みどりの窓口

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みどりの窓口(岩見沢駅)

みどりの窓口(みどりのまどぐち)とは、マルス端末が設置されているJR線(鉄道)の乗車券類(乗車券特急券指定券など)やJRバスの座席指定制の路線(ドリーム号昼特急など)の乗車券・指定券を発券する窓口である。駅務室に窓を設けただけの小さなものから、ターミナル駅の大規模な窓口までその形態は様々である。利用者の少ない駅では窓口専任の係員がおらず有人改札の係員が窓口業務を兼務している。 JRの主なの他、北近畿タンゴ鉄道土佐くろしお鉄道など旧・国鉄から転換した第三セクター鉄道の主な駅、大手旅行会社空港バスターミナル、港のフェリーターミナルなどにもある。

また、1988年3月12日までは座席指定券類の他に青函連絡船による自動車航送予約も引き受けていた。その際、航送当日に桟橋窓口に車検証を持参し、乗船名簿記入が必要だった。

「みどりの窓口」という名称の由来は、この窓口で発券される切符の地紋が常備券の赤に対して、薄い緑色をしていた事によると言われている。その後1990年代後半からは水色の地紋に変わっており、偽造防止を兼ねて濃い水色の帯と「JR」マークのホログラムを施している。

目次

[編集] 概説

1960年代まで東海道新幹線特急列車など優等列車指定券寝台券は列車ごとの台帳で管理され、空席照会や予約に際しては窓口から台帳の保有駅や統括する乗車券センターへ電話連絡していた。この方式では指定券の発行に1~2時間待ちという状況に陥る事があったり、同一座席の重複販売(ダブルブッキング)をしてしまう事があった。

上記の問題を解決するとともに指定券の手配をオンライン方式に切り替える事を目的として、1965年10月1日実施のダイヤ改正に合わせて同日に始発駅を発車する列車から販売を開始するために、同年9月24日から全国の主要152駅と日本交通公社(現・JTB)の83か所の営業所に開設された。

その後も、マルスの能力向上に連動して、設置駅の拡大や他社大手旅行会社へも接続が行われ、現在では大都市近郊のほとんどの駅や大手旅行会社の窓口に広がっている。

[編集] 閉鎖と営業時間短縮・業務委託

2000年代半ばに入ってから、東日本旅客鉄道(JR東日本)を中心として、みどりの窓口の閉鎖や営業時間の短縮が行われている(中期経営構想・ニューフロンティア2008)。これは人件費の縮減および、2007年問題にもあるように団塊の世代の大量退職に伴う人員不足が主因である。またインターネット携帯電話を通じて指定席券を予約可能とするサービス(「えきねっと」、「5489サービス」、「エクスプレス予約」、JRハイウェイバスの「高速バスネット」など)の普及によるものもある。廃止される窓口の代わりとして指定席券売機やJR東日本においては通信対話型自動券売機「もしもし券売機Kaeruくん」を設置しているが、これらの券売機は発売できる券種に制限がある他、旅行センターと一体化した窓口になっている駅もある。 西日本旅客鉄道(JR西日本)でも、乗車券・定期券も購入可能な多機能の指定券自動販売機「みどりの券売機」の設置に合わせて、JR東日本同様窓口を廃止(JR神戸線朝霧駅。のちにICOCA発売のため窓口を復活)したり、一部時間帯に窓口を休止している(阪和線上野芝駅津久野駅)。

東海旅客鉄道(JR東海)の駅では時刻表の索引地図に「みどりの窓口」の表示がされている主要駅であっても、JR東海では基本的に白い看板に「きっぷうりば」と表記される。 通常のみどりの窓口と同様、乗車券類の購入、変更、払い戻しができるが、一部の東海交通事業に委託している駅で、時刻表でみどりの窓口の表記のない駅では、発券は出来ても払い戻し、変更が出来ないなど一部の取り扱いに制限がある。 また、子会社であるJR東海ツアーズでは、みどりの窓口と併記されている。

JR西日本ではマルス端末が設置されている簡易委託駅(現在は北陸本線高月駅紀勢本線周参見駅が該当)は索引地図に「みどりの窓口」の表示があるが、JR東海の場合と同様に業務委託駅よりも取扱に制限がある。

一般的には「指定券が買える駅=みどりの窓口のある駅」と思われがちだが、みどりの窓口のない駅(マルス端末がない駅)でも一部の駅員配置駅(業務委託駅簡易委託駅を含む)では指定券が発行できる。ただし、駅窓口にマルス端末が設置されていないため、マルス端末がある隣接駅・管理駅もしくは各支社の乗車券センターなどのマルス指令に電話連絡をして座席番号の指定を受け、手書きで指定券を発券することとなり、この際に「料金専用補充券」を用いることとなる。しかし、四国旅客鉄道(JR四国)では発売頻度の高い一部の列車に限り手入力で指定券を発券させるPOS端末もあり、その設置駅では対象列車について料金専用補充券は用いていない。なお、九州旅客鉄道(JR九州)の一部のPOS端末では対象列車は限定されるが直接オンラインで指定券を発行可能な機能を有するため、この限りではない。

[編集] テレビ番組「みどりの窓口」

1965年から1985年3月にかけて、テレビ朝日(旧・NET)で『みどりの窓口』という番組があった。これは旧・日本国有鉄道(国鉄)が提供する国鉄関連の情報を伝える番組で、月~土曜日の朝7時45分から15分間生放送されていた。当時のNET(テレビ朝日)の女性アナウンサーだった南美希子中里雅子西田百合子野崎由美子小宮悦子などが司会を担当した。

その日の朝における首都圏の運行情報や各特急・寝台特急列車の空席情報の他、国鉄からのお知らせ、列車や沿線のみどころなど(これは首都圏に限らない)を紹介するVTRが放送されていた。空席情報が流れる時にはBGMポール・モーリアの「ペガサスの涙」やイエロー・マジック・オーケストラの「テクノポリス」なども流れた事もあり、選曲センスには注目するものがあった。また、1970年代後半のブルートレインブームが起こった夏休み中には小学生参加の鉄道関係のクイズ大会が開催されたこともあった。

放送時間については変遷があり、1970年代後期は朝7時30分からの時期があった他、1980年代からは放送時間が朝6時45分からに繰り上げられ、1983年秋以降は同局の朝ワイド番組「おはようテレビ朝日」の1コーナー(7時台半ば)になった。なお、土曜日の放送は独立したままで6時45分からの放送だった。

1985年4月からは、内容をそのままテレビ東京に移して「レール7」という番組になった。さらに1987年4月の国鉄民営化に伴い、提供はJR東日本に引き継がれた。その後1991年4月から「列車でいい旅」にタイトル変更されたが、1992年3月に放送終了した。現在も「やじうまプラス」内において首都圏内のJR・私鉄各線の運行状況について簡単ではあるが天気コーナーの後半で伝えられている(NHK総合テレビの「おはよう日本・首都圏」やテレビ東京の「朝はビタミン!」内でも同様。他局の情報番組では災害時や特段の事故でもない限りは伝えられない)。

当時放映された紹介などの国鉄制作のPR映像は一部が交通博物館に保存され、館内で上映される事もあった。しかし同館閉館後の扱いは不明であり、2007年開館の鉄道博物館でも館内での上映や映像の貸し出し等の扱いは行われていない。なお、このPR映像の一部は鉄道ジャーナル社が制作を担当していた(主に特急シリーズ)。この映像は同社の手によってビデオ・DVD化されており、同社に申し込むか、一部の書店で購入できる。

[編集] その他

指定券の発行は4時30分から23時55分までに限定している。

以前は毎日9時57分から9時59分59秒(JST)までの3分間、1か月前発売の指定券のデータをマルスのホストコンピュータに入力するため、すべてのみどりの窓口で指定券の発売ができなかった(但し、自由席券や乗車券などオフラインで発行するものは発売可能だった)が、2007年10月1日より機能改修され廃止されている。


JRバスについては、マルス(みどりの窓口)による管理とは別に、2006年から、マルスの管理・運営をしている鉄道情報システムが開発した高速バス専用の座席予約システムである「高速バスネット」の運用が始まっている。路線によっては、別の高速バス専用の座席予約システムである「発車オーライネット」による販売も行っている。→高速バス#マルスシステムでの高速バス乗車券・指定券発券を参照。

みどりの窓口では、乗車券や特急券など一般的な切符は切符の記載事項を英文にして発券することも可能である。但し、端末の種類により英文での発行が不可能な場合もある。券の種類の下には説明が印字され(普通乗車券であれば"FARE TICKET")日本語の駅名の下にもローマ字で駅名が印字される。有効期限や注意事項も翻訳されて印字される。本来はジャパンレールパスなどを使用する訪日外国人へ指定券などを発行する時に使う機能であるが、日本人でも希望すれば英文で発券できる。

前述のみどりの窓口のない駅員配置駅での指定券発行には、マルス指令(乗車券管理センター)あるいは決められたマルス端末設置駅へ電話を用いてのやり取りとなる。このため、発行駅での聞き間違いのないように、席番号についてはA席「アメリカ」、B席「ボストン」、C席「チャイナ」、D席「デンマーク」、E席「イングランド」と発音する。これはAとD(デーと発音する場合)やB、C、D、Eの母音が同じために席番号の混乱を防ぐためである。発行駅では指定席内容を復唱して確認する。

[編集] 関連項目

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