嵯峨野線
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| 嵯峨野線 | |
|---|---|
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二条付近を走行する221系による快速列車
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| 路線総延長 | 34.2 km |
| 軌間 | 1067 mm |
| 電圧 | 1500 V 架空電車線方式 (直流) |
| 最高速度 | 130 km/h |
嵯峨野線(さがのせん)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の京都 - 園部間の愛称である。この愛称は1988年3月13日から使用されている。本来の名称である山陰線と併せて嵯峨野山陰線と案内されることもある。
目次 |
[編集] 概要
JR西日本のアーバンネットワークの一角を成す。京都市中心部から観光地として人気のある嵯峨野・嵐山方面へのアクセスルートの一つで、特に紅葉シーズンには多くの利用がある。この路線の競争相手として京阪京都交通(旧・京都交通[1])による、国道9号を経由して京都市内(京都駅、阪急京都線桂駅)と亀岡およびその以西とを結ぶ路線バスが存在する。また京福電気鉄道嵐山本線(嵐電)とも競合している。
JRの前身である日本国有鉄道(国鉄)の時代はあくまでも長距離特急や長距離普通列車を中心に運行され、京都近郊の通勤通学需要がほとんど考慮されていなかった[2]。その後1987年の国鉄分割民営化によりJR西日本発足後、この区間では1989年の嵯峨(現・嵯峨嵐山) - 馬堀間の複線化とそれに伴うトンネル経由の新線への切り替え、1990年の京都 - 園部間の電化、1996年の二条 - 花園間の高架化完成など順を追って路線の近代化がなされ、国鉄時代からは大きく変貌を遂げたことにより、沿線開発も進んだといえる。また京都市内において1989年に太秦駅、2000年に円町駅がそれぞれ新設され、需要を開発している。
一部の駅は一線スルーとなっている。またアーバンネットワーク内で唯一、他線から直通する定期普通列車が存在しない。しかし、現在でも単線区間が多く残ることなどから、特急列車を除くと毎時3 - 4本の運転がありながら、昼間のみならず夕方のラッシュ時にさえ30分近くも列車間隔が空く時間帯があり、不均衡なダイヤとなっている。
現在、京都 - 園部間の全線複線化および嵯峨嵐山・亀岡両駅の駅改良工事と、周辺道路の混雑解消と安全確保のために、花園 - 嵯峨嵐山間の高架化工事も同時に行われている(将来の節を参照)。
ラインカラーは紫(■)であり、選定理由は「京の優雅さをイメージ」とされている。
全区間が大阪近郊区間に含まれている。各駅で乗車カードとしてICOCAおよびこれと相互利用可能なICカードが利用可能となっており、またJスルーカードが一部の駅を除いて自動券売機で乗車券に引き換えることで利用できる。
[編集] 路線データ
嵯峨野線としてのもの。
- 管轄・路線距離(営業キロ):全長34.2km
- 西日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者):
- 京都 - 園部間 34.2km
- 西日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者):
- 軌間:1067mm
- 駅数:15駅(起終点駅含む)
- 複線区間:
- 複線:二条 - 花園、嵯峨嵐山 - 亀岡、八木 - 園部
- 単線:京都 - 二条、花園 - 嵯峨嵐山、亀岡 - 八木
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
- 閉塞方式:自動閉塞式
- 保安装置:ATS-P(拠点P方式)およびATS-SW
- 運転指令所:新大阪総合指令所
- 最高速度:
- 京都 - 嵯峨嵐山、馬堀 - 園部:120km/h
- 嵯峨嵐山 - 馬堀:130km/h
全区間京都支社の直轄である。
[編集] 運行形態
| 駅・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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京都と北近畿方面とを結ぶ特急のほか、快速・普通が運転されている。
[編集] 特急
朝から夜間にかけて毎時1本運転されている。運転系統は以下の通りである。
運転系統にかかわらず、北近畿タンゴ鉄道所属の車両で運転される列車はタンゴディスカバリーとしている。
嵯峨野線内は全列車、二条・亀岡・園部に停車する。「まいづる」は、京都 - 綾部間を「たんば」もしくは「きのさき」と併結して運転されている。
[編集] 快速
基本的な運転区間は京都 - 園部間で、ラッシュ時には胡麻・福知山発着の列車も運転されている。昼間時間帯は10時 - 15時台に毎時1本運転されているが、朝ラッシュ時には京都行のみ、夕ラッシュ時は園部方面行のみの運転となる。昼間の列車は園部駅で福知山駅発着の普通電車に接続が考慮されている。(この場合後続の特急列車の後の発車となる。)
[編集] 普通
普通列車は基本時に京都 - 亀岡・園部間で運転されている。昼間時間帯は毎時3本、約20分間隔で運転され、そのうち1本は、京都 - 園部間で、残り2本は京都 - 亀岡間で運転されている。朝夕ラッシュ時には、胡麻・福知山発着となる列車がある。
[編集] 臨時列車
紅葉シーズンを中心に、京都 - 嵯峨嵐山間に臨時列車が運転されるほか、定期列車の増結運転も行われる。JR京都線大阪方面からの臨時直通列車も運転されていたが、現在は行われていない。
[編集] 使用車両
- 221系
- 快速・普通と区別なく運転されている。湖西線と共通運用で、2008年2月に運用を開始した。2008年8月からは一部列車で福知山電車区の223系5500番台を併結した6両編成で運転されている。
- 223系5500番台
- 福知山地区で使用されていた113系3800番台・5800番台の置き換え用として2008年に製造された。嵯峨野線内では221系と併結した6両編成で運転されている。221系性能固定で223系6000番台と同様に運転室扉と前面貫通扉にオレンジのラインが入っている
- 113系
- 快速・普通と区別なく使用されている。
- 183系
- 北近畿方面の特急列車に使用されている。
- 北近畿タンゴ鉄道KTR8000形
- 北近畿方面の特急列車に使用されている。
[編集] 将来
今後、2010年春を目処に嵯峨野線全区間の完全複線化を予定している[3]。現在その工事は進行中であり、2008年12月14日に馬堀 - 亀岡間、2009年3月14日に八木 - 園部間の工事が完了し、先行して供用された[4][5]。さらに、同年秋には亀岡 - 八木間の複線化が図られたダイヤとなる。また、この事業と同時に、附帯事業として、花園 - 太秦間の高架化がなされる(2008年3月下旬単線で完成済み[6])ほか、嵯峨嵐山駅および亀岡駅では、駅の橋上化と自由通路の設置工事も進行中で、これら2駅の橋上化に関しては予定通り2008年春に完成し部分供用を開始した。嵯峨嵐山駅はその後2008年11月21日に全面完成した[7][8]。これに併せ、ATS-Pの導入が計画されている。
臨時列車では行われていた丹波口 - 梅小路間の短絡線を活用したJR京都線大阪方面との相互直通運転案が近畿地方交通審議会で検討されている[9]。
運転本数が増えたことにより、特に京都 - 二条付近の高架区間において騒音問題が浮上しているが、まだ抜本的な解決策はない。また、嵯峨嵐山駅の亀岡駅寄りの下り線に乗り入れる嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車が嵯峨野線の増発に与える影響が懸念される。
[編集] 駅一覧
| 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 快速 | 接続路線 | 単線/複線 | 所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 0.0 | ● | 西日本旅客鉄道:東海道本線(JR京都線・琵琶湖線)・湖西線[* 1]・奈良線 東海旅客鉄道:東海道新幹線 近畿日本鉄道:京都線 京都市営地下鉄:■烏丸線 (K11) |
∨ | 京都市 | 下京区 | |
| 2.5 | 2.5 | | | 西日本旅客鉄道:東海道本線貨物支線(山陰連絡線) | ◇ | |||
| 1.7 | 4.2 | ● | 京都市営地下鉄:■東西線 (T15) | ∧ | 中京区 | ||
| 1.6 | 5.8 | ● | ∥ | ||||
| 1.1 | 6.9 | | | ∨ | 右京区 | |||
| 1.7 | 8.6 | | | ◇ | ||||
| 1.7 | 10.3 | ● | 嵯峨野観光鉄道:嵯峨野観光線(トロッコ嵯峨駅) | ∧ | |||
| 4.0 | 14.3 | | | 嵯峨野観光鉄道:嵯峨野観光線(トロッコ保津峡駅) | ∥ | 西京区 | ||
| 亀岡市 | |||||||
| 馬堀駅 | 3.8 | 18.1 | | | 嵯峨野観光鉄道:嵯峨野観光線(トロッコ亀岡駅) | ∥ | ||
| 亀岡駅 | 2.1 | 20.2 | ● | ∨ | |||
| 並河駅 | 3.2 | 23.4 | ● | ◇ | |||
| 千代川駅 | 1.8 | 25.2 | ● | ◇ | |||
| 八木駅 | 3.0 | 28.2 | ● | ∧ | 南丹市 | ||
| 吉富駅 | 4.0 | 32.2 | ● | ∥ | |||
| 園部駅 | 2.0 | 34.2 | ● | 西日本旅客鉄道:山陰本線(福知山方面) | ∨ | ||
直営駅は京都駅・園部駅を除けば(中間駅に限って言えば)、二条駅・円町駅・嵯峨嵐山駅・亀岡駅の4駅。ほかに保津峡駅・吉富駅が終日無人駅である以外は、ジェイアール西日本交通サービスによる業務委託駅である。
JRの駅では通常駅本屋側のホームを1番のりばとするが、嵯峨野線区間の各駅(京都駅除く)は駅本屋の位置にかかわらず、上り線側のホームを1番のりばとしている。
[編集] 関連項目
- 日本の鉄道路線一覧
- アーバンネットワーク
- 電車でGO! - このゲーム・シリーズ最初のソフトの舞台となった。
[編集] 脚注
- ^ 一時期は、繁華街の四条河原町まで乗り入れていたこともあり、競争上優位に立っていた。
- ^ それでも、キハ47形を最大10両連結するなど通勤通学輸送策はとられていた。1970年代には、たとえば花園・丹波口といった特急の停車しない駅の場合、日中で3時間列車が発着しなかった。
- ^ JR山陰本線(京都〜嵯峨嵐山駅間)の複線高架化事業等について
- ^ 「馬堀−亀岡間14日開通 JR山陰線複線化事業」京都新聞 2008年12月13日
- ^ 「八木−園部間を14日から複線化JR山陰線園部−京都間4分短縮」京都新聞 2009年3月10日
- ^ 「高架化が完成 JR花園 - 太秦間」 京都新聞 2008年3月30日
- ^ 「山陰本線(嵯峨野線)京都駅 - 園部駅間 複線化事業の工程について」 西日本旅客鉄道 2007年11月27日
- ^ 「京都-園部間の複線化、2010年春に JR山陰線、1年遅れ。」京都新聞 2007年11月27日
- ^ 「第8回近畿地方交通審議会資料 別紙1『京阪神圏において、既存施設の改良に関し検討すべき主な事業』」(PDF) 国土交通省近畿運輸局近畿地方交通審議会 2004年
[編集] 外部リンク
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