北近畿タンゴ鉄道KTR8000形気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
北近畿タンゴ鉄道KTR8000形気動車
綾部 - 山家にて
綾部 - 山家にて
最高速度 120 km/h
編成定員 100名
全長 21,600 mm
全幅 2,915 mm
全高 4,000 mm
車両質量 40.4t - 41.7t
機関出力 330ps(SA6D125系) × 2 (一両あたり)
駆動装置 液体式
ブレーキ方式 電気指令式空気ブレーキ
(増圧機構付き)
保安装置 ATS-P, SW
製造メーカー 富士重工業

北近畿タンゴ鉄道KTR8000形気動車(きたきんきタンゴてつどうケイティーアール8000がたきどうしゃ)とは、1996年平成8年)に富士重工業で製造された北近畿タンゴ鉄道に在籍する特急形気動車である。2両編成5本(計10両)が製造された。

目次

[編集] 概要

タンゴディスカバリー」の愛称があり、2011年3月までは主に同名の特急列車に充当されていた。

製造当初は、福知山線系統で使用されていたことから、「エーデル丹後」の後継車として西日本旅客鉄道(JR西日本)の183系電車との併結装備を持つ8000番台(2編成。8001 - 8004。併結時は被牽引でブレーキのみ協調)と併結装備を持たない8010番台(3編成。8011 - 8016)に大別される。電車との併結のため、連結器は電車と同様の密着連結器とされ、非併結仕様の8010番台も同じで、併結仕様車との連結も可能であるが、北近畿タンゴ鉄道に所属する他系列車との連結は不可能である。

また、奇数番号車(Mc1) と偶数番号車(Mc2) の2両でユニットを組み、Mc1には運転室直後に側面に大窓を持つ展望室、Mc2には後位にトイレと洗面所を持つ。座席はリクライニングシートで、定員はMc1が51人、Mc2が49人、1ユニットあたりの定員は100人で、シートピッチは1,050mmと広く取られている。複数ユニットを併結するため、前頭部は貫通構造となっているが、は通常両開き式のプラグドアによって隠されており、連結時のみ引き出して使用される。

駆動用ディーゼルエンジンは、KTR001形気動車と同様に、小松製作所製SA6D125系エンジン(330PS/2,000rpm)を各車に2基ずつ搭載しており、最高速度は120km/hである。

警笛はAW-2型空気笛が装備されている。車内チャイム北海道旅客鉄道(JR北海道)の特急列車と同様のものである。

[編集] 運用

登場後から暫くは、特急「タンゴディスカバリー」として新大阪駅 - 久美浜駅間で運行され、ニュートラルの状態で新大阪駅 - 福知山駅間は特急「北近畿」の最後尾に連結して牽引され、北近畿タンゴ鉄道線内は自走する、というパターンが続けられた。

その後の1999年(平成11年)に運転系統と使用車両が入れ替えられ、KTR001形気動車福知山線経由となった特急「タンゴエクスプローラー」として新大阪駅 - 久美浜駅間を単独で走るようになり、「タンゴディスカバリー」は京都始発、山陰本線経由の列車になるとともに、本形式の前面貫通構造を活かして、東舞鶴駅系統との分割併合運用を行なうようになった。

以前「タンゴレインボー」という急行列車を運行していた時期があり、それにこの車両を使用していた時期があったが、1999年10月2日のダイヤ改正をもって、北近畿タンゴ鉄道での急行列車は廃止された。

KTR001形気動車は当時ATS-P非搭載だったため、2005年(平成17年)のJR福知山線脱線事故により、暫定的にATS-P・ATS-SW両方を搭載した本形式を使用して運行することになり、特急「タンゴエクスプローラー」(車輌側面に列車名をマグネットシール貼付にて表示)として再度福知山線経由の列車に使用されていたが、2007年(平成19年)3月18日に行われたダイヤ改正で所定の車種に戻された。またこの改正で、デッキに設置されていた灰皿が撤去され、全面禁煙となった。

なお、2011年3月のダイヤ改正で、JR線での運転時は「タンゴディスカバリー」の名前は廃止され、ダイヤ改正以降は車両はそのままに「まいづる」「はしだて」での名前を使って運用している[1]。 同時に、2011年3月から北近畿タンゴ鉄道線内運転の連絡特急「たんごリレー」にも使用されている[2]

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 平成23年春のダイヤ改正について (PDF) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年12月17日
  2. ^KTR線内特急列車の愛称名決定」 - 北近畿タンゴ鉄道公式サイト 2010年12月20日

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス