日本弁護士連合会
| 日本弁護士連合会 | |
|---|---|
| 略称 | 日弁連 |
| 所在地 | 東京都千代田区霞が関一丁目1-3(弁護士会館) |
| 創立 | 1949年(昭和24年)9月1日 |
| 会長 | 宇都宮健児 |
| 会員数 | |
| 弁護士 (うち女性) |
32099 (5598) |
| 準会員 | 1 |
| 沖縄特別会員 | 9 |
| 外国特別会員 | 351 |
| 公式サイト | |
| 2012年2月1日現在 | |
日本弁護士連合会(にほんべんごしれんごうかい、英:Japan Federation of Bar Associations、JFBA)は、日本の弁護士会の連合会である。略称は日弁連(にちべんれん)。
目次 |
[編集] 法的地位
1949年(昭和24年)、弁護士法全部改正法第45条から第50条に基づき設立された。日本司法書士会連合会や日本土地家屋調査士会連合会と同様、職能団体としての性格を有するが、特別民間法人ではなく弁護士自治が行われている。
経費は会則 91条により、会費、登録料、贖罪寄付、その他の収入で賄われている。
日本では弁護士・外国事務弁護士として活動する場合、事務所を置く地域の弁護士会を通じて日弁連への登録が義務付けられている。弁護士等は弁護士法22条に基づき、日弁連の定めた会則に従わなければならない。
[編集] 組織
[編集] 議決機関
- 総会
- 代議員会
- 常務理事会
- 理事会
[編集] 役員
[編集] 事務機構
- 事務総長 : 海渡雄一 (2010年-)
- 事務次長
- 総務部(総務課、情報システム管理課、経理課、人事課)
- 審査部(審査第一課、審査第二課、審査第三課)
- 法制部(法制第一課、法制第二課)
- 人権部(人権第一課、人権第二課)
- 業務部(業務第一課、業務第二課)
- 企画部(企画課、広報課、国際課)
- 調査室
- 広報室
- 国際室
- 司法改革調査室
- 法曹養成対策室
- 人権救済調査室
- 情報統計室
- 研修・業務支援室
- 日本司法支援センター対応室
[編集] 委員会
- 弁護士法により設置を義務づけられた委員会
- 資格審査会
- 懲戒委員会
- 綱紀委員会
- 経理委員会
- 外国弁護士による法律事務の取扱いに関する特別措置法により設置を義務づけられた委員会
- 外国法事務弁護士登録審査会
- 外国法事務弁護士懲戒委員会
- 外国法事務弁護士綱紀委員会
- 会則により設けられた常置委員会
- 人権擁護委員会
- 司法修習委員会
- 司法制度調査会
- 弁護士推薦委員会
- 選挙管理委員会
- 会規により設置された委員会
- 経理委員会(会計及び資産に関する規程)
- 新会館の管理・運営のための委員会
- 会館運営委員会
- 講堂管理運営委員会
- 四会地代協議会
- 会則第82条による理事会の議決により設置された特別委員会等
- 弁護士倫理委員会
- その他の委員会
- 弁護士業務改革シンポジウム運営委員会
[編集] 公設事務所
[編集] 財団法人
[編集] 基金
- 国際協力活動基金
- 災害復興支援基金
- 消費者特別基金
- 人権特別基金
- 難民認定法律援助基金
- 少年・刑事財政基金
- 日弁連ひまわり基金
- 犯罪被害者法律援助基金
- 法律援助基金
[編集] 特別会計
- 会館特別会計
- 事務職員能力認定試験・研修事業特別会計
- 弁護士業務妨害対策特別会計
- 退職手当積立金特別会計
[編集] 業務
弁護士法に基づき、自ら所属弁護士を懲戒したり、また弁護士会に加入を希望する者の資格審査や単位弁護士会が下した懲戒処分・懲戒請求の不服審査を行う。
2005年(平成17年)4月、弁護士倫理に代わり弁護士の職務の行動指針または努力目標を定めたものとして弁護士職務基本規定を施行した。
しかしながら単位弁護士会が懲戒請求の申立を受けて弁護士を懲戒する割合は、申立件数の2.3パーセント(平均)に過ぎず[1]、逆に懲戒委員会が不当として申立人が提訴した例も複数ある。日弁連は、単位弁護士会が懲戒請求申立を却下したとき、同議決に対する異議申立を受理するが、ここでも再審査に至る割合は1.2パーセント(平均)に過ぎない[1]。
また日弁連は、弁護士・弁護士法人・弁護士会の指導・連絡・監督に関する事務を扱うほか、外国法事務弁護士の監督に関する業務を行い、定期的に弁護士を対象とする強制参加の倫理講習会を実施し、訴訟実務の経験などに基づき、さまざまな社会制度の整備に関する活動も行う。
[編集] 特徴
日弁連は全弁護士の加入する職能団体であるが、歴史的にも左翼思想による政治的提言が行われており、しばしば左翼団体とみなされることがある。これは、1960年代頃から多くの左翼系学生運動家が弁護士に転身し、会内で一定の勢力を占めたことによるが、合意によらないものもあったため、非左翼系弁護士の反発も強かった。1995年以降は、日本における左翼思想の後退や、司法制度改革をめぐる左翼系弁護士の分裂により、しだいに左翼思想の影響は減じていった[2]という意見も存在する。
在野法曹の意識が強い者が執行部を占めてきたことなども特徴としてあげられる。
[編集] 派閥
出身校や政治思想・法思想を同じくする者同士で構成される派閥が存在する。
- 小泉純一郎政権当時の2001年(平成13年)6月、司法制度改革審議会が出した新司法試験と法科大学院制度、裁判員制度、弁護士報酬基準撤廃、訴訟費用敗訴者負担制の答申を批判する弁護士達が、“日弁連は憲法と人権の砦たるべし”と主張し、独自に組織した。
[編集] 主な出版物
[編集] 機関誌
- 『自由と正義』
[編集] 機関紙
- 『日弁連新聞』
[編集] 書籍
- 『日本の戦後補償』(1994年、明石書店)
- 『これからの結婚と離婚 自分らしく、あなたらしく』(1994年、明石書店)
- 『日弁連・弁護士会 人権救済申立事例集 人権侵害の根絶をめざして』(1995年、明石書店)
- 『代用監獄の廃止と刑事司法改革への提言 国際法曹協会(IBA)の調査レポートと国際セミナーから』(1995年、明石書店)
- AKASHI人権ブックス4『国際化時代の女性の人権 両性の平等と自立』(1997年、明石書店)
- 『あたらしい世紀への弁護士像』(1997年、有斐閣)
- 『日本の安全保障と基地問題 平和のうちに安全に生きる権利』(1998年、明石書店)
- 『孤立する日本のエネルギー政策 エネルギー政策に関する調査報告』(1999年、七つ森書館)
- 『ドメスティック・バイオレンス防止法律ハンドブック 妻への暴力、子どもへの虐待の根絶に向けて』(2000年、明石書店)
- 『21世紀弁護士論』(2000年、有斐閣)
- 『医療事故被害者の人権と救済』(2001年、明石書店)
- 『21世紀をひらくNGO・NPO』(2001年、明石書店)
- 『弁護士白書』(2002年より毎年刊行、日本弁護士連合会)
- 『障害のある人の人権と差別禁止法』(2002年、明石書店)
- 『司法における性差別 司法改革にジェンダーの視点を』(2002年、明石書店)
- 『契約型福祉社会と権利擁護のあり方を考える 高齢者・障害者主権の確立のために』(2002年、あけび書房)
- 『プライバシーがなくなる日 住基ネットと個人情報保護法』(2003年、明石書店)
- 『化学汚染と次世代へのリスク』(2004年、七つ森書館)
- 『裁判員制度と取調べの可視化』(2004年、明石書店)
- 『犯罪被害者の権利の確立と総合的支援を求めて』(2004年、明石書店)
- 『日弁連 人権侵犯申立事件 警告・勧告・要望例集』全五冊(2005年、明石書店)
- 『子どもの権利ガイドブック』(2006年、明石書店)
- 『高齢者・障害者施設での金銭管理Q&A』(2006年、あけび書房)
- 『女性弁護士の歩み 3人から3000人へ』(2007年、明石書店)
- 『役所が変わる! 日本が変わる!! 早い、分かりやすい、親切な行政を』(2007年、現代人文社)
- 『検証 日本の貧困と格差拡大 大丈夫?ニッポンのセーフティネット』(2007年、日本評論社)
- 世界人権問題叢書67『国際社会が共有する人権と日本 国連人権理事会UPR日本審査2008』(2008年、明石書店)
- 『生活保護法的支援ハンドブック』(2008年、民事法研究会)
- 『国際刑事裁判所の扉をあける』(2008年、現代人文社)
- 『裁判員裁判における弁護活動 その思想と戦略』(2009年、日本評論社)
- 『改正特商法・割販法の解説』(2009年、民事法研究会)
- 『法律家のためのITマニュアル』(2009年、第一法規出版)
- 『日弁連 人権行動宣言』(2010年、明石書店)
- 『反社会的勢力と不当要求の根絶への挑戦と課題』(2010年、金融財政事情研究会)
- 『災害対策マニュアル 災害からあなたを守る本』(2010年、商事法務)
- 『公害・環境訴訟と弁護士の挑戦』(2010年、法律文化社)
- 世界人権問題叢書75『離婚と子どもの幸せ 面会交流・養育費を男女共同参画社会の視点から考える』(2011年、明石書店)
- 『原発事故・損害賠償マニュアル』(2011年、日本加除出版)
- 『日弁連 子どもの貧困レポート 弁護士が歩いて書いた報告書』(2011年、明石書店)
- 『問われる 子どもの人権』(2011年、駒草出版)
- 『デジタル社会のプライバシー 共通番号制・ライフログ・電子マネー』(2012年、航思社)
- 『検証 原発労働』(2012年、岩波ブックレット)
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ a b c 懲戒請求事案集計報告(日本弁護士連合会・2010年)
- ^ 小林正啓 『こんな日弁連に誰がした?』 平凡社〈平凡社新書〉、2010年2月、21―27頁、43―45頁、72頁、75―77頁、116―117頁。ISBN 978-4582855098。
[編集] 外部リンク
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座標: 北緯35度40分27.64秒 東経139度45分13.17秒 / 北緯35.6743444度 東経139.7536583度