三国ヶ丘駅

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三国ヶ丘駅 / 三国ケ丘駅
東口
東口
みくにがおか - MIKUNIGAOKA[* 1]
所在地 堺市堺区向陵中町二丁7-1
所属事業者 南海電気鉄道
西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 ミク(両社とも)
駅構造 南海 - 地上駅
JR西日本 - 地上駅掘割構造
ホーム 各2面2線(計4面4線)
乗車人員
-統計年度-
(南海)38,267人/日(降車客含む)
(JR西日本)22,217人/日(降車客含まず)
-(南海)2012年-
-(JR西日本)2012年-
開業年月日 1942年昭和17年)2月15日
乗入路線 2 路線
所属路線 南海高野線
駅番号 NK57
キロ程 汐見橋駅から:12.5km
難波駅から11.8km
NK56 堺東 (1.5km)
(0.9km) 百舌鳥八幡 NK58
所属路線  R  阪和線(JR西日本)
キロ程 10.2km(天王寺起点)
堺市 (1.4km)
(0.9km) 百舌鳥
備考 JR:みどりの券売機プラス設置駅
  1. ^ JRは Mikunigaokaと表記

三国ヶ丘駅および三国ケ丘駅(みくにがおかえき)は、大阪府堺市堺区向陵中町二丁にある、南海電気鉄道(南海)・西日本旅客鉄道(JR西日本)のである。

正式な駅名表記は、南海は「三国丘」、JRが「三国丘」とされている。南海の駅番号NK57

駅名は摂津国河内国和泉国三国の国境の丘の意で、当駅北方に鎮座する方違神社がかつての国境だった。

概要

南海電気鉄道の高野線とJR西日本の阪和線が接続する交通の要衝で、乗り継ぎ客が多い。

南海の駅はPiTaPaスルッとKANSAI協議会)および「スルッとKANSAI」対応各種カード、JR西日本の駅はICOCAの利用エリアに含まれている。JRの駅は堺市駅が管理している。

2011年4月から南海電気鉄道は、南海商事と共同で「三国ヶ丘駅改良事業」を進めてきた。東西自由通路の整備・駅舎の橋上化、商業施設のリニューアルに加え、JR西日本の駅部分も含めた構内構造の変更などの工事が行われてきた[1]が、2013年9月7日に東西自由通路と橋上駅舎が完成、商業施設は2014年4月16日、「N.KLASS三国ヶ丘」として一部店舗が先行開業した。同年5月29日には新たに4店舗が開業し、グランドオープンした。屋上には眺望デッキやトレインビューを設けた公園「みくにん広場」を設置している[2]

歴史

  • 1942年昭和17年)2月15日 - 南海鉄道の高野線と山手線(旧阪和電気鉄道、現在のJR阪和線)の乗換駅として開業。改札口は現在の西口のみで、阪和線へは高野線の線路を踏切で渡ってから階段に続いていた。
  • 1944年(昭和19年)
  • 1947年(昭和22年)6月1日 - 近畿日本鉄道から南海電気鉄道への旧・南海鉄道の路線譲渡により、国鉄と南海電気鉄道の駅となる。
  • 1968年(昭和43年) - 南海高野線の急行停車駅から、準急停車駅に降格。
  • 1986年(昭和61年)11月1日 - ダイヤ改正で区間快速停車駅(当時は朝夕ラッシュ時、夜間のみの運転)になる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR西日本と南海の駅となる。
  • 1999年平成11年)5月10日 - JR阪和線のホームが8両編成列車の停車が可能になるよう駅北側に延伸され、ダイヤ改正により快速・B快速の停車駅となる。
  • 2003年(平成15年)11月1日 - JR西日本でICカード「ICOCA」供用開始[3]
  • 2010年(平成22年)2月20日 - JR阪和線改札上にて異常時情報提供ディスプレイの使用開始。[要出典]
  • 2013年(平成25年)9月7日 - 南海高野線の駅舎を橋上化。北口を東口に改称。南海高野線のホームにある地下道を閉鎖し、南海とJRの乗換改札口を廃止[4]。JR西日本の駅がJR西日本交通サービスへの業務委託駅から直営駅に変更となる。
  • 2014年(平成26年)5月29日 - 駅ナカ商業施設の「N.KLASS三国ヶ丘」が開業。

駅構造

南海は相対式ホーム2面2線を有する地上駅、JRは掘割部分に相対式ホーム2面2線を有する駅である。いずれも分岐器のない棒線駅の構造であるが、JRのほうは踏切長時間鳴動対策のために駅前後の信号機が絶対信号機に変更されたため、停留所ではない。

南海側は2011年から始まった橋上駅舎化工事の一環として2012年にエレベーターとホーム間通路部分が供用開始され、2012年11月には上下ホームの連絡通路が階段を含め完成し、新トイレも使用開始された。2013年9月7日にJRと改札は分離されて、中間改札および地下通路が廃止。2014年1月に改札口は南海は2階に1か所、JRは東口(旧北口)1階に1か所にまとめられた。これに伴いJR・南海の乗り換え改札は2013年9月6日をもって廃止された[5]2014年5月29日には駅ナカ商業施設の「N.KLASS三国ヶ丘」が開業した。

東口にある自動券売機は、かつては南海型のものとJR型のものが併設されていたが、2013年9月7日からは改札が分かれたため、東口の南海型の自動券売機はJR型のものに取り換えられ、南海の切符は2階改札口前での発売となった。JR用の出札窓口およびみどりの窓口はないが、2014年5月26日から東口にみどりの券売機プラスが設置された[6]

南海の駅名標は2013年9月6日まで、他駅のようにローマ字表記がなされるべき場所に当該表示はなく、「阪和線 のりかえ」と書かれていた。現在は、新デザインに更新され、他駅同様ローマ字表記となっている。また、下りホームには簡易なLED式の行先表示機があり、次に来る電車が堺東駅を発車後に、「通過」「北野田方面」「泉北 泉ヶ丘方面」のいずれかが表示されている(2013年9月6日までは行灯式)。2013年9月7日には上りホームにLED式の列車接近表示機が新設された(装置自体は下りホームと同じタイプ)。同時に案内放送が更新され、「○番線に」から「○番のりばに」へ、「足元の白線まで」から「黄色の点字タイルまで」に、また言い回しが「~いたします」から「~します」に変更されている。

JRでは朝ラッシュ時の混雑が激しいため、2007年9月に上りホームの堺市寄りの部分の拡幅が行われた。またバリアフリー対応として上下ホームとも下り側でエレベーター設置工事が行われ、2008年12月20日よりエレベーターの使用を開始した。

南海高野線の便所は橋上駅舎に設置されており、男女別の水洗式で多機能トイレも設置されている(これにより難波行きホームのトイレは2012年10月に、高野山行きホームのトイレは橋上駅舎供用開始と同時に使用停止)。JRは2014年1月に、南海への乗換改札口があった場所に便所が設置された。

のりば

南海線のりば
番線 路線 方向 行先
1 高野線 下り 高野山泉北高速線方面
2 高野線 上り なんば方面
JR線のりば
のりば 路線 方向 行先
1  R   S  阪和線 下り 関西空港和歌山方面
2  R   O  阪和線 上り 天王寺大阪方面

ダイヤ

阪和線はすべての快速列車が当駅に停車しているが、1999年5月のダイヤ改正までは、区間快速と普通のみ停車しており、区間快速が運転されない夕方以降を中心に普通が激しく混雑し、天王寺駅 - 鳳駅間で遅延が常態化していた。そこで、当駅を快速停車駅に変更した上で、朝のラッシュ時は和歌山駅和泉砂川駅発の区間快速を鳳駅折り返しの快速に8両編成を充当させて混雑緩和を図ることにした。それに合わせて当時6両分だったホーム有効長を天王寺寄りに2両分延長して8両対応とし、自動放送の詳細化と発車標の設置も行われた。

高野線で準急以下のみ停車する駅では最も利用者が多く、このうち阪和線への乗り換え客が占める割合は約57%[7]に及んでいるが、近くに堺東駅があることや遠近分離、経営戦略上などの観点から区間急行以上の種別は停車しない。これは地下鉄御堂筋線に接続する中百舌鳥駅もほぼ同様である。なお日中以降の北野田駅河内長野駅方面発着の各駅停車は上りは堺東駅で、下りは北野田駅で急行(一部は快速急行・区間急行)と緩急接続を行うため、接続は悪くない。

利用状況

  • 南海電気鉄道 - 2013年度の1日平均乗降人員は38,714人[8]で、同社の駅(100駅)では難波駅新今宮駅天下茶屋駅堺東駅に次いで第5位[8]、高野線(難波-極楽橋間の42駅)でも第5位[8]である。また各停系統(各駅停車・準急)のみの停車駅では最も乗降客数が多い。
  • 西日本旅客鉄道 - 2013年度の1日平均乗車人員は22,870人[9]で、同社の駅の中では42位である[9]。阪和線の途中駅では最も多い[9]

各年度の1日平均乗降・乗車人員数は下表のとおり[10]

年度 南海電気鉄道 JR西日本 出典
乗降人員 乗車人員 順位 乗車人員
1997年(平成 9年) 37,371 18,077 - 17,181 [11]
1998年(平成10年) 35,420 16,930 - 17,222 [12]
1999年(平成11年) 34,159 16,578 - 17,939 [13]
2000年(平成12年) 34,566 16,816 - 19,174 [14]
2001年(平成13年) 34,948 17,091 - 19,675 [15]
2002年(平成14年) 37,113 18,289 6位 20,052 [16]
2003年(平成15年) 36,429 18,277 6位 20,313 [17]
2004年(平成16年) 36,393 18,219 6位 20,305 [18]
2005年(平成17年) 36,439 18,246 6位 20,362 [19]
2006年(平成18年) 36,697 18,385 6位 20,740 [20]
2007年(平成19年) 37,154 18,607 6位 20,731 [21]
2008年(平成20年) 37,820 18,962 6位 21,197 [22]
2009年(平成21年) 37,295 18,710 5位 20,918 [23]
2010年(平成22年) 37,761 18,944 5位 21,267 [24]
2011年(平成23年) 37,696 18,919 5位 21,685 [25]
2012年(平成24年) 38,267 19,179 5位 22,217 [26]
2013年(平成25年) 38,714 5位 22,870 [8]

駅周辺

大仙陵古墳仁徳天皇陵)の東に位置するが、正面遥拝所のある前方部へは百舌鳥駅が近い。

高野線を挟んで駅北側に竹内街道大阪中央環状線)、駅南側に西高野街道国道310号)が通っている。

駅ナカ

北側

かつて駅横にショップ南海が存在していた。ロータリーにはバス停とタクシー乗り場がある。

南側

ロータリーにはタクシー乗り場のみ。バス停は国道310号(さんとお線)沿いにある。

バス路線

路線バス

北側
  • 南海バス堺営業所担当)
    • 35・特35系統堺駅南口 方面行き(一条通・宿院経由)
    • 特35系統 地下鉄新金岡駅前 方面行(労災病院前経由)
    • 35系統 阪和堺市駅前 方面行き(労災病院前・地下鉄新金岡駅前経由)
    • 15・特15系統白鷺駅前 方面行き(労災病院前・しもつ池・金岡町経由)
    • 15系統堺東駅前 方面行き(一条通経由)

(特15系統は当停留所始発)

南側
  • 南海バス(東山営業所担当)
    • 31・32系統 堺駅南口 方面行き(一条通・宿院経由)
    • 31系統北野田駅前 方面行き(西小学校前経由)
    • 32系統北野田駅前 方面行き(福町経由)
    • 32-1系統 下出口止(平日のみ、夜に一本運行。) 

深夜急行バス

隣の駅

南海電気鉄道
高野線
快速急行・急行・区間急行
通過
準急行・各駅停車
堺東駅 (NK56) - 三国ヶ丘駅 (NK57) - 百舌鳥八幡駅 (NK58)
西日本旅客鉄道
 R  阪和線
関空快速・紀州路快速・快速・直通快速・B快速・区間快速
堺市駅 - 三国ケ丘駅 - 鳳駅
普通
堺市駅 - 三国ケ丘駅 - 百舌鳥駅

脚注

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  1. ^ 高野線・三国ヶ丘駅が橋上駅舎化します (PDF)
  2. ^ 南海・三国ヶ丘駅 屋上広場の名称が「みくにん広場」に決定!! (PDF)  - 南海電気鉄道 2013年11月19日 「みくにん」とは「三国ヶ丘」という場所と「仁徳天皇陵古墳」が眺望できるスポットであることを、それぞれの頭文字を合わせることで表現。
  3. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  4. ^ 高野線・三国ヶ丘駅が橋上駅舎化します (PDF)
  5. ^ 高野線・三国ヶ丘駅が橋上駅舎化します (PDF) - 南海電気鉄道(2013年8月13日付)
  6. ^ 2013年9月7日から2014年5月25日までは普通のみどりの券売機が設置されていた。
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  8. ^ a b c d ハンドブック南海2014 鉄道事業 (PDF) - 南海電鉄
  9. ^ a b c 上位50駅の乗車人員(平成25年度1日平均) - 西日本旅客鉄道
  10. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  27. ^ 到着は、北側バス停でなく、南側バス停に到着する。

関連項目

外部リンク