東京空港交通

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東京空港交通株式会社
Airport Transport Service Co.,Ltd.
Airport Limousine bus 419-70455R2.jpg
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 リムジンバス、空港交通
本社所在地 日本の旗 日本
〒103-0015
東京都中央区日本橋箱崎町22-1
設立 1954年(昭和29年)12月16日
業種 陸運業
代表者 代表取締役社長 鈴木光男
資本金 14億4,000万円
売上高 196億円(2008年3月期)
従業員数 1021人
主要株主 日本空港ビルデング株式会社 22.64%
京成電鉄株式会社 22.54%
成田国際空港株式会社 11.36%
東京シティエアターミナル株式会社 11.28%
株式会社日本航空インターナショナル 9.59%
全日本空輸株式会社 9.59%
京浜急行電鉄株式会社 5.91%
(2008年1月1日現在)
外部リンク http://www.limousinebus.co.jp/
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東京空港交通株式会社(とうきょうくうこうこうつう)とは、成田国際空港(成田空港)、東京国際空港(羽田空港)発着の高速リムジンバスを運行するバス会社である。空港発着バスの他、成田空港及び羽田空港内で旅客ターミナルビルから離れて駐機する航空機と旅客ターミナル(搭乗口)とを結ぶランプバスによる航空旅客輸送も行っている。その他、貸切バス事業も営む。日本空港ビルデング京成電鉄等、羽田空港の旅客ターミナルビル運営会社・成田空港管理会社・鉄道会社等が出資している。

社是はバスの側面にも書かれている、Friendly(フレンドリー、親しみやすいの意味)。

目次

[編集] 沿革

現在の主力車
日産ディーゼル・スペースアロー
(ADG-RA273RBN改)

サンフランシスコ平和条約1年後の1952年、羽田飛行場が返還され、東京国際空港として民間飛行場となった。しかし、戦後の日本は疲弊から立ち直ったばかりであり、新ターミナルビルを建設する余裕はなかったが、さまざまな人が努力や折衝を重ねた結果、1953年7月16日に日本空港ビルデング株式会社が設立され、ターミナルビルの建設が進められた。

このような中、運輸省から日本空港ビルデングにリムジンサービスの開設の要請が行われた。しかし、当時は空港に発着する国際線も国内線も少なく、空港内に権益を持っていた京浜観光開発太洋興業、メトロ交通の3社は採算が取れないとしてこの事業には乗り気ではなかった。そこで、日本空港ビルデング自体が実験的に運行を行うこととなった。前述の3社と航空当局に協力を求め、1954年6月1日から営業を開始した。

このように、実験的に航空旅客の陸上輸送を行うこととなった日本空港ビルデングであったが、できる限り早く専門の会社を設立し運行を行わせるという考え方で進んでいった。その方針の下で1954年12月、東京都千代田区丸の内1丁目2番地に日本空港リムジン交通株式会社が設立された。この発足までには、リムジンバスという前例がないこともあり、さまざまなことで運輸省と折衝することとなった。 当初の株主構成は、以下のとおりである。

  1. 日本空港ビルデング
  2. 京浜急行電鉄
  3. 京浜観光開発
  4. 太洋興業
  5. 中鉄バス

初期に運行された路線は、東京国際空港 - ホテル帝都、東京国際空港 - 銀座日航ホテル、東京国際空港 - ホテル・ニューグランド、東京国際空港 - 松平ホテル、エールフランス航空スカンジナビア航空KLMオランダ航空クルー宿舎の計4路線であった。車両は、フォードカントリーセダンキャデラッククライスラークラウン インペリアルなどが用いられた。

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[編集] 事業所

[編集] 本社

[編集] 営業所

  • 箱崎営業所 - 東京都中央区日本橋箱崎町42-1
  • 羽田営業所 - 東京都大田区羽田空港3丁目3-2
  • 新宿営業所 - 東京都渋谷区代々木2丁目10-4
  • 成田営業所 - 千葉県成田市古込字古込1-1

[編集] 運行事業所

  • 箱崎運行事業所 - 東京都中央区日本橋箱崎町42-1
  • 羽田運行事業所 - 東京都大田区昭和島2丁目1-1
  • 平和島運行事業所 - 東京都大田区平和島6丁目1-1
  • 成田運行事業所 - 千葉県成田市吉岡933-5

[編集] 路線

  • 方面の後の(括弧内)は共同運行会社
  • 予約の要・不要、停留所の停車・通過等、詳細は#外部リンクにて確認されたい。羽田空港発の便で予約可能なサービス・路線については空港バスチケットサービスを参照されたい。

[編集] 羽田空港発着

沿革

[編集] 空港間連絡

  • 羽田空港 - 成田空港
    • 東京国際空港 - 成田国際空港

[編集] 成田空港発着

[編集] 東京都内

  • 吉祥寺方面(小田急バス・関東バス・京成バス)
    • 吉祥寺駅
  • 多摩・南大沢方面(京王バス南)
    • 京王多摩センター駅、聖蹟桜ヶ丘駅、南大沢駅
  • 調布方面(京王バス東)
    • 調布駅
  • 八王子方面(西東京バス)

[編集] 神奈川県内

[編集] 埼玉県内

[編集] 千葉県内

  • 東京ディズニーリゾート(舞浜)方面(千葉交通・東京ベイシティ交通)
  • 新浦安方面(千葉交通・東京ベイシティ交通)
    • ファウンテンテラスホテル、パームテラスホテル、ホテルエミオン東京ベイ、オリエンタルホテル東京ベイ

[編集] 深夜急行バス

[編集] 過去の路線

  • 羽田空港 - 日吉方面(京浜急行バス・東急バス)2009年11月30日廃止
  • 東京シティエアターミナル-東京駅(東京駅八重洲南口)2008年9月11日運行分をもって廃止
    • 東京シティエアターミナルから東京駅の間を連絡。この区間のみの利用も可能であった。
  • 東京湾岸線(ファンタジア号)東京駅 - 東京ディズニーランド(国鉄バス・JRバス関東)1995年廃止
    • 1983年国鉄バスと共同運行開始。1990年ダブルデッカーを投入し愛称をファンタジア号とした。1995年廃止。

[編集] 迂回運行

同社の運行上の特徴として、柔軟な迂回運行が挙げられる。管制室で一般道を含めた道路状況をリアルタイムに把握し、無線で各車両に指示することで、その時点で一番所要時間が短いと見込まれるルートを走行する。

迂回ルートはいくつものパターンが用意してあり、道路状況に応じて管制室でルートを選択して迂回させる。状況によっては、迂回を繰り返し、高速道路と一般道を二度三度と行き来する場合もある。以前は本線料金所の渋滞を避けて、料金所の前後区間のみ迂回することも多かったが、ETC普及による料金所渋滞の減少により、料金所迂回もやや減少している。自動放送にも、道路渋滞のため迂回運行する旨の放送が用意されており、運転士が操作して放送する。

無線連絡システムとして、財団法人移動無線センターの集中基地局を使用する(タクシー無線と同じ)390MHz帯の専用無線で音声連絡をメインとしてきたが、2001年にはGPSと携帯電話のパケット通信を併用した運行管理システムを導入している。各車両からの情報収集は、あらかじめ設定されたポイントを通過した際に車両現在位置を伝送(チェックポイント発呼)、高速道路走行中は2分おき・一般道走行中は5分おきに現在位置を伝送(時間発呼)、出発・到着の車内ボタンにより現在位置を伝送(スイッチ発呼)の3種類の方法により行われ、これによりほぼリアルタイムに運行状況を把握できる。

なお、音声無線システムも音声連絡用として携帯電話の代わりに維持している。

[編集] 車両

[編集] 空港路線車

バス輸送の開始当初はメルセデス・ベンツマイクロバスを用いていたが、その後は国産大型車が導入され、現在は日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)日野三菱ふそうの車両を使用している(いすゞ車の導入実績もあるが、ごく僅かとなっている)。車体の塗装は白地にオレンジのツートンカラーで、一部にラッピングバスも存在する。(ラッピングバスは成田所属が多い。)

日産ディーゼル車は、ユーロツアー1996年に大量に発注したことから、以後関係が深まり、従来主力であった日野および三菱ふそう車に代わって主力となった。

空港リムジンの目的に供用されるため、路線車はハイデッカー型の車両では320台あまりの在籍がある。成田空港発着路線用と、羽田空港発着路線の長距離用は、乗車時間の長さからトイレを車両後部に装備する。乗車定員は42~60人(60人はトイレなし)まで、トイレと補助席の有無で数種類存在する。行先表示は2001年3月以前の購入車は側面のみ、それ以降は側面のほか前面上部と後面の窓内に表示機を搭載している。かつては側面の行先表示に方向幕を用いていたが1990年代後半からはLED式を採用、2007年度購入車両からは車内案内表示装置‎液晶ディスプレイを採用している。大型の荷物を預けるため、床下の前輪・後輪間(ホイールベース)は荷物室としており、冷房装置は直結式を屋根上に搭載、他社のリムジンバスにも影響を与えた。なおスケルトンボディ+床下荷物室が普及する1980年代以前は車両後部を荷物室としていた。

[編集] 貸切車

貸切観光バスは、見た目は路線車に酷似しているが、行先表示装置がないことや社番などで区別は可能である。スーパーハイデッカー車も在籍する。通常の貸切輸送の他、繁忙期の応援や代車として空港路線を走ることもある。

日本航空系列の旅行会社・ジャルパックの委託を受けて、同社の主催する東京ディズニーリゾートツアー参加者専用シャトルバス「マジカルファンタジー号」を羽田空港~東京ディズニーリゾート間で運行している。専用車はラッピングフィルムで装飾されており、絵柄は1-2年ごとに更新されている。

[編集] ランプバス

羽田、成田両空港内での、ターミナルビルから離れた駐機スポットに発着する飛行機搭乗口との行き来が主とする乗客輸送とするバスで、法的には「特定輸送」となる。100台あまりのランプバスは一部空港外(公道)での運行が可能になっているほかは、空港内での輸送に専念しており、100名を収容できる車体幅の広い特殊な車両も用いられている。幅広車には、公道用のナンバープレートはないが、航空局発行の空港用ナンバープレートがついている。

ランプバスは一般のバスに比べ寿命が長い。特殊仕様のため高価、走行距離が少ない、他所への転用や他社への譲渡が困難、空港内専用車のためNOx規制などの各種排ガス規制を受けないなどの理由から、20年程度使われているものも存在する。

ほかに、車椅子利用者が使えるように、昇降式のキャビンを備えたトラックベースの車両も存在する。過去にはネオプラン製ランプバスも在籍した。

[編集] その他

  • 関係者専用連絡バス
    • 空港内で業務を行う航空会社などの関係者専用の連絡バス(特定輸送)もある。
    • 一般の白とオレンジ色のほかに航空会社のデザインに塗られたものもある。
  • 連節バス
    • 1985年科学万博会場へのアクセス輸送用に使われたボルボ・B10M連接バス(ボディは富士重工製)が19台移籍し、東京シティエアターミナル - 成田空港に使われた。
    • 全長が長い為、道路交通法の特例措置を受けて運行にこぎつけたものの、一般道を通行できない、有料道路でも京葉道路は通れず首都高速湾岸線→9号深川線ルートしか通れないなど、運行路線と途中経路を限定する形で運行されたことから、渋滞等により迂回路を使用するフレキシブルな運用ができないデメリットがあり、3台が成田空港のランプバスに転用された以外は、1993年頃までに廃車となった。
    • ランプバスとしての役割も終えた際は1999年旭川電気軌道に譲渡され、2004年まで使用された。
    • 旭川に渡ったバス以外のほとんどは解体されたが、埼玉の中古車店に留置されていた1台を、栃木県バス愛好家団体アキバエクスプレス」が解体寸前の2008年に購入[1]動態保存の為に整備された後、2010年4月に宇都宮駅周辺で試運転が行われている。バスは、ロゴや社名が消された以外は、ほぼそのままの塗装や内装が維持されている(後に、つくば万博時代のカラーに戻す予定である)。
  • FCHV-BUS(燃料電池バス)
    • 2010年に水素供給・利用技術研究組合(HySUT)の水素ハイウェイプロジェクトに協力するため、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)会場間シャトルバスとして製造されたFCHV-BUSのうち2台を導入。2010年12月より羽田空港 - 新宿駅・東京シティエアターミナルに就役している。(1台は2011年にトヨタに返却)
    • ベース車がノンステップバスのため座席定員は25人と少なく、荷物置き場が前輪の上に設置される。また前面や内装は日野・セレガ(2代目)に準じたデザインを採用している。
  • 「エアポートリムジン」の名称は、東京空港交通の登録商標である(商標登録番号第3061014号)。

[編集] 車番

車番表記の例

2桁~3桁の数字で構成され、百の位が所属先と用途を表し、十の位と一の位は連番となる。

  • 百の位なし:平和島運行事業所の貸切車
  • 1:成田運行事業所の貸切車
  • 2:成田運行事業所の路線車
  • 3・4:箱崎運行事業所の路線車
  • 3・4・5・6:羽田運行事業所の路線車
  • 4・5・6:平和島運行事業所の路線車
  • 7・8:ランプバス
  • 9:特殊車

限定車(路線車)と貸切車の前扉には車番の他に車両情報を表す5桁の数字と型式を表す1~3字の英数字が併記され、上3桁は購入年度(西暦の一の位)と月、下2桁が補助席込みの座席定員となる。なお、型式を表す記号については表記方法がその都度決められているため、下記に挙げたものは一例である。

[編集] 脚注

  1. ^ 1993年に、同販売店に東京空港空通を退役した同型車が3台入庫していた。ともに番号は750号車と、751号車、752号車の3台で、アキバエクスプレスが購入した750号車以外の2台はそれぞれ別の場所で倉庫代わりとして使用され現存している。

[編集] 外部リンク

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