京都総合運転所
| 京都総合運転所 | |
|---|---|
| 鉄道事業者 | 西日本旅客鉄道 |
| 管轄支社 | 近畿統括本部 |
| 所属略号 | 近キト |
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この表について
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京都総合運転所(きょうとそうごううんてんじょ)は、京都府向日市にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の車両基地である。同社近畿統括本部の管轄である。
本項では向日町操車場および、野洲電車区についても記述する。
目次 |
京都総合運転所
本所
東海道本線(JR京都線)向日町駅 - 長岡京駅間に位置している。
発足当初から、電車・気動車・客車といったあらゆる種類の特急形車両が配置されており、西日本における優等列車の運用をほぼ一手に引き受ける名門車両基地であった。配置車両の運用範囲も北は青森から南は九州まで非常に広範囲にわたっていた。
また、普通列車用としては山陰本線京都口で運用される気動車・客車も配置されていた。これらはJR発足後に京都駅 - 園部駅間が電化された際に近郊形電車に置き換えられた。
隣接してレールの溶接設備を有しており、京都貨物駅からのレール配給列車が運転されている。長物車チキが当所に配置されているのはこのためである。
構内は大別して東より、東着発線・中線 - 検修庫・西発線 - 西着線・西留置線に分かれている。また端から端まで機回しできるように機走線が設けられている。西発線の本線合流部の手前には転車台があり、まれに運転台付気動車の方向転換用として使用されている。
野洲派出所
滋賀県野洲市の東海道本線(琵琶湖線)篠原駅 - 野洲駅間にあり、JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線および草津線に運用される列車の整備・留置のほか、宮原総合運転所の多客期用車両留置としても使われており、かつては修学旅行・山岳夜行急行用の宮原区167系はここを拠点に運用されていた。
開設時から車両の配置はなく、電留線・検修施設・乗務員宿泊所のみである。入出区の線路は京都側にのみあり、米原側からの直接の出入りはできず、米原方面の出入りは野洲駅2・3番線で折り返す。
米原派出所
滋賀県米原市の東海道本線(琵琶湖線)米原駅に隣接しており、電留線のみ設けられ、琵琶湖線(京阪神方面)、東海道本線(JR東海大垣・名古屋方面)、北陸本線の各種列車の整備・留置に使用されている。古くから各種機関車が配置されていた「米原機関区」の名残である。
過去に存在した組織
配置車両の車体に記される略号
所属組織の略号と、京都の電報略号である「キト」から構成されている。
国鉄時代は大ムコ(「大」は大阪鉄道管理局の意味、「ムコ」は向日町電報略号)で、JR発足後は近ムコ(「近」は近畿圏運行本部の意味)であった。その後の組織改正により「本ムコ」(「本」は本社直轄の意味)となり、1993年6月に京都支社が発足して「京ムコ」「京キト」(「京」は京都支社の意味)を経て、2010年12月1日の組織改正により[3]近キト(「近」は近畿統括本部を意味)となった。
配置車両
電車は2011年10月1日現在[4]、電車以外は2011年4月1日現在[5]の所属車両は以下の通りで、いずれも本所にのみ配置されている。
| 電車 | 気動車 | 機関車 | 客車 | 貨車 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 346両 | 40両 | 0両 | 0両 | 105両 | 491両 |
電車
- 583系電車(30両)
- 681系電車 (36両)
- 683系電車(54両)
- 特急「サンダーバード」「びわこエクスプレス」用の6両編成(W編成)6本と、付属編成である3両編成(V編成)6本が所属している。
- 113系電車(76両)
- 4両編成19本(C編成×6本・L編成×13本)が所属している。原則として湖西線・草津線で運用されている。2010年3月13日のダイヤ改正までは山陰本線(嵯峨野線)でも運用されていた。
- 寒地用対策の実施された700・2700番台車が多いが、2000番台車に寒地用対策を施したもの(改番は実施せず)もある。いずれも高速化(110km/h)対策を実施され、5700・7000・7700番台となっている。C編成は先頭車に電気連結器を装備し、C編成同士や福知山電車区所属の2両編成との分割併合運用を行う(ただし、嵯峨野線内で編成間の行き来はできない)。一方湖西・草津線運用のL編成は2本連結による運転も多いが、こちらは電気連結器を装備していない。そのためC編成とL編成は運用分離されているが、予備車両数の関係上L編成運用にC編成が入ることもある。
- C編成1本(C14編成)とL編成2本(L01, L13編成)が岡山電車区に貸し出され、同区のB編成となって山陽本線・宇野線で運用されている。
- 117系電車(52両)
- 6両編成(S編成)6本、8両編成(T編成)2本が所属している。2005年(平成17年)4月25日に発生したJR福知山線脱線事故の影響により、福知山線(JR宝塚線)で運用されていた宮原総合運転所の編成がATS-Pの対応改造を受けないまま2005年6月18日限りで同線の運用から離脱、その後2006年に当区へ転入してきた。2010年までに全編成へのATS-P取り付けが完了している。
- S03編成は300番台車4両に100番台の電動車ユニットを組み入れた編成。
- 草津線と湖西線(京都 - 永原間)で運用されている。8両編成は嵯峨野線での運用実績もある。
- 221系電車(92両)
- クモヤ145形電車(2両)
- 2両(1051, 1201)が所属している牽引車。
- 主電動機をMT46からMT54へと交換したため1000番台(原番号+1000)となっている。
- クモル145系電車(2両)
- 2両編成(クモル145-1015+クル144-5)1本が所属している配給車。
- クモル145形のみクモヤ145形と同じく、主電動機をMT46からMT54へと交換したため1000番台(原番号+1000)となっている。
- 443系電車(2両)
- 2両編成(クモヤ443-2+クモヤ442-2)1本が所属している電気検測車。
- JR四国とJR九州の電化区間の検測にも使用される。
気動車
- キハ181系気動車(15両)
- キハ189系気動車(21両)
- キハ181系の老朽化にともなう置き換え用の車両で、山陰本線の特急「はまかぜ」を中心に運用される。最高速度は223系と同等の130km/hである。
- キヤ141系気動車(4両)
- 2両編成2本が所属している。軌道・信号通信試験車。
貨車
- チキ5500形貨車(30両)
- チキ6000形貨車(46両)
- レール輸送用長物車。常備駅は38両が安治川口駅、8両が向日町駅となっている。
- チキ7000形貨車(12両)
- レール輸送用長物車。常備駅は安治川口駅となっている。
- ホキ800形貨車(17両)
過去の所属車両
- 485系電車(27両)
- キハ65形気動車
- 600・1600番台「エーデル丹後」の2両編成1本、700・1700番台「エーデル鳥取」の2両編成1本などが所属していた。
- 車内設備は特急形並みのものとされており、一部の先頭車は前面展望タイプとなっており、かつては特急「エーデル丹後」「エーデル鳥取」として運用されていた。
向日町運転所
向日町運転所時代は次の車両も配置されていた[2]。
歴史
- 1961年(昭和36年)9月10日:向日町運転区として開設[6]。
- 1964年(昭和39年)7月20日:向日町運転所に改称[7]。
- 1987年(昭和62年)10月:国鉄分割民営化により、JR西日本に承継。
- 1996年(平成8年)3月16日:向日町運転所と向日町操車場が統合し、京都総合運転所が発足[8]。向日町運転所京都派出所は京都総合運転所に継承、米原列車区野洲派出所は京都総合運転所野洲派出所になる[9]。
向日町操車場
| 向日町操車場 | |
|---|---|
| むこうまち - Mukōmachi | |
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◄長岡京 (km)
(km) 桂川►
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| 所在地 | 京都府向日市 |
| 所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
| 所属路線 | 東海道本線 |
向町操車場は京都総合運転所から東海道本線へ入出区する停車場の名称(いわゆる信号場的な役割)として残っている。
停車場としての隣の駅
野洲電車区
東海道本線の輸送力増強に対応するため、1966年9月1日に高槻電車区野洲派出所として、67両を収容できる電留線5線を設置して発足した[10]。
その後、日本万国博覧会(大阪万博)の輸送とその後の輸送力増強で向日町運転所が過密化すると見込まれたため、電留線を18線に増強させて、1970年3月1日に高槻電車区から分離し野洲電車区として発足した[11]。そのため、機関車列車にも対応できるよう留置線は前後で機回しのできる構造になっており、関西 - 九州の20系や14系の寝台客車列車、あるいは583系寝台特急電車などの整備を行っていた。
歴史
- 1966年(昭和41年)9月1日:高槻電車区野洲派出所として発足[10]。
- 1970年(昭和45年)3月1日:高槻電車区から独立し、野洲電車区として発足[11]。
- 1990年(平成2年)3月10日:米原列車区野洲派出所になる[8]。
- 1996年(平成8年)3月16日:京都総合運転所発足により、京都総合運転所野洲派出所になる[9]。
脚注
- ^ 『JR気動車客車情報』87年版 ジェー・アール・アール 1987年
- ^ a b 『国鉄気動車客車情報』61.11.1改正号 ジェー・アール・アール 1986年
- ^ 組織改正などについて - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年11月16日
- ^ 『JR電車編成表』2012冬 交通新聞社 ISBN 978-4-330-25611-5
- ^ 『鉄道ファン』2011年7月号 交友社 「JR旅客各社の車両配置表」
- ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会 2004年 p.365
- ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会 2004年 p.367
- ^ a b 『JR気動車客車編成表』交通新聞社 2010 ISBN 978-4-330-14710-9 p.237
- ^ a b 『JR気動車客車編成表』'97年版 ジェー・アール・アール 1997年 ISBN 4-88283-118-X
- ^ a b 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会 2004年 p.87, p.369
- ^ a b 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会 2004年 p.110, p.372
関連項目
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