丹生郡

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福井県丹生郡の位置(緑:越前町 黄:明治期 薄黄:後に他郡に編入された区域)

丹生郡(にゅうぐん)は、福井県越前国)の

人口21,879人、面積152.97km²、人口密度143人/km²。(2014年11月1日、推計人口

以下の1町を含む。

郡域[編集]

1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町のほか、下記の区域にあたる。

  • 福井市の一部(日野川以西かつ恐神町、北堀町、安田町、羽坂町、本堂町、上一光町、国見元町、国見町、南菅生町より南西)
  • 鯖江市の一部(日野川以西および吉江町・入町・西番町・糺町・杉本町・米岡町・三尾野出作町)
  • 越前市の一部(家久町、芝原、新保、小松、新町、上太田町、大虫町、大虫本町、下四目町、向が丘町、上四目町、小野町、勝蓮花町、勾当原町、中山町より北西)

歴史[編集]

当初は越前国中西部一帯を郡域とする広大な郡であったが、平安時代初期に日野川東岸を分割して今立郡とし、中世には南部を割いて南仲条郡(現・南条郡)とした。

近世以降の沿革[編集]

  • 旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での支配は以下の通り。●は村内に寺社領が、○は村内に寺社除地[1]が存在。(1町208村23浦)

町村制以降の沿革[編集]

1.朝日村 2.立待村 3.吉川村 4.岡山村 5.吉野村 6.大虫村 7.宮崎村 8.白山村 9.城崎村 10.四箇浦村 11.上岬村 12.越廼村 13.下岬村 14.国見村 15.殿下村 16.織田村 17.萩野村 18.常磐村 19.糸生村 20.志津村 21.西安居村 22.三方村 23.天津村(紫:福井市 桃:鯖江市 赤:越前市 橙:越前町)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(23村)
    • 朝日村 ← 気比庄村、馬場村、市村、田中村、乙坂村、栃川村、宝泉寺村、天王村、西田中村、内郡村、朝日村、上川去村、佐々生村、開発村、岩永村(現・越前町)
    • 立待村 ← 吉江町、入村、西番村、上石田村、下石田村、糺村、杉本村、米岡村、三尾野出作村(現・鯖江市)
    • 吉川村 ← 下川去村、西大井村、田村、持明寺村、冬島村、二丁掛村、吉田村、大倉村、小泉村、平井村、熊田村(現・鯖江市)
    • 岡山村 ← 和田村、石生谷村、下野田村、上野田村、漆原村、当田村、鳥井村、下司村、下氏家村、上氏家村(現・鯖江市)
    • 吉野村 ← 家久村、芝原村、本保村、余田村、氷坂村、片屋村(現・越前市)
    • 大虫村 ← 高森村、上四目村、下四目村、上大虫村、下大虫村、上太田村、新村、小松村、太田新保村、下太田村、北山村、丹生郷村、横根村、三ツ俣村(現・越前市)
    • 宮崎村 ← 蚊谷寺村、広野村、八田村、樫津村、舟場村、八田新保村、円満村、上野村、宇須尾村、野村、寺村、大谷村、蝉口村、江波村、小曽原村、熊谷村、古屋村(現・越前町)
    • 白山村 ← 二階堂村、千合谷村、安戸村、土山村、小谷村、菅村、小野村、勝蓮花村、丸岡村、仏谷村、米口村、堀村、菖蒲谷村、都辺村、上杉本村、安養寺村、曽原村、粟野村、小杉村、牧村、若須村、中野村、萩原村、黒川村、増谷村(現・越前市)
    • 城崎村 ← 米ノ浦、道口浦、厨浦、茂原浦、高佐浦、六呂師村、牛房平村(現・越前町)
    • 四ヶ浦村 ← 梅浦村、宿浦、新保浦、小樟浦、大樟浦(現・越前町)
    • 上岬村 ← 玉川浦、血ヶ平村、左右浦、梨子平村(現・越前町)
    • 越廼村 ← 蒲生浦、茱崎浦、大味浦(現・福井市)
    • 下岬村 ← 八ツ俣村、城有村、居倉浦、浜北山村、赤坂村(現・福井市)
    • 国見村 ← 鮎川浦、三本木村、国見村、清水谷浦、白浜浦、大丹生浦、小丹生浦(現・福井市)
    • 殿下村 ← 畠中村、国山村、向山村、謡谷村、武周村、二ツ屋村、尼ヶ谷村、別畑村、白滝村、別所村、宿堂村、水谷村、大矢村、風尾村(現・福井市)
    • 織田村 ← 織田村、平等村、下河原村、上山中村、下山中村、四ツ杉村、三崎村、中村、大王丸村(現・越前町)
    • 萩野村 ← 細野村、山田村、赤井谷村、桜谷村、岩倉村、笹川村、入尾村、笈松村、茗荷村(現・越前町)
    • 常磐村 ← 青野村、金谷村、茱原村、境野村、上戸村、頭谷村(現・越前町)
    • 糸生村 ← 下糸生村、横山村、牛越村、野末村、大畑村、小倉村、窪中野村、上糸生村、大谷寺村、東二ツ屋村、天谷村、真木村、小川村(現・越前町)
    • 志津村 ← 大森村、笹谷村、山内村、滝波村、本折村、清水畑村、平尾村、上天下村、下天下村(現・福井市)
    • 西安居村 ← 更毛村、羽坂村、細坂村、安田村、本堂村、北堀村、恐神村、末村、五太子村、上一光村、下一光村(現・福井市)
    • 三方村 ← 朝宮村、片粕村、竹生村、三留村、杉谷村、田尻栃谷村、清水尻村、猿和田村(現・福井市)
    • 天津村 ← 御油村、小羽村、風巻村、島寺村、清水山村、片山村、真栗村、坪谷村、甑谷村、在田村(現・福井市)
    • 中山村・勾当原村が南条郡坂口村の一部となる。
    • 南菅生浦が坂井郡鷹巣村の一部となる。
  • 明治24年(1891年
    • 4月1日 - 郡制を施行。郡役所が朝日村に移転。
    • 9月1日 - 岡山村が改称して豊村となる。
  • 明治40年(1907年8月1日 - 四ヶ浦村・上岬村が合併し、改めて四ヶ浦村が発足。(22村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和21年(1946年
    • 8月1日 - 四ヶ浦村が町制施行して四ヶ浦町となる。(1町21村)
    • 10月1日 - 朝日村が町制施行して朝日町となる。(2町20村)
  • 昭和25年(1950年
  • 昭和26年(1951年
    • 4月1日 - 織田村・萩野村および常磐村の一部(上戸)が合併し、改めて織田村が発足。常磐村の残部(境野・茱原・頭谷・青野・金谷)が朝日町に編入。(2町16村)
    • 11月1日 - 織田村が町制施行して織田町となる。(3町15村)
  • 昭和27年(1952年7月7日 - 越廼村・下岬村が合併し、改めて越廼村が発足。(3町14村)
  • 昭和29年(1954年)8月1日 - 西安居村が福井市に編入。(3町13村)
  • 昭和30年(1955年
  • 昭和34年(1959年
    • 2月1日 - 国見村が福井市に編入。(4町4村)
    • 8月1日 - 白山村が武生市に編入。(4町3村)
  • 昭和38年(1963年)4月1日 - 殿下村が福井市に編入。(4町2村)
  • 平成17年(2005年)2月1日 - 越前町・朝日町・織田町・宮崎村が合併し、改めて越前町が発足。(2町1村)
  • 平成18年(2006年)2月1日 - 清水町・越廼村が福井市に編入。(1町)

変遷表[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 領主から年貢免除の特権を与えられた土地。
  2. ^ 「旧高旧領取調帳」では飛騨郡代支配所管轄と記載。
  3. ^ 記載は本保領・飛騨郡代支配所管轄。
  4. ^ 記載は平尾清水畑村。
  5. ^ 無高のため「旧高旧領取調帳」には記載なし。
  6. ^ 記載は南居北山村。
  7. ^ a b c 「旧高旧領取調帳」ではのちに本保県管轄と記載。「角川日本地名大辞典」ではのちに西尾県管轄と記載。
  8. ^ 橋本孫右衛門除地が所在。
  9. ^ 「角川日本地名大辞典」では全域が西尾藩領と記載。
  10. ^ 小沢平右衛門除地が所在。
  11. ^ 「角川日本地名大辞典」では幸若氏領とも相給で、のちに全域が郡上県管轄と記載。

参考文献[編集]