東葉高速鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

東葉高速鉄道株式会社
Tōyō Rapid Railway Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 〒276-0049
千葉県八千代市緑が丘1-1120-3
電話番号 047-458-0011
設立 1981年(昭和56年)9月1日
業種 陸運業
事業内容 旅客鉄道事業 他
代表者 代表取締役社長 小澤慶和
資本金 372億2千万円(2008年9月5日現在)
売上高 15,698百万円(2008年3月期)[1][2]
純利益 -348百万円(2008年3月期)
純資産 -49,879百万円(2008年3月31日時点)
総資産 279,160百万円(2008年3月31日時点)
従業員数 284人(2007年4月1日現在)
決算期 3月31日
主要株主 千葉県 26.4%
船橋市 24.2%
八千代市 23.0%
6社合計(東京地下鉄京成電鉄東武鉄道新京成電鉄みずほコーポレート銀行三菱東京UFJ銀行) 21.3%
その他22者 5.0%(2007年4月1日時点)[2]
外部リンク www.toyokosoku.co.jp/
  

東葉高速鉄道株式会社(とうようこうそくてつどう)は、第三セクター方式で設立された第三セクター鉄道鉄道会社東葉高速線を運営している。

本社は千葉県八千代市緑が丘1-1120-3、高架線路の下にある。車庫は八千代緑が丘駅八千代中央駅側にある八千代緑が丘車両基地。

目次

[編集] 概要

当初は、帝都高速度交通営団(営団地下鉄、現・東京地下鉄(東京メトロ))東西線の延伸区間であり、計画当初は「営団勝田台線」と呼ばれ、京成電鉄の混雑解消路線として計画された(内容については東西線の当該個所を参照)。しかし、京成電鉄が成田国際空港(当時は新東京国際空港)の開港の遅れにより業績を悪化させたことに考慮して当時の運輸省が一時的に計画を凍結し、さらに営団側が「東京のテリトリーから大きく外れる」として申請を取り下げた。当時の地元の意見としては、営団経営による延長を主張していたが、結局、鉄道空白地帯救済のため地元自治体との第三セクター方式で建設されることとなった。なお、計画凍結中の運行案として京成電鉄の短絡路線とする計画もあったが、同社がこれを拒否したため、実現しなかった。

京成電鉄の営業エリアであることや地元自治体の思惑なども重なり、前述の通り第三セクターの新会社により建設が進められた。この原案は昭和40年頃に本八幡駅 - 船橋市行田団地 - 習志野駅 - 八千代市萱田間を予定経路として行われた地下鉄10号線(現・都営新宿線)の千葉県内延長調査が元となっている。

建設にあたり、当初より地権者の抵抗もあって用地買収は難航した。当時、千葉県の収用委員会が機能していなかったことが拍車をかけたと言われている。さらに手抜き工事によるトンネル陥没事故やバブル期の土地高騰の煽りを受けて建設費が当初予定を遙かに上回る結果となった。その上、JRの電車特定区間運賃の約2.5倍となるあまりに高額な運賃となっている(運賃も参照)。そのため、収益も予定通りには伸びず、2006年度末で517億円の債務超過にあり、厳しい運営を強いられている[3]。この東葉高速鉄道の経験が、後の様々な助成制度の整備やつくばエクスプレスの成功につながったと言われている。

2008年3月の決算によれば、売上高は、152億5千万円、営業損益は47億4千万円の黒字だが、5億円の経常損益の赤字があり、累積赤字846億8千万円になっている。

2007年度初頭まで、京成線との乗り換えで成田空港まで早く着くことを利用し「味な近道」というキャッチコピーでPRしていた。その成果とベッドタウン化による船橋市内途上地域や八千代市の開発が進んだこともあり、営業収入が過去最高になるなど、好景気へと進む傾向にある。中でも、八千代緑が丘駅駅前には大型ショッピングセンター映画館がオープンしたこともあってか、八千代・船橋両方面からの買い物の足としての利用価値が若干ながらある。

現在では、旅客以外の収入にも力を入れており、駅施設(ホームや改札口など)を利用して、ドラマをはじめとするテレビ番組や、CMロケーション撮影も度々行われている。ドラマ撮影は『Mの悲劇[4]クロサギ』『パパとムスメの7日間』『猟奇的な彼女』など、TBS系列が多いが、フジテレビ系列の『ありふれた奇跡[5]テレビ朝日系列の『相棒』でも使用されたことがある。CMではこれまでに、ヤクルトの健康飲料「プレティオ」、消費者金融アコム三井住友海上グループ、乳酸飲料カルピスなどの撮影に使われている。

路線に関する概要は東葉高速鉄道東葉高速線を参照。

[編集] 歴史

[編集] 路線

[編集] 車両

[編集] 自社車両

[編集] 乗り入れ車両

[編集] 過去の車両

  • 1000系(1996年4月27日 - 2006年12月4日)
  • 営団5000系(1996年4月27日 - 2007年3月17日)

[編集] 車内アナウンス

自動放送は自社車両全編成と東京地下鉄車のうち05系の第25 - 43編成(いわゆるN05系)で作動する。

[編集] 運賃

大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。2004年12月1日現在。

キロ程 運賃(円)
初乗り1 - 3km 200
4 - 5 280
6 - 7 350
8 - 9 420
10 - 11 490
12 - 14 550
15 - 17 610

[編集] 定期券

定期券の割引率は通勤30%・通学55%で、元が取れるのは通勤定期で月21往復、通学定期で月14往復である。6か月定期では割引率は通勤定期37%で、月19往復で元が取れる。

[編集] 企画乗車券

  • 東葉シネマチケット - 西船橋駅・八千代緑が丘駅を除く東葉高速線各駅から八千代緑が丘駅との往復乗車券とTOHOシネマズ八千代緑が丘の映画鑑賞引換券がセットになっている。2006年9月2日から2007年3月31日まで発売された後、2007年5月1日から通年発売となった。
  • 東葉東京メトロパス(2008年4月1日より発売開始) - 東葉高速線往復・東京メトロ線が一日乗り放題の乗車券。発売当日限り有効で、西船橋以外の東葉高速線内の各駅にて発売。また、発売額が駅によって異なる。

[編集] 第24回全国都市緑化ふなばしフェアにおける動き

2007年10月2日から11月4日まで、千葉県船橋市のふなばしアンデルセン公園で「第24回全国都市緑化ふなばしフェア おとぎの国の花フェスタinふなばし」が開催された。これに併せて、以下の取り組みを行った。

  • 西船橋駅以外の各駅で特別前売り券を発売した。
  • 2007年9月9日から10月31日まで、2000系2102Fの先頭車前面に船橋市市制70周年も兼ねた特製ヘッドマーク、2109Fの先頭車前面に八千代市市制40周年記念特製ヘッドマークを装着した。2001F・2002F・2007F・2008F・2010Fの5編成の側面にはイベント告知ステッカーを貼付した。
  • 2007年9月20日から11月4日まで、中野・西船橋・綾瀬を除く東京地下鉄の定期券売場で、「東京メトロ&東葉高速一日乗車券セット」を発売した。

[編集] その他

  • 自社の研修所を持たないため、動力車乗務員(運転士)の養成を他社へ委託している。開業当初は京成電鉄に委託していたが、その後委託先を変更し、東京急行電鉄小田急電鉄で運転士の養成を行った。
  • 駅構内の売店は、京成線と同じ京成ストア運営のMini shop、あるいは新京成線と同じスタシオン・セルビス運営のSKショップである。
  • 現在の本社は2代目であり、初代は千葉県船橋市のフロントンビルに入居していた。1997年頃に現在地に移転している。
  • 開業時には開業記念として、1000系が缶にデザインされたビールが販売されていた。

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 公社等外郭団体の経営状況等
  2. ^ a b 千葉県による公社等外郭団体に関する情報公開東葉高速鉄道(株)
  3. ^ 八千代市 寄せられた投書への回答東葉高速鉄道 よくある質問を参照
  4. ^ 「東速鉄道」の名で登場している。
  5. ^ この作品中では、実在の駅名や会社名がそのまま使用されている。

[編集] 外部リンク

他の言語