京都縦貫自動車道

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一般国道自動車専用道路(B)
(有料)

京都縦貫自動車道
国道478号標識

京都縦貫自動車道
国道478号
地図
高速路線図(京都付近)
総距離 約100 km
制定年 1973年京丹波町以北は1987年
開通年 1988年 -
起点 京都府宮津市
主な
経由都市
京都府綾部市亀岡市乙訓郡大山崎町
終点 京都府京都市伏見区
接続する
主な道路
記法
鳥取豊岡宮津自動車道
舞鶴若狭自動車道
名神高速道路
京滋バイパス
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路

京都縦貫自動車道(きょうとじゅうかんじどうしゃどう、KYOTO-JUKAN EXPRESSWAY)は、京都府宮津市から同府京都市に至る延長約100km国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)国道478号)及び高速道路である。なお、構想段階の京都府や亀岡市などの行政資料では国道9号バイパスとしており、実際に最初の開通後5年間は国道9号に指定されていた。

概要[編集]

南北に長い京都府内を縦貫し、京都北部と南部の連携を強化や地域の活性化を図ると共に、高規格道路網の脆弱な京都市街地の外環状道路としての役割を果たす。京都府は本道路を“京都府の背骨”とも表現する[1]

2013年現在は部分開通であり、起点 - 中央部(京都第二外環状道路・京都丹波道路)、終点側(丹波綾部道路・綾部宮津道路)の2カ所に分かれて開通しているが、京都第二環状道路の大山崎IC/JCT - 久御山IC間は部分開通時代から一貫して京都縦貫道の名称は使用せずに、京滋バイパスの道路名で営業している。

大山崎IC/JCT - 久御山淀IC間は、高速自動車国道中央自動車道西宮線)でもある。このため法定最低速度が適用され、小型特殊自動車などの通行はできない。

通過する自治体[編集]

事業名[編集]

京都第二外環状道路[編集]

沓掛IC - 久御山淀IC間

京都丹波道路[編集]

丹波IC - 沓掛IC間

  • 起点 : 京都府京都市西京区大枝沓掛町
  • 終点 : 京都府船井郡京丹波町須知
  • 延長 : 31.3km
  • 道路区分 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 車線 : 4車線(園部IC-丹波IC間は暫定2車線

西日本高速道路(NEXCO西日本)が一般有料道路として管理している。

丹波綾部道路[編集]

綾部JCT - 丹波IC間

  • 起点 : 京都府綾部市七百石町
  • 終点 : 京都府船井郡京丹波町市森
  • 延長 : 29.2km (うち供用済み : 10.3km)
  • 道路区分 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 車線 : 4車線(暫定2車線)

綾部宮津道路[編集]

舞鶴大江IC付近(京都方面)

宮津天橋立IC - 綾部JCT間

  • 延長 : 23.4km
  • 道路区分 : 第1種第3級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 車線 : 4車線(暫定2車線)

丹波綾部道路の綾部JCT - 京丹波わちIC間および綾部宮津道路の全線は、京都府道路公社が一般有料道路として併せて管理している。

丹波綾部道路の京丹波わちIC - 丹波IC間は現在、国土交通省近畿地方整備局福知山河川国道事務所と京都府道路公社が合併施行により整備を進めており、2014年度開通予定となっている。

綾部JCTで舞鶴若狭自動車道と接続している。宮津天橋立IC側の本線はここで終点とならず、地域高規格道路鳥取豊岡宮津自動車道となって、鳥取自動車道山陰自動車道鳥取ICまで延伸する計画である。

インターチェンジなど[編集]

  • IC番号欄の背景色がである部分については道路が供用済みの区間を示している。また、()の数字は接続路線のJCT番号。
  • 施設名欄の背景色がである部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。
  • 未開通区間の名称は仮称。また、<>の数字は予定されるIC番号。
  • 路線名の特記がないものは市道
  • 大山崎JCT - 久御山淀IC間については、京滋バイパスを参照。
IC番号 施設名 接続路線名 起点から
(km)
備考 所在地
鳥取豊岡宮津自動車道 京丹後鳥取方面
1 宮津天橋立IC 京都府道9号綾部大江宮津線 0.0 宮津市
2 舞鶴大江IC 京都府道533号内宮地頭線 11.3 舞鶴市
- 由良川PA - -
(6) 綾部JCT 舞鶴若狭自動車道 23.4 綾部市
3 綾部安国寺IC 国道27号 26.0
4 京丹波わちIC 国道27号 33.7 京丹波町
<5> 瑞穂IC 国道9号
国道173号
2014年度開通予定
- 丹波PA -
6 丹波IC 国道9号 52.4
7 園部IC 京都府道19号園部平屋線 58.2 南丹市
8 八木西IC 京都府道451号吉富八木線 62.3 大山崎方面出入口
- 八木TB 本線料金所
9 八木中IC 国道9号 63.8 丹波方面出入口
- 南丹PA - 64.4
10 八木東IC 京都府道455号八木東インター線 65.0 大山崎方面出入口
11 千代川IC 京都府道73号宮前千歳線 68.1 亀岡市
12 大井IC 京都府道407号東掛小林線 70.5
13 亀岡IC 国道423号
国道372号
73.1
14 篠IC/TB 78.5
15 沓掛IC 国道9号 83.7 丹波方面出入口 京都市
16 大原野IC 京都府道10号大山崎大枝線 85.0 大山崎方面出入口
17 長岡京IC/BS 京都府道10号大山崎大枝線 92.4 BSは大山崎方面出入口に併設 長岡京市
(33-3) 大山崎JCT 名神高速道路 93.5 大山崎町
京滋バイパス 宇治名古屋方面

主な構造物[編集]

  • 京都第二外環状道路
    • 西山トンネル - 全長 2,300mであり、現在当道で一番長いトンネルである。
  • 京都丹波道路
    • 新老ノ坂トンネル - 全長 1,080m
    • 新観音トンネル - 全長 1,083m
  • 丹波綾部道路
    • 橋上トンネル
    • 横谷トンネル
      • 未供用区間にある「瑞穂トンネル」(仮称)は全長 2,810mであり、完成後は当道最長のトンネルとなる予定である。
  • 綾部宮津道路
    • 坊口トンネル - 全長 1,378m
    • 志賀郷高架橋 - 全長 697m
    • 舞鶴由良川大橋 - 全長 740mであり、現在当道で一番長い橋である。
    • 大江山トンネル - 全長 2,126mである。完成当時は、京都府が管理する道路の中で最長であった。

トンネルの数[編集]

区間 上り線 下り線
宮津天橋立IC - 舞鶴大江IC 4
舞鶴大江IC - 綾部JCT 7
綾部JCT - 綾部安国寺IC 2
綾部安国寺IC - 京丹波わちIC 3
丹波IC - 園部IC 3
園部IC - 八木東IC 0 0
八木東IC - 千代川IC 2 2
千代川IC - 亀岡IC 0 0
亀岡IC - 篠IC 1 1
篠IC - 沓掛IC 1 1
沓掛IC - 大山崎JCT 4 4
合計 27 27

歴史[編集]

  • 1988年2月17日 : 一般国道9号老ノ坂亀岡道路(沓掛IC - 亀岡IC間)が一般有料道路、一般国道9号亀岡道路(亀岡IC - 千代川IC間)が暫定無料の道路として開通。
  • 1993年度 : 丹波綾部道路事業化
  • 1993年4月1日 : 千代川IC - 沓掛IC間が一般国道9号から一般国道478号に指定され、国道9号当時と起終点の向きが逆転する。
  • 1993年9月9日 : 千代川IC - 亀岡IC間が一般有料道路として営業開始。
  • 1996年4月27日 : 丹波IC - 千代川IC間(八木園部道路)が暫定2車線の対面通行で開通。
  • 1997年度 : 綾部JCT - 和知IC(仮称)間工事着手
  • 1998年3月8日 : 舞鶴大江IC - 綾部JCT間が暫定2車線(一部4車線)の対面通行で開通し、これにより舞鶴自動車道(現・舞鶴若狭自動車道)と接続した。当時は綾部宮津道路-舞鶴自動車道福知山方面のみを接続するハーフJCTであった。
  • 2001年6月17日 : 八木西IC - 千代川IC間が4車線化される。
  • 2002年4月21日 : 園部IC - 八木西IC間が4車線化される。
  • 2003年3月1日 : 綾部宮津道路 - 舞鶴自動車道舞鶴方面を結ぶランプ道が開通し、綾部JCTがフルJCTとなる。
  • 2003年3月2日 : 宮津天橋立IC - 舞鶴大江IC間が暫定2車線の対面通行で開通。
  • 2003年3月27日 : 綾部JCT - 綾部安国寺IC間が暫定2車線の対面通行で開通。JCT付近に綾部北料金所が設置される。
  • 2003年8月10日 : 大山崎JCT - 久御山IC間が開通。
  • 2003年12月24日 : 大山崎JCTに併設された大山崎ICが開通。
  • 2005年10月1日 : 道路関係四公団の民営化により、京都丹波道路の保有を独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構に、管理を西日本高速道路株式会社に移管。
  • 2008年8月18日 : 綾部北料金所の撤去工事のため、綾部JCT-綾部安国寺IC間が全面通行止になる(同年9月13日まで)[2]
  • 2008年9月13日 : 綾部安国寺IC - 京丹波わちIC間が暫定2車線の対面通行で開通。
  • 2009年6月1日 : 「綾部宮津道路管理事務所」が「京都府道路公社管理事務所」に名称変更。
  • 2010年6月28日 : 京都丹波道路(丹波IC - 沓掛IC間)で無料化社会実験を開始。
  • 2011年3月12日 : 綾部宮津道路と直結する、鳥取豊岡宮津自動車道(宮津与謝道路)の宮津天橋立IC - 与謝天橋立ICが開通。
  • 2011年6月20日 : 京都丹波道路での無料化社会実験が一時凍結され、有料に戻る。
  • 2013年4月21日 : 沓掛IC - 大山崎JCT間(延長9.8 km)開通[3][4]
  • 2015年春: 京丹波わちIC - 丹波IC 開通予定(全線開通予定)[注釈 1][5]

道路管理者[編集]

ハイウェイラジオ[編集]

  • 西山(大原野IC - 長岡京IC)

料金[編集]

京都第二外環状道路
入口発券・出口精算式。
京都丹波道路
篠IC(篠本線料金所)を境に大山崎方面は入口発券・出口精算式、丹波方面は区間ごとに設定された一律の料金[注釈 2]を支払う単純支払い方式。
丹波綾部道路・綾部宮津道路
入口発券・出口精算式。通行券は舞鶴若狭自動車道と共通で、綾部JCTで料金所を介することなく相互乗り入れが可能。
なお、綾部安国寺IC-綾部JCT間については料金を徴収していないが、この区間のみを通行することはできないため、前後の区間の通行料金の支払いが必要になる。例えば、舞鶴若狭自動車道から綾部JCTを経て綾部安国寺ICで流出する場合には、綾部安国寺IC出口料金所で徴収されるのは綾部JCTまでのNEXCO区間の通行料金のみで、京都府道路公社区間の通行料金は徴収されない。

ETC[編集]

京都第二外環状道路
2013年4月21日の沓掛IC - 大山崎JCT間開通に合わせて、区間内にある全てのICの料金所において、ETCレーンを運用開始。
京都丹波道路
八木西、八木本線、篠(出入口)および篠本線の各料金所のみETCレーン整備済み。園部、八木東、大井および亀岡の各料金所はETCレーン未整備(無線通行不可)だが、ETCカードでの支払いは可能でETC時間帯割引も適用される。
ETC時間帯割引は、2007年(平成19年)8月20日から社会実験として深夜割引・通勤割引が導入された[6]。2009年(平成21年)3月28日からは正式な割引となり、生活対策による各種割引も導入された。
丹波綾部道路・綾部宮津道路
2008年9月13日の京丹波わちIC開通に合わせて、京丹波わちICも含めた全ての料金所においてETCレーンを運用開始、同時にETC通勤時間帯割引を開始した。2009年7月26日から2011年6月19日までは、社会実験としてETC休日割引を実施していた[7][8]
なお、どちらも京都府道路公社独自の割引制度であり、時間帯や割引率などの各種条件はNEXCO西日本の割引とは異なる。料金所の表示器では通常料金[9]を表示し、請求時に割引後料金が通知される。また、綾部JCT経由でNEXCOのインターチェンジ発着となる場合は、NEXCO西日本関西支社管内の料金所での流出入に限り、これらの割引が適用される。

車線・最高速度[編集]

区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度
宮津天橋立IC - 舞鶴大江IC 2=1+1
暫定2車線
70 km/h
舞鶴大江IC - 舞鶴由良川大橋付近 4=2+2
舞鶴由良川大橋付近 - 京丹波わちIC 2=1+1
(暫定2車線)
丹波IC - 園部IC 2=1+1
(暫定2車線)
園部IC - 久御山淀IC 4=2+2 80 km/h

雨天・濃霧・台風・事故発生時は50km/h以下の速度規制が行われる。積雪時には通行止めになる事もある。全線を通して山間部を通過するため、濃霧が発生する場合がある。

交通量[編集]

平日24時間交通量(台)(上下合計)[10]

  • 久御山淀IC-大山崎IC/JCT間の法定(事業)路線名は、中央自動車道西宮線。
  • 平成22年度において、京都丹波道路(沓掛IC-丹波IC間)では高速道路無料化社会実験が行われていた。
区間 平成17年度
(2005年度)
平成22年度(2010年度) 備考
台数 混雑度
宮津天橋立IC - 舞鶴大江IC 2,351 3,940 0.66 綾部宮津道路
舞鶴大江IC - 綾部JCT 2,023 3,865 0.68
綾部JCT - 綾部安国寺IC 937 3,621 0.54 丹波綾部道路
綾部安国寺IC - 京丹波わちIC 未開通 3,417 0.54
(この間未開通)
丹波IC - 園部IC 9,168 17,438 1.17 京都丹波道路
園部IC - 八木西IC 9,168 20,554 0.39
八木西IC - 八木中IC 13,163 26,906 0.55
八木中IC - 八木東IC 11,235 25,641 0.53
八木東IC - 千代川IC 11,413 27,063 0.55
千代川IC - 大井IC 14,737 30,345 0.51
大井IC - 亀岡IC 15,949 32,571 0.56
亀岡IC - 篠IC 19,535 37,280 0.67
篠IC - 沓掛IC 25,513 43,052 0.64
沓掛IC - 大山崎IC/JCT 未開通 京都第二外環状道路
大山崎IC/JCT - 久御山淀IC 29,136 27,147 0.38 京都第二外環状道路
京滋バイパス
久御山淀IC - 久御山IC 27,206 26,659 0.39

開通予定年度[編集]

  • 丹波IC-京丹波わちIC : 2014年度

関連項目[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 瑞穂トンネル掘削工事での大量出水の影響で延期の可能性あり。
  2. ^ 普通車の場合、丹波IC - 八木西IC、八木西IC - 千代川IC、千代川IC - 篠ICがそれぞれ250円、千代川IC - 亀岡ICが200円。

出典[編集]

  1. ^ 道路特定財源制度-京都府ホームページ
  2. ^ 京都縦貫自動車道 綾部JCT-綾部安国寺IC間の全面通行止について - 西日本高速道路、2008年7月31日
  3. ^ “道路に関する件(平成25年4月21日近畿地方整備局告示第114号)”, 官報 (国立印刷局) 号外第85号: 16, (2013年4月19日) 
  4. ^ “4月21日(日曜)京都縦貫自動車道 京都第二外環状道路が開通! - 沓掛IC~大山崎JCT・IC間(延長9.8km)-” (プレスリリース), 国土交通省近畿地方整備局・西日本高速道路, (2013年3月15日), http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kansai/h25/0315/ 2013年3月15日閲覧。 
  5. ^ 京都縦貫道トンネルで止まらぬ出水、開通延期も - 日本経済新聞、2014年10月8日
  6. ^ 京都縦貫自動車道(京都丹波道路)におけるETC通勤割引及びETC深夜割引の社会実験について (PDF, 76 KB) - 近畿地区高速道路料金社会実験協議会、2007年8月10日
  7. ^ 京都縦貫自動車道(京丹波わち-宮津天橋立間)におけるETC割引拡充の前倒し実施について (PDF, 392 KB) - 京都府、2009年7月14日
  8. ^ 京都縦貫自動車道(京丹波わち-宮津天橋立間)における休日割引社会実験の終了について - 京都府道路公社、2011年6月8日
  9. ^ NEXCOの料金と一括収受でNEXCOの割引の条件を満たす場合は、NEXCOの割引後料金と公社の通常料金の合計額。
  10. ^ 平成22年度道路交通センサス 一般交通量調査 箇所別基本表(京都府) (PDF)”. 国土交通省道路局. 2012年5月7日閲覧。

外部リンク[編集]