伊東豊雄
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伊東豊雄(いとうとよお、1941年 - )は建築家。伊東豊雄建築設計事務所代表。
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[編集] 来歴・人物
日本統治時代の京城に生まれる。都立日比谷高校、東京大学工学部卒業後、菊竹清訓設計事務所に勤める。 その後独立し、アーバンロボット(現・伊東豊雄建築設計事務所)を設立。菊竹清訓設計事務所からの独立当初、『中野本町の家』や自邸『シルバーハット』など個人住宅を中心に手がけ、安価かつ禁欲的・ミニマルな作風で注目を浴びた。また消費社会に暮らし、物だけでなく生活空間まで消費する若い女性ら都市の「遊牧民」(ノマド)をテーマに、「東京遊牧少女の包(パオ)」といったプロジェクトを発表するなど、体を柔らかい膜のように包む建築などを構想し、都市を批評する活動を行った。[1]
1986年、横浜駅西口に作ったシンボルタワー兼地下街換気塔『風の塔』は、無数の穴を開けた金属板(パンチメタル)と照明多数で構成された半透明な簡素な塔であるが、夜間は風などの周囲の気象条件に合わせて表面にカラフルな光が浮かび上がるようプログラミングされており、金属板の斬新な使用方法や環境に対する相互作用性で注目を浴びた。
1990年代に入り、『せんだいメディアテーク』を代表として[2]、次第に構造上でも実験的で、なおかつ官能的な外観・内部空間を有する作風に移りつつある。新建築誌上で槇文彦から「平和な時代の野武士たち」と呼ばれた世代の筆頭。2006年には王立英国建築家協会よりゴールドメダルを受賞するなど、世界でも重要な建築家の一人とみなされつつある。また、設計する建築のための家具の設計も行う。
2009年4月7日放送のNHKテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀(第114回)」において、ノルウェー・オスロの図書館設計コンペの案をまとめるまでの軌跡が紹介された。
[編集] 略歴
- 1941年 京城に生まれる
- 1965年 東京大学工学部卒業 菊竹清訓設計事務所勤務(1965-69年)
- 1971年 アーバンロボット設立
- 1979年 伊東豊雄建築設計事務所に改称
- 2005年 くまもとアートポリス第3代コミッショナー
[編集] 作品
- 1971年 - アルミの家(神奈川県)
- 1975年 - 黒の回帰(東京都)
- 1976年 - 中野本町の家(東京都)現存せず
- 1977年 - 上和田の家(愛知県)
- 1978年 - PMTビル(愛知県)現存せず
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- ホテルD(長野県)
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- 1979年 - PMTビル2(福岡県)
- 1980年 - 小金井の家(東京都)
- 1982年 - 笠間の家(茨城県)
- 1983年 - 花小金井の家(茨城県)
- 1984年 - シルバーハット(東京都)
- 1986年 - 風の塔(神奈川県)
- 1989年 - サッポロビール北海道工場ゲストハウス
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- 浅草橋Iビル(東京都)
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- 中目黒Tビル(東京都)
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- 1991年 - 八代市立博物館・未来の森ミュージアム(熊本県くまもとアートポリス参加施設)
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- 風の卵 大川端リバーシティ21タウンゲートB(東京都)
- 南青山Fビル(東京都)
- ギャラリー8(熊本県)
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- HOTEL P(北海道)
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- 1993年 - 下諏訪町立諏訪湖博物館・赤彦記念館(長野県)
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- 松山ITM本社ビル(愛媛県)
- アミューズメント・コンプレックスH(東京都)
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- 養護老人ホーム八代市立保寿寮(熊本県くまもとアートポリス参加施設)
- つくば南駐車場(茨城県)
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- 1995年 - 八代広域行政事務組合消防本部庁舎(熊本県くまもとアートポリス参加施設)
- 1997年 - 大館樹海ドーム(秋田県)
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- 横浜市立東永谷地区センター・地域ケアプラザ(神奈川県)
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- ハノーバー万博テーマパークヘルスフューチュア館(ドイツ・ハノーバー)
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- 2001年 - 大分アグリカルチャーパーク(大分県)
- 2002年 - ブルージュパビリオン(ベルギー・ブルージュ)
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- SUMIKA パビリオン(栃木県)
- 座・高円寺(東京都)
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[編集] 受賞歴
- 1984年 - 日本建築家協会新人賞(笠間の家)
- 1986年 - 日本建築学会賞(シルバーハット)
- 1990年 - 村野藤吾賞(サッポロビール北海道ゲストハウス)
- 1991年 - 毎日芸術賞(八代市立博物館「未来の森ミュージアム」)
- 1993年 - BCS賞(八代市立博物館「未来の森ミュージアム」)
- 1994年 - 日本建築学会北海道支部北海道建築賞(ホテルP)
- 1997年 - ブルガリア・ソフィア・トリエンナーレグランプリ
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- BCS賞(八代広域行政事務組合消防本部庁舎)
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- BCS賞(大館樹海ドーム)
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- 2000年 - 国際建築アカデミーアカデミシアン賞
- 2001年 - グッドデザイン大賞(せんだいメディアテーク)
- 2002年 - World Architecture Awards Best Building(せんだいメディアテーク)
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- BCS賞(せんだいメディアテーク)
- ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞
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[編集] 著書
- 「伊東豊雄-風の変様体(現代の建築家)」SD編集部(鹿島出版会) 1988/05 ISBN 4306042359
- 「八代市立博物館・未来の森ミュージアム(建築リフル)」伊東豊雄(TOTO出版) 1992/11 ISBN 4887060629
- 「フランクフルト - キクカワ プロフェッショナル ガイド Vol.5/1996」伊東豊雄(建築・都市ワークショップ) 1996/3 ISBN 4906544045
- 「ドミニク・ペロー:DES NATURES-都市という自然(TN Probe 7)」伊東豊雄(TNプローブ/大林組) 1998/11 ISBN 4990117832
- 「10+1(No.16)」伊東豊雄(INAX出版) 1999/03 ISBN 487275087X
- 「風の変様体-建築クロニクル」伊東豊雄(青土社) 1999/12 ISBN 4791757823
- 「透層する建築」伊東豊雄(青土社) 2000/09 ISBN 4791758374
- 「せんだいメディアテーク コンセプトブック」伊東豊雄(NTT出版) 2001/03 ISBN 4757100442
- 「UNDER CONSTRUCTION -せんだいメディアテーク写真集」伊東豊雄(建築資料研究社) 2001/09 ISBN 4874607160
- 「伊東豊雄1970‐2001(GA Architect)」伊東豊雄(A.D.A.Edita TOKYO) 2001/09 ISBN 4871404250
- 「伊東豊雄/ライト・ストラクチュアのディテール」伊東豊雄建築設計事務所(彰国社) 2001/10 ISBN 4395111033
- 「シミュレイテド・シティの建築(INAX ALBUM 1)」伊東豊雄(INAX) 2001/12 ISBN 4872750152
- 「リアリテ ル・コルビュジエ-建築の枠組と身体の枠組」伊東豊雄(TOTO出版) 2002/01 ISBN 4887062060
- 「Serpentine Gallery Pavilion 2002:Toyo Ito With Arup」伊東豊雄(建築都市ワークショップ) 2002/01 ISBN 4906544819
- 「大社建築事始(大社町二十一世紀文庫)」伊東豊雄(大社文化プレイス) 2002/03 ISBN 4906544835
- 「建築:非線型の出来事-smtからユーロへ」伊東豊雄(彰国社) 2003/01 ISBN 4395111092
- 「みちの家 くうねるところにすむところ―子どもたちに伝えたい家の本」伊東豊雄(インデックスコミュニケーションズ) 2005/07 ISBN 4757303181
[編集] 伊東事務所出身の建築家
[編集] 脚注
- ^ 1981年に、コーリン・ロウの建築論文集『マニエリスムと近代建築』を松永安光と共訳し彰国社で刊行。
- ^ 伊東豊雄自身も「せんだいメディアテークは、私にとって転機となった建築である」(引用)と語っている。

