こうのとり (列車)

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こうのとり
特急「こうのとり」として運用される287系4輛編成
特急「こうのとり」として運用される287系4輛編成
運行事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
北近畿タンゴ鉄道(臨時列車のみ)
列車種別 特急列車
運行区間 新大阪駅 - 福知山駅豊岡駅城崎温泉駅
経由線区

東海道本線福知山線山陰本線

北近畿タンゴ鉄道宮福線北近畿タンゴ鉄道宮津線(臨時列車のみ)
使用車両
(所属区所)
381系電車287系電車
福知山電車区
運行開始日 2011年3月12日
備考 2013年3月16日現在

こうのとりは、新大阪駅 - 福知山駅豊岡駅城崎温泉駅間を東海道本線福知山線(JR宝塚線)・山陰本線経由で運行する特急列車である。

北近畿ビッグXネットワークを形成する列車の一つである。イメージカラーは黄色で、走行路線の一つであるJR宝塚線のラインカラーにちなんでいる。

本項では、直接の前身である特急「北近畿」(きたきんき)をはじめとする、福知山線で運転されていた優等列車の沿革についても記述する。

概要[編集]

新大阪駅から兵庫県丹波地区、京都府北部の福知山市、兵庫県北部の豊岡市北近畿地区を結ぶ列車である。「こうのとり」の前身であるエル特急北近畿」は、日本国有鉄道(国鉄)末期の1986年11月1日国鉄ダイヤ改正で、福知山線宝塚駅 - 福知山駅間および山陰本線福知山駅 - 城崎駅(現在の城崎温泉駅)間の電化に伴い、気動車列車であった特急「まつかぜ」と急行「丹波」「だいせん」(昼行列車のみ)が統合されて運転を開始した。

2011年3月には、特急「文殊」「タンゴエクスプローラー」の福知山線内が統合され、福知山線を経由する特急列車は「こうのとり」に統一された。この列車名は、兵庫県豊岡市で繁殖が進められているコウノトリに因むもので、地元自治体などからの強い要望を受けて決定した[1][2][3]

運行概況[編集]

2013年3月16日現在、新大阪駅 - 城崎温泉駅間で下り6本・上り7本、新大阪駅 - 豊岡駅間で1往復、新大阪駅 - 福知山駅間で下り7本・上り5本が運転されている。このうち、福知山駅発着の1往復は繁忙期(ゴールデンウィーク・お盆期間中など)に北近畿タンゴ鉄道天橋立駅まで延長運転されている[4][5]。この場合、福知山駅で行っている「たんごリレー」との接続も天橋立駅に変更となる。

2・25・27号をのぞき、福知山駅発着の列車は天橋立駅方面の「はしだて」「たんごリレー」、城崎温泉駅方面の「きのさき」と接続している。

停車駅[編集]

城崎温泉方面
新大阪駅 - 大阪駅 - 尼崎駅 - 宝塚駅 - (西宮名塩駅) - 三田駅 - (新三田駅) - (相野駅) - 篠山口駅 - (谷川駅) - 柏原駅 - (黒井駅) - 福知山駅 - 和田山駅 - 八鹿駅 - 江原駅 - 豊岡駅 -城崎温泉駅
  • ( )は朝夕の一部列車のみ停車。
天橋立方面(延長運転時)
福知山駅 - 大江駅 - 宮津駅 - 天橋立駅

使用車両・編成[編集]

2013年3月16日現在の編成図
こうのとり
← 城崎温泉・豊岡・福知山
新大阪 →
381系
1 2 3 4
G
287系
1 2 3 4
G
287系
1 2 3
287系
1 2 3 4 5 6 7
G
  • 全車禁煙
  • 編成および座席種別は変更されることがある。
凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席

福知山電車区に所属する車両が使用されている。

381系電車
特急「くろしお」への287系投入により余剰となった車両を国鉄特急色に塗装変更し転用したもの。2012年6月1日より運転を開始し、183系で運用されていた3往復(6・7・18・21・22・25号)を置き換えた[6]。通常は4両編成だが、繁忙期は6両に増結される場合がある。
なお、「北近畿」運行当初には381系を投入する計画があったほか、2012年以前にも381系による代走運用が設定されたことがある。これらは日根野電車区に所属していた波動輸送用の国鉄特急色編成で、モノクラスの6両編成だった。
287系電車
2011年3月に運転を開始し、2011年6月に追加投入されて以降、最も多い7往復で運用されている。基本的にグリーン車を連結した4両編成(FA編成)だが、1往復はモノクラスの3両編成(FC編成)が充当される。平日の2往復は、新大阪駅 - 福知山駅間でFA編成とFC編成を併結し、7両編成での運転となる。


過去の使用車両[編集]

2004年 - 2011年の編成図
北近畿
← 城崎温泉・豊岡・福知山
新大阪 →
B編成
1 2 3 4
G
A編成+C編成
A編成 C編成
1 2 3 4 5 6 7
G
  • 全車禁煙
  • B編成は6両編成で運転する場合がある。
凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席

2013年3月までは、福知山電車区に所属する183系電車も使用されていた。2003年以降における編成は以下の通りに分類され、2011年からはB編成が「こうのとり」で引き続き使用された。

G編成→B編成
1986年に「北近畿」が運転を開始した際に投入された485系電車から、交流設備を撤去して直流化改造し[7]、183系に編入したものである。車体の塗装は国鉄色に準じているが、窓周りの帯の下に細いラインが入っている。使用開始当初は普通車のみの編成でグリーン車は連結されていなかったが、直後に先頭車を半室グリーン車(クロハ481形)に改造しており、国鉄分割民営化までに全編成の改造を完了している。なお、通常は4両編成だが、繁忙期は6両に増結されて運転された。
BB編成
特急「雷鳥」に使用されていた485系を183系化した編成。2009年12月1日から2010年3月12日まで使用された。「雷鳥」当時から塗装は変更されておらず、JR西日本の183系では唯一純粋な国鉄色を纏っていた[8]
T編成→A編成・C編成
1996年に「きのさき」「はしだて」「文殊」「たんば」が設定されたことに伴い、追加投入された485系の直流化改造車両。A編成は使用開始当初から全室グリーン車(クロ183形)を連結していた。塗装はJR西日本オリジナルのものが施されていた。287系および381系の投入により運用を終了した[9]

担当車掌区[編集]

臨時列車[編集]

カニのシーズンを迎える11月から3月にかけて、JR西日本が発売する駅長おすすめ駅プランの「かにカニ日帰りエクスプレス」期間中には、特急列車の利用が多く見込まれるため、1999年から定期列車の補充として「かにカニエクスプレス」である臨時列車かにカニ北近畿」が運転されていた[10][11][12][13][14]

かにカニ北近畿」は新大阪駅 - 城崎駅(現在の城崎温泉駅)または香住駅間で運転され、183系・キハ65形のほか、日根野電車区の381系を使用して運転していたが、現在は定期列車の増結により対応している[15][16]。なお「かにカニ北近畿」以前は「味めぐり北近畿」として運転されていた[17][18]

利用状況と競合交通機関[編集]

大阪方面からは、丹波丹後但馬地区への観光特急の色合いを持っており、特に冬場は「かにカニ日帰りエクスプレス」で利用客が増える。また、福知山線区間では通勤特急的な要素もあり特に篠山口駅 - 福知山駅間は普通列車の本数が少ない関係で朝夕はこまめに停車する列車もある。城崎温泉・豊岡・福知山方面からは、平日はビジネス特急、会社休業日は観光特急の両面があり、4両から7両編成と幅が大きい。また、特急列車が運転される部分は大阪駅発着の快速列車の間隔が開き、快速との所要時間差が大きくないために、三田駅 - 大阪駅間ではいわばホームライナー的な要素も持っている(三田駅 - 大阪駅間で通過する快速停車駅は西宮名塩駅中山寺駅川西池田駅伊丹駅のみ)。また、福知山駅では「はしだて」に連絡する列車があり、それらの列車を乗り継ぐ際には通しの特急料金を適用することで、大阪方面から天橋立方面、京都駅から豊岡方面へ向かう客の足を確保している。

鉄道に競合する交通機関として、1980年代末期に舞鶴自動車道(現在の舞鶴若狭自動車道)が開通した当時は、大阪駅前 - 福知山駅前間に西日本JRバス神姫バスによる高速バスが設定されていたが、本数が少ないことや、利用が低迷していたため、数年で廃止されている。現在は、大阪と北近畿の各都市間で阪急バス丹後海陸交通全但バス阪急観光バス日交シティバス京都交通による高速バスが運行されている[19][20][21]。いずれも1980年代から運転されている路線であるが、大幅な増発こそないものの、高速道路網の延長に合わせて、所要時間の短縮を繰り返している。2011年現在「こうのとり」は大阪駅 - 福知山駅間を1時間30分程度で、大阪駅 - 城崎温泉駅間を2時間40分程度でそれぞれ結んでおり、本数も1時間間隔とこれらの高速バスに比べて頻度が高い。

並行する高速道路を利用する自家用車も鉄道にとって競合関係にあると言える。特に2010年6月28日から2011年5月31日までは舞鶴若狭自動車道の全区間が無料化社会実験の適用区間となり[22]、JR西日本からも国土交通省に要望を申し入れていた[23]

空路では兵庫県豊岡市のコウノトリ但馬空港伊丹空港との間で日本エアコミューターの路線が1日2往復運航されており[24]、但馬地域の各市町及び京都府京丹後市が強烈なコウノトリ但馬空港利用促進運動(多額の運賃補助)を行っている[25] 。なお、航空は主に関西圏のみを対象にすると航空機の特性が生かせないため、関西以外の観光客・ビジネス客の利用促進に注力している。

福知山線優等列車概略[編集]

丹波[編集]

福知山線で最初の準急列車として1960年に大阪駅 - 城崎駅(現在の城崎温泉駅)間で運転を開始した。福知山駅で和田山駅経由の3両と舞鶴線・宮津線(現在の北近畿タンゴ鉄道宮津線)経由の3両に増解結されていた。1962年に大阪駅 - 豊岡駅間、1963年に大阪駅 - 福知山駅間がそれぞれ1往復増発され、1966年に急行列車化された。1968年に大阪駅 - 天橋立駅間の準急「はしだて」を統合して4往復になり、これ以降は廃止される1986年まで維持されていた。

列車名は、令制国の「丹波国(たんばのくに)」が由来となっている。

はしだて[編集]

1965年に大阪駅 - 天橋立駅間(福知山駅・西舞鶴駅経由)で1往復が運転を開始し、1966年に準急列車から急行列車になった。しかし、「丹波」の宮津線経由の列車と運転経路が変わらないことからわずか3年6カ月で廃止された。

列車名は、日本三景の一つで京都府宮津市に存在する砂州天橋立」が由来となっている。

やくも[編集]

東海道新幹線山陰地方を結ぶ連絡列車として1965年に新大阪駅 - 浜田駅間(福知山線経由)で運転を開始した。運転開始当初から1往復しか運転されていなかったが、新大阪駅を12時に発車するダイヤで、ビジネスの利用のほか、温泉客の旅行としても良い時間帯を運転していたため、特に週末には特急券の入手が困難になるほどであった。このため、1970年に7両から9両に、1971年には12両に増結され、食堂車やグリーン車も連結されていた。

山陽新幹線の岡山開業により、山陰地方との新幹線連絡列車は伯備線に移行されたため、1972年に「まつかぜ」に統合されて廃止された。

列車名は、島根県東部の旧国名である出雲にかかる枕詞である「八雲立つ(やくもたつ)」が由来となっている。

まつかぜ[編集]

福知山駅に停車中のキハ181
特急まつかぜ

1961年に山陰本線初の特急列車として京都駅 - 松江駅間で運転を開始したが、京都駅 - 福知山駅間は東海道本線・福知山線経由で運転された。1964年に京都駅 - 博多駅間の運転に変更され、利用客の増加により6両から9両に増結され、その後1968年にも12両に増結された。

1972年3月に山陽新幹線が岡山駅まで開業したことにより、大阪と山陰地方を結んでいた福知山線経由の「やくも」が伯備線に移行されたため、大阪駅 - 鳥取駅間で1往復増発(のちの2号・3号)されたが、同年10月から京都と山陰地方を結ぶ綾部駅経由の特急「あさしお」が運転開始されたことにより、大阪駅または新大阪駅発着に統一された。

1985年3月のダイヤ改正で1号・4号による博多駅乗り入れが取り止めとなり2往復とも米子駅発着(併せて1号・4号の食堂車の連結も中止。米子駅 - 博多駅間は「いそかぜ」に系統分割)となったあと、1986年11月の福知山線全線電化によって「北近畿」(当時、現こうのとり)に置き換えられ廃止された。

列車名の由来は「自然現象に由来するもの」から、松林に吹くをイメージしたものである(列車愛称も参照)。

エーデル鳥取・エーデル北近畿[編集]

福知山線経由の特急は1986年にすべて電車の「北近畿」で運転されるようになったが、鳥取方面へは「北近畿」の運転開始によって乗り換えが必要になったため、1往復にキハ65形(エーデル鳥取)が投入されて、1989年に「エーデル鳥取」として大阪駅 - 倉吉駅間で運転を開始した。1990年はキハ65形(エーデル北近畿)も投入され、大阪駅 - 浜坂駅間で「エーデル北近畿」も同様に運転を開始した。

1994年に智頭急行智頭線が開業して大阪駅 - 鳥取駅間で「はくと」が運転開始したため、1999年に廃止された。

列車名は、キハ65形の改造車の愛称「エーデル」(ドイツ語で「高貴な」「気高い」を意味する)に行き先名が付されたものである。

福知山線優等列車沿革[編集]

戦後準急列車の設定とその後[編集]

  • 1960年(昭和35年)6月1日:大阪駅 - 城崎駅(現在の城崎温泉駅)間で準急「丹波」(たんば)が運転開始。
  • 1961年(昭和36年)10月1日サンロクトオダイヤ改正に伴い、以下のように変更。
    1. 京都駅 - 大阪駅 - 松江駅間(福知山線・山陰本線経由)で特急「まつかぜ」が運転開始。福知山線内は無停車であった。
    2. 大阪駅 - 浜田駅・大社駅間で急行「三瓶」(さんべ)が運転開始。
    3. 大阪駅 - 和田山駅間で「丹波」が1往復増発。
    4. 大阪駅 - 松江駅間で急行「白兎」(はくと)が運転開始。京都駅発着(綾部駅経由)の「白兎」と連結されていた。
  • 1964年(昭和39年)
    • 3月20日:「まつかぜ」の運転区間が京都駅 - 博多駅間に変更。
    • 9月1日観光団体専用列車として「山陰観光」(さんいんかんこう)が大阪駅 - 大社駅間(上りは出雲市駅発編成もあり)で運転開始。なお、運行種別としては下りが夜行準急列車、上りが急行列車であった。
  • 1965年(昭和40年)
    • 3月1日:大阪駅 - 天橋立駅間で準急「はしだて」が運転開始。
    • 10月1日:ダイヤ改正に伴い以下のように変更。
      1. 「三瓶」が気動車に置き換えられ、浜田駅発着編成の運行区間を石見益田駅(現在の益田駅)まで延長。
      2. 大阪駅 - 福知山駅間で「丹波」が1往復を増発され、3往復になる。
      3. 新大阪駅 - 浜田駅間で特急「やくも」が運転開始。ただし、車両の手配の兼ね合いにより運行開始は翌月11月1日からとなった。
  • 1966年(昭和41年)
    • 3月5日:準急行制度の見直しにより「丹波」「はしだて」が急行列車に格上げ。宝塚駅が特急停車駅になる。
  • 1968年(昭和43年)10月1日:ヨンサントオのダイヤ改正に伴い、以下のように変更される。
    1. 「はしだて」が廃止され、「丹波」に統合される。これに伴い、「丹波」は福知山駅・豊岡駅・城崎駅・天橋立駅発着の4往復になる。なお、豊岡駅発着の1往復は綾部駅経由であった。
    2. 福知山線経由で山陰地方を結ぶ急行列車が「だいせん」に統一され、「山陰観光」「三瓶」「白兎」「おき」が廃止。これにより、「だいせん」は4往復になる。
  • 1970年(昭和45年)10月1日:「丹波」3号の豊岡駅→天橋立駅間が普通列車に変更。

山陽新幹線開業後の展開[編集]

国鉄キハ80系気動車 特急「まつかぜ4号」(1985年 博多駅)
  • 1972年(昭和47年)
    • 3月15日山陽新幹線岡山駅までの開業に伴うダイヤ改正により次のように変更(1972年3月15日国鉄ダイヤ改正)。
      1. 「やくも」の列車名は伯備線経由の新幹線接続特急列車に移行され、福知山線経由の「やくも」は「まつかぜ」になる。
      2. 「だいせん」2号・1号の運転区間が大阪駅 - 鳥取駅間に短縮され、列車が「いなば」に変更される。
      3. 「だいせん」1号は米子駅で長門市行きの急行「はぎ」を併結運転する。
        • ただし、「だいせん」は益田駅までの運行であり、米子駅→益田駅間のみであったが、急行料金の通算が行われた。
    • 10月2日:ダイヤ改正により以下のように変更。
      1. 大阪駅 → 福知山駅間で「丹波」が1本増発される。
      2. 「まつかぜ」1号・2号の運転区間が下りは大阪駅始発、上り新大阪駅終着になる。
      3. 「いなば」の福知山駅以西は「白兎」と併結運転になる。
  • 1975年(昭和50年)3月10日:山陽新幹線の博多駅延長に伴うダイヤ改正により、次のように変更(1975年3月10日国鉄ダイヤ改正)。
    1. 「いなば」が「いでゆ」に統合されて廃止。「いでゆ」の上り列車は福知山線内で「丹波」2号と併結運転。
    2. 「だいせん」(下り)1号が大阪発浜田行きに変更される。なお、米子駅からの併結の急行「はぎ」が「ながと」に改称したものの、運行形態は変化しなかった。
  • 1978年(昭和53年)10月2日ゴーサントオのダイヤ改正に伴い、以下のように変更する。
    1. 「丹波」の下り1本が廃止。
    2. 「いでゆ」が「だいせん」に統合されて廃止。これに伴い、「だいせん」が4往復になる。
  • 1982年(昭和57年)
    • 7月1日:「まつかぜ」3・2号の運転区間が大阪駅 - 米子駅間に延長。また、「だいせん」1号の「ながと」との併結を解消。
    • 11月:「まつかぜ」3・2号が篠山口駅に停車を開始。
  • 1984年(昭和59年)2月三田駅が特急停車駅になる。篠山口駅にすべての特急が停車するようになる。
  • 1985年(昭和60年)3月14日:ダイヤ改正(1985年3月14日国鉄ダイヤ改正)により、「まつかぜ」1・4号の博多駅発着が廃止され、米子駅発着に短縮される。

福知山線全線電化後の展開[編集]

1987年3月当時の編成図[26]
北近畿
← 城崎・福知山
大阪 →
1 2 3 4 5 6
G
1 2 3 4 5 6
G
  • 1号車普通車指定席と6号車は禁煙
  • 編成・座席種別は変更される場合がある。
凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席
「北近畿」と併結運転中の「エーデル丹後」
1996年3月からの「北近畿」のヘッドマーク
  • 1986年(昭和61年)11月1日:福知山線宝塚駅 - 山陰本線城崎駅間電化完成に伴い、次のように変更。
    1. 特急「まつかぜ」・急行「だいせん」(昼行列車分のみ)「丹波」が統合され、エル特急北近畿」10往復が運転開始。
    2. 「まつかぜ」「丹波」が廃止。これにより、「まつかぜ」「だいせん」で城崎駅より先に行く列車については、豊岡駅・城崎駅で接続する快速列車が運転された。
    3. 柏原駅に一部の臨時列車をのぞいてすべての「北近畿」が停車、そのほかの急行停車駅も一部の特急が停車。
  • 1988年(昭和63年)7月16日:「北近畿」の1往復にキハ65形を連結した、特急「エーデル丹後」が大阪駅 - 天橋立駅間で運転開始。
  • 1989年(平成元年)3月11日:特急「エーデル鳥取」1往復が大阪駅 - 倉吉駅間で運転開始。「北近畿」は9往復になる。
  • 1990年(平成2年)3月10日:大阪駅 - 福知山駅・浜坂駅間で特急「エーデル北近畿」1.5往復が運転開始。「北近畿」は7.5往復になる。
  • 1991年(平成3年)
    • 3月16日:浜坂駅発着の「エーデル北近畿」に舞鶴線東舞鶴駅発着の列車が連結開始。福知山駅で増解結が行われた。
    • 12月:大阪駅 - 城崎駅間で臨時急行「きのさき」が運転される。
  • 1993年(平成5年)3月18日:「北近畿」が7往復、「エーデル北近畿」が2往復になる。
  • 1994年(平成6年)12月3日:「エーデル鳥取」の運転区間が大阪駅 - 鳥取駅間に短縮される。
  • 1995年(平成7年)
    • 1月17日阪神・淡路大震災により運転休止。
    • 1月21日:全線で運転開始。新幹線との接続のため、特急列車3往復は新大阪駅発着で運転、「北近畿」15号は福知山駅→和田山駅間で延長運転。この措置は新大阪駅まで延長運転する1往復をのぞいて4月17日まで続けられた。
    • 1月22日 - 4月17日:加古川線・播但線との接続のため、谷川駅・和田山駅を通過していた特急・急行が夜行列車をのぞいて臨時停車。
    • 12月:「きのさき」の運転が終了。
  • 1996年(平成8年)3月16日:ダイヤ改正に伴い以下のように変更。
    1. 「北近畿」の全定期列車を新大阪駅発着になる。この時点で「北近畿」は6.5往復。
    2. 「北近畿」のヘッドマークエル特急ロゴを貼付した「運行地域である近畿北部に飛翔するコウノトリ」のイラストから、コウノトリのイラストが無いものに変更される。
    3. 北近畿タンゴ鉄道宮福線電化に伴い、急行「みやづ」が廃止され、特急「文殊」1.5往復が運転開始。
    4. 「北近畿」の1往復に連結されていた「エーデル丹後」が廃止され、大阪駅 - 久美浜駅間で特急「タンゴディスカバリー」1往復が運転開始(福知山線内は「北近畿」と併結運転)。
  • 1997年(平成9年)9月1日:尼崎駅に、すべての特急「北近畿」「文殊」と急行「だいせん」が停車するようになる。
  • 1999年(平成11年)10月2日:ダイヤ改正により次のように変更。
    1. 「エーデル鳥取」「エーデル北近畿」が廃止。
    2. 「タンゴディスカバリー」は京都駅発着に変更され、特急「タンゴエクスプローラー」2往復が大阪駅発着になる。これによって福知山線から東舞鶴方面への直通列車が廃止。
    3. 「北近畿」は8往復、「文殊」は1往復になる。
  • 2002年(平成14年)10月5日:新三田駅に一部の特急が停車するようになる。「北近畿」が2往復増発され、10往復になる。
  • 2003年(平成15年)12月1日:相野駅に一部の特急が停車するようになる。
  • 2004年(平成16年)10月16日:急行「だいせん」が廃止。新大阪駅 → 福知山駅間で「北近畿」が1本増発され、「北近畿」は10.5往復になる。
  • 2005年(平成17年)4月25日 - 6月18日JR福知山線脱線事故により、新大阪駅 - 福知山駅間が運休。
  • 2007年(平成19年)3月18日:「北近畿」「文殊」が全面禁煙化。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月:「エル特急」の表記を取り消し。
    • 12月30日:この日から2011年1月3日まで、KTR001形気動車の故障および183系の車両不足のため、「こうのとり」の一部を381系が代走[27]
  • 2011年(平成23年)
    • 2月28日:車内販売の営業が終了[28]
    • 3月12日:ダイヤ改正により、次のように変更[29]
      1. 「文殊」「タンゴエクスプローラー」が廃止。
      2. 「北近畿」は「こうのとり」に列車名が変更される。
      3. 石生駅市島駅が停車駅から除外される。
      4. 287系が運転開始。また、287系の増備が完了するまでの間、3往復で381系による代走運転を実施。
    • 4月2日 - 4月7日東日本大震災の影響で車両保守部品が不足したことにより、183系で運転されていた「こうのとり」の全列車が4両編成で運転される[30][31]
    • 6月1日:287系を追加投入[32][33]
    • 6月3日 - 9日:183系の故障のため、381系による代走運転を実施[34]
  • 2012年(平成24年)6月1日:183系で運転されていた3往復が、381系に置き換え。
  • 2013年(平成25年)3月16日:ダイヤ改正で、183系が381系に置き換えられ、すべて退役[35]
  • 2014年(平成26年)3月15日:ダイヤ改正で、西宮名塩駅に2号・4号・6号が新たに停車となる。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 特急北近畿、「こうのとり」に改称検討 JR西 - 神戸新聞 2010年10月8日
  2. ^ 2010年10月定例社長会見 - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年10月20日
  3. ^ 平成23年春 ダイヤ改正について (PDF) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年12月17日
  4. ^ 平成23年【春】の臨時列車運転等のご案内 (PDF) - 西日本旅客鉄道福知山支社プレスリリース 2011年1月21日
  5. ^ 平成23年度 冬の臨時列車運転計画について (PDF) - 西日本旅客鉄道福知山支社プレスリリース 2011年10月14日
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  7. ^ 撤去された交流用機器は415系800番台への改造に使われている。
  8. ^ もと“雷鳥”用485系が“北近畿”用183系に - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース2009年12月15日
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  16. ^ 観光客運ぶコウノトリ JR事故の影響一掃 - 神戸新聞
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  21. ^ 京都交通株式会社: 高速バス: 舞鶴・綾部・福知山〜大阪梅田 - 京都交通
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  26. ^ 『時刻表に見る〈国鉄・JR〉列車編成史』JTBパブリッシング、2011年、p.188 - p.189。ISBN 978-4-533-08344-0
  27. ^ 国鉄色381系が特急〈北近畿〉を代走 - 鉄道ホビダスRMニュース 2011年1月6日
  28. ^ さよなら車内販売 兵庫県内の在来線で終了 - 神戸新聞(但馬版) 2011年3月1日
  29. ^ 平成23年春ダイヤ改正について (PDF) - 西日本旅客鉄道福知山支社プレスリリース 2010年12月17日
  30. ^ 東北地方太平洋沖地震に伴う車両保守部品の不足による運転計画の見直しについて (PDF) - 西日本旅客鉄道福知山支社プレスリリース 2011年3月25日
  31. ^ 車両保守部品の不足に伴う列車運転計画の見直しについて - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2011年4月6日
  32. ^ 新型車両(287系)の追加投入について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2011年4月27日
  33. ^ ダイヤ改正時には、6月末ごろまで381系を使用すると発表されていた
  34. ^ 381系“こうのとり”6・7・22・25号を代走 - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース2011年6月11日
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参考文献[編集]

  • 『よみがえれ!線路よ街よ - 阪神・淡路大震災 JR西日本100人の証言』交通新聞社、1996年。ISBN 978-4-875130-51-2
  • 『阪神・淡路大震災 鉄道復旧記録誌』西日本旅客鉄道、1996年。
  • 寺本光照『国鉄・JR列車名大事典』中央書院、2001年。ISBN 4-88732-093-0
  • 今尾恵介・原武史『日本鉄道旅行歴史地図帳-全線・全駅・全優等列車- 8号・近畿』新潮社、2010年。ISBN 978-4-10-790042-5

外部リンク[編集]