サイレントヒル (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

サイレントヒル
Silent Hill
監督 クリストフ・ガンズ
製作 サミュエル・ハディダ
ドン・カーモディ
脚本 ロジャー・エイヴァリー
出演者 ラダ・ミッチェル
ショーン・ビーン
ローリー・ホールデン
デボラ・カーラ・アンガー
音楽 ジェフ・ダナ
撮影 ダン・ローストセン
編集 セバスチャン・プランジェレ
配給 アメリカ:ソニー・ピクチャーズ
日本:松竹
公開 2006年4月21日 アメリカ合衆国の旗
2006年7月8日 日本の旗
上映時間 126分
製作国 カナダ/フランス
言語 英語
興行収入 $50,000,000 アメリカ合衆国の旗
次作 サイレントヒル2(2008年)
allcinema
IMDb
  

サイレントヒル』(Silent Hill)は、コナミのゲームサイレントヒルが原作の2006年ホラー映画。ゲーム版プロデューサー山岡晃が、製作総指揮兼音楽制作(作曲)を担当している。公開初週に興行収入2000万ドルという成績で北米興行収入1位。北米総収入は約4700万ドル(海外は約5000万ドル)。PG-12指定。

目次

[編集] あらすじ

ローズとクリストファーは、娘・シャロンの奇妙な言動に悩んでいた。しばしば情緒不安定に陥り、何かに取り憑かれたかのように「サイレントヒル…」と謎のうめき声を発する娘に心を痛めるローズは、サイレントヒルという街が実在することを知り、治療のためにシャロンを連れてそこを訪ねることにする。しかし、サイレントヒルは30年前の大火によって多数の人々が死亡した忌まわしい場所であり、今では誰も近付かない廃墟と化した街であった。


[編集] 登場人物

ローズ・ダシルヴァ (Rose Da Silva)
本作の主人公。ごく普通の女性。サイレントヒルで見失った娘を探し回る間に、次々と想像を絶する恐怖に見舞われる。
クリストファー・ダシルヴァ (Christopher Da Silva)
ローズの夫。サイレントヒルへ行き、そのまま行方不明になったローズとシャロンを懸命に捜索する。
シャロン・ダシルヴァ (Sharon Da Silva)
ローズとクリストファーの1人娘。8歳。夢遊病だが、目を覚ますとその間のことは一切覚えていない。
シビル・ベネット (Cybil Bennett)
サイレントヒルに隣接するブラマ市の女性警察官。ローズとシャロンの乗る車に疑問を抱き追跡するが、サイレントヒルの入り口で事故を起こし気絶、目覚めた後にローズと共に街へ迷い込む。
ダリア・ギレスピー (Dahlia Gillespie)
アレッサの母親であり、クリスタベラの妹でもある。サイレントヒルの住民からは「魔女」と呼ばれ、虐げられている。
アレッサ・ギレスピー/ダークアレッサ (Alessa Gillespie / Dark Alessa)
ダリアの娘。父親は不明。サイレントヒルの小学校では生徒から「魔女の娘」と呼ばれ、虐待を受けていた。
クリスタベラ (Christabella)
サイレントヒルに古くから存在する宗教団体を取り仕切る女性。ダリアの姉。
アンナ (Anna)
サイレントヒルの教会に母親と通いつめている少女。
トマス・グッチ刑事 (Thomas Gucci)
ブラマ市に勤務する刑事で、シビルの上司。クリストファーと共にローズを探す。

[編集] 登場クリーチャー紹介

本作に登場するクリーチャーは、クリーパーを除き、全て特殊メイクを施した役者が演じている。文章内の『』は原作であるゲームにおけるシリーズナンバー。

アームレス
両腕が無く、身体をくねらせて行動する。『2』に登場するライイング・フィギアの同種。全身をゴムのような皮膚が覆っており、中央の黒い裂け目から毒液を噴射して攻撃する。
クリーパー
『1』『2』に登場するゴキブリに似たクリーチャー。人間のような顔を持ち、おぞましい悲鳴を上げる。
レッド・ピラミッド・シング
「赤い三角頭」とも呼ばれるクリーチャー。『2』に登場。頭を三角の兜で覆っている。大鉈を振り回して攻撃する。原作に比べ力強く描写されている。原作シリーズの「THE ARCADE」の三角頭のように大量のクリーパーを引き連れている。兜や服装などに原作と相違が見られる。
ダーク・ナース
女性看護師(ナース)の格好をした人型クリーチャー。『2』に登場するバブルヘッド・ナースをモデルにした映画オリジナルの怪物。多数存在し、ナイフを持って襲い掛かってくる。光に反応するという特徴は、ゲームでの特性を元にしている。
グレイチャイルド
海外版の『1』に登場する(日本版では登場しなかった)クリーチャー。小柄で全身が灰色。頭と顔が不自然に歪んで後ろに曲がっている。
ジャニター(The Janitor)
映画オリジナルの人型クリーチャー。目に有刺鉄線を巻きつけられ、ボロボロの黒衣をまとった男の姿をしている。この怪物が触れた所はたちどころに腐食する上、そこを始点に裏世界化する。

[編集] 原作との相違点・特記事項など

  • 原作の主人公は男性だが、本作では女性となっている。
  • 原作にて頻出する小道具であるラジオ(怪物が接近するとノイズを発し危険を知らせる)が登場しない。代わりに携帯電話やトランシーバーからノイズが起こる描写があるが、あくまで演出の一つであり、敵を察知するために活用する場面は無い。
  • 原作で霧に包まれたサイレントヒルに降るのはであるが、映画版ではである。
  • 霧に包まれた街が、サイレンの音と共に血と錆にまみれたおぞましい世界(通称裏世界)に変わっていくという場面は原作にもあるが、演出や表現技法の点において映画独自の部分も多い。ただし、映画公開後に発売されたゲームソフト『SILENT HILL: HOMECOMING』は映画版とほぼ同じ演出となっている。
  • 原作に比べるとスプラッター・ゴア(流血)描写が目立つ。
  • 大火災の起こった時期が異なる。原作では物語の開始時の7年前だが、映画版では30年前。
  • 裏世界ではない方のサイレントヒルが坑道火災によりゴーストタウン化しているという設定は映画版独自のもの(原作では寂れてはいるものの、人は住んでいる)。
  • 監督であるクリストフ・ガンズは原作ゲームの大ファンであり、製作が決定した際にオリジナルのPVをコナミに送ってアピールしている。

[編集] スタッフ

  • 監督:クリストフ・ガンズ
  • 原作:『サイレントヒル』(コナミ
  • ストーリー原案:クリストフ・ガンズ、ニコラ・ブークリエフ
  • 脚本:ロジャー・エイヴァリー
  • 製作:ドン・カーモディ、サミュエル・ハディダ
  • 製作総指揮:山岡晃、アンドリュー・メイソン
  • 撮影:ダン・ローストセン
  • 編集:デヴィッド・ウー
  • 音楽:ジェフ・ダナ
  • プロダクション・デザイン:キャロル・スピアー
  • 美術:エリノア・ローズ・ガルブレイス
  • 衣装:ウェンディ・パートリッジ
  • クリーチャー・デザイン、監修、制作:パトリック・タトプロス
  • 特殊メイク監修:ポール・ジョーンズ
  • 特殊メイク:パトリック・タトプロス、パトリック・バクスター、ニール・モリル
  • 視覚効果製作:ホリー・ラドクリフ
  • 日本版イメージソング:土屋アンナ「Lovin' you」

[編集] キャスト

[編集] 外部リンク