東名ハイウェイバス

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東名高速道路富士川付近を走る東名ハイウェイバス

東名ハイウェイバス(とうめいハイウェイバス)は、東京駅 - 御殿場 - 静岡駅 - 浜松駅 - 名古屋駅(と東名高速道路本線や料金所周辺に設置された途中の停留所)を昼行便で結ぶ高速乗合バスである。正式名称は東名高速線(とうめいこうそくせん)。

概説[編集]

日本国有鉄道自動車局(国鉄バス)によって運行が開始され、1987年国鉄分割民営化後は東日本旅客鉄道東海旅客鉄道が運行し、1988年以降バス部門を独立させジェイアールバス関東ジェイアール東海バスとして運行。2005年にジェイアールバス関東の系列会社、ジェイアールバステックが参入し3社での共同運行となった。

運行会社[編集]

運行形態・系統[編集]

  • 最新のダイヤ改正は2014年7月1日
  • 「急行」や「特急」という種別は停車するバス停の違いで、運賃や特別シート料金以外に急行料金等は不要。
  • 便により、3列シート・4列シート・ACコンセント有無など車内設備が異なるが運賃は同額。特別シート(プレミアム、ビジネス)を利用する場合のみ運賃+特別シート料金になる。車両変更等で特別シートが利用できない場合は特別シート料金のみ返金。
  • 東名ハイウェイバスは昼行便のみ運行。夜行便はドリームなごや号系統やドリーム静岡・浜松号がある。
  • 急行
    • 東京駅 - 静岡駅
    • 静岡駅 - 名古屋駅。
    • 全停留所に停車。
  • 特急東名ライナー
    • 静岡駅 - 東京駅(週末など臨時2往復)
    • 東京駅 - 浜松駅
    • 東京駅 - 名古屋駅。
  • 超特急スーパーライナー
    • 東京駅 - 名古屋駅。
  • 直行新東名スーパーライナー
    • 東京駅 - 名古屋駅。新東名高速道路経由。
  • 直行東名スーパーライナー
    • 名古屋駅・名古屋市内→霞ヶ関・東京駅。
    • 現在は週末繁忙期に上り5092号のみ運行、臨時便。東名高速道路経由。

停留所[編集]

凡例
停留所 … ※:東名本線上にない停留所、◆:下り乗車専用上り降車専用、◇:上り乗車専用下り降車専用
停車駅 … ●:停車、▼:下りのみの停車、▲:上りのみの停車、△:上りの一部のみの停車、|:通過、∥:経由せず
停留所名 営業キロ 急行 特急東名ライナ丨 超特急ス丨パ丨ライナ丨 直行新東名ス丨パ丨ライナ丨 所在地
東京駅(発:八重洲南口、着:日本橋口) 0.0 東京都 千代田区
霞が関※◆ 2.2
東名向ヶ丘 22.7 神奈川県 川崎市宮前区
東名江田 26.5 横浜市青葉区
東名大和 40.0 大和市
東名綾瀬 44.8 綾瀬市
東名厚木 52.7 厚木市
東名伊勢原 57.7 伊勢原市
東名秦野 66.0 足柄上郡中井町
東名大井 73.2 足柄上郡大井町
東名松田 76.1 足柄上郡松田町
東名山北 79.6 足柄上郡山北町
東名小山 91.6 静岡県 駿東郡小山町
東名足柄 95.1
東名御殿場 99.6 御殿場市
東名裾野 111.5 裾野市
東名沼津 119.2 沼津市
東名愛鷹 121.8
東名中里 131.7 富士市
東名富士 137.4
東名松岡 141.0
東名富士川 143.4
東名蒲原 149.0 静岡市清水区
東名興津 158.4
東名清水 163.6
東名日本平 171.7 静岡市駿河区
東名静岡 177.7
静岡駅 181.2 静岡市葵区
東名焼津西 192.0 焼津市
東名大井川 196.9
東名吉田 201.4 榛原郡吉田町
東名牧の原 210.6 牧之原市
東名菊川 217.6 菊川市
東名掛川 223.7 掛川市
東名岡津 229.0
東名袋井 235.3 袋井市
東名磐田 242.1 磐田市
浜松インター※◇ 246.1 浜松市東区
浜松駅 253.4 浜松市中区
東名浜松北 249.4 浜松市東区
東名舘山寺 260.7 浜松市西区
東名浜名湖 264.6 浜松市北区
東名三ヶ日 270.8
東名豊橋北 278.2 愛知県 豊橋市
東名豊川 284.8 豊川市
東名音羽 295.0
東名本宿 301.2 岡崎市
東名岡崎 309.2
東名岩津 317.3
東名上郷 321.6 豊田市
東名豊田 326.6
東名三好 331.6 みよし市
東名日進 335.2 日進市
名古屋インター※◇ 341.7 名古屋市名東区
星ヶ丘※◇ 344.5 名古屋市千種区
本山※◇ 346.5
千種駅前※◇ 349.6
※◇ 352.4 名古屋市東区
名古屋駅新幹線口(太閤通口)※ 355.6 名古屋市中村区

用賀PA降車扱い[編集]

  • 2011年10月13日以降、東京駅行(上り便)は首都高速道路渋滞時に乗務員の判断で用賀PAで降車扱いすることがある。徒歩数分の場所にある、用賀駅渋谷駅東急田園都市線)の乗り継ぎ切符を100円で降車時に希望者へ販売(通常の普通運賃は190円)している[1]
  • この乗り継ぎサービス本格実施に先立ち、2010年5月21日から約6ヶ月間の予定(実際は2011年3月東日本大震災前まで継続された)で実証実験が行われた[2]

途中休憩[編集]

乗客も車外に出られる、いわゆる開放休憩。基本は乗務員の休憩なので渋滞や遅延の影響で場所・時間が変更になる場合もある。1回10~15分間程。

  • 東京駅 - 静岡駅系統:特急は足柄SA、急行は愛鷹PA
  • 東京駅 - 浜松駅系統:足柄SA。
  • 東京駅 - 名古屋駅系統(JRバステックとJRバス関東の特急・超特急):足柄SA・日本坂PA浜名湖SA
  • 東京駅 - 名古屋駅系統(JR東海バスの特急・超特急):足柄SA・浜名湖SA
  • 静岡駅 - 名古屋駅系統:浜名湖SA
  • 直行・新東名スーパーライナー号(東京駅 - 名古屋駅)全便:足柄SA・遠州森町PA

乗務員交代[編集]

  • JR東海バスは東名静岡バス停で乗務員交代がある(静岡駅発着便と新東名スーパーライナー号以外の便)。
  • JRバス関東とJRバステックの特急・超特急は途中交代が無いので、JR東海バスよりも休憩が1回多い(日本坂PA)。
  • 直行・新東名スーパーライナー号は全便、途中交代無し。
  • 混雑や遅延など見込まれる時は、臨時の途中交代やあらかじめ交代要員も乗車していることもある。

廃止された停留所[編集]

  • 東名横浜 : 東名江田 - 東名大和間、横浜町田ICに併設。1999年廃止。
  • 東名駒門 : 東名御殿場 - 東名裾野間、駒門PAに併設。JRバスの一部と富士急行バスの新松田 - 沼津駅間の便(運行末期は毎年1月の日曜日に一往復のみの運行)が停車していたが、1991年4月にJRの停車便がなくなり、富士急行の路線も1995年1月の運行を最後に廃止された。
  • 東名原 : 東名愛鷹 - 東名中里間、国鉄・JRバスの東名高速線においては停車場としては扱われておらず、停車便の設定もなかった。1999年廃止。
  • 東名由比 : 東名蒲原 - 東名興津間、由比PAに併設。1992年廃止。

車両・座席・装備[編集]

スーパーシート(744-10993) プレミアムシート(744-05994)
スーパーシート(744-10993)
プレミアムシート(744-05994)
  • 4列シート便はハイデッカー(シングルデッカー)車両
  • 3列シート(プレミアムシート含む)便はダブルデッカー(二階建て)車両。
  • 車両トイレ完備・車内禁煙。新しい車両には充電コンセントや車内空気清浄機を装備。
    • 4列シート(補助席付き4列のスタンダード、補助席無しでセンターアームレスト付きのワイドシート・楽座シート)。38~44席。
    • 独立3列シート(フットレストとレッグレスト付き、3列スタンダードシート)。
    • 改良型独立3列シート(大型フットレストとレッグレスト・ACコンセント・wifi)、3列デラックスシート)ビジネスシート搭載車とプレミアムシート搭載車の一般席(通常席)。追加の特別シート料金は不要。
    • ビジネスシート(シート間隔118cm・リクライニング約145度・可動式枕・オットマンと大型レッグレスト・ACコンセント・仕切り壁や仕切りカーテン・wifi・独立3列)。運賃+特別シート料金。二階席前方に6席。
    • プレミアムシート(シート間隔135cm・リクライニング約156度・シート幅約60cm・可動式枕・大型フットレストとレッグレスト・専用車内荷室・仕切りカーテン・ワンドリンクサービス・ACコンセント・wifi)。運賃+特別シート料金。一階に3席。
※整備や運用などの都合でシート仕様が予告無く変更となる場合がある。
※時刻表で3列シートや4列ワイドシート表記のある便でも繁忙期は車両変更や2号車以降の増車は車内設備が異なる場合がある(補助席付き4列シートなど)。
※当日、車両変更等でプレミアムシート・ビジネスシートが利用できない場合は特別シート料金のみ返金。

乗車券・予約・割引運賃[編集]

現在
  • 急行便以外は座席指定制で、発売は乗車する日の一ヶ月一日前の午前10時から。
  • 急行便は、東京駅・静岡駅・東名静岡・名古屋駅から乗車する場合のみ座席指定制で事前購入が可能。
  • JRバス窓口は名古屋駅新幹線口・浜松駅バスターミナル・静岡駅北口・東京駅八重洲南口・新宿駅新南口(代々木)など。
  • 予約サイト高速バスネット、JR東海バス・JRバス関東の予約電話、東海地区の大学生協窓口など。JR駅等のみどりの窓口での取り扱いは無い。
  • 予約していない場合や急行便に途中バス停から乗車など、当日バス車内で支払う場合は前払いで現金のみ。
  • 2012年7月以降、名古屋駅-新宿駅・東京駅間で中央ライナーなごや号と組み合わせた共通乗車(往復割引乗車券の購入)が可能になった。
早期購入割引運賃(早売り)
  • 2008年11月4日から日付・便・席数限定で、東京 - 名古屋間と中央ライナー新宿 - 名古屋間で早期購入割引「早売1」を設定。
  • 2009年6月1日から同月30日まで、東名ハイウェイバス開業40周年記念謝恩「スーパー早売」運賃を設定。
  • 2009年7月17日、早期購入割引「早売1」は毎日設定に変更。便と席数は限定。
  • 2010年3月12日~6月30日、ダイヤ改正キャンペーンとして「早売21」と「早売7」を追加。超特急便予約可能な全区間に設定。
  • 2010年7月1日乗車分から、平日は早売21・早売3・早売1に変更。週末は早売1のみ。設定区間は東京駅~名古屋市内間のみになる。
  • 2012年7月以降は、東京駅-名古屋駅系統の特急にも早売席を設定(それまでは超特急のみ)。
学生割引
  • 101キロ以上乗車する場合に片道運賃が2割引になる。購入の際、乗車の際とも学生証の呈示が必要。
往復割引
  • 東京駅 - 名古屋駅、東京駅 - 東名富士、東京駅 - 静岡駅、東京駅 - 浜松駅、静岡駅 - 名古屋駅の区間のみに設定。バス車内で購入はできない。
回数券
  • 全ての利用可能な区間に設定があり、4枚組で約13%引きになる。有効期限3ヶ月でバス車内でも購入可能。
身体障害者割引・療育割引
  • 該当する場合は普通運賃から5割引き。
過去
  • 国鉄時代は始発駅からの乗車のみ便指定制で[3]、途中駅からの乗車では予約不要であった。また、団体予約可能な便が設定されており、時刻表でも「エコー」表示で区別されていた[3]ただし、これは種別や便に対する愛称ではなく、車両にも特に「エコー」の表示はされていなかった。
  • JR化後、1990年頃からしばらくは東京駅から乗車する場合には予約は受け付けていなかった。[要出典]
  • 2000年11月1日から、東京駅から超特急に乗車する際には、当日便指定予約を受け付けるようになった[4]
  • 2005年9月1日以降は、始発駅だけでなく東名江田からの下り超特急についても予約が可能となった。
  • 2006年12月15日からは高速バスネットの運用開始に伴い、東名向ヶ丘・浜松市内・名古屋市内の各駅からの予約も可能になった。
  • 2007年10月1日からは予約可能な乗車駅を大幅に増加させた上、便指定(定員制)から座席指定制に変更された。

乗り継ぎ・途中下車[編集]

  • 途中バス停で当日中同一方向へバス(便)を乗り換え(乗り継ぎ)する場合は1枚の乗車券(通算運賃)で利用できる。遅延等で乗り継げなかった場合でも乗車券の有効期限は当日限り。
  • 霞が関・栄・千種駅前・星ヶ丘・名古屋インター・名古屋市内以外のバス停では途中下車が可能(乗車券の有効期限は当日限り)。
  • 高速バスネットで乗車券購入して途中下車や乗り継ぎをする場合は、はじめの乗車区間(便)を購入しておく。はじめのバス乗車時に途中下車(乗り継ぎ)を申告して、最終降車バス停までの運賃との差額を支払う。

沿革[編集]

  • 1969年昭和44年)6月10日 - 東名高速線、東京 - 名古屋開業。当初の運行便数は昼行便合計43往復。
    東京 - 名古屋便が17往復、東京 - 浜松便が6往復、東京 - 静岡便が8往復、東京 - 沼津便が8往復、静岡 - 名古屋便が2往復、浜松 - 名古屋便が2往復。
  • 1970年(昭和45年)3月10日 - ダイヤ改正。東京 - 名古屋便を3往復、東京 - 静岡便を2往復増便、昼行便合計48往復。
    東京 - 名古屋便が20往復、東京 - 浜松便が6往復、東京 - 静岡便が10往復、東京 - 沼津便が8往復、静岡 - 名古屋便が2往復、浜松 - 名古屋便が2往復。
  • 1971年(昭和46年)12月22日 - ダイヤ改正。東京 - 浜松便を1往復、東京 - 静岡便を2往復、東京 - 沼津便を2往復増便、昼行便合計53往復。
    東京 - 名古屋便が20往復、東京 - 浜松便が7往復、東京 - 静岡便が12往復、東京 - 沼津便が10往復、静岡 - 名古屋便が2往復、浜松 - 名古屋便が2往復。
  • 1973年(昭和48年)4月1日 - ダイヤ改正。東京 - 静岡便を1往復増便、昼行便合計54往復。
    東京 - 名古屋便が20往復、東京 - 浜松便が7往復、東京 - 静岡便が13往復、東京 - 沼津便が10往復、静岡 - 名古屋便が2往復、浜松 - 名古屋便が2往復。
  • 1973年(昭和48年)11月1日 - 星ヶ丘で下り便が降車扱い開始。
  • 1974年(昭和49年)9月10日 - 輸送人員1千万人を達成。
  • 1975年(昭和50年)10月1日 - ダイヤ改正。東名音羽バスストップを新設。東京 - 名古屋便を6往復減便する一方で、東京 - 静岡便が17往復、東京 - 沼津便を1往復、静岡 - 名古屋便を6往復増便、昼行便合計72往復。
    東京 - 名古屋便が14往復、東京 - 浜松便が7往復、東京 - 静岡便が30往復、東京 - 沼津便が11往復、静岡 - 名古屋便が8往復、浜松 - 名古屋便が2往復。
  • 1978年(昭和53年)10月2日 - ダイヤ改正。浜松 - 名古屋便を廃止。東京 - 浜松便を2往復、東京 - 静岡便を5往復、東京 - 沼津便を5往復、静岡 - 名古屋便を2往復減便。さらに、東京 - 静岡便のうち10往復、静岡 - 名古屋便のうち2往復は静岡駅までは入らずに東名静岡始終着便となった。結果、合計56往復。
    東京 - 名古屋便が14往復、東京 - 浜松便が5往復、東京 - 静岡便が25往復、東京 - 沼津便が6往復、静岡 - 名古屋便が6往復。
  • 1979年(昭和54年)6月10日 - 千種駅前で下り便、霞が関で上り便の降車扱い開始。
  • 1980年(昭和55年)4月7日 - 東名豊橋北バスストップを新設。星ヶ丘で上り便の乗車扱い開始。
  • 1982年(昭和57年)11月15日 - ダイヤ改正。東京 - 富士便を3.5往復、岡崎 - 名古屋便を2往復(うち1往復は名古屋駅までは入らず、名古屋インター始終着となる[3])新設。静岡 - 名古屋便のうち東名静岡始終着便を廃止。東京 - 浜松便を2往復、東京 - 沼津便を2.5往復減便。東京 - 静岡便は、静岡駅乗り入れ便を1往復増便する一方で、東名静岡始終着便のうち5便を減便。結果、合計51往復。
    東京 - 名古屋便が14往復、東京 - 浜松便が3往復、東京 - 静岡便が21往復、東京 - 富士便が3.5往復、東京 - 沼津便が3.5往復、静岡 - 名古屋便が4往復、岡崎 - 名古屋便が2往復。
  • 1984年(昭和59年)7月21日 - 初のハイデッカー車(P-MS735SA)を運行開始。
  • 1986年(昭和61年)4月26日 - ダイヤ改正。岡崎 - 名古屋便を廃止、浜松 - 名古屋便を1往復新設。計50往復。
    東京 - 名古屋便が14往復、東京 - 浜松便が3往復、東京 - 静岡便が21往復、東京 - 富士便が3.5往復、東京 - 沼津便が3.5往復、静岡 - 名古屋便が4往復、浜松 - 名古屋便が1往復。
  • 1986年(昭和61年)11月1日 - 国鉄最後のダイヤ改正。東名愛鷹バスストップを新設。東京 - 沼津便と東京 - 富士便のうちそれぞれ2.5往復を静岡駅まで延長し、東名静岡発着便を全て静岡駅乗り入れに変更。東京 - 静岡便に特急便「するが」を新設し、東京 - 静岡便は8往復増便。この他には東京 - 名古屋便を2往復増便して、合計55往復。
    東京 - 名古屋便が16往復、東京 - 浜松便が3往復、東京 - 静岡便が29往復、東京 - 富士便が1往復、東京 - 沼津便が1往復、静岡 - 名古屋便が4往復、浜松 - 名古屋便が1往復。
  • 1988年(昭和63年)3月13日 - 分割民営化後初のダイヤ改正。民営化直後は便によって車両と乗務員の所属会社が異なる事例もみられたが、このダイヤ改正で、乗務員は自社の車両にのみ乗務することになった。このダイヤ改正で、東海旅客鉄道(JR東海・当時)単独で浜松駅 - 京都駅間の特急便を運行開始。停車駅は東名豊橋北東名音羽を除く浜松駅 - 東名日進間の各バスストップ・東名旭東名春日井名神岩倉・京都駅で、途中上郷多賀SAで休憩。この他、東京 - 名古屋便には超特急「東名ライナー」新設と、6往復増便。東京 - 浜松便を9往復に増便して、合計68往復。
    東京 - 名古屋便が22往復、東京 - 浜松便が9往復、東京 - 静岡便が29往復、東京 - 富士便が1往復、東京 - 沼津便が1往復、静岡 - 名古屋便が4往復、浜松 - 名古屋便が1往復、浜松 - 京都便が1往復。
  • 1988年(昭和63年)4月1日 - JRバス関東JR東海バス東日本旅客鉄道(JR東日本・関東自動車事業部)とJR東海からそれぞれバス事業を引き継ぐ。
  • 1989年平成元年)1月11日 - ダイヤ改正。東京 - 名古屋便を1往復、東京 - 浜松便を3往復、東京 - 静岡便を9往復減便、岡崎 - 名古屋便を2往復新設。合計57往復。
    東京 - 名古屋便が21往復、東京 - 浜松便が6往復、東京 - 静岡便が20往復、東京 - 富士便が1往復、東京 - 沼津便が1往復、静岡 - 名古屋便が4往復、浜松 - 名古屋便が1往復、岡崎 - 名古屋便が2往復、浜松 - 京都便が1往復。
1990年から御殿場駅乗り入れを開始
1年半のみ存在した急行厚木行の方向幕
  • 1990年(平成2年)3月15日 - ダイヤ修正。一部便が御殿場駅乗り入れ開始。東名沼津 - 沼津駅間の花園町・金岡小学校前・県総合庁舎前での乗降扱いを開始(いずれも下り便降車のみ・上り便乗車のみ)。
  • 1991年(平成3年)1月16日 - ダイヤ改正。東京 - 名古屋便を7往復、東京 - 浜松便を3往復、東京 - 静岡便を4往復減便。岡崎 - 名古屋便のうち1往復を浜松まで延長。東京 - 沼津便を3.5往復、東京 - 富士便を上り1本、静岡 - 名古屋便を2往復増便、東京→厚木便が下り1本のみ新設、合計49.5往復。
    東京 - 名古屋便が14往復、東京 - 浜松便が3往復、東京 - 静岡便が16往復、東京 - 富士便が1.5往復、東京 - 沼津便が4.5往復、東京→厚木便が0.5往復、静岡 - 名古屋便が6往復、浜松 - 名古屋便が2往復、岡崎 - 名古屋便が1往復、浜松 - 京都便が1往復。
  • 1991年(平成3年)4月9日 - 東名足柄バスストップを新設、東名駒門バスストップを廃止。
  • 1992年(平成4年)7月7日 - ダイヤ改正。東名由比バスストップを廃止。東京 - 厚木便廃止。東京 - 沼津便を3.5往復、東京 - 富士便を1往復減便。浜松 - 名古屋便のうち1往復を岡崎までに短縮。東京 - 静岡便が0.5往復、東京 - 浜松便が1往復増便、御殿場 - 静岡便が下り1本新設、合計46.5往復。
    東京 - 名古屋便が14往復、東京 - 浜松便が4往復、東京 - 静岡便が16.5往復、東京 - 富士便が0.5往復、東京 - 沼津便が1往復、静岡 - 名古屋便が6往復、浜松 - 名古屋便が1往復、岡崎 - 名古屋便が2往復、浜松 - 京都便が1往復。
  • 1993年(平成5年)10月12日 - 東名厚木バスストップを一時廃止。
  • 1995年(平成7年)4月1日 - 東名厚木バスストップを本線上に復活。東名大井バスストップを新設。JR東海バス便で運賃を前払いに変更。
  • 1999年(平成11年)2月1日 - ダイヤ改正。超特急「スーパーライナー」運行開始。下り便経路を宝町ランプから霞が関ランプに変更。東名横浜バスストップを廃止。特急便の停車駅を一部変更。
開業30周年でリバイバル運行された「最後の国鉄専用型式」P-MS735SA
  • 1999年(平成11年)6月 - 開業30周年。土休日と同月10日に「最後の国鉄専用型式」P-MS735SAを東京 - 静岡の急行便として運行。
  • 2000年(平成12年)7月20日 - ダイヤ改正。沼津駅乗り入れ廃止。東京 - 静岡間の特急便の大半を急行便に変更。東名浜名湖バスストップを新設。
  • 2002年(平成14年)10月12日 - ダイヤ改正。東京 - 名古屋便の急行便が登場。特急便の停車駅だった東名沼津は急行便の一部も通過するようになる。一部の急行便しか停車しなかった東名愛鷹は特急便・急行便の全便が停車するようになった。特急便は大幅に減便され、停車駅も東名江田・東名御殿場・東名愛鷹・東名富士・東名静岡以西の各駅に整理された。また、急行便では岡崎 - 名古屋便が1往復に減便。合計47往復。
    東京 - 名古屋便が13往復、東京 - 浜松便が4往復、東京 - 静岡便が下り21本・上り23本、東京 - 御殿場便が0.5往復、御殿場 - 静岡便が0.5往復、静岡 - 名古屋便が4往復、浜松 - 名古屋便が1往復、岡崎 - 名古屋便が1往復、浜松 - 京都便が1往復。
  • 2004年(平成16年)3月15日 - ダイヤ一部修正。
  • 2005年(平成17年)3月25日 - JRバステックが運行に参入。超特急便4往復を担当。
  • 2005年(平成17年)9月1日 - ダイヤ改正。東京 - 名古屋便は全て超特急に変更、浜松 - 名古屋間で特急便の廃止、東京 - 浜松便は全て特急便となった。超特急便の停車駅は3つのパターンが存在。特急便の停車駅が変更、東名綾瀬以東の各駅(上り便は東名厚木・東名伊勢原にも停車)・東名御殿場・東名富士・東名静岡以西の各駅となったため、東名愛鷹は急行便のみ停車となった。下り便に東名向ヶ丘 - 静岡便が新たに設定され、御殿場 - 静岡便、岡崎 - 名古屋便は廃止された。合計46往復。
    東京 - 名古屋便が12往復、東京 - 浜松便が6往復、東京 - 静岡便が20.5往復、向ヶ丘 - 静岡便が0.5往復、東京 - 御殿場便が1往復、静岡 - 名古屋便が4往復、浜松 - 名古屋便が1往復、浜松 - 京都便が1往復。
  • 2006年(平成18年)12月15日 - ダイヤ改正。東京 - 名古屋便の一部が特急に変更。超特急のみを担当していたJRバステックが特急便も担当するようになった。特急は「東名ライナー」の愛称となり、超特急は「スーパーライナー」と「ノンストップライナー」になった。特急便停車駅を変更して、東名伊勢原以東の各駅・東名御殿場・東名裾野・東名富士・東名清水・東名静岡以西の各駅となった。浜松インター本山の両停留所が新設。向ヶ丘 - 静岡便、浜松 - 名古屋便、浜松 - 京都便の設定と御殿場駅の乗り入れは廃止となり運転系統は大幅に整理された。合計41往復。
    東京 - 名古屋便が14往復、東京 - 浜松便が5往復、東京 - 静岡便が18往復、静岡 - 名古屋便が4往復。
  • 2007年(平成19年)10月1日 - 座席定員制から座席指定制に変更と予約可能な停留所が増加。
  • 2008年(平成20年)7月16日 - 豊田南IC-豊田IC付近を走行中のスーパーライナー18便においてテロ事件愛知バスジャック事件)が発生。
  • 2009年(平成21年)6月10日 - 東名ハイウェイバス開業40周年。同年6月1日から30日までの1ヶ月間、謝恩「スーパー早売」運賃を設定。
  • 2009年(平成21年)8月1日 - 超特急「スーパーライナー」の上下各1便(JR東海バス担当便)にプレミアムシートを設定。
  • 2010年(平成22年)3月12日 - ダイヤ改正。減便や停車駅変更、「ノンストップライナー」の廃止。停車駅パターンはほぼ種別ごとに統一された。特急・急行の表記は「種別+便名」から「愛称名+号数」に変更[5]。合計37往復。
    東京 - 名古屋便が14往復(うち1往復は繁忙便)、東京 - 浜松便が6往復、東京 - 静岡便が15往復(うち2往復は繁忙便)、静岡 - 名古屋便が2往復。
  • 2010年(平成22年)5月21日 - 上り便(東京駅行)が用賀PAで東急田園都市線用賀駅への乗り継ぎ実証実験を開始。
  • 2010年(平成22年)6月1日 - 超特急「スーパーライナー」の上下各1便(JR東海バス担当便)に「スーパーシート」を設定。
  • 2010年(平成22年)7月1日乗車分以降 - 超特急「スーパーライナー」と特急「東名ライナー」の全便・全区間で事前予約可能になる。
  • 2010年(平成22年)12月9日 - 名古屋駅バスターミナルが桜通口から仮設の新幹線口(太閤口)へ移転。
  • 2011年(平成23年)7月1日 - 同年3月11日に発生した東日本大震災の影響で運休していた東京 - 浜松間のJRバス関東便の「東名ライナー」1往復(203号・208号)が正式に減便。
  • 2012年(平成24年)6月1日 - 同年4月14日に部分開通した新東名高速道路経由の「直行・新東名スーパーライナー号」が、上下各3便運行開始。名古屋駅~東京駅間、途中停車するバス停は無く所要時間5時間00分(最速便)。従来の急行・特急・超特急に加えて「直行」という新しい便種別が追加。東名ハイウェイバス全体では1往復増便の1日14往復(特定日15往復)。
  • 2012年(平成24年)7月1日 - JR東海バスの「スーパーシート」設定車の9席から座席数を減らしてシートピッチを拡大、仕切りカーテンや車内wifiサービスを追加した上で「ビジネスシート」6席に改良、この日より運行開始。運賃のほかにシート料金600円が必要、上下各1便。
  • 2013年(平成25年)3月1日 - ダイヤ改正。「直行・新東名スーパーライナー号」を2往復増便、1日5往復となる。
  • 2014年(平成26年)7月1日 - ダイヤ改正。「直行・新東名スーパーライナー号」を2往復増便、1日7往復となる。また、新東名スーパーライナーとスーパーライナーの一部便に運行会社がJRバス関東とJRバステックが入れ替えた。

車両の歴史[編集]

国鉄専用型式(P-MS735SA) 744-4952→H654-84452

国鉄時代[編集]

国鉄バスでは、東名高速線には高速バス運行に特化した特別設計の車両を導入していた。これらの車両は「国鉄専用型式」と通称された。1981年導入車までは標準床車で増備されたが、1984年に導入された新車 (P-MS735SA) はハイデッカーとなった。詳細については国鉄専用型式を参照。1986年には初のスーパーハイデッカー車としてドリーム号用に三菱エアロクィーンW(P-MU525TA改)を導入している。

民営化以降[編集]

1987年のJR東日本バスの新車は、MS735SAとほぼ同一の仕様ながら車体をエアロバスと同様にした車両(P-MS725SA改)となった。一挙に30台以上が導入され、JR東日本バスの国鉄専用型式標準床車を置き換えた。JR東海でも1988年にほぼ同型の車両を投入し、標準床車はほぼ置き換えられた。

JR東海バスでは、まず1988年3月のダイヤ改正で登場した超特急便「東名ライナー」専用車としてエアロクィーンWを導入し、1989年から1990年にかけてエアロバス車体とエアロクィーンMのシャーシを組み合わせた車両(P-MS729SA改、U-MS729SA)を導入。1991年からはドリームなごや号との共通運用で一部の超特急便「東名ライナー」に2階建車両三菱ふそう・エアロキング)を導入した(後に「スーパーライナー」にも導入)。

1993年からJRバス関東に導入されたニューエアロバスはハイデッカー・折戸車体ながら過給器なしで400psエンジンを搭載するU-MS821PAが選択された(1994年からはJR東海バスでも導入)。

1996年には、JRバス関東にはいすゞ・ガーラハイデッカー車(KC-LV782R1)が2台導入された。東名高速線では28年ぶりのいすゞ車で、過給器なしでV型12気筒450psエンジンという性能であった。また、1997年頃からJRバス関東では三菱製「SX観光仕様」(KC-MS829SA)を投入した。従来400ps以上のエンジンが標準になっていて、355psというエンジンでは物足りない、車内もシートピッチが狭いなど乗務員・乗客ともに評判が悪く2年程で他の路線へ転用された。

その後は日野・セレガ日産ディーゼル・スペースアローなどが導入されている。2005年ジェイアールバステックは「スワローエクスプレス」塗装のガーラ、JR東海バスは4列ワイドシートのセレガを導入、2007年以降はヘッドレスト・センターアームレスト付き4列ワイドシート(楽座シート)車両を各社で導入している。

2009年以降、JR東海バスは豪華化粧室(パウダールーム仕様トイレ)の4列ワイドシート車両、プレミアムシート搭載の2階建車両、ハイブリッド車両(セレガ)の4列ワイドシート車両、スーパーシート(後にビジネスシートに改装)搭載の2階建て車両などを順次導入。JRバス関東・JRバステックも4列ワイドシート(楽座シート)車両を順次追加導入している。


脚注[編集]

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  1. ^ 用賀パーキングエリアで渋滞を避けて高速バスから電車へ乗り継ぎ(首都高速道路株式会社)
  2. ^ 用賀PAで高速バスから東急田園都市線への乗り継ぎ実証実験(首都高速道路株式会社)
  3. ^ a b c 日本交通公社『国鉄監修 交通公社の時刻表』1982年11月号 p472
  4. ^ JRバス関東公式メールマガジンバックナンバーバスTABI No.6”. 2010年5月9日閲覧。
  5. ^ 例えば、本改正前の「特急51便」は改正後は「東名ライナー51号」、愛称のない急行便は「急行301便」だったものが「東名301号」となる。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 日本交通公社『国鉄監修 交通公社の時刻表』1982年11月号
  • バス・ジャパン』3号「特集・国鉄バスのゆくえ」「東名・名神高速バスにSハイデッカー登場」「ふそうバスの戦後史」(1987年1月・バスジャパン刊行会)
  • バスラマ・インターナショナル』24号「特集・国鉄~名神 東名・名神ハイウェイバス」(1994年6月・ぽると出版)
  • 東名高速線開業25周年パンフレット(1994年6月・ジェイアールバス関東発行)
  • 『平成16年3月15日改正 東名ハイウェイバス時刻表』(ジェイアールバス関東発行)
  • 『平成17年9月1日改正 東名ハイウェイバス時刻表』(ジェイアールバス関東発行)
  • 『平成18年12月15日改正 東名ハイウェイバス時刻表』(ジェイアールバス関東発行)

外部リンク[編集]