はやかけん
はやかけんは、福岡市交通局(福岡市地下鉄)が2009年(平成21年)3月7日から導入したサイバネ規格のICカード乗車券である。 2010年11月末現在の発行枚数は約27万枚である[1]。
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[編集] 概要
地下鉄での利用、将来的に他IC乗車券との相互利用を開始すると同時に導入する電子マネー機能など、は=速くて や=優しくて(環境や人に) か=快適な けん=券(カード) であることを、「速いから」という意味の博多弁「速かけん」にかけた名称であると発表している[2]。
「はやかけん」自体のキャラクターは特になく、カードには「はやかけん」の文字とともに、福岡市地下鉄のキャラクター「ちかまる」のイラストがデザインされている。
また、ANAは、ANAマイレージクラブ会員を対象に2009年12月16日に「ANAはやかけん」を発行し、マイルからはやかけんポイントへの交換が可能となっている[3]。
2010年3月13日から、同時期に導入した九州旅客鉄道(JR九州)の「SUGOCA」のほか、西日本鉄道(西鉄)の「nimoca」、および東日本旅客鉄道(JR東日本)の「Suica」との4社局による相互利用を開始している[4]。
カード発行時には、デポジットとして、500円が必要となる。
- カードを返却するときにデポジットは返却される。(記名式の場合は、公的証明書が必要)
- カードに残高が残っている場合は、最大210円の手数料が発生する。
カードの裏面の右下に記載の番号は「FC」で始まる15桁の英数字であるが、この「FC」は福岡市営地下鉄のアルファベット表記「Fukuoka Chikatetsu(Citysubway)」の頭文字を採ったものである。
[編集] 沿革
- 2009年(平成21年)3月7日 ‐ 使用開始[5]。
- 2009年12月16日 - ANAはやかけんの発行を開始。
- 2010年3月13日 ‐SUGOCA・nimoca・Suicaとの相互利用、JR九州・西鉄との連絡定期券の取扱い、電子マネーの取扱いを開始。
[編集] 導入エリア
福岡市交通局全線全駅が導入対象である。ただし、はやかけんを使用してJR九州・西鉄との連絡乗車券を購入することはできない(連絡定期券の搭載は可能)。
[編集] 種類
「はやかけん」には、無記名式(大人用カードのみ)・記名式の2種類あり、記名式には定期券機能も付加できるようになっている。また、記名式及び定期券には小児用・割引用[6]もある。
なお、割引用の場合、一部の利用に制限があるので注意が必要である[7]。
はやかけんは記念カードも定期券や記名式カードにすることができる。
[編集] 電子マネー
相互利用の開始にあわせ電子マネーとしての利用を開始した。
[編集] 導入施設
【 】内は導入日
- パーク24 - 姪浜駅周辺にある4箇所と西新駅・千代県庁口駅・馬出九大病院前駅・箱崎九大前駅・橋本駅・野芥駅・梅林駅・桜坂駅近隣の各1箇所におけるパーク&ライド優待サービス【2010年1月29日[8]、2011年2月26日追加導入[9]】
- 唐人町商店街 - 商店街の独自ポイント「すいとうポイント」が付与される【2010年3月25日[10]】
- 福岡市各区役所市民課・今宿出張所・入部出張所・情報プラザ(住民票・印鑑登録証明書などの交付手数料の支払い)【2010年5月25日】[11]
- 福岡市各区役所納税課・財政局法人納税課(税務関係証明の交付手数料の支払い)【2010年5月25日】[11]
- 福岡市各区体育館【2010年5月25日】[11]
- 福岡市各区市民プール【2010年5月25日】[11]
- 福岡市民体育館【2010年5月25日】[11]
- ももち体育館【2010年5月25日】[11]
- 福岡市九電記念体育館【2010年5月25日】[11]
- 今宿野外活動センター【2010年5月25日】[11]
- 福岡市美術館【2010年5月25日】[11]
- 福岡アジア美術館【2010年5月25日】[11]
- 福岡市博物館【2010年5月25日】[11]
- 博多町家ふるさと館【2010年5月25日】[11]
[編集] ポイント
はやかけんにはポイント機能がついており、利用金額によってポイントがたまる。たまったポイントは、1ポイント1円換算でSF(ストアードフェア)として使うことができる。
- 基本ポイント - 1ヶ月間の地下鉄乗車料金額×ポイント付与率(2%)
- ボーナスポイント - 1ヶ月間の地下鉄乗車料金額によって異なる。1,000円〜3,000円までが30ポイント、3,000円〜5,000円までが150ポイント、5,000円〜10,000円までが300ポイント、10,000円以上が500ポイント。
なお、ポイント付与の際100円以下の端数は切り捨てとなる。加算タイミングは翌月10日。ポイントの有効期限は、付与月から翌年の月末まで(例:2009年5月10日付与分→2010年5月31日まで有効)[12]。
また最高のポイント付与率はジャスト5,000円利用時の、400ポイントであり、8%分(割引率で言えば7.4%)となる。これは従来のえふカードに比べ、低率の割引である。
[編集] モバイルSuicaにおけるはやかけんとの相互利用
モバイルSuicaはJR東日本が2006年1月28日から開始した、おサイフケータイにSuica定期券やSuica乗車券、Suicaショッピングサービスの機能を追加できるものである。乗車券機能とSuicaショッピングサービスについては、はやかけんエリアでも問題なく使用可能である。
[編集] 新幹線IC乗継サービス
東海道・山陽新幹線のエクスプレス予約による、新幹線 - JR在来線の直接乗換口での「IC乗継サービス」は、SUGOCAエリアの博多・小倉の両駅、およびSuicaエリアの首都圏(東京、品川、新横浜、小田原、熱海)の各駅で利用可能である。ただしJR各社のIC乗車カードは、いずれも原則として会社間を跨ぐ利用はできないため、状況によっては利用できないこともある。
[編集] 今後の予定
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)が導入しているKitaca、関東の私鉄・バス各社が導入しているPASMO、東海旅客鉄道(JR東海)が導入しているTOICA、中京圏の私鉄・バス各社が導入しているmanaca、西日本旅客鉄道(JR西日本)が導入しているICOCA、関西の私鉄・バス各社が導入しているPiTaPaとの相互利用に向けた検討を行うことが発表された。2013年春の相互利用を目標にしている(電子マネーサービスはPiTaPaを除く)[13]。
- 札幌市営地下鉄で導入され、札幌市と周辺部の北海道中央バス・じょうてつバス・JR北海道バスにも導入されるSAPICAのエリアではやかけんを含むSuicaと相互利用している各カードを利用可能とすることが発表されている。2013年度内の実施を目標にしている[14]。
[編集] 脚注
- ^ 交通系ICカード基礎データ (PDF)
- ^ 地下鉄ICカードの名称・デザインが決定しました! - 福岡市交通局 2008年4月11日
- ^ “ANAと福岡市交通局との業務提携について (PDF)”. 福岡市交通局 (2009年6月10日). 2009年6月10日閲覧。
- ^ SUGOCA、nimoca、はやかけん、Suica 相互利用サービス開始日の決定について - 福岡市交通局 2009年12月22日
- ^ 地下鉄ICカード「はやかけん」 平成21年3月7日(土)デビュー!! - 福岡市交通局 2009年1月13日
- ^ 購入には身体障害者手帳等(療育手帳を含む)または福祉割引証(市内在住の、精神障害者保健福祉手帳の所持者と1級の介護者、 戦傷病者手帳の所持者と特別項症~第6項症の介護者、被爆者健康手帳の所持者、障がい児・者施設入所者と付添人の場合)が必要である。介護が必要な障害者の場合、本人用カードのほかに介護者用カードの発行も可能な場合がある。また、障害者本人向け以外の発行及び福祉割引証など一部利用者は有効期限が毎年8月31日となっている。
- ^ 割引用の場合はSUGOCAおよびnimocaエリアの場合、自動改札機またはバス車載機での直接のSF利用ができない。この場合はあらかじめ券売機で乗車券を購入するか、バス乗務員に各種手帳を提示した上で割引設定のあるカードであることを申告して料金精算の対応をすることになる(例:筑肥線の場合は姪浜駅で利用を分けたりあらじかじめ帰りのJR乗車券を購入したり降車駅で乗り越し精算をするなどの対応が必要となる)。また、Suicaエリア(店舗等での電子マネー利用を除く)では券売機でのきっぷ購入を含めSFの利用はできない。
- ^ 「はやかけん」を活用したパーク&ライド優待サービス開始 - 福岡市交通局営業課、2010年1月26日
- ^ 「はやかけん」を活用したパーク&ライド優待サービスの拡大 (PDF) - 福岡市交通局・福岡市環境局・パーク24、2011年2月22日
- ^ すいとうポイント - 唐人町商店街
- ^ a b c d e f g h i j k l 福岡市の主な施設で電子マネーが利用できます! - 福岡市交通局営業課、2010年06月27日
- ^ 地下鉄ICカード「はやかけん」ポイントサービスの内容決定 - 福岡市交通局 2009年2月10日
- ^ “交通系ICカードの相互利用サービスの検討を開始しました” (プレスリリース), 福岡市交通局 経営企画担当, (2010年12月20日) 2010年12月20日閲覧。
- ^ “SAPICAエリアにおけるKitacaおよびSuicaの利用サービスの開始について” (PDF) (プレスリリース), 札幌市交通局・JR北海道・JR東日本連名, (2011年1月25日)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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