かいじ (列車)

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かいじ 運行経路図
E257系「かいじ」(2006年11月)
E257系かいじ
(2006年11月)

KHSTa
東京駅 JR東中央本線中央線快速
HST
四ツ谷駅
BHF
新宿駅
HST
三鷹駅
BHF
立川駅
BHF
八王子駅
eGRENZE
高尾駅 ↓JR東:中央本線(中央東線)
HST
上野原駅
BHF
大月駅
BHF
塩山駅
BHF
山梨市駅
BHF
石和温泉駅
BHF
甲府駅
KHSTe
竜王駅
185系 特急「はまかいじ」

かいじとは、主に中央本線新宿駅 - 甲府駅間を運行する東日本旅客鉄道(JR東日本)の特別急行列車の愛称。一部の列車は東京駅や竜王駅を発着する。

なお、ここでは横浜駅 - 甲府駅( - 松本駅) 間を横浜線・中央本線(・篠ノ井線)経由で運行する特急はまかいじなど、名称に「かいじ」を含む臨時列車についても記す。

目次

[編集] 運行概況

中央東線を走行する特急「あずさ」のうち、運行区間が短い列車を分離したものである。「あずさ」と比較すると停車駅が多く、所要時間が長い傾向にある。2008年3月現在、定期列車は概ね毎時1本、計12往復が運行されている。車両は基本的にE257系電車9両(一部11両)編成を使用し、うち4両が自由席である。

「はまかいじ」は1996年4月27日より土曜休日に運転されており、下り列車が朝、上り列車が夕方の運転である。横浜駅周辺から中央東線沿線への旅客を意識したダイヤだが、一時は朝の上りおよび夕方の下り列車を加えた2往復運転されていた。当初は甲府駅発着だったが、1998年頃より松本駅まで運転区間が延長された。

なお、基本的に全区間で車内販売を行うが、かいじ121号とかいじ123号の全区間、はまかいじの横浜駅 - 八王子駅間では実施していない。

[編集] 運転区間

かいじ
新宿駅 - 甲府駅
朝の上りおよび夕・夜間の下り列車は一部が運転区間を延長し、東京駅竜王駅発着となる。また、多客時には松本駅まで延長されることもある。
はまかいじ
横浜駅 - (京浜東北線横浜線経由)松本駅
2往復運転されていた期間のうち、朝の上り(2号)および夕方の下り(3号)列車は1999年7月4日 - 2001年9月に磯子駅、2001年10月6日 - 2002年11月24日には鎌倉駅を横浜側の起終点としていた。

[編集] 停車駅

各列車の基本的な停車パターンは以下の通り(2007年3月18日現在)、()内は一部列車のみ運転する区間、<>内は一部列車のみ停車する駅である。日中の列車は停車駅が固定されているが、通勤需要のある朝夕は運転区間や停車駅に変動が見られる。このほか臨時停車を行う場合もあり、臨時停車駅としてはこれまでに勝沼ぶどう郷駅甲斐大和駅がある。また、立川を通過する臨時列車が運転された例もある。

  • 「はまかいじ」

横浜駅 - 新横浜駅 - 町田駅 - 橋本駅 - 八王子駅 - 大月駅 - 勝沼ぶどう郷駅 - 塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅 - 韮崎駅 - 小淵沢駅 - 富士見駅(下りのみ) - 茅野駅 - 上諏訪駅 - 下諏訪駅 - 岡谷駅 - 塩尻駅 - 松本駅

[編集] 使用車両

座席種別凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席


PPN
E257系電車編成図
新宿駅 甲府駅
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
G
M1編成(基本編成
※=M2編成(付属編成


    • 基本的に 3 - 11号車の9両編成(編成表中のM1編成のみ)で運転するが、115, 124号のみ1,2号車(M2編成)を連結する。
横浜駅   松本駅
1 2 3 4 5 6 7
G


[編集] 以前使用されていた車両

[編集] 担当車掌区

[編集] 特別企画乗車券

特別企画乗車券として、本列車群のみ使用可能な4枚つづりの回数券であるかいじ料金回数券が通年発売されている。自由席のみ利用でき、有効期間は1ヶ月である。販売目的は、競合する中央高速バス甲府線への対抗と考えられる。

[編集] 中央東線甲府駅以東区間優等列車沿革

183系 特急「かいじ」
183系国鉄色 特急「かいじ」
183・189系 特急「はまかいじ」
165系「懐かしの急行かいじ」

中央東線の他区間はあずさ、中央西線はしなのを参照。

[編集] 急行「かいじ」の運行開始と廃止まで

  • 1961年(昭和36年)10月 「サンロクトオ」改正により、新宿駅 - 甲府駅間を運行する準急列車として「かいじ」運行を開始。
  • 1962年(昭和37年)12月 「かいじ」に富士急河口湖駅発着の準急列車「かわぐち」を新宿駅 - 大月駅併結運転
  • 1965年(昭和40年)10月 「かいじ」名称を「アルプス」に変更。これにより一時「かいじ」廃止。
  • 1965年(昭和40年)12月 新宿駅 - 松本駅間を中央本線・篠ノ井線経由で運行する急行列車として「かいじ」運行再開。
    基本的には、上り・下りとも甲府駅周辺と東京とを結ぶ様にダイヤ設定されていた。
  • 1968年(昭和43年)10月 「ヨンサントオ」改正。「かいじ」は新宿駅 - 甲府駅間を中央本線経由で運行する急行列車の名称となる。
    • 定期列車は2往復、臨時列車として3往復を運行する(臨時列車のうち2往復は毎日運行)。また、毎日運行される列車は新宿駅 - 大月駅で急行「かわぐち」を併結していた。
  • 1970年(昭和45年)10月 近郊形電車である115系電車を使用して下り1本増便。
  • 1972年(昭和47年)10月2日 下り最終および上り始発の「あずさ」が甲府駅発着となる。現行「かいじ」の源流と言うべき列車といえる。
  • 1976年(昭和51年)11月 近郊形電車が使用された下り1本を快速列車に格下げ。
  • 1978年(昭和53年)10月 「ゴーサントオ」改正。季節列車3往復を快速に格下げし、定期列車2往復のみの運行となる。
  • 1982年(昭和57年)11月 「かいじ」「かわぐち」定期列車1往復のみの運行となる。
  • 1985年(昭和60年)3月 「かいじ」「かわぐち」を臨時列車化。
  • 1986年(昭和61年)11月 中央東線を運行する昼行急行列車を全廃。
    • 「かいじ」および「かわぐち」の列車名は廃止されたが、列車自体は臨時快速列車として運行される。新宿駅発着の「ホリデー快速河口湖」は「かわぐち」の名残である。

[編集] 特急「かいじ」

  • 1988年(昭和63年)3月 エル特急「あずさ」の甲府駅発着便を分離し、「かいじ」の名称を与える。
    • 指定席券発券時の誤記や誤乗車防止のため、列車の号数を「あずさ」は1号、「かいじ」は101号からとした。
  • 1996年(平成8年)4月 横浜駅発着の「はまかいじ」運行開始。
  • 2001年(平成13年) 竜王駅改良工事完成に伴い、上り始発列車と下り最終列車を竜王駅まで乗り入れ。特別企画乗車券「かいじきっぷ」廃止。
  • 2002年(平成14年)12月1日 JR東日本がエル特急の呼称を廃止、「かいじ」も対象に。
  • 2005年(平成17年)12月10日 下り最終列車を新宿始発から東京始発へ変更。
  • 2006年(平成18年)4月28日 - 事前に指定を受けた座席を利用した場合に限るが、「かいじ」・「はまかいじ」の指定席での車内改札を「スーパーあずさ」・「あずさ」と共に原則省略。
  • 2007年(平成19年)3月18日 - 全列車全席禁煙となる。

[編集] 列車名の由来

五十音順
  • 「かいじ」:「甲斐国」へ通じる路を走る列車であることから。漢字に直すと、東海道と甲斐を結ぶ古代官道である甲斐路・御坂路に因む。なお、「あずさ」との対比から一種の洒落から来たとされるが、新宿駅で「あずさ2号」とともに使われたクレーンは「かいじ1号」と名付けられていた。
  • 「かわぐち」:河口湖から。
  • 「はまかいじ」:従来から運行されていた「かいじ」に横浜発着の意味合いである「ハマ」を冠する。