南部町 (山梨県)
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南部町(なんぶちょう)は、山梨県南巨摩郡の町。山梨県の最南端に位置する。 町の中央部を富士川が縦断するように流れる。陸奥国の南部氏の発祥地として知られる。江戸時代には舟運で栄えた。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 地理
西側に十枚山や篠井山などの身延山地、東側に思親山などの天子山地に挟まれ、そのほぼ中央に富士川が流れる。町の9割近くが森林地帯で、宅地と農地を合わせた比率は4%にも満たない。標高は150m前後と山梨県では一番低い位置にある上静岡県に近いことから平均気温は15度と温暖で、また降水量も多い。
[編集] 経済
[編集] 産業
温暖多湿の気候を活かした農業や林業が主体となっている。商業については南部・内船・富河の各地域に商店街があるがバイパスの開通や人口減少により衰退している。また、基本的に経済基盤が弱いため殆どの町民は町外の工場や役所に勤務する傾向が強く、特に若年層は職場を求め町外へ住居を移すことが多いため地域の高齢化と過疎化が進行する一因になっている。
[編集] 通信
- 町内放送についてオフトーク通信を使用している。おもに1日2回の定期放送や火災時の緊急情報送出に使用されている。しかし導入から年月が過ぎており老朽化が目立ったことから代替設備への置換えが検討されている。
- 携帯電話については当初NTTドコモのみ使用可能であったが、2000年頃よりauやソフトバンクモバイルも使用可能になり、更に2007年には一部地域でウィルコムのPHSも使用可能になった。但し公衆無線LANについてはまだ導入されていない。
- インターネットにおいてはISDNは使用可能であったが、ADSLの導入が遅れた。原因として基地局が10km離れた身延町にあったことと、オフトーク通信による干渉の問題などによるものである。しかし2004年に南部にADSL用の基地局が開設されたこととオフトーク通信対応のターミナルアダプタが普及したことにより一部の地域を除き解決されている。但しFTTHにおいては工事費の問題もありまだ導入されていない。
[編集] 歴史
[編集] 人口
| 南部町と全国の年齢別人口分布図(比較) | 南部町の年齢・男女別人口分布図 | ||||||||||||||||||
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■紫色は南部町
■緑色は日本全国 |
■青色は男性
■赤色は女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
[編集] 行政
[編集] 町長
| 代 | 町長 | 就任日 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 町長職務執行者 | 望月秀次郎 | 2003年(平成15年)3月1日 | 旧富沢町長(1993-2003) |
| 初代 | 小沢介三 | 2003年(平成15年)4月13日 | 旧南部町長(1986-2003) |
| 2代 | 望月秀次郎 | 2007年(平成19年)4月22日 | 旧富沢町長(1993-2003) |
[編集] 財政
2004年の南部町の財政力指数は0.3とかなり低い数値となっている。(財政力指数は0.5が財政的自立の目安だといわれている。)また1人あたりの地方債現在高も92万円と類似団体の平均(47万円)と比較して高い数値を表している。今後は三位一体の改革による地方交付税減少や過疎化による所得税・法人税の減少が見込まれることから更に厳しい財政となることが予想される。一方で地方債の町負担分が30億に対し基金が42億あることや今後公共施設の抑制を行なうとしていることから町側は健全財政であるとアピールしている。(出典:町広報誌2007年1月号より)
[編集] 隣接している自治体
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] バス
[編集] 道路
- 一般国道
- 主要地方道
[編集] 官公庁・公共施設・組合施設一覧
[編集] 役場関連
- 南部町役場 - 旧富沢町役場
- 南部分庁舎 - 旧南部町役場、合併後改築され文化ホール付施設となった
- 万沢支所
- 総合公民館 - 南部分庁舎に隣接
[編集] 郵便局
- 南部郵便局
- 内船郵便局
- 万沢郵便局
- 富河郵便局
- 十島簡易郵便局
[編集] 警察
- 南部警察署
- 富河駐在所
- 万沢駐在所
- 内船駅前連絡所
[編集] 消防
- 峡南広域行政組合中部消防署南分署
[編集] 医療施設
- 南部町医療センター(健康管理センター)
- 内船診療所
- 佐野診療所
- 万沢診療所
[編集] 福祉施設
- 峡南広域行政組合老人福祉施設「慈生園」
- アルファーセンター(在宅介護支援センター)
- 富沢地区老人福祉センター
- 富沢デイサービスセンター
[編集] 保育施設
- 睦合保育園
- 栄保育園
- 富河保育園
- 万沢保育園
[編集] 教育施設
[編集] 幼稚園
- 学校法人南部みどり幼稚園
[編集] 小学校
- 南部町立睦合小学校
- 南部町立栄小学校
- 南部町立富河小学校
- 南部町立万沢小学校
[編集] 中学校
- 南部町立南部中学校
- 南部町立富河中学校
- 南部町立万沢中学校
[編集] 官公庁出先機関
[編集] 組合施設
- 活性化センター
- 峡南女性センター
- 農村環境改善センター-南部町役場に隣接
- 環境センター(ごみ処理場)
- 南部アルカディア聖苑(火葬場)
- ふじかわ農業協同組合南本部
- 南部町森林組合
- 南部自動車教習所
[編集] 祭事・催事
[編集] 名所・旧跡・観光スポット
[編集] 自然景観
[編集] 史跡
- 最恩寺(県指定の絹本着色穴山勝千代画像を所蔵)
- 十島金山
[編集] 温泉
[編集] スポーツ・文化施設
[編集] 特産品
[編集] 出身有名人
[編集] 他地域との関連
[編集] その他の南部町
現在、青森県と鳥取県に同名同音の町がある。このうち青森県の南部町は南部氏で繋がっており、現在も定期的に交流がある。一方、鳥取県の南部町は、平成の大合併によって新たにできた町であり、関連性はまったくない。(山梨県と青森県は南部氏を由来としているが、鳥取県は西伯郡の南部に位置することからつけられたものである。)また和歌山県にも南部町があったがこちらはみなべまち(元々は三鍋であった)と読み、現在はみなべ町となっている。こちらも鳥取県同様に同町と関連性はない。
[編集] 身延町
両町とも日蓮宗の寺院が多く、また古くからの付き合いがあることから一時は合併の話も出た。しかし各種問題、特に合併時の町名において対立があったため結局は断念。それぞれ別の町として歩むことになった。(南部・身延ともに歴史上古くから使われており、平成の大合併において双方共に対等合併を行なっているが町名は残されている。)
[編集] 静岡県
南部町は産業や文化交流などにおいて山梨県側より静岡県側の結びつきが強い。理由として山梨県側の都市より静岡県側の都市のほうが近いためである。
- 内船駅から各都市への距離および所要時間
| 都市 | 基準駅 | 距離(道路) | 距離(鉄道) | 所要時間(道路) | 所要時間(鉄道) |
|---|---|---|---|---|---|
| 山梨県甲府市 | 甲府駅 | 55km | 55km | 1時間25分 | 1時間30分(1時間5分) |
| 山梨県中央市 | 東花輪駅 | 42km | 42km | 1時間5分 | 1時間10分(50分) |
| 静岡県富士宮市 | 富士宮駅 | 24km | 23km | 35分 | 45分(30分) |
| 静岡県富士市 | 富士駅 | 28km | 34km | 45分 | 1時間5分(40分) |
| 静岡県静岡市清水区 | 清水駅 | 38km | 57km | 1時間 | 1時間30分(1時間) |
- 道路はMapFan を使用。所要時間は概ね10km=15分と計算。
- 鉄道はYahoo!路線情報 を使用。所要時間は普通列車、()内は特急ふじかわを利用した場合の所要時間を算出。
これにより以下の傾向・事象が発生している。
- 山梨県側の高校へ通う者と静岡県側へ通う者が拮抗している。同町から山梨県側へ通える普通科を有する公立高校は身延高校と市川高校のみであり、さらに2006年までは小学区制度を導入していたため学区外だった市川高校に進学するのは困難を極めたため実質上身延高校しか選択肢がなかった。一方で静岡県側の普通科を有する公立高校は富士宮西高校、富士宮北高校、富士宮東高校、富士高校、富士東高校と多く、また静岡県も学区制こそとっているものの山梨県側の通学も受け入れているため、ある程度の学力があればそちらへ通うことが可能である。なお、職業・総合課程を含めると山梨県側に峡南高校と増穂商業が、静岡県側に富岳館高校(旧・富士宮農業高校)ある。
- 通勤においても静岡県側へ勤める者が多い。その証拠として2000年の国勢調査において旧富沢町が富士都市圏に属していた。これは同町および県内の近隣町村に勤め先が少ない一方、静岡県側においては富士宮市や富士市に工場が多くあるためである。
- 買い物においても県内の近隣町村に大型店が少ない一方、静岡県側にはショッピングセンターなど一通りそろっているためそちらを利用する者が多い。
- 静岡県側のテレビ受信が可能であるため、静岡県の情報がリアルタイムで取得できる。更に山梨県側においては民放が2局しかないのに対し静岡県側には4局あるため、町民はチャンネルの多い静岡県側のテレビの情報を取得する傾向にある。
- Jリーグにおいても清水エスパルスサポーターとヴァンフォーレ甲府サポーターが拮抗している。清水のホームスタジアムである日本平スタジアムのほうが甲府のホームスタジアムである小瀬競技場より近い(日本平:44km、小瀬:50km)こともさることながら清水はJ発足当初から参加しているチームであり、南部町も清水の試合を対象とした応援ツアーも行なわれたことがあるため、甲府が1999年に参入したころには既に清水側の地盤が出来上がっていた。これに対し甲府側は2005年に南部町を広域ホームタウンに取り込み、入場無料イベントなどを行い甲府側への取り込みを図っている。
- 東海道新幹線の新富士駅を設置する際、南部町民も利用するとされたことから一部建設費を出資している。
こちらの理由により一部の町民からは山梨県より静岡県に属したほうがいいのではという声もある。しかし山梨県の出先機関が多くあることなどから現実的ではない。
[編集] (旧)南部町のデータ
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南部町 (-2003年2月28日) は、山梨県南巨摩郡の南部に位置する町。2003年3月1日に、南巨摩郡富沢町との新設合併により、新南部町 (2003年3月1日-) の一部となった。
[編集] 合併前後での違い
現在の南部町(新南部町)は新設合併によって設置された自治体であり、それ以前に存在した南部町(旧南部町)は廃止されている。新南部町(2003年3月1日以降)と旧南部町(2003年2月28日以前)は同名別人の自治体であり、国勢調査などのデータは、合併前と合併後とでは別々のものとして扱われている。
旧南部町の町役場は改築の上、南部分庁舎として使用されている。
[編集] 南部町 (旧) の歴史
- 1180年(治承4年):南部光行が源頼朝より南部牧を与えられ1189年までこの地に住む。
- 1274年(文永11年):日蓮が身延山へ赴く際、同地の妙浄寺に1泊する。
- 1889年(明治22年):この頃までに富士川西岸の睦合地区6村が合併し南巨摩郡睦合村が,富士川東岸の栄地区5村が合併し西八代郡栄村ができる。
- 1918年(大正7年):身延線が十島駅、その後内船駅まで開通。
- 1952年(昭和27年):佐野地域に日本軽金属が建設した水力発電所である柿本ダムが竣工。
- 1955年(昭和30年):睦合村と栄村が合併し町制施行。
- 1964年(昭和39年):旧睦合村役場跡地に南部町立南部中学校が完成、睦合中学校と栄中学校を統合する形で開校。
- 1982年(昭和57年):南部バイパスが開通し、国道52号のルートが変更される。
- 1986年(昭和61年):かいじ国体が開催され、同地では少年男子ソフトボールが行なわれた。
- 1994年(平成6年):アルカディア南部総合公園が完成する。
- 2003年(平成15年):富沢町と合併し消滅。
[編集] 外部リンク
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