小浜市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
おばまし
小浜市
Wakasakokubunji.jpg
Flag of Obama, Fukui.svg
小浜市旗
Obama Fukui chapter.JPG
小浜市章
1951年制定
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
都道府県 福井県
団体コード 18204-4
面積 232.87km²
総人口 30,006
推計人口、2014年8月1日)
人口密度 129人/km²
隣接自治体 三方上中郡若狭町大飯郡おおい町
滋賀県高島市
市の木 モミジ
市の花 ツツジ
小浜市役所
所在地 917-8585
福井県小浜市大手町6番3号
北緯35度29分44.2秒東経135度44分47.8秒
小浜市役所
外部リンク 小浜市役所

小浜市位置図

― 市 / ― 町

 表示ノート編集履歴 ウィキプロジェクト
小浜湾

小浜市(おばまし)は、福井県南西部(嶺南)のである。

概要[編集]

畿内の色が濃い港町で、律令時代より前からヤマト王権日本海側入口として盛えて来た。小京都と呼ばれることも多く、全国京都会議にも加盟している。

3月に奈良の東大寺で実施されるお水取りの水は、遠敷川・鵜の瀬から送られたものと言われている。また、伊勢志摩淡路島と並んで、海産物を奈良や京都まで送った地域(御食国(みけつくに))の一つでもある。

江戸時代には、浅井三姉妹の次女・の夫である京極高次京極氏)や、酒井氏などが治める小浜藩城下町だった。この時代からの水揚げ基地ともなっており、鯖街道の起点となった。

地理[編集]

福井県南西部、若狭国中央部に位置し、北は若狭湾とその内湾である小浜湾に面する。古くから日本海の要港だった。東南部から小浜湾に流入する北川南川多田川流域に平地が開ける。

1975年(昭和50年)撮影の小浜市中心部周辺の空中写真。
1975年撮影の3枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。
小浜の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) 7.3
(45.1)
7.7
(45.9)
11.6
(52.9)
18.0
(64.4)
22.6
(72.7)
26.0
(78.8)
30.0
(86)
31.8
(89.2)
27.3
(81.1)
21.7
(71.1)
16.2
(61.2)
10.7
(51.3)
19.24
(66.64)
平均最低気温 °C (°F) 0.3
(32.5)
0.2
(32.4)
2.6
(36.7)
7.4
(45.3)
12.5
(54.5)
17.2
(63)
21.6
(70.9)
22.7
(72.9)
18.8
(65.8)
12.3
(54.1)
6.8
(44.2)
2.4
(36.3)
10.4
(50.72)
降水量 mm (inch) 207.8
(8.181)
160.6
(6.323)
139.2
(5.48)
106.9
(4.209)
135.1
(5.319)
160.8
(6.331)
183.9
(7.24)
148.5
(5.846)
217.9
(8.579)
158.6
(6.244)
163.0
(6.417)
197.6
(7.78)
1,979.9
(77.949)
降雪量 cm (inch) 78
(30.7)
73
(28.7)
13
(5.1)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
20
(7.9)
184
(72.4)
平均月間日照時間 65.8 76.6 119.2 165.6 181.6 136.6 158.2 203.5 135.2 135.8 102.1 84.2 1,564.4
出典: 気象庁

歴史[編集]

律令時代[編集]

若狭国遠敷郡(おにゅうぐん)と大飯郡の一部を占め、延喜式名神大社で若狭国一宮若狭彦神社、若狭国二宮の若狭姫神社が鎮座する。他にも延喜式内社は多い。

若狭国府も小浜付近にあったと考えられるが、比定地は不明である。

戦国時代から江戸時代まで[編集]

中世には武田氏が安芸から、若狭守護として入り、京都から多くの貴族を招くなど、公家文化が華ひらいた。織豊期に、越前国朝倉氏の攻撃によって衰退した。

関ヶ原の戦いの後、論功行賞により浅井三姉妹の次女の夫である京極高次が若狭一国8万5,000石を賜って後瀬山城に入城する。京極家は、さらに小浜城(雲浜城)を築き、小浜は小浜藩城下町として盛えた。その後、京極家は松江に加増転封、代わって酒井忠勝が徳川家光から、長年の忠勤の褒美として、若狭の国持大名として封じられる(しかし、国持大名としての格式は1代のみ)。

明治維新以後[編集]

行政[編集]

歴代市長
  • 初代 田中信蔵(1951年 - 1953年)
  • 2代 中崎源治郎(1953年 - 1953年、昭和28年台風第13号にて被災し死亡)
  • 3代 今島寿吉(1953年 - 1965年)
  • 4代 鳥居史郎(1965年 - 1973年)
  • 5代 浦谷音次郎(1973年 - 1984年)
  • 6代 吹田安兵衛(1984年 - 1988年)
  • 7代 辻與太夫(1988年 - 2000年)
  • 8代 村上利夫(2000年 - 2008年)
  • 9代 松崎晃治(2008年 - 現職)

人口[編集]

Demography18204.svg
小浜市と全国の年齢別人口分布(2005年) 小浜市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 小浜市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
小浜市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 33,702人
1975年 33,890人
1980年 34,049人
1985年 34,011人
1990年 33,774人
1995年 33,496人
2000年 33,295人
2005年 32,182人
2010年 31,346人
総務省統計局 国勢調査より

地域おこし[編集]

オバマを勝手に応援する会
初の暮らした町
小浜市は浅井三姉妹の次女・初(常高院)が暮らした町であることから、そのゆかりの旧跡も多い。特に常高寺や後瀬山城の麓館などは、彼女と関係が深いことで知られる。NHKの大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の放映以後、同ドラマの主人公である妹の江(徳川秀忠夫人)および姉の茶々(淀殿)と仲が良く、夫の京極高次との夫婦仲も睦まじかったことで知られる初により地域おこしを図っている。
小浜はまかぜ寄席
NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「ちりとてちん」 の主人公の生まれ故郷が小浜市であったことから、ちりとて落語の会がはまかぜ商店街活性化のため、寄席を行っている。

提携都市[編集]

日本国内[編集]

姉妹都市・友好都市

海外[編集]

経済[編集]

特産品[編集]

産業[編集]

  • 産業人口(2005年国勢調査)
    • 第一次産業:839人
    • 第二次産業:4,832人
    • 第三次産業:10,318人

漁業[編集]

教育[編集]

大学
高等学校
中学校
  • 小浜市立小浜中学校
  • 小浜市立小浜第二中学校
小学校

太字の小学校は標準服の着用が義務付けられている。


特別支援学校
  • 福井県立嶺南西養護学校

交通[編集]

鉄道[編集]

(至舞鶴) - 加斗駅 - 勢浜駅 - 小浜駅 - 東小浜駅 - 新平野駅 -(至敦賀
小浜線は敦賀と舞鶴を結ぶ路線である。現在、小浜線の上中駅から湖西線近江今津駅へと結ぶ短絡線、琵琶湖若狭湾快速鉄道(通称:若狭リゾートライン)の建設計画を、自治体として進めている。

バス[編集]

高速路線バス[編集]

一般路線バス等[編集]

  • 西日本JRバス - 若江線(じゃっこうせん、じゃくこうせん)
    • 2003年3月までは市内各所の路線があったが大幅縮小し、現在は小浜駅から上中駅(若狭町)を経由し近江今津駅滋賀県高島市)に向かう1路線のみ運行、所要約58分。
  • 大和交通 - 名田庄線「流星」
    • 小浜市内から小浜駅を経由しおおい町名田庄地域へ向かう1路線。
  • 小浜市コミュニティバスあいあいバス
    • 小浜駅を拠点に市内(宮川線の一部は若狭町を通る)10路線。運行は大和交通および三福タクシーに委託している。

道路[編集]

高速道路
一般国道
都道府県道


広域農道

道の駅[編集]

ヘリポート[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

名勝・蘇洞門
国宝・明通寺本堂と三重塔
御食国若狭おばま食文化館

小浜は「御食国」の一角だった歴史から、観光関係者は「心やすらぐ美食の郷 御食国若狭おばま」をキャッチフレーズに掲げている。また多くの名勝・旧跡および周辺の自然と食材の豊富さで「「夢、無限大」感動おばま」キャッチフレーズに掲げている。

小浜地区周辺[編集]

国宝・国指定の重要文化財、名勝がある寺社[編集]

  • 明通寺 - 806年坂上田村麻呂の創建と伝える古寺、本堂と三重塔が国宝、他重要文化財多数
  • 羽賀寺 - 716年創建と伝える古寺、本堂、本尊の木造十一面観音立像などが重要文化財
  • 萬徳寺 - 枯山水庭園が名勝ヤマモミジが国の天然記念物
  • 若狭国分寺 - 741年創建、本尊の木造薬師如来坐像が重要文化財
  • 若狭神宮寺 - 714年創建、本堂と仁王門が重要文化財。お水送りの寺
  • 妙楽寺 - 鎌倉時代建築の本堂などが重要文化財
  • 多田寺 - 日本三大薬師の一つ、木造薬師如来立像・十一面観音立像・菩薩立像が重要文化財
  • 妙楽寺 - 本堂、木造千手観音立像が国の重要文化財
    • (北陸観音霊場第3番札所・若狭観音霊場第19番札所。)
  • 圓照寺 - 木造大日如来坐像、木造不動明王立像が国の重要文化財:林泉庭園 県指定名勝
    • (若狭観音霊場第20番札所。)
  • 正林庵 - 荘園研究で有名な太良荘にある。銅造如意輪観音半跏像が国の重要文化財:福井県最古の金銅仏
  • 飯盛寺 - 本堂が重要文化財
  • 長源寺 - 絹本著色弥勒菩薩像が重要文化財 
  • 長慶院 - 木造観音菩薩坐像が重要文化財 小浜市堅海 
  • 谷田寺 - 木造千手観音立像が重要文化財、小浜市谷田部
  • 加茂神社 - 木造千手観音立像が重要文化財、小浜市加茂
  • 若狭彦神社 - 若狭一の宮 太刀(伝宗近)などが重要文化財、当神社に伝わった銅造薬師如来立像(重要文化財)は竜前地区が管理
  • 若狭姫神社 - 若狭二の宮

史跡(国指定)[編集]

集落名になっている神社[編集]

小浜市中心部の24区には、各地の神社に由来する名前が付いている。

  • 浅間神社(小浜浅間)
  • 飛鳥神社(小浜飛鳥)
  • 生玉神社(小浜生玉)
  • 今宮神社(小浜今宮)
  • 大原神社(小浜大原)
  • 大宮神社(小浜大宮)
  • 男山神社(小浜男山)
  • 鹿島神宮(小浜鹿島)
  • 香取神宮(小浜香取)
  • 神田明神(小浜神田)
  • 貴船神社(小浜貴船)
  • 清滝神社(小浜清滝)
  • 酒井神社(小浜酒井)
  • 鹽竈神社(小浜塩竈)
  • 白鳥神社(小浜白鳥)
  • 白鬚神社(小浜白髭)
  • 鈴鹿神社(小浜鈴鹿)
  • 住吉大社(小浜住吉)
  • 多賀大社(小浜多賀)
  • 龍田神社(小浜竜田)
  • 玉前神社(小浜玉前)
  • 津島神社(小浜津島)
  • 日吉大社(小浜日吉)
  • 広峯神社(小浜広峰)

湾岸[編集]

海水浴場[編集]

  • 小浜湾内海水浴場
    • 人魚の浜海水浴場(人口海浜)
    • 勢浜海水浴場
    • 若狭鯉川シーサイドパーク(人口海浜)
  • 矢代湾内海水浴場
    • 阿野海水浴場
    • 犬熊海水浴場
    • 志積海水浴場
    • 矢代海水浴場
    • 田烏代海水浴場
    • 大浜海水浴場 
  • 内外海半島若狭湾岸
    • 宇久海水浴場

祭り[編集]

  • お水送り(3月2日) - 神宮寺・鵜の瀬。お水取りの対となっている祭り。
  • お城祭り(5月2・3日) - 小浜城址周辺、雲浜獅子が見もの。
  • 箸祭り(8月4日)
  • 地蔵盆(8月23日) - 特に西津地区、小浜地区で盛ん。
  • 放生まつり(9月14日・15日) - 元は小浜祇園祭の出し物だった山車や神楽、大太鼓、神輿が小浜地区を練り歩く。

出身有名人[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 遠敷郡教育会編纂『若狭遠敷郡誌』
  2. ^ 遠敷郡教育会編纂『若狭遠敷郡誌』
  3. ^ 『福井県史』通史編6 近現代二 機雷封鎖と原爆模擬弾投下 福井県文書館

外部リンク[編集]