錦糸町駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
錦糸町駅
南口駅ビル「テルミナ」(2007年2月25日)
南口駅ビル「テルミナ」(2007年2月25日)
きんしちょう - Kinshichō
所在地 東京都墨田区江東橋三丁目
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細
東京地下鉄(東京メトロ・駅詳細
北口駅舎(2007年2月25日)

錦糸町駅(きんしちょうえき)は、東京都墨田区江東橋三丁目[1][2]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)のである。

乗り入れ路線[編集]

JR東日本の各線(後述)と、東京メトロの半蔵門線が乗り入れ、接続駅となっている。半蔵門線の駅には「Z 13」の駅番号が付与されている[2]

JR東日本の駅に乗り入れている路線は総武本線であり、当駅は東京駅方面の本線と御茶ノ水駅方面の支線との分岐駅となっている。当駅 - 千葉駅間は総武快速線中央・総武緩行線との複々線区間となっている。また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属している[3]

歴史[編集]

駅構造[編集]

JR東日本と東京メトロの駅は少し離れた別構内であり、両駅の出入口はやや離れている[6]。両駅は直結しておらず、一旦屋外を少し歩く必要がある。半蔵門線の駅は、南北方向に走る道路(四ツ目通り)の地下に立地する[7]。東西に伸びるJR総武線に対して、通路が南北方向に伸びている。

JR東日本[編集]

JR 錦糸町駅[* 1]
きんしちょう - Kinshichō
所在地 東京都墨田区江東橋三丁目14-5
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 キウ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
103,522人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1894年明治27年)12月9日
乗入路線 2 路線
所属路線 総武線(快速)[* 2]
キロ程 4.8km(東京起点)
[* 3]馬喰町 (2.5km)
(5.2km) 新小岩
所属路線 総武線(各駅停車)[* 2]
キロ程 0.0km(錦糸町[* 4]起点)
千葉から34.4km
亀戸 (1.5km)
(1.5km) 両国
備考 みどりの窓口
区 東京都区内
  1. ^ 1915年に本所駅から改称
  2. ^ a b 正式な路線名
    - 馬喰町方及び亀戸・新小岩方は総武本線
    - 両国方は総武本線支線
  3. ^ この間に東京支社千葉支社境界あり(当駅から新小岩方は千葉支社管内)
  4. ^ 総武本線支線の起点として

島式ホーム2面4線を有する高架駅である[8]

当駅で各駅停車御茶ノ水中央線方面と快速東京横須賀線方面が分岐するため、各駅停車と快速を相互に乗り換える旅客は多い。ただし、線路別複々線であるため、快速と各駅停車の乗り換えは別ホームになり、階段・エスカレーター(ホーム中央 - コンコース間)・エレベーター(同)を経由する[8]。当駅ホームの亀戸寄りには、ホーム間乗り換え専用通路が設置されている[8]2000年代に両ホームへのエレベーター・エスカレーター整備が行われ[8]バリアフリー化が行われた。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 総武線(各駅停車) 秋葉原新宿中野方面
2 総武線(各駅停車) 新小岩市川船橋千葉方面
3 総武線(特急・快速) 馬喰町東京横浜鎌倉方面
4 総武線(特急・快速) 船橋・津田沼・千葉方面

(出典:JR東日本:駅構内図

当駅の西方(両国寄り)に緩行線・快速線間の渡り線が存在し、新宿方面からの特急(「あずさ」の千葉発着系統、臨時列車として運行される「新宿さざなみ」や「新宿わかしお」など)やホームライナーなどはここで緩行線(御茶ノ水・中央線方面) - 快速線(千葉方面)と転線し、当駅の快速線ホームに停車する。当駅は「成田エクスプレス」と「ホームライナー千葉」以外の営業列車は臨時列車も含めて停車する。また東京発「ホームライナー千葉」は過去に運転停車していたことがある[9]

北側には快速線の留置線が隣接し、6本の列車が入線できる。東京駅の総武快速線・横須賀線ホームには折り返しのための引き上げ線がないため、同駅を始発・終着とする列車は当駅付近まで総武快速線を走行し、この留置線に一旦引き上げた後、再び総武快速線を走行して、東京駅へ向かう。

総武快速線は「通勤五方面作戦」の計画に当駅での優等列車待避が盛り込まれていたため、上下線とも通過線を設置できる構造になっている(詳細は総武快速線#歴史を参照)。ただし、当駅は当面の間全列車が停車するとされたため、市川駅と異なり当初から通過線は敷設されず、「成田エクスプレス」などの当駅を通過する列車が登場した後も敷設の計画はない。現在、上り線の予定地は広告スペースとなっており、下り線の予定地は0番留置線となっている。

JR駅北側にある留置線(2007年8月11日)


東京メトロ[編集]

東京メトロ 錦糸町駅
きんしちょう - Kinshicho
Z 12 住吉 (1.0km)
所在地 東京都墨田区江東橋三丁目14-6
駅番号 Z 13
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
所属路線 Z 半蔵門線
キロ程 15.4km(渋谷起点)
電報略号 キウ
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
92,658人/日
-2013年-
開業年月日 2003年平成15年)3月19日

島式ホーム1面2線を有する地下駅である[10]。押上側には非常用の両渡り線がある(ホームからはやや遠い位置にある)。改札口は1箇所[10]となっている。押上止まりの列車のうち、終着駅には2番線へ到着し、1本後の列車が東武線直通の場合は、階段移動を伴うために当駅で乗り換えを促すアナウンスが行なわれることもある。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 Z 半蔵門線 大手町渋谷中央林間方面
2 Z 半蔵門線 押上〈スカイツリー前〉久喜南栗橋方面

当駅が開業してから1910年(明治43年)3月26日まで、東武鉄道亀戸線、総武線を経由して当駅に乗り入れていた(東武亀戸線参照)。2003年(平成15年)3月19日に半蔵門線との直通運転を開始したことにより、東武鉄道は事実上93年ぶりに当駅への乗り入れを再開したことになった。

利用状況[編集]

  • JR東日本 - 2013年度の一日平均乗車人員103,522人である[11]
    同社の駅全体では第36位で、秋葉原駅以東の総武線の駅では船橋駅西船橋駅千葉駅津田沼駅に次いで第5位である。半蔵門線開業前は80,000人程度でほぼ横ばい傾向であったが、半蔵門線が開業し、のちに東京スカイツリーも開業したことから増加傾向に転じ、2006年度に90,000人、2012年度に100,000人を越えた。
  • 東京メトロ - 2013年度の一日平均乗降人員92,658人である[12]
    同社の駅全体では第41位。開業前の予想では32,000人程度と見込まれていたが、開業以来その数字を上回り、2008年度に80,000人を越えるまで急激な伸びを見せた。その後も緩やかに増加している。

近年の一日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。

年度 JR東日本 営団 / 東京メトロ 出典
乗車人員 乗降人員 乗車人員
1992年(平成04年) 78,912 未開業 [13]
1993年(平成05年) 80,740 [14]
1994年(平成06年) 80,989 [15]
1995年(平成07年) 80,377 [16]
1996年(平成08年) 78,904 [17]
1997年(平成09年) 81,021 [18]
1998年(平成10年) 83,603 [19]
1999年(平成11年) [20] 83,336 [21]
2000年(平成12年) [22] 85,652 [23]
2001年(平成13年) [24] 84,485 [25]
2002年(平成14年) [26] 87,059 20,308 [27]
2003年(平成15年) [28] 88,934 45,956 22,902 [29]
2004年(平成16年) [30] 89,283 54,420 27,277 [31]
2005年(平成17年) [32] 89,700 59,496 29,622 [33]
2006年(平成18年) [34] 95,118 68,285 34,386 [35]
2007年(平成19年) [36] 98,872 77,389 38,653 [37]
2008年(平成20年) [38] 99,890 81,347 40,249 [39]
2009年(平成21年) [40] 98,986 81,494 40,485 [41]
2010年(平成22年) [42] 99,032 83,324 41,411 [43]
2011年(平成23年) [44] 99,167 82,342 40,880 [45]
2012年(平成24年) [11] 101,250 89,233 44,101 [46]
2013年(平成25年) [47] 103,522 92,658

駅周辺[編集]

北口および南口ともに地下駐輪場が設置されており、定期利用および当日利用が可能となっている。

北口は錦糸、南口は江東橋の街が広がっている。

北口[編集]

北口は、元々国鉄用地が広がっており、商業施設はあまり多くなかった。1980年頃に再開発の機運が高まり再開発組合が設置されたが、2000年に役目を終えて解散している。その後、再開発の進捗に伴い1997年10月に「アルカタワーズ錦糸町」がオープンすることとなった。この時には、北口の核施設としてそごう錦糸町店があった。しかし、そごう自体の経営難に伴い閉店されることとなり、「アルカキット錦糸町」に変更されている。

南口[編集]

南口は東京の東側の歓楽街として栄えている。

  • テルミナ(駅ビル)
    • 明治期には、伊藤左千夫が牛舎を構え牛乳の製造・販売を行なうとともに、主宰誌『馬酔木』を創刊・発行した。このことを記念して、テルミナ前には歌碑が建てられている。
    • ヨドバシカメラ マルチメディア錦糸町
  • 丸井 錦糸町店・すみだ産業会館
    • 元々は都電の錦糸堀車庫であった。
  • 東京楽天地
    • 楽天地シネマズ錦糸町
    • LIVIN 錦糸町店
  • JRA ウインズ錦糸町 東館・西館
  • 東京トラフィック錦糸町ビル
    • 元々は錦糸町白木屋があった。撤退後は江東デパート→ニッピンと移り変わっていった。しかし、建物の老朽化に伴い建て替えられることとなり、1990年に現在の東京トラフィックビルが完成した。ビルの一部を東京都交通局が不動産事業として区分所有している。
  • 墨田江東橋郵便局

公共施設など[編集]

学校[編集]

道路[編集]

バス路線[編集]

最寄り停留所は、当駅北口ロータリー、南口ロータリー、および京葉道路と四ツ目通り上にある錦糸町駅前[48]となる。以下の路線が乗り入れており、東京都交通局(都営)、東京空港交通京成バス東武バスセントラル京浜急行バスにより運行されている。 2012年3月からは墨田区内循環バス「すみだ百景 すみまるくん・すみりんちゃん」の運行も始まった。

南口[編集]

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行事業者 所管 備考
1番 錦13 枝川豊洲駅 晴海埠頭
IHI前
豊洲駅
都営 深川
枝川・辰巳駅 深川車庫
錦18 西大島駅・日曹橋 新木場駅 江東 平日のみ運行
急行05 西大島駅・日曹橋・新木場駅 日本科学未来館
東京ビッグサイト東棟前
土曜・休日のみ運行
2番 都07 西大島駅・境川・東陽町駅木場駅 門前仲町
東陽町駅
両28 西大島駅・境川・旧葛西橋 第六葛西小学校 臨海 23:09発のみ
3番 東22 千田・東陽町駅・門前仲町・日本橋 東京駅丸の内北口
東陽町駅
江東
4番 東20 菊川駅東京都現代美術館・門前仲町 東京駅丸の内北口
門前仲町
臨海
錦22 東陽町駅・南砂町駅入口・西葛西駅 臨海車庫
錦28 西大島駅・北砂五丁目団地 東大島駅 江戸川
5番 錦25 京葉交差点・船堀駅・三角 葛西駅
船堀駅
 
FL01 東大島駅入口・船堀駅・三角 葛西駅 土曜・休日のみ運行
6番 錦27 京葉交差点・二枚橋 小岩駅
7番 両28 西大島駅・境川 葛西橋 臨海
西大島駅・境川・旧葛西橋・西葛西駅 臨海車庫 本数少
錦11 亀戸一丁目 亀戸駅
8番 錦27 緑一丁目 両国駅 江戸川 平日は丸井前、土休日はみずほ銀行前から発着
両28 緑一丁目 両国駅 臨海
10番 錦11 森下駅茅場町 築地駅
四ツ目通りJRガード下 スカイツリーシャトル 羽田空港線 羽田空港 東武
京急
足立
京浜島
東京スカイツリータウン方面は降車専用のため乗車不可
東京ディズニーリゾート線 東京ディズニーランド 東武
京成
足立
奥戸

北口[編集]

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行事業者 所管 備考
1番 都02 石原三丁目・上野広小路春日駅 大塚駅
大塚車庫
都営 大塚
2番 都08 押上・奥浅草・下谷警察署 日暮里駅
東武浅草駅
南千住
都08急行 押上・とうきょうスカイツリー駅・奥浅草(急行) 日暮里駅
S-1(東京→夢の下町) 押上・浅草雷門上野公園山下・須田町神田駅 上野松坂屋前
東京駅丸の内北口
東京駅ゆきは土休日のみ、本数少
3番 錦37 押上駅・中居堀・八広 新四ツ木橋 青戸
押上駅・中居堀・八広・葛飾警察署 青戸車庫
北斎通り前 墨田区循環バス(南ルート) 都営両国駅・押上駅 押上駅(循環) 墨田区(京成) 奥戸

東武ホテルレバント東京[編集]

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
総武線(快速)
通勤快速
馬喰町駅 - 錦糸町駅 - 船橋駅
快速
馬喰町駅 - 錦糸町駅 - 新小岩駅
総武線(各駅停車)
両国駅 - 錦糸町駅 - 亀戸駅
東京地下鉄
Z 半蔵門線
住吉駅 (Z 12) - 錦糸町駅 (Z 13) - 押上〈スカイツリー前〉駅 (Z 14)

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ JR東日本:各駅情報(錦糸町駅)より
  2. ^ a b 東京メトロ|電車・駅のご利用案内|錦糸町駅より
  3. ^ JR東日本:きっぷに関するご案内より
  4. ^ この時期発行された列車時刻表のうち、5月発行分には「錦糸堀駅」、6月以降発行分には「錦糸町駅」としたものがある。
  5. ^ a b c 会社概要|TERMINA、株式会社テルミナ会社概要より、2013年1月2日閲覧
  6. ^ らくらくおでかけネット 錦糸町駅の案内図より
  7. ^ 東京メトロ駅周辺案内地図、錦糸町駅より
  8. ^ a b c d JR東日本:駅構内図(錦糸町駅)より
  9. ^ 保安装置の切替の必要から(地上線・ATS⇔東京トンネル・ATC)。
  10. ^ a b 東京メトロ|電車・駅のご利用案内|錦糸町駅
  11. ^ a b JR東日本:各駅の乗車人員(2012年度)
  12. ^ 東京メトロ 各駅の乗降人員ランキング
  13. ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
  14. ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
  15. ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
  16. ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
  17. ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
  18. ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
  19. ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
  20. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(1999年度)
  21. ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
  22. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2000年度)
  23. ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
  24. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2001年度)
  25. ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
  26. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2002年度)
  27. ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
  28. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2003年度)
  29. ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
  30. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2004年度)
  31. ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
  32. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2005年度)
  33. ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
  34. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2006年度)
  35. ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
  36. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2007年度)
  37. ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
  38. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2008年度)
  39. ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
  40. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2009年度)
  41. ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
  42. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2010年度)
  43. ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
  44. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2011年度)
  45. ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
  46. ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
  47. ^ JR東日本 各駅の乗車人員(2013年度)
  48. ^ 錦糸町駅|東京都交通局、東京都交通局による錦糸町駅バス乗り場案内、2011年2月19日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]