から17日にはシカゴ・ループで撮影された[57]。そのほかのロケ地はバンクーバー・フィルム・スタジオシカゴである[63]。マイケル・シャノンへのインタビューによると、撮影は2012年2月まで継続した[64]

デザイン[編集]

『マン・オブ・スティール』でのスーパーマンのスーツ。

『マン・オブ・スティール』のスーパーマンの衣裳はジム・アチソンとマイケル・ウィルキンソンによって再デザインされたものが使われている。衣裳では従来のカラースキームと「S」のロゴは引き続き使われるが、暗いトーンとなり、これまでスーパーマンが着用していた赤いトランクスも無くなった。スナイダーは衣裳に関して「モダン・エステティック」だと述べている。彼とプロデューサーたちは当初、赤いトランクス付きのスーツを考案していたが、映画のトーンと合うものをデザインすることができなかったために除去されることとなった[65]。ゾット将軍の鎧は実際に着用するとかなりの重量となることが予想されたため、シャノンが自由に動けるようにCGIで作成された[66]

視覚効果[編集]

視覚効果はWETAデジタルMPCダブル・ネガティブが手がけた[67][68][69]

音楽[編集]

当初ハンス・ジマーが音楽を手がけるという噂が流れたが、彼はこれを否定した[70]。しかしながら2012年6月、ジマーが映画音楽を作曲することが明らかとなった[71]。制作サイドの意向で以前の作品たちと『マン・オブ・スティール』を明確に区別するためにジョン・ウィリアムズによる「スーパーマンのテーマ」は本作では使われないと語っているが[72][73][74]監督のザック・スナイダーは出来れば今まで通り「テーマ」を使いたいと語っており、続編で可能であればこれまで通りに「スーパーマンのテーマ」使用すると語っている[75]3本目の予告編で使われた音楽「An Ideal of Hope」はサウンドトラックトラックに収録された曲「ワット・アー・ユー・ゴーイング・トゥ・ドゥ・ウェン・ユー・アー・ノット・セイヴィング・ザ・ワールド」[76]の短縮版であり、2013年4月19日に公開された[77]。4月末、2枚組デラックス版のトラックリストが発表された[78]。サウンドトラック盤は2013年6月11日に発売された[79]

マーケティング[編集]

2011年7月、ワーナー・ブラザーズとDCコミックは映画公式サイトで使うためにドメイン名「manofsteel.com」を獲得した[80]。2012年11月20日の『ダークナイト ライジング』のDVDとBlu-rayの発売の際、ワーナー・ブラザーズは「排他的な報酬」を設置し、公式サイトでカウントダウンを開始した。12月3日、「排他的な報酬」の内容は『マン・オブ・スティール』のティーザー・ポスターであることが判明した[81]。スーパーマンが逮捕されている姿を描いたこのポスターは反響を得て、ストーリーに関する憶測をもたらした[82]。12月10日、観覧者によってオーディオ信号がデコードされるウェブサイト「dsrwproject.com」が公開された[83]。12月11日、デコードされたメッセージは新しい予告編公開に向けてカウントダウン中である別のウェブサイトへ導いた[84][85]。映画公開を見越してマテルムービー・マスターズ英語版のアクションフィギュアを含む玩具を発売する。またレゴは映画の場面を基にしたセットを3種類発売し、ルービーズは子供及び大人向けの衣装やアクセサリーを発売する[86]。本作はタイアップにより1億6000万ドル以上を得たと報じられている[87]

公開[編集]

批評家の反応[編集]

2013年8月28日時点でRotten Tomatoesでは271件のレビューで支持率が56%であり、「スーパーマンが大作ブロックバスター映画として復活するために紆余曲折あったが、本作はそのために必要なアクションおよびスペクタクルを提供したことで、スクリーンへの復活はほぼ成功した」とまとめられた[88]Metacriticでは47件のレビューで加重平均値は55/100となっている[89]

シカゴ・サンタイムズ』のリチャード・ローパーは「スーパーマン映画としては新しい部分が何もない。ユーモアや楽しみもほとんどない」と酷評した[90]。『ボストン・グローブ』のタイ・バリー英語版は「このスーパーマン・サーガから欠けているものは明るく、ポップな場面だ」と評した[91]。『ワシントン・ポスト』のアン・ホーナディは「ハンス・ジマーの仰々しい、過剰な音楽」、「非常に不愉快な視聴体験」と評した[92]。『The Denver Post』のリサ・ケネディは『マン・オブ・スティール』の主な問題点を「ストーリーと演出上のリズムとバランス」であり、その結果「破壊的な誇張とぶざまな説教の間」で揺れ動く映画になったと指摘した[93]

IGNは10点満点中のスコア9.0を記録し、アクションシーン及びケビン・コスナーラッセル・クロウマイケル・シャノンの演技を称賛した[94]。『タンパベイ・タイムズ』のスティーヴ・パーサルは「『マン・オブ・スティール』は『アベンジャーズ』級以上のエスケーピズムで、それは唯一の我々が知ってると思ったスーパーヒーロー映画の芸術的イントロダクションだ」と評した[95]

日本の映画雑誌『映画秘宝』が発表した2013年度の映画に対するワーストランキング「HIHOはくさいアワード」では2位と評価された[96]

興行収入[編集]

2013年8月28日時点で北アメリカで2億9026万5876ドル、それ以外の国々で3億5950万ドル、6億4976万5876ドルを売り上げている[8]

北アメリカ

北アメリカでは木曜末から深夜にかけての上映で約2100万ドルを売り上げた[97]。これはワーナー・ブラザーズの作品としては『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』、『ダークナイト ライジング』に次いで3位の成績である。また、非続編作品としては歴代最高の深夜興行収入である[98]。金曜には約4405万ドルを売り上げ、木曜からと合わせると5605万ドルに達した。これは非続編作品としては歴代2位、全作品では歴代20位の初日興行収入である[8]。公開初週末では約1億1310万ドルを売り上げたが、これは6月公開作品としては『トイ・ストーリー3』の1億1030万ドルを抜いて歴代最高、2013年公開作品としては『アイアンマン3』の1億7410万ドルに次ぐ成績である[99]。しかしながら2週目末の興行収入は約65%下落した。Box Office Mojoはこれを「異常に大きな下落」と評し、『グリーン・ランタン』と比較された[100]

北アメリカ以外

『マン・オブ・スティール』は北米外では24カ国で公開が始まり、初週末には7330万ドルを売り上げ、その内420万ドルが79のIMAX劇場での成績である[101]フィリピンでは公開初日に歴代最高となる162万4265ドルを売り上げた[102]。台湾では79万4742ドルを売り上げ、ワーナー・ブラザーズの作品史上最高の公開初日興行収入となった[103]イギリスアイルランドマルタでは初日の金曜に約560万ドル、初週末に1120万ポンド(1747万ドル)を売り上げた。これは2013年最大の初動成績である[104][105]。北米外で最大の初動興行収入を上げたのは中国であり、木曜から日曜の4日間で2590万ドルであった[106]

受賞とノミネート[編集]

部門 対象 結果
ゴールデン・トレーラー賞英語版[107] Best Summer 2013 Blockbuster Poster 『マン・オブ・スティール』 受賞
Best Teaser Poster ノミネート
Summer 2013 Blockbuster Trailer
ニューナウネクスト賞英語版 Cause You're Hot[108] ヘンリー・カヴィル
Next Must-See Movie[109] 『マン・オブ・スティール』 受賞
ティーン・チョイス・アワード英語版[110] Choice Summer Movie: Action ノミネート
Choice Summer Movie Star: Male ヘンリー・カヴィル
Choice Summer Movie Star: Female エイミー・アダムス
Choice Liplock ヘンリー・カヴィル&エイミー・アダムス

ホームメディア[編集]

日本ではワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントより、Blu-ray / DVDが発売。

  • 【初回限定生産】マン・オブ・スティール ブルーレイ&DVDセット(3枚組、2013年12月18日発売)
  • 【初回数量限定生産】マン・オブ・スティール 3D&2D ブルーレイセット(3枚組、2013年12月18日発売)
  • 【3,000セット限定生産】『マン・オブ・スティール』&『インジャスティス:神々(ヒーロー)の激突』ハイブリッドパック(3枚組、2013年12月18日発売)
  • 【5,000BOX限定生産】マン・オブ・スティール “S”シールド プレミアムBOX 3D付き(3枚組、2013年12月18日発売)
  • 【Amazon.co.jp限定生産】マン・オブ・スティール ブルーレイ スチールブック仕様(3枚組、2013年12月18日発売、完全数量限定生産)

続編[編集]

2013年6月10日、監督のザック・スナイダーと脚本のデヴィッド・S・ゴイヤーが『マン・オブ・スティール』の続編でも起用されることが発表された。ゴイヤーは以前に『マン・オブ・スティール』とその続編、そしてスーパーマンが登場する『ジャスティス・リーグ』の映画の計3本分の契約を済ませていた。クリストファー・ノーランもまた、本作より小さな役割ではあるものの、再びプロデューサーを務めると報じられた[111]。2013年6月16日、『ウォール・ストリート・ジャーナル』は続編の公開が2014年の予定であることを報じた[112]。2013年7月20日、コミコン・インターナショナルでスナイダーは2015年に『マン・オブ・スティール』の続編が公開され、映画史上初めてスーパーマンとバットマンの共演が実現することを明かした。ゴイヤーとスナイダーが共同で原案を書き、ゴイヤーが脚本化する。ノーランとエマ・トーマスはエグゼクティブ・プロデューサーを務める。またカヴィル、アダムス、レイン、フィッシュバーンは続投する[113][114]。スナイダーによると続編は『バットマン: ダークナイト・リターンズ』からインスピレーションを得た内容となる[115]。ゴイヤーはコミコンのスーパーマン75周年パネルに登場し、スーパーマンとバットマンが直面する続編のタイトルは『Superman vs Batman』または『Batman vs Superman』が検討中であることを明かした[116]。撮影は2014よりオンタリオ州トロントで行われる予定である[117]。2013年8月22日、『ハリウッド・リポーター』はベン・アフレックがバットマン役にキャスティングされ、公開日は2015年7月17日になることを報じた[118]

本作でもバットマンの登場を見据えた演出が存在している。クライマックスのゾッド将軍との戦いのシーンで人工衛星が登場するが、その機体に「W」のロゴが描かれている。これはブルース・ウェイン(バットマン)の会社ウェイン・エンタープライズのものである。また、その前のビル内のシーンでは「Keep calm and call Batman」というメッセージの入ったポスターが一瞬登場している[119]

参考文献[編集]

  1. ^ Hans Zimmer tapped to score 'Man of Steel'”. Showblitz (2012年6月18日). 2012年8月10日閲覧。
  2. ^ Amir Mokri”. Internet Encyclopedia of Cinematographers. 2011年7月30日閲覧。
  3. ^ Untitled (Columbia Pictures/Spider-Man Project) (2012)”. New York Times. 2011年5月26日閲覧。
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  5. ^ MAN OF STEEL (12A)”. British Board of Film Classification (2013年5月21日). 2013年5月21日閲覧。
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  7. ^ McNary, Dave (2013年6月6日). “Office: 945,176,470 Warner Bros. Sets Bar High for Latest – and Priciest – Incarnation of Superman”. Variety. 2013年6月6日閲覧。
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  9. ^ マン・オブ・スティール : 作品情報 - 映画.com
  10. ^ Andrew Dyce (2013年4月11日). “‘Man of Steel’ Will Launch DC Shared Universe”. ScreenRant. 2013年4月12日閲覧。
  11. ^ http://variety.com/2013/film/news/man-of-steel-premiere-watch-the-live-stream-of-red-carpet-1200494957/
  12. ^ “"Man of Steel" to Soar into Theaters Next Summer in 3D” (プレスリリース), Marketwatch.com, (2012年11月7日), http://www.marketwatch.com/story/man-of-steel-to-soar-into-theaters-next-summer-in-3d-2012-11-07 2013年6月3日閲覧。 
  13. ^ “Third Batman, New Superman Part of IMAX Deal”. Superhero Hype!. (2010年4月28日). http://www.superherohype.com/news/articles/100703-third-batman-new-superman-part-of-new-imax-deal 2010年12月2日閲覧。 
  14. ^ Alt, Eric. “Want to Read the Incredibly Uninformative "Man of Steel" Synopsis?”. NBC. 2012年9月4日閲覧。
  15. ^ “Henry Cavill to Play Superman!!”. Superhero Hype!. (2011年1月30日). http://www.superherohype.com/news/articles/125177-henry-cavill-to-play-superman?cpage=20#written_comments_title 2011年1月30日閲覧。 
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外部リンク[編集]