久下村駅

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久下村駅
駅舎(2020年6月)
くげむら
Kugemura
船町口 (2.5 km)
(2.2 km) 谷川
地図
所在地 兵庫県丹波市山南町谷川字弓貫3[1]
北緯35度4分31.86秒 東経135度1分49.33秒 / 北緯35.0755167度 東経135.0303694度 / 35.0755167; 135.0303694座標: 北緯35度4分31.86秒 東経135度1分49.33秒 / 北緯35.0755167度 東経135.0303694度 / 35.0755167; 135.0303694
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 I 加古川線
キロ程 46.3 km(加古川起点)
電報略号 クケ
駅構造 地上駅[1]
ホーム 1面1線[1]
乗車人員
-統計年度-
5人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1924年大正13年)12月27日[1][2]
備考 無人駅[1]
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旧駅舎(2008年1月)

久下村駅(くげむらえき)は、兵庫県丹波市山南町谷川字弓貫にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)加古川線である[1]

歴史[編集]

昭和30年代までは近隣のパルプ工場の原料搬入や製品積み出しで賑わっていたが、貨物取扱廃止後に利用客が激減した。久下村駅の駅名は、山南町の元となった村名に由来する[1]

年表[編集]

駅構造[編集]

谷川方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅停留所[1]。以前は相対式2面2線の、交換可能な駅であり、ホームの跡も残っているが、線路が剥がされた跡には架線柱が立っている。

自動券売機[1]・乗車駅証明書発行機・トイレ・公衆電話・コールセンターへの連絡用インターホンは設置されていない。駅舎からホームまでスロープがある。

2005年から地元のボランティアが貨物の引き込み線跡に花壇などを整備して美化に努めている[1]

利用状況[編集]

「兵庫県統計書[9]」によると、2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員5人である[10]

1996年度は51人であったが、旧山南町の中心に近いにもかかわらず肝心の列車の本数が少ないため、隣の谷川駅へと利用客は流れてしまった[1]

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
2000年 41
2001年 38
2002年 32
2003年 34
2004年 37
2005年 6
2006年 7
2007年 7
2008年 6
2009年 4
2010年 5
2011年 4
2012年 5
2013年 4
2014年 4
2015年 4
2016年 3
2017年 4
2018年 4
2019年 6
2020年 5

駅周辺[編集]

円応教本部

駅付近は工場が密集する。駅西側を篠山川が流れ、その対岸には円応教本部がある。そこから西へ進むと国道175号に至るが、国道は駅からやや離れた所を通る。中学校は駅南側、市役所支所や化石博物館は駅南東側、郵便局は駅北東側にある。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
I 加古川線
船町口駅 - 久下村駅 - 谷川駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、218頁。ISBN 9784343006028 
  2. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、241頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1925年1月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 「鉄道省告示第120号」『官報』1943年5月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  6. ^ 加古川鉄道部組織改正について(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年6月19日
  7. ^ “加古川鉄道部を7月1日付廃止 JR西日本神戸支社”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年6月25日) 
  8. ^ 加古川線久下村駅シンプル化”. 一般社団法人 鉄道建築協会. 2022年3月5日閲覧。
  9. ^ 兵庫県統計書
  10. ^ 兵庫県統計書令和元年版

関連項目[編集]

外部リンク[編集]