日根野電車区
| 日根野電車区 | |
|---|---|
| 鉄道事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
| 管轄支社 | 車両関係:近畿統括本部 運転関係:大阪支社 |
| 所属略号 | 近ヒネ |
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この表について
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日根野電車区(ひねのでんしゃく)は、大阪府泉佐野市日根野にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の西日本旅客鉄道(JR西日本)の乗務員区所および車両基地である。
目次 |
[編集] 概要
阪和線・紀勢本線(きのくに線)新宮駅 - 和歌山駅間を中心に、大阪府南部と和歌山県を中心に運用されている列車の車両基地であるとともに、運転士も所属している。車両関係は近畿統括本部の管轄であるが、乗務員は同本部大阪支社の管轄である[1]。
本区のほかに鳳・新在家・天王寺の3つの派出所がある。
[編集] 本区
阪和線日根野駅駅の南西、日根野駅 - 長滝駅間にある。なお、運転士は所属していない。
関西空港自動車道をはさんで南北に分かれており、北側に検修施設、南側に留置線が設けられている。北側の検修設備には、臨検庫が2線、仕業線が3線、試運転線1線のほか、12両対応の交検庫が2線設けられており、交検庫では主に交番検査が行われている。南側には留置線が24線設けられているほか、西側には車輪転削庫が設けられており、車輪の転削か行われている。
[編集] 鳳派出所
阪和電気鉄道開業時に車両基地として開設され、日本国有鉄道(国鉄)時代は鳳電車区と称していたが、1978年の紀勢本線(きのくに線)和歌山駅 - 新宮駅間の電化開業に合わせ所属車両を当区へ移籍。1997年の組織改正により当区の下部組織となった。
車両基地の線路は残っているため、多くの車両を留置できる。
[編集] 新在家派出所
和歌山県和歌山市新在家にある車両基地。和歌山線和歌山駅 - 田井ノ瀬駅間に位置している。新和歌山車両センターを2008年8月に組織変更で当区の下部組織となった。
和歌山線・桜井線(万葉まほろば線)・紀勢本線(きのくに線)で運用されている105系・117系は、当所をベースとしている。ほかにラッシュ時に和歌山駅で増解結する223系225系や日中は103系が留置されており夜間から早朝にかけては、和歌山止まりで運用を終え翌朝の和歌山(海南)発の快速車両(223系・225系)や普通運用(103系)や特急車両が留置されている。
[編集] 天王寺派出所
[編集] 配置車両に記される略号
所属組織の略号と、日根野の電報略号である「ヒネ」から構成されている。
国鉄時代は天ヒネ(「天」は天王寺鉄道管理局の意味)で、JR発足後は近ヒネ(「近」は近畿圏運行本部の意味)であった。その後の組織改正により「本ヒネ」(「本」は本社直轄の意味)となり、1993年6月に大阪支社が発足して「大ヒネ」(「大」は大阪支社の意味)を経て、2010年12月1日の組織改正により[1]近ヒネ(「近」は近畿統括本部を意味)となった。
[編集] 所属車両
[編集] 現在の車両
2011年10月1日現在の所属車両は以下の通りで、本区と新在家派出所に分かれて配置されている[2]。
| 区所 | 電車 | 気動車 | 機関車 | 客車 | 貨車 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 本区 | 611両 | 0両 | 0両 | 0両 | 0両 | 623両 |
| 新在家 | 68両 | 0両 | 0両 | 0両 | 0両 | 68両 |
| 全体 | 679両 | 0両 | 0両 | 0両 | 0両 | 691両 |
[編集] 本区
- 381系電車(102両)
- 281系電車(63両)
- HA編成として特急「はるか」用の6両編成9本、3両編成3本、計63両が所属している。
- 283系電車(18両)
- 287系電車(12両)
- 223系電車(140両)
- HE編成として0番台と2500番台の4両編成35本が所属し、後述の225系5000番台同様阪和線快速系統の主力車両となっている。
- 関空快速・紀州路快速などの快速列車を中心に、紀勢本線・大阪環状線内の普通でも運用されている。紀勢本線(きのくに線)での定期運用は和歌山駅 - 紀伊田辺駅間のみだが、臨時列車として白浜駅までの入線実績もある。
- 1994年4月から1999年5月までは6両編成(基本編成)と2両編成(付属編成)を構成し、基本編成は1995年4月に運転が開始された関空特快「ウイング」の指定席設定(関西空港行はクモハ223形0番台、京橋行はクハ222形0番台)に対応するため車内に指定席/自由席の表示切替板が取り付けられた(車外の種別表示にも指定席/自由席の表示があった)。付属編成はJR難波駅の大阪シティエアターミナル (OCAT) でのチェックインサービスに対応するため、1996年3月にクモハ223形100番台の乗務員室後部に荷物室が設置された(この場合関西空港行のクモハ223形100番台は指定席)が、1998年10月にサービスが終了し荷物室は客室に復元された。なお0番台の登場当時は付属編成の2本連結(2両+2両)で普通列車に運用した実績もある。この当時の阪和線内での運用区間は主に天王寺 - 日根野間で、朝の区間快速や深夜時間帯の快速に限り和泉砂川駅までの運用もあった。
- 1999年5月 - 2008年3月は紀州路快速の運転開始に伴い2500番台を追加し、5両編成(基本編成)と3両編成(付属編成)に組み替えられた(基本編成に取り付けられた表示切替板は組み替え時に撤去)。朝夕ラッシュ時は基本編成が紀州路快速に、付属編成が関空快速、そのほか時間帯は基本編成が関空快速に、付属編成が紀州路快速で運転された。
- 2008年3月15日のダイヤ改正で関空快速・紀州路快速の運行形態が大幅に変更され、新製車の増備に合わせて再度組み替えが行われ全編成が4両編成となった。また同時に103系や113系の運用を置き換えた。現在もその傾向が続いている。
- 225系電車(100両)
- HF編成として5000番台4両編成が21本所属し、2010年12月1日から阪和線快速系統で運用されている。この新規導入で205系の8両編成の運用と奈良電車区の221系の阪和線内での運用を置き換えた。
- 2011年3月12日以降は、223系と合わせて関空快速・紀州路快速や日中の区間快速にも充当され、223系と共通運用されている。
- 103系電車(115両)
- 6両編成(HK編成)13本、4両編成(HJ編成)8本、4両編成(HZ編成)1本[2]、ワンマン運転に対応した羽衣線用の3両編成(L編成)1本と2両が配置されている。長らく阪和線の主力車両であったが223・225系の増備により廃車が進み、永年守ってきた最大配置数の座を223系に明け渡した。
- 3両編成は羽衣線のみ、4・6両編成は阪和線(天王寺駅 - 和歌山駅間)で運用されている。4両編成は下記の205系1000番台と共通運用である。
- 1994年6月から1999年5月のダイヤ改正まで、一部車両のATSをB型からSW型に変更した紀勢本線(和歌山駅 - 紀伊田辺駅間)・和歌山線(和歌山駅 - 五条駅間)乗入れ仕様の編成が存在したが、全車両のATSがSW型に変更されたことで消滅している。
- クモハ103形は当初、京浜東北線・根岸線から転入した車両が配置されていたが廃車整理で消滅し、2011年現在はすべてモハ103形の先頭車化改造(学研都市線長尾駅 - 木津駅間電化開業による改造)車のみである。このうちクモハ103-2504(L101編成)はワンマン運転専用でクモハ103形では播但線・加古川線用ワンマン車以外で唯一体質改善工事が施工されている。クモハ103-2503(J407編成)はワンマン予備編成、クモハ103-2505(J408編成)は阪和線専用である。
- 2007年からクハ103-1とクハ103-2が国鉄時代の京浜東北線・根岸線以来同じ編成に組み込まれ、趣味者の話題を呼んだが、2011年3月に運用を離脱した[5]。
- 2011年3月以降、森ノ宮電車区で余剰となった体質改善30N工事車中心の編成が転入し、延命未施工車及び延命N40工事車中心の編成を置き換える配置換えが発生している。また2011年3月12日のダイヤ改正では、日中の鳳駅以南では基本的に運用されなくなった。
- 205系電車(20両)
- 113系電車(36両)
- HG編成として4両編成8本、2両編成2本が所属している。4両編成はすべて高速運転用改造車でうち5本は体質改善車(転換クロスシート)、残る3本は1972年の新快速登場時からのライトグレーに青緑帯を纏った通称阪和色である。2両編成はワンマン運転用にモハ113形 - モハ112形の電動車ユニットに切妻非貫通型の運転台取付を行った改造車で、オーシャングリーンにライトパープルの帯を纏っている。
- 4両編成は2011年12月10日をもって運用から離脱した[6]。後継には223系が充当されている。
- 2両編成は御坊駅 - 紀伊田辺駅間のワンマン運転が中心である。なお予備車がないため、検査時には223系が車掌乗務で代走する。
- 国鉄時代には紀勢本線(当時は愛称名なし)の紀伊田辺駅 - 新宮駅間、1999年までは和歌山線和歌山駅 - 五条駅間でも運用されていた。
- クモヤ145形(1両)
- 事業用車両の牽引車。構内での車両入れ換えに用いる。
[編集] 新在家派出所
- 117系電車(20両)
- 4両編成5本が所属している。和歌山線ではワンマン運転を行う。和歌山線での運用のほか、紀勢本線(和歌山駅 - 御坊駅間)でも運用される。過去には紀伊田辺駅までの運用や阪和線(日根野駅 - 和歌山駅間)での定期列車や、団体列車としては新宮駅まで運用された実績もある。
- 2000年3月から2002年3月まで日根野区に所属したのち新和歌山車両センターに転出。2008年7月1日の組織変更で日根野区所属に戻った。
- 105系電車(48両)
- ワンマン運転対応の2両編成24本(うち19本が103系からの改造編成)が所属し、和歌山線・桜井線(万葉まほろば線)・紀勢本線和歌山駅 - 和歌山市駅と、紀伊田辺駅 - 新宮駅間で運用されている。なお、前者と後者で運用は分かれている。リニューアル車両(オーシャングリーン塗装)は後者の専属である。前者の車両に関しても単一塗装化(青緑色)も進んでいる。
- 2008年7月1日の組織変更で日根野区所属となった。2009年11月より2010年の平城遷都1300年記念事業実施に合わせ奈良万葉ラッピング列車も運行されている。
[編集] 過去の所属車両
- 485系電車
- 1985年3月国鉄ダイヤ改正でくろしおに投入された、簡易貫通扉のクハ480を含む4両編成11本の44両。1986年11月までに、福知山電車区と南福岡電車区に全て転出した。
- 165系電車
- 1986年11月ダイヤ改正より紀勢本線で運転されていた普通客車列車の電車化のため使用開始。車両は松本運転所から転入した。2002年3月のダイヤ改正で定期運用を離脱・廃車となった。
- 101系電車
- 123系電車[7]
- クモヤ90形[7]
[編集] 運転士乗務線区
[編集] 歴史
昭和40年代に、利用者の増加や通勤圏の拡大に加え紀勢本線の電化や大阪湾泉州沖への関西新空港建設などが予定され、当地域では阪和電鉄開業時に開設された鳳電車区に代わる留置車両の増加や設備の近代化などに対応できる新しい車両基地が求められていた。その要望に応えるべく1970年(昭和45年)10月に鳳電車区日根野派出所として開設された。紀勢本線電化が行われた1978年(昭和53年)、鳳電車区から日根野電車区として独立すると同時に鳳電車区の全車両の所属が当区に変更となった。
当区発足後の鳳電車区は乗務員区所として残っていたが、1997年当区に統合され日根野電車区鳳派出所とされた。
1985年3月14日国鉄ダイヤ改正までは関西本線で運用される電車も受け持っていた。これは1973年の関西本線奈良駅 - 湊町駅(現・JR難波駅)間電化の際、鳳電車区に関西本線用の101系[8]および113系電車が配置されていたのを、それを奈良電車区開設時まで引き継いだためである。
[編集] 年表
- 1967年(昭和42年)10月:第1期工事開始。
- 1970年(昭和45年)10月1日:鳳電車区日根野派出所として開設。
- 1971年(昭和46年):第2期工事開始。
- 1974年(昭和49年)7月1日:鳳電車区日根野支区になる。
- 1975年(昭和50年)10月:第3期工事開始。
- 1978年(昭和53年)10月1日:鳳電車区の車両・検修部門が日根野電車区になり、鳳電車区は車両無配置の乗務員区所になる。
- 1985年(昭和60年)3月14日:奈良電車区開設に伴い、関西本線の電車が転出。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化で西日本旅客鉄道の施設になる。
- 1997年(平成9年)3月8日:鳳電車区が日根野電車区に統合され、鳳派出所になる[9]。天王寺派出所が設置される[10]。
- 2008年(平成20年)8月1日:和歌山列車区新和歌山車両センターが大阪支社に移管され、日根野電車区新在家派出所になる[11]。
[編集] 脚注
- ^ a b 組織改正などについて(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年11月16日
- ^ a b 『JR電車編成表』2012冬 交通新聞社 ISBN 978-4-330-25611-5 p.156 - p.167
- ^ 2010年11月定例社長会見 - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年11月17日
- ^ 平成24年春ダイヤ改正について (PDF) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2011年12月16日
- ^ クハ103-1ほか6両が吹田へ - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2011年3月11日
- ^ 【JR西】日根野電車区113系4連が定期運用終了 - 鉄道ホビダス ネコ・パブリッシング RMニュース 2011年12月12日
- ^ a b 『JR電車編成表』87年版 ジェー・アール・アール 1987年
- ^ 同改正までに103系に置き換えられた。
- ^ 『JR気動車客車編成表』'01年版 ジェー・アール・アール ISBN 4-88283-122-8
- ^ 『JR気動車客車編成表』'97年版 ジェー・アール・アール 1997年 ISBN 4-88283-118-X
- ^ 『JR気動車客車編成表』交通新聞社 2010 ISBN 978-4-330-14710-9
[編集] 参考文献
[編集] 関連項目
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