篠山口駅

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篠山口駅
西口
西口
ささやまぐち - Sasayamaguchi
南矢代 (2.3km)
(2.3km) 丹波大山
所在地 兵庫県篠山市大沢字高伏ノ坪165-3
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線   G   福知山線**
(当駅より南矢代方はJR宝塚線)
キロ程 58.4km(尼崎起点)
大阪から66.1km
電報略号 サク
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
3,757人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1899年明治32年)3月25日
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口
* 1944年に篠山駅から改称。
** この他篠山線1972年廃止)
東口

篠山口駅(ささやまぐちえき)は、兵庫県篠山市大沢字高伏ノ坪にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線である。

概要[編集]

篠山市の代表駅である。2010年現在、同市などによる駅名を「丹波篠山駅」に改称させたいとする動きがあった。

福知山線における境界駅の一つで、アーバンネットワーク[1]および「JR宝塚線」の愛称区間、さらにICOCA(および相互利用対象のICカード)の利用可能区間の終端である(いずれも大阪駅方面のみ対象)。かつ案内上でも、当駅から大阪方面は「JR宝塚線」、福知山方面は正式名称の「福知山線」と名称が区別されている。よって以下ではこの形式に従い、それぞれを別路線と扱い記述する。

特急『こうのとり』が全便停車するが、ここより北の福知山方面に向かう乗客はぐっと減る。

駅長が配置された直営駅であり、管理駅として福知山線の福知山支社管内区間である広野駅 - 丹波竹田駅間の各駅を管轄している。みどりの窓口が設置されていて営業時間は5時40分~23時まで。みどりの券売機も設置されている。

なお、1972年昭和47年)までは篠山市街地に向けて篠山線が伸びており、その始発駅でもあった。

駅構造[編集]

跨線橋からの眺め
3番線・4番線ホーム
4番線に縦列停車する丹波路快速大阪行(手前)と普通福知山行(奥)
浪花食堂

単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ橋上駅である。改札口は橋上の1か所のみ。

単式・島式の各ホームの間に中線(2番線)があるため、「2番のりば」は存在しない。

各ホームには、駅弁(後述)などの軽食を提供する『浪花食堂』[2]があったが、2012年春までに駅弁の販売は終了し、後に閉店した(2013年7月現在、跡地は更地になっている)。

篠山口駅プラットホーム
ホーム 路線 行先
1・3・4   G   JR宝塚線 三田宝塚大阪方面
  G   福知山線 福知山豊岡方面

上表の路線名は旅客案内上の名称(「JR宝塚線」は正式路線名ではなく愛称)で表記している。

本線は上りが1番のりば、下りが3番のりばだが、3線共に両方向への発車が可能。ただし、1番のりばへは福知山方面からのみ入線できる。

系統上の境界駅であるため、普通・快速列車の乗り継ぎを島式ホーム(3・4番のりば)で行えるようにしている。その関係で発着番線は一定しない。発着番線の目安は以下の通りである。

  • 1番のりば - 主に大阪・新大阪方面行き特急『こうのとり』(一部の時間帯は3番のりば)
    • 時間帯によっては、大阪方面行きの快速も停車。福知山方面の列車の設定はない(ダイヤが乱れた場合を除く)。
  • 3番のりば - 主に福知山方面行き列車(特急『こうのとり』を含む)
    • 時間帯によっては、大阪方面行きの列車も停車する。
  • 4番のりば - 日中の大阪方面行き丹波路快速と、特急『こうのとり』を待避する福知山方面行きの普通
    • 夕方の福知山方面行き列車(特急を除く)は、このホームで車両の分割を行う。その場合、切り離された車両が大阪方面行きとなり、同じ4番のりば上に各方面行きの列車2本が縦列停車することになる。

ダイヤ[編集]

日中は大阪方面が毎時2本(いずれも丹波路快速)、福知山方面は1本(当駅始発の普通)である。これに加え、特急『こうのとり』が1本停車する。

朝の大阪方面行きと、夜の到着列車は本数が多くなり、JR東西線方面からの快速も乗り入れる。19時台には、高槻行き(土曜・休日は松井山手行き)の普通列車が設定されている。

利用状況[編集]

兵庫県統計書[3]によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1995年 3,463
1996年 3,590
1997年 3,803
1998年 3,931
1999年 3,995
2000年 4,112
2001年 4,185
2002年 4,158
2000年 4,112
2001年 4,185
2002年 4,158
2003年 4,187
2004年 4,278
2005年 4,141
2006年 4,115
2007年 4,092
2008年 4,072
2009年 3,966
2010年 3,914
2011年 3,863
2012年 3,757

駅周辺[編集]

東西に山が迫るが、国道や県道沿いを中心に住宅街が広がっている。

駅舎の橋上化以前は、東口から伸びる弁天地区が旧・丹南町の中心地であった。駅には、国鉄の購買部を前身とするハートインと前述の『浪花食堂』(いずれも既に閉店)があるのみだった。

橋上化後の駅舎には、国道176号に面する西口が新設された。西口周辺は都市再開発地区の指定を受けており、周辺の整備と急速な開発が進んでいる。

バス路線[編集]

園篠線発祥之地碑

神姫グリーンバスの以下の路線が発着しており、同バスではICOCAPiTaPaNicoPaが使用できる。

かつては西日本JRバスが園篠線(えんじょうせん)として福住・園部方面に向けて運行していたが、利用客減少に伴い当駅 - 福住間が2002年平成14年)3月31日、福住 - 園部駅前間が同年9月30日をもって廃止され、撤退した[4]。本篠山バス停の近くには、「園篠線発祥之地碑」がある。

篠山口駅

篠山口駅東口

歴史[編集]

福知山線の前身である阪鶴鉄道は、計画当初は現在の篠山市西町付近を通る予定としていた。しかしルートが大回りになる上に、当時の地元の期待は京姫鉄道京都駅 - 園部駅 - 篠山駅 - 姫路駅)にあり、阪鶴鉄道に対しては地元の土地売却が積極的でなかったため、最終的に現在の地(旧・丹南町)に駅が作られることとなった。

駅弁[編集]

駅構内にあった『浪花食堂』では、以下の駅弁を販売していた。

  • 山菜デカンショ弁当
  • 幕の内弁当
  • かにずし
  • 猪のぼたんめし
  • 特製 松茸弁当
    • 「幕の内弁当」と「かにずし」以外は季節販売商品。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
  G   JR宝塚線(福知山線)
快速(三田駅まで各駅停車
南矢代駅 - 篠山口駅
丹波路快速(三田駅 - 福知山駅間各駅停車)・普通
南矢代駅 - 篠山口駅 - 丹波大山駅

かつて存在した路線[編集]

日本国有鉄道
篠山線
篠山口駅 - 篠山駅
篠山鉄道
篠山鉄道線
篠山駅(当時) - 東吹駅

脚注[編集]

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  1. ^ 当初、アーバンネットワークのエリアは新三田駅までとする方針が発表されていたが、地元の請願によりこの駅まで伸ばされた。よって当駅 - 新三田駅間は、福知山支社管内では唯一の、広域的な愛称が設定されている区間となった。
  2. ^ 1番ホームには調製所兼用の食堂スペース、3・4番ホームにはテイクアウト専用の売店があった。
  3. ^ 兵庫県統計書
  4. ^ 現在は当駅 - 本篠山 - 福住間は神姫グリーンバス、福住 - 園部駅前間は京阪京都交通が運行を引き継いでいる。
  5. ^ 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳 9号 関西2』(新潮社、2009年)p.46による。国鉄篠山駅への乗り入れは『篠山町75年史』では1918年となっているが、1921年の『大正十年 兵庫県統計書 第13・14編』(近代デジタルライブラリーより)ではまだ「篠山町辨天間」となっている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]