まほろば (列車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
まほろば
臨時特急「まほろば」
臨時特急「まほろば」
運行鉄道事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
列車種別 特急列車
運転区間 新大阪駅 - 奈良駅
経由線区 梅田貨物線大阪環状線関西本線
使用車両
(所属区所)
381系電車日根野電車区
運転開始日 2010年4月1日
運転終了日 2010年6月27日

まほろばとは、2010年(平成22年)4月から6月にかけて、西日本旅客鉄道(JR西日本)が新大阪駅 - 奈良駅を、梅田貨物線大阪環状線関西本線大和路線)経由で運行していた臨時特急列車である。

目次

[編集] 概要

2010年平城京への遷都から1300年にあたり、奈良市平城宮跡を中心として平城遷都1300年記念事業が行われ、奈良県JR6社ではこれに協賛する形で同年4月1日から6月30日まで、「奈良デスティネーションキャンペーン」が開催された[1]。その一環として、多くの利用客が予想されることから、利便性向上のためにメイン会場である平城宮跡会場でのイベント開催に合わせて運転されたものである[2]

区間および運行経路は、1988年(昭和63年)のなら・シルクロード博覧会期間中に運行された会場アクセス快速と同じであった。

奈良県内および奈良駅を経由する日本国有鉄道(国鉄)・JRの特急列車は、定期列車では名古屋駅 - 東和歌山駅(現在の和歌山駅)間を関西本線・阪和連絡線経由で運転していた「あすか」が1967年(昭和42年)10月1日に廃止されて以来運転がなく、臨時列車としても1988年(昭和63年)から翌1989年(平成元年)まで、京都駅 - 白浜駅間を奈良線・関西本線・阪和貨物線経由で運転されていた「しらはま」以来21年ぶりとなっている。

なお、平城遷都1300年記念事業はその後も年内いっぱい行われたが、奈良県内でのJR特急がこれ以降運転されることはなかった。

[編集] 列車名の由来

まほろばという言葉は「素晴らしい場所」あるいは「住みやすい場所」という意味の古語で、奈良あるいは旧大和国を称する言葉として使われることが多く、平城遷都1300年記念事業や通常の奈良県内で行われるイベント、施設名称にも使用例があることから、奈良県域への観光客を主な対象とする当列車の列車名として選定されたものである。

[編集] 運行形態

車内の様子。平城遷都1300年祭マスコットキャラクター(当時)の「せんとくん」が乗車する日もあった。

臨時列車であるため、運転日は2010年4月1日と、4月から6月にかけての土曜・休日となっていた。運行本数は1日あたり1往復で、新大阪(10時32分)発奈良行き、奈良(16時34分)発新大阪行きがそれぞれ1本づつのみ運行されていた。

車内では往路と復路で往復で異なったデザインの記念乗車証が配布されていた。なお、奈良行の乗客を対象に、抽選で奈良の土産がプレゼントされ、往路の記念乗車証の裏面には抽選番号が記載されていた。

6月27日のラストランでは、駅員などが明治時代の制服着用で見送り、奈良駅長の出発合図で発車した[3][4]

[編集] 停車駅

新大阪駅 - 天王寺駅 - 王寺駅 - 法隆寺駅 - 奈良駅

[編集] 使用車両・編成

運転期間中の編成図
まほろば
← 奈良
新大阪 →
1 2 3 4 5 6
  • 全車禁煙
  • 2010年4月1日は全車指定席
凡例
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席

やまとじライナーでも運用されている日根野電車区所属に所属する381系電車(国鉄色編成)の6両編成で運転されていた。座席指定席4両と自由席2両(4月1日のみ全車指定席)で、グリーン車は連結していない。

[編集] 運賃・料金計算

当列車は梅田貨物線を経由するため大阪駅は通らないが、乗車券及び特急券についてはほかの梅田貨物線経由の列車(「はるか」「くろしお」など)と同じく大阪駅経由で計算する。

特急料金は、全区間でB特急料金が適用される。特急「まほろば」運転に伴い、天王寺駅 - 八尾駅間が新たにB特急料金の区間となった(八尾駅 - 奈良駅間は、1989年3月のダイヤ改正まで特急「しらはま」号が運転されていた時に設定されている)。2010年3月号時刻表において当列車運転区間が適用区間として図示されている[5]

グループで利用する旅客向けに「まほろばグループ特急券」が設定されていた。

[編集] 脚注

[ヘルプ]

[編集] 関連項目 

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス