丹波市

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たんばし
丹波市
Tanba montage.JPG
Flag of Tanba Hyogo.svg
丹波市旗
Tanba Hyogo chapter.svg
丹波市章
2004年平成16年)11月1日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
団体コード 28223-5
面積 493.28km²
総人口 65,077
推計人口、2014年11月1日)
人口密度 132人/km²
隣接自治体 篠山市西脇市朝来市
多可郡多可町
京都府福知山市
市の木 もみじ
市の花 かたくり
丹波市役所
所在地 669-3692
兵庫県丹波市氷上町成松字甲賀1番地
北緯35度10分37.5秒東経135度2分9.2秒
丹波市役所
外部リンク 丹波市ホームページ

丹波市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町

 表示ノート編集履歴 ウィキプロジェクト
五大山(569.2m)より俯瞰した市域。甲賀山付近を見る。

丹波市(たんばし)は兵庫県にある

2004年11月1日兵庫県氷上郡に属していた6町(氷上町柏原町青垣町春日町山南町市島町)が合併し、新設された。

地理[編集]

丹波市中央部周辺の空中写真。画像左上方が市役所のある氷上地区。画像右上方が春日町黒井地区。1975年撮影の17枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。
柏原地区周辺の空中写真。1975年撮影の3枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

兵庫県の東部に位置し、瀬戸内海日本海のほぼ中間部に位置する山間にある。加古川水系の最上流、由良川水系の最上流に位置し、北海道と末端部を除けば日本で一番標高が低い中央分水界がある。また、子午線(東経135度線)が通る町でもある。

文化・経済的には丹波市以北をもって北近畿圏となる[要出典]。標高100m前後の盆地に、田畑が広がり、霧の出ることも多い。積雪は近年では年数回程度であるが、旧青垣町は豪雪地帯に指定されている。また面積は県下5位である。

人口[編集]

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、4.28%減の67,780人であり、増減率は県下41市町中27位、49行政区域中35位。

Demography28223.svg
丹波市と全国の年齢別人口分布(2005年) 丹波市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 丹波市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
丹波市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 72,441人
1975年 72,401人
1980年 72,982人
1985年 74,103人
1990年 73,659人
1995年 73,988人
2000年 72,862人
2005年 70,810人
2010年 67,780人
総務省統計局 国勢調査より

気象[編集]

柏原の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) 7.7
(45.9)
8.4
(47.1)
12.2
(54)
18.9
(66)
23.6
(74.5)
26.9
(80.4)
30.5
(86.9)
32.2
(90)
27.5
(81.5)
21.7
(71.1)
16.0
(60.8)
10.6
(51.1)
19.7
(67.5)
日平均気温 °C (°F) 2.9
(37.2)
3.4
(38.1)
6.7
(44.1)
12.5
(54.5)
17.5
(63.5)
21.6
(70.9)
25.4
(77.7)
26.5
(79.7)
22.3
(72.1)
15.9
(60.6)
10.2
(50.4)
5.2
(41.4)
14.2
(57.6)
平均最低気温 °C (°F) −1.0
(30.2)
−0.9
(30.4)
1.6
(34.9)
6.5
(43.7)
12.0
(53.6)
17.2
(63)
21.7
(71.1)
22.4
(72.3)
18.3
(64.9)
11.3
(52.3)
5.6
(42.1)
1.0
(33.8)
9.6
(49.3)
降水量 mm (inch) 54.7
(2.154)
76.0
(2.992)
121.2
(4.772)
125.1
(4.925)
166.4
(6.551)
195.3
(7.689)
205.2
(8.079)
141.2
(5.559)
196.8
(7.748)
120.8
(4.756)
81.2
(3.197)
54.5
(2.146)
1,538.3
(60.563)
平均降水日数 (≥ 1.0 mm) 9.6 10.8 11.9 10.7 10.7 12.3 12.7 8.9 10.9 8.9 7.9 9.4 124.6
平均月間日照時間 96.4 95.1 127.2 163.9 166.8 129.5 132.2 168.7 123.2 129.6 109.8 99.4 1,541.2
出典: 気象庁

隣接している自治体[編集]

兵庫県
京都府

歴史[編集]

古代の丹波国の西端に位置する氷上郡の地である。4,5世紀の著名な古墳としては親王塚古墳(氷上地区)、二間塚古墳(春日地区)があり、古社としては春日町の兵主神社(式外社)が知られている。

戦国時代には「丹波の赤鬼」として知られた赤井直正が春日地区の黒井城に拠って三丹に武威を轟かしている。明智光秀の丹波攻めは赤井直正討伐が主眼となっていたが、直正は病没するまでの3年間、明智軍の猛攻に屈しなかった。この頃柏原八幡神社など明智光秀の丹波攻めによって焼かれたという寺院もあるため、今でも光秀に対する恨み言を聞くことがあり、現代でも光秀を敬愛されている亀岡市福知山市とは歴史観を異にしている。

江戸時代には、柏原が織田家二万石(織田信雄系)の城下町となるが、藩屋敷はあったものの城はなかった。市域全体としては、柏原藩、三田藩、鶴牧藩の領地や旗本領が複雑に入り組んでいた。1871年豊岡県に統合され、1876年兵庫県に属した。この他、徳川家光の乳母・春日局は春日地区に生まれたとされている。

年表[編集]

行政[編集]

市長[編集]

  • 辻重五郎(つじ じゅうごろう、2004年12月5日 - )
氷上郡教育委員会の教育長などを歴任後、市長に就任した。

市名制定に関する経緯[編集]

氷上郡6町の合併にあたっては、新市名候補の公募がなされた。この結果では「氷上」の応募が最多となったほか、「ひかみ」が3位となるなど郡名(あるいは町名)に因んだ応募が比較的多かった。これに対し、氷上郡合併協議会は「ブランド力の活用」などの理由で応募数では2位の「丹波市」を合併協議会委員の投票により選定したが、これに対して地元住民のほか篠山市[4]綾部市[5]など丹波地域内の周辺自治体などから見直しを求める声が上がった。これを受けて合併協議会は改めて検討を行ったが、「公募は人気投票ではなく、応募数は参考に留めるものである」「公正なルールに従って選定された」「旧国名を採用している事例はほかにも多い」といった理由により見直されることはなかった。[6]

なお、一連の経緯については、竹内正浩平成の大合併で誕生した各地の地名を考察した著書『日本の珍地名』[7]の中で「京都府をはじめ全国的な反発を買ったという“事件”」と評価している。

市議会[編集]

  • 定数 : 20人
  • 議長 : 奥村正行(おくむら まさゆき)

市役所[編集]

柏原支所
  • 市役所 - 丹波市氷上町成松字甲賀1番地
    • 春日庁舎 - 丹波市春日町黒井811番地
    • 柏原支所 - 丹波市柏原町柏原1番地
    • 青垣支所 - 丹波市青垣町佐治114番地(青垣住民センター内)
    • 山南支所 - 丹波市山南町谷川1110番地
    • 市島支所 - 丹波市市島町上田448番地1

警察[編集]

消防[編集]

国の機関[編集]

神戸地方裁判所柏原支部、神戸家庭裁判所柏原支部、柏原簡易裁判所
柏原税務署

県の機関[編集]

市章[編集]

市章

経済[編集]

北近畿豊岡自動車道氷上インターチェンジ周辺に広がるロードサイド店舗
氷上町氷上で撮影

産業[編集]

地域[編集]

大字[編集]

教育[編集]

高等学校[編集]

このほか、市外にある兵庫県立篠山産業高等学校に通学する生徒も多い[要出典]

中学校[編集]

小学校[編集]

黒井小学校
  • 丹波市立新井小学校
  • 丹波市立崇広小学校
  • 丹波市立西小学校
  • 丹波市立中央小学校
  • 丹波市立東小学校
  • 丹波市立南小学校
  • 丹波市立北小学校
  • 丹波市立芦田小学校
  • 丹波市立遠阪小学校
  • 丹波市立佐治小学校
  • 丹波市立神楽小学校
  • 丹波市立黒井小学校
  • 丹波市立春日部小学校
  • 丹波市立進修小学校
  • 丹波市立船城小学校
  • 丹波市立大路小学校
  • 丹波市立久下小学校
  • 丹波市立小川小学校
  • 丹波市立上久下小学校
  • 丹波市立和田小学校
  • 丹波市立鴨庄小学校
  • 丹波市立吉見小学校
  • 丹波市立三輪小学校
  • 丹波市立前山小学校
  • 丹波市立竹田小学校


特別支援学校[編集]

医療[編集]

救急患者の半数が市外へ搬送される現状から、「医療崩壊」を指摘する報道もなされている[10]

交通[編集]

柏原駅
加古川線(谷川 - 久下村間)

鉄道(JRの特急)を利用した場合、大阪駅より約1時間10分程度で柏原駅まで到達できる。なお、大阪市からの高速バスは市内を起終点とした系統は設定されていないが、一部の系統が氷上バスストップなどに停車する。

日本の大都市以外の場所で散見されるように、当市でも全域において公共交通機関網は細部に及んでいないほか、運行本数も少なく利便性に乏しい。また、モータリゼーションが進んでおり、自動車運転免許証保有人口に対する自家用車保有率は高い[要出典]隣接する篠山市にある篠山口駅[11]まで自家用車で向かって乗り継ぐパークアンドライドの利用実態もある[要出典]

鉄道[編集]

  • 市の代表駅は当初、石生駅(JR福知山線)だったが、2010年3月号の時刻表から特急列車が停車する柏原駅に表記が変更された。
福知山線 : 下滝駅 - 谷川駅 - 柏原駅 - 石生駅 - 黒井駅 - 市島駅 - 丹波竹田駅
加古川線 : 谷川駅 - 久下村駅

一般路線バス[編集]

高速バス[編集]

1990年代半ば頃までは、中国ハイウェイバス(新大阪駅 - 西脇 - 柏原)や福知山高速線(大阪駅 - 福知山駅)といった路線が市域を介して運行され停車していたが、前者は運行区間短縮、後者は全線が廃止となった。また、特急バス(三ノ宮 - 佐治・柏原)は運行経路が変更されたうえで市域にある「関西記念墓園」までの運行となった。これらの施策により、広域の利用については一部の利用機会を喪失している。

一方、2005年4月よりそれまで市内を通過していた大阪・神戸から城崎・湯村温泉への特急バスが停車するようになった。

春日IC氷上青垣ICバス停
関西記念墓園バス停

道路[編集]

高速自動車国道[編集]

一般国道[編集]

2005年4月17日、春日ICから氷上ICの供用が開始された。同道路はのちに、丹波市(春日IC)から朝来市(和田山IC)まで結ばれ、自動車専用道路として供用されている。なお、当道は国の直轄事業として整備されたことから通行料金は無料となっている。

県道[編集]

主要地方道
その他の県道

道の駅[編集]

メディア[編集]

新聞[編集]

テレビ[編集]

地上デジタル放送中継局の開局状況は以下のとおりである(2010年10月現在)。

  • 市島(高谷山) - 2008年5月1日開局。
  • 氷上(安全山) - 2008年9月1日開局。
  • 青垣(大箕山) - 2010年3月1日開局。
  • 柏原東奥 - 2010年10月1日開局。

ラジオ[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

柏原八幡神社
柏原藩織田家旧邸長屋門
柏原の木の根橋
旧氷上郡各町村組合立高等小学校
興禅寺
丹波市立植野記念美術館
青垣地域
  • 高源寺 - 臨済宗中峰派の総本山。
  • 丹波布伝承館(道の駅あおがき)
  • 土井遺跡 - 兵庫県における縄文時代の代表的遺跡。
  • 再興寺 - 平安時代の三如来坐像(大稗)。
市島地域
  • 白毫寺 - 705年法道が開基との伝承あり。
  • 神池寺 - 718年に法道が開基。聖武天皇勅願所との伝承あり。「丹波の比叡」とも。
  • 折杉神社 - かゆ占い。
  • 大杉ダム
  • 三ッ塚廃寺跡 - 国の史跡
柏原地域
春日地域
山南地域
  • 岩尾城跡
  • 旧友井家住宅
  • 薬草薬樹公園
  • 川代峡谷、川代公園
  • 首切地蔵尊
  • 石龕寺
氷上地域

出身有名人[編集]

その他[編集]

郵便番号は以下の通りである。

  • 成松郵便局 : 669-36xx
  • 沼貫郵便局 : 669-35xx
  • 石生郵便局 : 669-34xx
  • 丹波郵便局 : 669-33xx
  • 山南郵便局 : 669-31xx
  • 青垣郵便局 : 669-38xx
  • 黒井郵便局 : 669-41xx
  • 国領郵便局 : 669-42xx
  • 市島郵便局 : 669-43xx

NTTの電話の単位料金区域(MA)は「丹波柏原」市外局番は0795(市内局番は70〜89)。天気予報は078-177。なお、同一市外局番の西脇MA(西脇市多可郡加東市:市内局番20〜49)へ電話をかけるには市外局番が必要である。

自動車のナンバープレートは「神戸ナンバー」(神戸運輸監理部兵庫陸運部魚崎庁舎)である。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『図典 日本の市町村章』 小学館辞典編集部、小学館2007年1月10日、初版第1刷。ISBN 4095263113

脚注[編集]

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  1. ^ a b 図典 日本の市町村章 p160
  2. ^ a b 丹波市章”. 丹波市例規集. 2013年10月14日閲覧。
  3. ^ 丹波市の市の花、市の木の制定”. 丹波市例規集. 2013年10月14日閲覧。
  4. ^ 神戸新聞2003年5月21日付)
  5. ^ 丹波新聞(2003年6月22日付)
  6. ^ 新市のなまえ 丹波市 - 氷上郡合併協議会(丹波市、2011年5月17日閲覧)
  7. ^ 文春新書、2009年8月刊行、ISBN 9784166606979
  8. ^ 丹波市の市章が選定されました”. 氷上郡合併協議会. 2013年10月14日閲覧。
  9. ^ 丹波市中心市街地活性化基本計画”. 丹波市. 2013年10月20日閲覧。
  10. ^ [1] - 神戸新聞[リンク切れ]
  11. ^ 同駅はアーバンネットワークの末端となっており、大阪方面などへの列車頻度が比較的多い。

外部リンク[編集]