上信越自動車道

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高速自動車国道
有料

上信越自動車道

上信越自動車道
総距離 204.3 km
制定年 1993年平成5年)
開通年 1980年昭和55年) - 1999年(平成11年)
起点 藤岡市藤岡JCT
主な
経由都市
富岡市安中市
佐久市小諸市上田市
千曲市長野市中野市
妙高市
終点 上越市上越JCT
接続する
主な道路
記法
記事参照
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路

上信越自動車道(じょうしんえつじどうしゃどう、JOSHIN-ETSU EXPRESSWAY)は、群馬県藤岡市藤岡JCTから長野県長野市を経て新潟県上越市上越JCTに至る高速道路高速自動車国道)である。東日本高速道路が管理・営業中である。略称は上信越道(じょうしんえつどう、JOSHIN-ETSU EXPWY)。

概要[編集]

国土開発幹線自動車道の路線名は関越自動車道上越線であり、上信越自動車道はそのうち藤岡JCT以西の区間の道路名である。

国道18号北陸新幹線長野新幹線)と並走し、東京から富山金沢などの北陸地方を結ぶ高速道路の最短ルートとなるため、単に関東地方と長野県北信地方・新潟県上越地方を結ぶだけにとどまらず、関東北陸間の物流の動脈としての役割も担う路線である。

北関東自動車道の全線開通後は、東北・北関東方面と東海関西方面を、東京都内を経由せずに高速道路のみで往来できるルートとして重要度が増した。

信濃町IC-上越JCT暫定2車線、それ以外は4車線で供用済みである。かつてはこれ以外にも暫定2車線で併用されている区間があり、特に碓氷軽井沢IC-更埴JCT間は開通以前から4車線化の施行命令が出されていたが、1998年長野オリンピック開催に間に合わせるために暫定2車線で開通させた経歴がある。信濃町IC-上越JCTについては2009年(平成21年)4月27日の第4回国土開発幹線自動車道建設会議にて4車線への整備計画変更が決定したが、民主党の2009年(平成21年)度補正予算の執行見直しにより、信濃町IC-上越JCTを含む高速道路6路線6区間の4車線化事業が凍結された。その後当該区間の2009年(平成21年)における10km以上の渋滞発生回数が19回を数えたことから4車線化の必要性があると判断され、一旦は凍結が解除され[1]、2012年(平成24年)4月には事業を再開することが発表された[2]。供用予定は2018年度[3]

通過する自治体[編集]

接続高速道路[編集]

インターチェンジなど[編集]

  • IC番号欄の背景色がである区間は既開通区間に存在する。施設欄の背景色がである区間は未開通区間または未供用施設に該当する。未開通区間の名称は全て仮称である。
  • スマートICは背景色で示す。
  • 路線名の特記がないものは市町道
  • BSのうち、○/●は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
IC番号 施設名 接続路線名 藤岡から
(km)
BS 備考 所在地
9 藤岡JCT. 関越自動車道 0.0 - 群馬県 藤岡市
1 藤岡IC/PA 県道13号前橋長瀞線 1.8 藤岡PAは関越道方面
ハイウェイオアシス併設
2 吉井IC 県道41号神田吉井停車場線 11.2 高崎市
- 甘楽PA - 15.4 甘楽町
3 富岡IC 富岡市道西富岡内匠線 20.1 富岡市
4 下仁田IC 国道254号馬山バイパス 26.8 下仁田町
5 松井田妙義IC/松井田BS 県道51号松井田下仁田線 37.5 安中市
- 横川SA - 42.1
6 碓氷軽井沢IC 県道92号松井田軽井沢線 52.5
- 碓氷CB - 53 -
- 香坂CB - 長野県 佐久市
6-1 佐久平PA
佐久平スマートIC
68.4 ハイウェイオアシス併設
7 佐久IC 県道9号佐久軽井沢線 71.3
7-1 佐久小諸JCT 中部横断自動車道 72.8 - 小諸市
- 小諸高原BS - 78.0
8 小諸IC 県道79号小諸上田線 82.1
9 東部湯の丸IC/SA 県道81号丸子東部インター線 88.6 東御市
10 上田菅平IC 国道144号 96.9 上田市
11 坂城IC 県道91号坂城インター線 104.8 坂城町
- 千曲川さかきPA - 106.2
- 屋代BS - 117.1 千曲市
12 更埴JCT. 長野自動車道 119.1
- 松代PA - 123.2 長野市
13 長野IC 県道35号長野真田線 125.1
- 若穂BS - 130.2
14 須坂長野東IC 国道403号 135.0
須坂市
- 須坂BS - 137.5
14-1 小布施PA
小布施スマートIC
県道343号村山小布施停車場線 141.6 ハイウェイオアシス併設 小布施町
- 小布施BS - 143.2
15 信州中野IC 県道29号中野豊野線 146.5 中野市
- 中野BS - 147.2
- 替佐CB -
16 豊田飯山IC 国道117号 154.2
- 豊田BS - 155.0
- 黒姫野尻湖PA - 164.3 信濃町
- 柏原BS - 166.2
17 信濃町IC 国道18号野尻バイパス 167.4
18 妙高高原IC 国道18号(妙高野尻バイパス 172.5 新潟県 妙高市
- 妙高高原BS -
- 妙高SA - 179.9
19 中郷IC 国道18号(上新バイパス 184.5 上越市
- 中郷北BS -
19-1 新井PA
新井スマートIC
県道428号西野谷新田新井線 191.9 ハイウェイオアシス併設
スマートICは6-22時
妙高市
20 上越高田IC 県道85号上越高田インター線 199.0 上越市
31-1 上越JCT. 北陸自動車道 204.3
  • 豊田飯山IC-黒姫野尻湖PAにチェーンベース (CB) が2箇所ある。そのうち、豊田飯山IC寄りのCBは下り線である。また、上田菅平IC-坂城ICに上り線のCBが1カ所ある。

SA・PA[編集]

売店はすべてのSAと甘楽PA・佐久平PA・松代PA・小布施PAに、レストランは横川SAと東部湯の丸SAに設置されている。また、藤岡PA・佐久平PA・小布施PA・新井PAにはハイウェイオアシスが併設されている。

ガソリンスタンドは横川SA・東部湯の丸SA・松代PAにあり、東部湯の丸SAの下り線が深夜営業をしていない他は24時間営業である。24時間営業の売店は、藤岡PAのハイウェイオアシス(ららん藤岡)・横川SA・東部湯の丸SA・新井PAのハイウェイオアシス(道の駅あらい)にある。

主なトンネル[編集]

ここでは、特に距離が長いトンネルのみ述べる。

トンネルの数[編集]

区間 上り線 下り線 備考
藤岡JCT-富岡IC 0 0
富岡IC-下仁田IC 1 1
下仁田IC-横川SA 0 0
横川SA-碓氷軽井沢IC 5 5
碓氷軽井沢IC-佐久平PA 7 6
佐久平PA-佐久IC 0 0
佐久IC-小諸IC 1 1
小諸IC-上田菅平IC 0 0
上田菅平IC-坂城IC 3 3
坂城IC-千曲川さかきPA 0 0
千曲川さかきPA-更埴JCT 4 4
更埴JCT-松代PA 1 1
松代PA-長野IC 0 0
長野IC-須坂長野東IC 4 4
須坂長野東IC-信州中野IC 0 0
信州中野IC-豊田飯山IC 1 1
豊田飯山IC-信濃町IC 4 5
信濃町IC-新井PA 0
新井PA-上越高田IC 2
上越高田IC-上越JCT 1
合計 37 37 -

※信濃町IC-上越JCTは暫定2車線の対面通行となっているため、供用されているトンネルは上下線で1本となっている。

歴史[編集]

上田ローマン橋
東部湯の丸IC-上田菅平IC間。1996年完成。
  • 1966年昭和41年)7月1日 : 東京都-直江津市(現・上越市)間 予定路線決定。
  • 1971年(昭和46年)6月8日 : 更埴市(現・千曲市)-須坂市間 基本計画決定。
  • 1972年(昭和47年)6月30日 : 藤岡市-長野市間 基本計画決定。
  • 1973年(昭和48年)10月19日 : 更埴市-須坂市間 整備計画・施行命令。
  • 1973年(昭和48年)11月1日 : 長野市-上越市間 基本計画決定。
  • 1979年(昭和54年)3月2日 : 藤岡市-佐久市間 整備計画・施行命令。
  • 1980年(昭和55年)7月17日 : 藤岡JCT-藤岡IC間が関越自動車道として開通。
  • 1982年(昭和57年)1月20日 : 須坂市-中野市間 整備計画決定。
  • 1985年(昭和60年)5月16日 : 須坂市-中野市間 施行命令。
  • 1986年(昭和61年)1月21日 : 佐久市-更埴市間・中野市-中郷村(現・上越市)間 整備計画決定。
  • 1987年(昭和62年)12月8日 : 佐久市-更埴市間 施行命令。
  • 1988年(昭和63年)1月31日 : 中郷村-上越市間 整備計画決定。
  • 1988年(昭和63年)9月22日 : 中野市-中郷村間 施行命令。
  • 1992年平成4年)12月10日 : 佐久市-更埴市間 4車線化施行命令。
  • 1993年(平成5年)3月25日 : 更埴JCT-須坂長野東IC間開通により、長野自動車道と接続。長野IC-須坂長野東IC間は暫定2車線。
  • 1993年(平成5年)3月27日 : 藤岡IC-佐久IC間開通。藤岡JCT-藤岡IC間が関越自動車道から上信越自動車道になる。碓氷軽井沢IC-佐久平PA間は暫定2車線。
  • 1995年(平成7年)11月7日 : 佐久IC-小諸IC間開通。
  • 1995年(平成7年)11月30日 : 須坂長野東IC-信州中野IC間開通。長野IC-須坂長野東IC間 4車線化。
  • 1996年(平成8年)11月14日 : 小諸IC-更埴JCT間開通。
  • 1997年(平成9年)10月16日 : 信州中野IC-中郷IC間開通。
  • 1998年(平成10年)12月25日 : 中野市-信濃町間 4車線化整備計画・施行命令。
  • 1999年(平成11年)10月30日 : 中郷IC-上越JCT間開通により全線開通、上越JCTで北陸自動車道と接続。
  • 2000年(平成12年)4月28日 : 藤岡PA(藤岡ハイウェイオアシス、関越自動車道方面) 開設。
  • 2002年(平成14年)7月26日 : 佐久IC-小諸IC間 4車線化。
  • 2002年(平成14年)12月18日 : 小諸IC-上田菅平IC間 4車線化。
  • 2003年(平成15年)12月20日 : 碓氷軽井沢IC-佐久IC間 4車線化。
  • 2004年(平成16年)7月17日 : 上田菅平IC-更埴JCT間 4車線化。
  • 2004年(平成16年)12月18日 : 佐久平PA(佐久平ハイウェイオアシス) スマートIC社会実験開始(2007年(平成19年)3月31日まで(当初の実験期間は2005年(平成17年)3月21日まで))。
  • 2005年(平成17年)1月11日 : 新井スマートIC 社会実験開始(2006年(平成18年)3月31日まで(当初の実験期間は2005年(平成17年)3月27日まで))。
  • 2005年(平成17年)4月24日 : 小布施PA(小布施ハイウェイオアシス) スマートIC社会実験開始(2006年(平成18年)3月31日まで(当初の実験期間は2005年(平成17年)8月31日まで))。
  • 2005年(平成17年)4月29日 : 信州中野IC-豊田飯山IC間 4車線化。
  • 2006年(平成18年)10月1日 : 小布施スマートIC・新井スマートIC 供用開始。
  • 2007年(平成19年)4月1日 : 佐久平スマートIC 供用開始。
  • 2009年(平成21年)4月27日 : 中野市-上越市間 4車線化整備計画変更。
  • 2009年(平成21年)10月9日 : 前原誠司国土交通相(当時)が、信濃町IC-上越JCT間の4車線化事業を凍結すると表明。
  • 2009年(平成21年)11月19日 : 豊田飯山IC-信濃町IC間 4車線化。
  • 2010年(平成22年)4月9日 : 国土交通省より、一時凍結のあった信濃町IC-上越JCT間の4車線化事業を再着手すると表明。
  • 2011年(平成23年)3月26日 : 佐久小諸JCT 開通により中部横断自動車道と接続。
  • 2012年(平成24年)4月6日 : 前田武志国土交通相(当時)が、信濃町IC-上越JCT間の4車線化事業を同月中旬より再開すると表明。
  • 2014年(平成26年)4月8日 : 八風山トンネル 長野県側入口付近 (62.4KP) の盛土のり面と管理用道路に亀裂が発見され、その進行が継続しているため、碓井軽井沢IC-佐久IC間の上り線が通行止、下り線も車線規制が実施される[4]4月11日に対面通行で暫定開通し、4月25日に下り線が2車線に戻り、上り線は1車線のみ復旧した。
  • 2014年(平成26年)7月18日 : 八風山トンネル 長野県側入口付近 (62.4KP) の盛土のり面と管理用道路に亀裂が発見されたことによって、1車線通行規制が行われている佐久IC-碓井軽井沢IC間の上り線が完全復旧する予定[5][6]

道路管理者[編集]

ハイウェイラジオ[編集]

  • 藤岡(藤岡IC-吉井IC)
  • 富岡(富岡IC-下仁田IC)
  • 長野(長野IC-須坂長野東IC)

コールサインは「ハイウェイラジオ上信越道○○」と放送される(例: 藤岡であれば「ハイウェイラジオ上信越道藤岡よりお伝えしました。」)。

現在は岩槻管制局から放送されているが、2006年9月30日(日本道路公団時代、および民営化後1年間)までは八王子管制局より放送されていた(八王子管制局は現在は中日本高速道路八王子支社であり、同じ形態の放送が中央自動車道長野自動車道で2012年3月まで放送されていた)。現行の岩槻管制局に移管されたのは、民営化から1年後の2006年10月のことである。

車線・最高速度[編集]

区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度 備考
藤岡JCT-松井田妙義IC 4=2+2 100km/h
松井田妙義IC-更埴JCT 80km/h
更埴JCT-信州中野IC 100km/h
信州中野IC-信濃町IC 80km/h
信濃町IC-妙高SA 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h ※1
妙高SA-中郷IC 4=2+2 80km/h
中郷IC-上越JCT 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h ※1

※1 : 2009年(平成21年)4月27日の第4回国幹会議にて4車線への整備計画変更が決定したが、民主党の補正予算執行見直しにより事業凍結。しかし、2010年(平成22年)4月9日に国土交通省より再着手が表明され、 2012年(平成24年)4月6日には同月より再開する運びとなった。

交通量[編集]

平日24時間交通量(台)(上下合計)[7][8][9]

区間 平成17年度
(2005年度)
平成22年度(2010年度) 備考 所在地
台数 混雑度
藤岡JCT-藤岡IC 38,241 41,626 0.63 群馬県
藤岡IC-吉井IC 29,811 31,765 0.49
吉井IC-富岡IC 28,941 30,663 0.45
富岡IC-下仁田IC 25,235 26,412 0.38
下仁田IC-松井田妙義IC 22,143 23,328 0.41
松井田妙義IC-碓氷軽井沢IC 22,121 23,167 0.53
長野県
碓氷軽井沢IC-佐久平PA 18,734 20,215 0.43
佐久平PA-佐久IC 18,706 20,055 0.31
佐久IC-佐久小諸JCT 18,707 22,066 0.30
佐久小諸JCT-小諸IC
小諸IC-東部湯の丸IC 20,574 24,181 0.38
東部湯の丸IC-上田菅平IC 21,213 25,375 0.54
上田菅平IC-坂城IC 22,914 27,483 0.56
坂城IC-更埴JCT 24,388 29,236 0.51
更埴JCT-長野IC 32,325 36,312 0.51
長野IC-須坂長野東IC 22,351 24,971 0.41
須坂長野東IC-小布施PA 17,147 18,790 0.28
小布施PA-信州中野IC 16,751 17,665 0.25
信州中野IC-豊田飯山IC 12,976 13,626 0.28
豊田飯山IC-信濃町IC 10,238 10,612 0.22
信濃町IC-妙高高原IC 10,050 10,174 0.84
新潟県
妙高高原IC-中郷IC 9,902 10,046 0.85
中郷IC-新井PA 9,518 9,636 0.91
新井PA-上越高田IC 9,525 9,609 0.85
上越高田IC-上越JCT 9,435 9,619 0.86

2002年度[編集]

区間別日平均交通量(2003年度JH年報)

  • 平均 : 19,346台(区間平均。前年度比99.3%)
  • 最大 : 藤岡JCT-藤岡IC 38,525台(100.2%)
  • 最小 : 上越高田IC-上越JCT 8,955台(99.1%)

渋滞[編集]

中郷IC付近の渋滞の様子

ゴールデンウィークお盆の時期および観光シーズンになると、暫定2車線の信濃町IC-上越JCTの区間で渋滞が発生する。主な渋滞の先頭は妙高高原IC付近、観音平トンネル付近、中郷北BS付近である。この区間は、ICやSA/PA付近の4車線区間とそれ以外の2車線区間というように、交通容量が断続的に1/2になる状態を何度も繰り返し、その都度交通の流れが止まるため、通過に1時間-2時間を要することもある。このため、渋滞が予想される時期には上信越道全線を通過する車に対して関越道長岡JCT)経由への迂回を呼びかけるポスターが周辺のSA・PAなどに張り出される。

暫定2車線の時代には群馬・長野県境の八風山トンネル五里ヶ峯トンネル(坂城IC-更埴JCT間)でも休日を中心に渋滞が多く発生していたが、4車線化によって少なくなった。

また、土日と祝日には主に午前中を中心に下り(長野方面)が、夕方から上り(関越道方面)が藤岡JCT,藤岡IC、富岡トンネル、甘楽PA富岡IC下仁田IC松井田妙義IC横川SA碓氷軽井沢ICの各付近と、佐久IC-松井田妙義IC間の各トンネルを先頭に5km以上の渋滞が発生することが多い。また、関越道上りの花園IC付近を先頭とする渋滞が藤岡JCTを過ぎて上信越道に延びてくる場合もあり、合流地点を先頭に20Km以上の長い渋滞になる場合が多い。

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]