総合車両製作所

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株式会社総合車両製作所
Japan Transport Engineering Company
Jtrec container plate.jpg
コンテナの銘板
種類 株式会社
略称 J-TREC
本社所在地 日本の旗 日本
236-0043
神奈川県横浜市金沢区大川3番1号
北緯35度20分9秒
東経139度37分5.3秒
座標: 北緯35度20分9秒 東経139度37分5.3秒
設立 2011年(平成23年)11月9日
(新東急車輛株式会社として)
業種 輸送用機器
事業内容 鉄道車両などの製造・販売
代表者 取締役社長 宮下直人
資本金 1億円
従業員数 951名(2012年4月2日)
主要株主 東日本旅客鉄道 100%
外部リンク http://www.j-trec.co.jp/
特記事項:2011年(平成23年)11月9日に新東急車輛として設立、2012年(平成24年)4月1日付で東急車輛製造より鉄道車両事業を譲受、翌4月2日付で現社名に改名。
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株式会社総合車両製作所(そうごうしゃりょうせいさくしょ、英称Japan Transport Engineering Company、英略称:J-TREC)は、鉄道車両製造企業2012年(平成24年)4月1日に東急車輛製造株式会社より鉄道車両事業を継承した、東日本旅客鉄道(JR東日本)が全株式を保有する、同社の完全子会社である。

神奈川県横浜市金沢区大川(本社・横浜事業所)と和歌山県紀の川市(和歌山事業所)に製造拠点を有し、横浜事業所においては主に鉄道車両を製造し、和歌山事業所においては軌道関連部品の製造を行う。

目次

概要 [編集]

需要の激減による市場縮小および一層の競争激化などに起因する、東急車輛製造の業績悪化に伴う事業譲渡に際して、同社の鉄道車両製造部門を始めとした鉄道関連事業を継承し、設立されたものである。事業継承に際しては、2011年(平成23年)11月9日付で新東急車輛株式会社を設立[1]、翌2012年(平成24年)4月1日付で同社へ東急車輛製造の各事業を譲渡し、翌4月2日付で新東急車輛の全株式をJR東日本へ売却し同社の完全子会社となるとともに、同日付で株式会社総合車両製作所と社名を改称した。

鉄道車両以外では、鉄道・海上用コンテナ分岐器・横取り装置をはじめとする軌道関連部品の製造も行っている。なお、現在日本国内において一般型鉄道用コンテナを製造しているのは総合車両製作所のみであり、その市場占有率(シェア)は100%である[2]

年表 [編集]

  • 2011年(平成23年)11月9日 - 東急車輛製造(株)の「鉄道車両事業継承会社」として新東急車輛(株)を設立。
  • 2012年(平成24年)4月1日 - 東急車輛製造(株)より鉄道車両事業部門および一般管理部門(東急車輛エンジニアリング(株)および京浜鋼板工業(株)の株式保有を含む)を継承。
  • 2012年(平成24年)4月2日 - 新東急車輛(株)の全株式が東日本旅客鉄道(JR東日本)に売却され、(株)総合車輛製作所に改称。
  • 2012年(平成24年)7月23日 - 日本機械学会より、構内にて保存中の東急5201号と東急7052号が、機械遺産51号「ステンレス鋼製車両群(東急5200系と7000系)」として認定される。
  • 2012年(平成24年)8月10日 - 総合車両製作所としてのJR東日本向け第1号車両(E657系)が完成、記念式典開催

製品 [編集]

鉄道車両 [編集]

車両の製作をJR東日本新津車両製作所に委託したものが一部含まれる。東急車輛製造当時に受注・製造したものについては東急車輛製造#鉄道車両を参照

概ね東日本地区の鉄道事業者を主要な顧客とするが、南海電気鉄道は総合車両製作所の西日本地区における数少ない顧客である。これは合併によって東急車輛製造大阪製作所(現在は和歌山に移転)となった旧帝國車輛工業当時から取引があったことに由来する。ただし、帝國車輛合併以前にも南海6000系電車などの製造をしており取引はしていた(当時オールステンレス車両の製造は東急車輛製造しか行っていなかったため)。

海外向けステンレス車両については、日本におけるステンレス車両のパイオニアメーカーとして「sustinaサスティナ)」というブランド名を制定、2012年9月下旬にドイツベルリンで開催の世界最大の鉄道関係見本市InnoTrans2012」に出展しPRに乗り出している[3]

ちなみにsustinaとは、JIS規格で規定されるところのSUS鋼と、英単語のsustainableをイメージした造語で、ステンレス車体の特徴である美しい外観・高い安全性・長期間持続する高い信頼性、さらにリサイクル性の高さから地球環境の維持にも優れていることを象徴したものである。

また細かなところでは、通勤車両ロングシートに見られる円弧状の手すりを、鉄道総合技術研究所と共同研究・開発している。1,000両を超える車両(2012年7月現在)に使われているこの手すりは、一般社団法人日本人間工学会から、2012年度の「人間工学グッドプラクティス賞 最優秀賞」を受賞している[4]

大手私鉄 [編集]

JR [編集]

中小私鉄・第三セクター・新交通システム [編集]

鉄道車両以外の製品 [編集]

  • 台車 - 鉄道車両用台車の生産は東急車輛製造の前身企業である東急横浜製作所当時から行っている。
  • 分岐器など、軌道に付帯する部品
  • 鉄道輸送用コンテナ
  • 輪重測定装置

工作機械分野では、大阪大学の監修の元、接合スピードの速い独自の摩擦攪拌接合(FSW)用ツールを開発、「Smart FSW」と名づけて、都内の代理店を通じて研究開発用に販売している[5]。特許・意匠出願中。

なお、東急車輛製造時代に開発製品(メカトロニクス製品・環境システム製品)を手がけていた時期があるが、現在同分野からは撤退済みである。ただしメカトロ製品についてはサービス業務のみ継続中[6]

横浜事業所回送線 [編集]

横浜事業所(左奥)から道路を渡り京急逗子線に繋がる回送線

横浜事業所が京浜急行電鉄(京急)の金沢八景駅に隣接して立地する都合上、京急逗子線の金沢八景 - 神武寺間の上り線は、JRなどへの新製車両の納入や、改造車両などの入出場のために横浜事業所からJR逗子駅までの搬出入(回送)線を併設しており、1,435mm(標準軌)と1,067mm(狭軌)の三線軌条区間となっている。

京急向けに新製された車両については通常横浜事業所から自力で出場回送されるほか、川崎重工業で新製された京急の車両については、回送線を経由して一旦同事業所に搬入され、整備の後同様に出場する。


グループ企業 [編集]

  • J-TRECデザインサービス株式会社(東急車輛エンジニアリング(株)より改称)
  • 京浜鋼板工業株式会社

脚注 [編集]

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  1. ^
    吸収分割公告(車両事業・一般管理部門) (PDF) - 東急車輛製造 2012年2月22日
    鉄道車両新会社の商号について (PDF) - JR東日本 2012年3月6日
    吸収分割および株式譲渡に伴う東日本旅客鉄道株式会社の完全子会社となる会社の概要について (PDF) - 東急車輛製造 2012年3月7日
  2. ^ 液体用タンクコンテナについては日本車輌製造でも製造。
  3. ^ 海外向けステンレス車両のブランド名を「sustina(サスティナ)」に (PDF)
    - 総合車両製作所 2012年9月12日
  4. ^ 鉄道車両用円弧状手すり 人間工学グッドプラクティス賞受賞 (PDF)
    - 総合車両製作所 2012年7月3日
  5. ^ 高速FSW用窒化珪素ツール&裏当て板 (PDF)
    - 総合車両製作所 インフォメーション
  6. ^ メカトロ製品群のサービス業務のご案内
    (総合車両製作所 製品案内)

参考文献 [編集]

  • 土岐實光 『電車を創る』 交友社 雑誌06460-12

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]