舞鶴若狭自動車道
| 高速自動車国道 | |
|---|---|
| 舞鶴若狭自動車道 | |
| 総距離 | 122.8km(全線開通後161.8km) |
| 制定年 | 1972年 |
| 開通年 | 1987年 |
| 起点 | 吉川JCT(兵庫県三木市) |
| 主な 経由都市 |
三田市、福知山市、舞鶴市、小浜市 |
| 終点 | 敦賀JCT(福井県敦賀市:予定) |
| 接続する 主な道路 (記法) |
中国自動車道 北近畿豊岡自動車道 京都縦貫自動車道 北陸自動車道(予定) |
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舞鶴若狭自動車道(まいづるわかさじどうしゃどう、MAIZURU-WAKASA EXPRESSWAY)は、兵庫県三木市から福井県敦賀市へ至る高速道路(高速自動車国道)である。舞鶴若狭道(MAIZURU-WAKASA EXPWY)と略されるほか、舞若道とも略される。
供用済み区間は、吉川ジャンクション (JCT) (兵庫県三木市)から小浜インターチェンジ (IC) (福井県小浜市)である。
目次 |
[編集] 概要
吉川JCTを起点として、京都府北部や若狭湾岸(嶺南)を通って、敦賀JCTへ至る。現在は、阪神地域と丹波・丹後・若狭地域を結ぶ役割が大きい。2003年(平成15年)に小浜西ICまで延伸開通したことにより、特に神戸対嶺南の道路交通事情は大きく改善された。
この道路を利用すると、北陸自動車道と中国自動車道や山陽自動車道の相互間を京阪神を経由せずに直通できる。1995年(平成7年)に発生した阪神・淡路大震災の際は、中国自動車道や阪神高速道路などが神戸や宝塚周辺で不通となったが、この時は東から西へ向かうトラックが、当時未開通だった敦賀IC-舞鶴西IC間を並行する国道27号に集中したことから、災害時における迂回路としても期待される。また、全通後に中部地方以東から中国地方以西や四国地方へ高速道路で向かう場合に当路線を経由すれば、関西地区の大都市近郊区間を通過する必要がないことから、通行料金が安くなる可能性がある。(なお、北陸道の敦賀IC以東から山陽道岡山・中国道津山・四国方面に向かう場合は従来の北陸道・名神高速経由に比べて距離が短くなる予定。[1])
当初は舞鶴自動車道(舞鶴道)という名称であったが、2003年(平成15年)3月9日の舞鶴東IC - 小浜西IC間の開通に合わせて、舞鶴若狭自動車道に改称された。なお、法定路線名は近畿自動車道敦賀線であり、吹田市を起点としている。なお、第四次全国総合開発計画以前は近畿自動車道舞鶴線となっていた。このほか、一部地域では「近舞線(きんまいせん)」と呼ばれることがあるほか、福井県では現名称に改められるまでの間、メディアや行政では法定路線名の略称である近敦線(きんつるせん)または敦賀自動車道(敦賀道)と呼ばれていた。
2010年(平成22年)6月28日から2011年(平成23年)6月19日まで供用済み区間の全線で高速道路無料化社会実験が行われていた[2]。本州で高速道路無料化社会実験を実施している区間の中で最も距離が長かった。
[編集] 通過市町村
[編集] 接続高速道路
[編集] インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称。
- BS(バス停留所)のうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- 福知山ICは◎としている。これは当該BSは本自動車道に属すIC設備に併設されているBSが休止中で、IC近隣に設置された施設でIC設備からも離れているBSが運用中のためである。しかし実際の運用上の扱いは一緒である。
- (数字)は、他路線の番号。
- 英略字は以下の項目を示す。
| IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点から の距離 |
BS | 備考 | 所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (6) | 吉川JCT | 中国自動車道 | 0.0 | 兵庫県 | 三木市 | ||
| - | 上荒川PA | 1.5 | ◆ | ||||
| 1 | 三田西IC | 県道92号三田西インター線 | 4.3 | ◆ | 三田市 | ||
| - | 大川瀬BS | ↓ | ◆ | 休止中 | |||
| - | 丹南武庫川BR | ↓ | 篠山市 | ||||
| - | 古森BS | ↓ | ◆ | 休止中 | |||
| 2 | 丹南篠山口IC | 県道94号丹南篠山口インター線 | 22.5 | ◆ | |||
| - | 西紀SA | 25.6 | ◆ | ||||
| - | 丹波第一TN | ↓ | |||||
| 丹波市 | |||||||
| - | 中山BS | ↓ | ◆ | 休止中 | |||
| 3 | 春日IC/JCT | 北近畿豊岡自動車道 国道175号・国道176号 |
36.5 | ○ | |||
| - | 市島BS | ↓ | ◆ | 休止中 | |||
| - | 丹波第二TN | ↓ | |||||
| 京都府 | 福知山市 | ||||||
| - | 六人部PA | (49.8) 49.9 |
◆ | 上下線で0.1kmずれている | |||
| 4 | 福知山IC | 国道9号 | 53.5 | ◎ | |||
| - | 由良川BR | ↓ | |||||
| 綾部市 | |||||||
| 5 | 綾部IC | 府道77号綾部インター線 | 63.9 | ||||
| 6 | 綾部JCT | 京都縦貫自動車道 | 68.2 | ||||
| - | 綾部PA | 70.7 | |||||
| - | 黒谷真倉TN | ↓ | |||||
| 舞鶴市 | |||||||
| 7 | 舞鶴西IC | 府道27号池辺京田線 | 76.3 | ||||
| 8 | 舞鶴東IC | 府道28号小倉西舞鶴線 | 87.0 | ||||
| - | 舞鶴PA | 89.8 | |||||
| - | 三国岳TN | ↓ | |||||
| 福井県 | 高浜町 | ||||||
| - | 高浜TN | ↓ | 長さ 2,035m | ||||
| 9 | 大飯高浜IC | 県道16号坂本高浜線 | 100.0 | おおい町 | |||
| - | 飯盛TN | ↓ | 長さ 1,743m | ||||
| 小浜市 | |||||||
| 10 | 小浜西IC | 国道27号 県道1号小浜綾部線 |
111.5 | ||||
| - | 加斗PA | 112.8 | |||||
| 11 | 小浜IC | 県道24号小浜上中線 県道267号小浜インター線 |
122.8 | ||||
| - | 上中IC | 県道22号上中田烏線 | 132.4 | 2014年度開通予定 | 若狭町 | ||
| - | 三方PA | ||||||
| - | 三方IC | 国道27号 | 141.6 | ||||
| - | 美浜IC | 国道27号(美浜東バイパス) | 148.8 | 美浜町 | |||
| - | 敦賀南スマートIC | 地元により構想中[3] | 敦賀市 | ||||
| - | 敦賀JCT | 北陸自動車道 | 161.8 | 2014年度開通予定 | |||
[編集] SA・PA
売店は西紀SA、六人部PAに設置されている。24時間営業は西紀SAのみ。ガソリンスタンド、レストランは西紀SAのみに設置されており、深夜営業はしていない。
[編集] 主な構造物
[編集] 橋梁
- 丹南武庫川橋(三田西IC - 丹南篠山口IC)
- 由良川橋(福知山IC - 綾部IC)
[編集] トンネル
- 三田西IC - 丹南篠山口IC
- 藍本トンネル
- 丹南第一トンネル
- 丹南第二トンネル
- 西紀SA - 春日IC/JCT
- 丹波第一トンネル - 全長2,361m。当道では延長が一番長い。
- 春日IC/JCT - 六人部PA
- 日ヶ奥トンネル
- 丹波第二トンネル - 1,438m
- 福知山IC - 綾部IC
- 私市円山(きさいちまるやま)トンネル
- 私市トンネル
- 綾部IC - 綾部JCT
- 小呂トンネル
- 綾部PA - 舞鶴西IC
- 黒谷真倉(くろたにまぐら)トンネル
- 全長2,200m。京都府綾部市と舞鶴市の間に位置する。当道では延長が2番目に長い。
- 供用時より対面通行(暫定2車線)による供用となっている。なお、1999年(平成11年)に4車線化事業が着手され下りトンネルが建設中だが、のちに予算執行が停止されたため工事が休止されている。
- 無料化社会実験開始後は休日を中心に渋滞が発生しやすく、全国の実験区間の中で休日の渋滞発生回数上位10位以内に入っている[6]。
- 舞鶴西IC - 舞鶴東IC
- 行永トンネル
- 木ノ下(きのした)トンネル
- 全長295m。京都府舞鶴市に位置し、舞鶴養老山を貫いている。当道の小浜延伸までは、旧舞鶴道で最も終端にあるトンネルだった。
- 供用時より対面通行(暫定2車線)による供用となっている。なお、4車線化は事業化されていないが、用地買収などは終了[要出典]している。
- 舞鶴PA - 大飯高浜IC
- 三国岳(みくにだけ)トンネル
- 全長1,816m。京都府舞鶴市と福井県大飯郡高浜町の間に位置しており、丹波・丹後・若狭の三国の境に聳える三国岳の直下を貫通する。
- 供用時より対面通行(暫定2車線)による供用となっている。なお、4車線化は事業化されていない。
- 関屋トンネル
- 高浜トンネル - 2,035m
- 大飯トンネル
- 大飯高浜IC - 小浜西IC
- 石山トンネル
- 鹿野トンネル
- 神崎トンネル
- 父子トンネル
- 野尻トンネル
- 飯盛(はんせい)トンネル
- 全長1,743m。福井県大飯郡おおい町と小浜市の間に位置する。
- 供用時より対面通行(暫定2車線)による供用となっている。なお、4車線化は事業化されていない。
- 小浜西IC - 小浜IC
- 加斗トンネル
- 谷田部トンネル
- 今富トンネル
- 供用時より対面通行(暫定2車線)による供用となっている。なお、4車線化は事業化されていない。
- 小浜IC - 上中IC(事業中)
- 国富トンネル
- 全長2,897m。供用時に丹波第一トンネルを抜き、当路線最長のトンネルとなる。
- 鳥羽トンネル
- 上中IC - 三方PA(事業中)
- 田上トンネル
- 鈴ヶ嶽トンネル
- 佐古トンネル
- 鳥浜トンネル
- 上り線149m、下り線148m。福井県区間のトンネルでは唯一、上下線別の2本を着工している。
- 三方PA - 三方IC(事業中)
- 気山トンネル
- 三方IC - 美浜IC(事業中)
- 矢筈山トンネル - 1,997m
- 御岳山トンネル
- 美浜IC - 敦賀JCT(事業中)
- 野坂岳トンネル
- 敦賀トンネル - 1,717m
- 中郷トンネル
[編集] トンネルの数
| 区間 | 上り線 | 下り線 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 吉川JCT-三田西IC | 0 | 0 | |
| 三田西IC-丹南篠山口IC | 3 | 3 | |
| 丹南篠山口IC-西紀SA | 0 | 0 | |
| 西紀SA-春日IC/JCT | 1 | 1 | |
| 春日IC/JCT-六人部PA | 2 | 2 | |
| 六人部PA-福知山IC | 0 | 0 | |
| 福知山IC-綾部IC | 3 | ※ | |
| 綾部IC-綾部JCT | 1 | ||
| 綾部JCT-綾部PA | 0 | ||
| 綾部PA-舞鶴西IC | 2 | ||
| 舞鶴西IC-舞鶴東IC | 2 | ||
| 舞鶴東IC-舞鶴PA | 0 | ||
| 舞鶴PA-大飯高浜IC | 4 | ||
| 大飯高浜IC-小浜西IC | 6 | ||
| 小浜西IC-加斗PA | 0 | ||
| 加斗PA-小浜IC | 3 | ||
| 合計 | 27 | 27 | - |
- ※福知山IC-小浜IC間は暫定2車線の対面通行区間であるため、トンネルは上下線に各1本ずつではなく、上下線合わせて1本となる。
[編集] 歴史
当道は、当初は他の高速道路網と接続しない状態で供用を開始したが、中国自動車道との接続後は一貫して西側から順次延伸が図られている。
- 1987年(昭和62年)3月18日 : 丹南篠山口IC - 福知山IC間の供用を開始する。
- 1988年(昭和63年)3月24日 : 吉川JCT - 丹南篠山口IC間の供用を開始し、中国自動車道と接続する。
- 1989年2月27日 : 舞鶴 - 敦賀間の基本計画が決定する。
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)11月19日 : 舞鶴 - 大飯(小浜市岡津)間の施工命令が発令される。
- 1996年(平成8年)
- 1998年(平成10年)
- 2000年(平成12年) : 当初、敦賀方面延伸までの仮出入口として整備する方針だった小浜市岡津を、小浜西ICとして整備する事が決定する。
- 2003年(平成15年)
- 2005年(平成17年)
- 4月17日 : 春日ICまでの北近畿豊岡自動車道(春日和田山道路)が供用を開始し、同道と接続する。
- 10月1日 : 日本道路公団の民営化に伴い、吉川JCT - 小浜西IC間の建設・管理業務を同公団から西日本高速道路株式会社に承継される。
- 2010年(平成22年)6月28日 : 供用済み区間の全線で高速道路無料化社会実験を開始する。
- 2011年(平成23年)
[編集] 道路管理者
- 西日本高速道路関西支社
- 神戸管理事務所 : 吉川JCT - 三田西IC
- 福知山高速道路事務所 : 三田西IC - 小浜IC(小浜ICを含む)
- (同事務所管理区間はこの他に無い。)
- 中日本高速道路名古屋支社
- 敦賀工事事務所 : 小浜IC - 敦賀JCT(小浜ICを含まない)
[編集] ハイウェイラジオ
- 西紀(丹南篠山口IC-春日IC)
[編集] 車線・最高速度
| 区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 吉川JCT-福知山IC | 4=2+2 | 80km/h | |
| 福知山IC-綾部IC | 2=1+1 (暫定2車線) |
70km/h | ※1 |
| 綾部IC-綾部PA | 4=2+2 | ||
| 綾部PA-舞鶴西IC | 2=1+1 (暫定2車線) |
※1 | |
| 舞鶴西IC-小浜IC | ※2 |
- ※1 : 4車線化工事事業区間。
- ※2 : 舞鶴西IC-舞鶴東IC間の一部や舞鶴PA・大飯高浜IC周辺を除く。
[編集] 4車線化工事
福知山IC-綾部IC間と綾部PA-舞鶴西IC間は4車線化工事の事業区間であり、特に綾部PA-舞鶴西IC間では1999年(平成11年)から先行して工事が進められ、トンネルや路盤等のほとんどが完成しているが、現在は工事が中断している。工期[9][10]は1979年(昭和54年)3月18日着工、2021年(平成33年)3月31日完成と42年間の歳月をかけて供用開始される予定である。Google Earth等の航空写真などで綾部PA-舞鶴西IC間の工事の様子(橋脚など)が見られる。
[編集] 利用状況
利用台数は約100万台強。特に近年では北近畿豊岡自動車道の開通に伴って兵庫県北部の玄関口となった春日ICの利用者が急増し、丹南篠山口ICを抜いて月20万台の利用を記録している。舞鶴若狭自動車道自体の利用台数も約5%前後増加している。
2010年(平成22年)6月28日の無料化社会実験開始後、舞鶴東IC-大飯高浜IC間の平均交通量は、実験開始前1週間と比較して約3倍に増加した[11]。
[編集] 開通予定年度
- 小浜IC-敦賀JCT : 2014年度
[編集] 脚注
- ^ 敦賀IC以東から向かう場合、従来の北陸道・名神高速経由と比べて、中国道吉川IC以西の中国道沿線へは33.1km、神戸三田ICへは25.7km、山陽道・淡路島・鳴門方面へは15.5km、西宮北ICへは11.9kmそれぞれ短縮される。なお、宝塚IC以東や木之本IC以南を出発(もしくは到着)地点とする場合では、いずれの場合も従来通りの名神高速道路経由の方が近くなる。
- ^ 吉川JCTで一般道との出入りはできないため、実際に無料で通行できたうち最長区間だったのは三田西IC-小浜西IC間であった。
- ^ 敦賀市の「第6次敦賀市総合計画」(2011年4月27日答申)に、地元として構想実現に向け取り組むことが盛り込まれている。 ※参考:第6次敦賀市総合計画前期基本計画 - 敦賀市総合計画審議会(敦賀市、2011年4月27日答申、同年7月27日閲覧)
- ^ 近畿自動車道敦賀線の建設事業 - 建設グラフ(2001年5月号、2011年3月6日閲覧)
- ^ ようこそ私市円山古墳公園へ - 綾部市資料館(2011年3月6日閲覧)
- ^ 6ヵ月間の渋滞発生状況等について (PDF) - 国土交通省・高速道路の無料化社会実験、2011年1月14日(2011年5月1日閲覧)
- ^ 舞鶴若狭自動車道(小浜西IC~小浜IC)が平成23年7月16日(土曜)に開通します(ニュースリリース) - 西日本高速道路(2011年6月1日付、同日閲覧)
- ^ 舞若道小浜IC開通、祝福式典も 若狭活性化に期待膨らむ [リンク切れ] - 福井新聞(2011年7月16日付、同月18日閲覧)
- ^ 4車線化工事 (PDF)[リンク切れ]
- ^ 関西支社・事業区間 (PDF) [リンク切れ]
- ^ 高速道路無料化社会実験区間の交通量 (PDF) - 国土交通省・高速道路の無料化社会実験、2011年1月14日(2011年5月1日閲覧)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- NEXCO西日本(公式サイト)
- NEXCO中日本(公式サイト)
- 舞鶴若狭自動車道の進捗状況(建設事業)
- 舞鶴若狭自動車道(道路時刻表) - 国土交通省近畿地方整備局
- 舞鶴若狭自動車道の概要 - 福井県
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