東京高速道路

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東京高速道路株式会社
東京高速道路の道路パトカー
種類 株式会社
本社所在地 104-0061
東京都中央区銀座一丁目3番先
東京高速道路北有楽ビル2階
設立 1951年12月13日
業種 サービス業
事業内容 自動車道、不動産賃貸
代表者 塚本和隆(代表取締役社長)
資本金 2億7000万円
売上高 35億3400万円(2013年度)
従業員数 70人(2014年3月31日現在)
主要株主 電通大成建設三菱地所
外部リンク tokyo-kousoku.co.jp
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新京橋出口付近より西銀座入口方面を望む

東京高速道路(とうきょうこうそくどうろ、英語: Tokyo Expressway)は、東京都中央区付近にある一般自動車道である。また、東京高速道路株式会社は、この一般自動車道の運営と道路下の不動産賃貸を事業とする会社である。この一般自動車道については外部から東京高速道路株式会社線会社線KK線とも呼ばれる。

概要[編集]

首都高速道路に直結し銀座の街の外周を囲むように走る約2kmの一般自動車道である。首都高速都心環状線汐留JCT京橋JCTとの間をバイパスするルートを形成しており、途中の西銀座JCT首都高速八重洲線に接続している。 このうち、いずれも昭和通りに接する蓬莱橋 - 新京橋間が東京高速道路の管理区間であり、汐留JCTから汐留乗継所を経て昭和通りを跨ぐ橋梁までは首都高速八重洲線の一部、京橋JCTから白魚橋乗継所を経て昭和通りを跨ぐ橋梁までは首都高速都心環状線の一部である[1][2][3][4]

首都高速道路と直結しているため、首都高速道路の一部と誤解されやすいが、この道路は、道路法に基づく自動車専用道路(旧建設省所管)ではなく、道路運送法に基づく一般自動車道(旧運輸省所管)であり、法律上は全く別の制度に基づく道路である。

また、通常の一般自動車道と異なり、高架道路の下をビルとして、 テナントからの賃貸料によって収入を得て道路を維持管理しているため、道路利用者からの料金徴収は行っておらず、本道路区間内のみであれば無料で通行できるが、自動車道事業の業界団体である日本有料道路協会に加盟している[5]

路線データ[編集]

後述の通り、正式な住所は未確定だが、日本有料道路協会のサイトでは以下の通り起終点住所が表記されている[6]

  • 起点:東京都中央区銀座8丁目(蓬莱橋)
  • 終点:東京都中央区銀座1丁目(新京橋)
  • 延長:2.0km

沿革[編集]

1951年(昭和26年)、戦後の銀座の復興と飽和点に達した自動車交通量の緩和を目的として設立。銀座を囲む外堀汐留川京橋川を埋め立て、高架の自動車道路を建設し、その建設費と運営費をビル賃貸収益で回収するという現代のPFIにも通じる画期的な運営の仕組みを導入した[7]。部分開通は1959年であり、首都高速道路より長い歴史をもつ。全線開通は1966年である[8]

  • 1951年(昭和26年)12月13日:会社設立
  • 1959年(昭和34年)6月:土橋 - 城辺橋間一方通行で供用開始
  • 1963年(昭和38年)12月:蓬莱橋 - 紺屋橋間相互通行で供用開始
  • 1964年(昭和39年)8月:首都高速八重洲線汐留JCT - 新橋間供用開始[9]。蓬莱橋にて首都高速羽田方面と連絡供用開始
  • 1966年(昭和41年)7月:蓬莱橋 - 新京橋間全線供用開始。首都高速都心環状線京橋JCT供用開始[10]
  • 1973年(昭和48年)2月:首都高速八重洲線西銀座JCT - 神田橋JCT供用開始[11]。西銀座JCT・乗継所設置

通行規制[編集]

首都高速と同様、2人乗りの自動二輪車、125cc以下の原動機付自転車小型二輪車およびミニカーの通行が禁止されている[12] 。また、 八重洲線とともに大型車の通行も禁止されている[13]

不動産賃貸事業[編集]

道路の高架下をビルディングとして不動産賃貸事業を行っている。高架下のビルは14棟、10万m2の貸室スペースを有し[7]店舗(銀座ナイン、銀座ファイブ、西銀座デパート、銀座インズなど)やオフィス、駐車場として活用されている[14]。なお、本社事務所も銀座インズ3号館2階に入居している[15]。 前述のとおり、本道路は河川を埋め立てて建設されたが、その一部は千代田区中央区、および港区と中央区の境界となっていた。しかし事前に境界確定の取決めを経ずに埋め立てられたため、現在でもこの道路の土地行政上の所属は決まっていない。この為、各テナントは、郵便物等を送付させる場合、店舗出入口側の向側の地番に、“先”という地番外地名を通称で付けている[16]

首都高とKK線の乗り継ぎ[編集]

首都高速道路を走行中にこの道路に入ると、有料区間である首都高速道路から無料区間である会社線に一旦出ることになるが、汐留、西銀座、白魚橋に設けられた乗継所では、有料区間から無料区間に流出する乗継所で受け取った乗継券を、10分以内に有料区間に再流入する際に示すと料金を再度支払う必要が無い。2013年12月15日の首都高速八重洲線の長期通行止め解除以降、乗継時間が30分から10分に短縮された。[17]ETC搭載車 の場合は、有料区間から無料区間に流出する乗継所150m手前でETCの通信が行われ、有料区間に再流入する際はETCレーンを通行することで乗継券が不要となる。従ってETC搭載車が乗継所で停止する必要はない。

出入口など[編集]

東京高速道路(KK線)を赤色、首都高速を黄色で示した空中写真。(1984年撮影)国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
施設名 接続路線名 備考
汐留乗継所 (Y)八重洲線 汐留JCT方面
新橋出入口 北池袋方面出入口
土橋入口 北池袋方面への入口
西銀座JCT/西銀座乗継所 (Y)八重洲線 上り方面
西銀座入口 新橋方面への入口
新京橋出口 新橋方面からの出口
東銀座出口 上野方面からの出口
白魚橋乗継所 (C1)都心環状線 京橋JCT方面

脚注[編集]

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  1. ^ 東京高速道路のこと”. 2014年11月8日閲覧。
  2. ^ 首都高ドライバーズサイト 東京高速道路新橋出入口”. 2014年11月8日閲覧。
  3. ^ 首都高ドライバーズサイト JCT・複雑なルート案内 汐留”. 2014年11月8日閲覧。
  4. ^ 首都高ドライバーズサイト JCT・複雑なルート案内 京橋”. 2014年11月8日閲覧。
  5. ^ 日本有料道路協会”. 2014年11月8日閲覧。
  6. ^ 日本有料道路協会 東京高速道路”. 2014年11月8日閲覧。
  7. ^ a b 東京高速道路 会社案内”. 2014年11月8日閲覧。
  8. ^ 東京高速道路 沿革”. 2014年11月8日閲覧。
  9. ^ 首都高ドライバーズサイト 首都高の歴史 1964年”. 2014年11月8日閲覧。
  10. ^ 首都高ドライバーズサイト 首都高の歴史 1966年”. 2014年11月8日閲覧。
  11. ^ 首都高ドライバーズサイト 首都高の歴史 1973年”. 2014年11月8日閲覧。
  12. ^ 東京高速道路 通行区分情報”. 2014年11月8日閲覧。
  13. ^ 首都高ドライバーズサイト 通行制限区分図 (PDF)”. 2014年11月8日閲覧。
  14. ^ 東京高速道路 ジョイフルモール”. 2014年11月8日閲覧。
  15. ^ 東京高速道路 会社アクセス地図”. 2014年11月8日閲覧。
  16. ^ TBSラジオ 森本毅郎・スタンバイ 2011年10月27日(木)”. 2014年11月8日閲覧。
  17. ^ KK線の乗継時間の変更について(12月15日(日)午前8時より)”. 首都高速道路株式会社 (2013年12月2日). 2013年12月15日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]