楽天Edy

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楽天Edy(らくてんエディ)とは、楽天Edy株式会社が提供するプリペイド(前払い)方式の電子マネーである。決済音は特徴的な「シャリーン」という音である。

概要[編集]

名称はユーロ (Euro) ・アメリカドル (Dollar) ・ (Yen) に次ぐ第四の基軸通貨になってほしいとの願いから、各々の頭文字を取る形で付けられた。

ソニーが開発した非接触ICチップFeliCaを搭載したカードや、携帯電話おサイフケータイ)等で利用できる。Edyカード、おサイフケータイには1枚(台)ごとに16桁の固有番号が付与されている。

2013年8月現在の普及状況は、発行数が累計で約7550万枚、利用可能店舗数が36万店である。 2012年6月1日に名称が「楽天Edy」に変更された[1]

Edyの種類[編集]

カード型[編集]

プロパーカード
現在「プロパーカード」と呼べるカードは、発行母体である「楽天Edy株式会社」自身が楽天Edyオフィシャルショップで販売している「楽天ポイントクラブEdyカード」(300円、楽天スーパーポイント機能付き)である。
かつてのビットワレット時代には、表面に「Edy」の旧ロゴとブルーを基調としたデザインが施されたシンプルなカード(裏面は白無地)があった。また、過去に日本国内に存在したコンビニのam/pmにて2010年2月28日まで販売されていた旧ロゴのカードが存在した[2]。これらの旧カードは、現在は販売を終了している。なお、この旧am/pmのカードは、バリューイシュアの一社である「株式会社ソニーファイナンスインターナショナル」が発行元となっていた。
楽天Edy加盟企業が発行しているカード
楽天Edy加盟企業の一社であるPRONTOのカード等が存在する。PRONTOの場合は、クレジットカード型への切り替えの場合にのみカード返却の際に発行費用500円が返還される。しかし、それ以外の発行体では一般にデポジットのようなカード返却による返金の扱いはない。
ANAマイレージクラブEdyカード
会員証一体型
会員証ポイントカードにEdy機能を付加したもの。
代表的なものとしては、サークルKサンクスの「KARUWAZA CLUB Edyカード」や、全日空の「ANAマイレージクラブ Edyカード」など。
約半数のJリーグに所属しているサッカークラブ[3]の年間チケットは、ワンタッチパスの一環として、カードに年間チケットの機能を持たせるとともに、全ての試合会場でこのカードを読取装置にかざすと来場履歴が残るようになっている。なお、東日本旅客鉄道との関係が深いジェフユナイテッド市原・千葉 (Suica) や、広島電鉄との関係があるサンフレッチェ広島 (PASPY) などのように、母体との関係上他の電子マネーを採用しているところもある。
社員証一体型
社員証にEdy機能を付加したもの。
ソニー全日本空輸三菱東京UFJ銀行大和証券グループバンダイナムコゲームスなどで導入。
学生証一体型
学生証にEdy機能を付加したもの。
高知工科大学広島工業大学目白大学愛知大学神奈川工科大学金沢学院大学京都学園大学大阪経済法科大学北海道工業大学九州工業大学中部大学などで導入。
また、大学院大学では北陸先端科学技術大学院大学が2007年9月26日より切り替え、導入を始めた。大阪工業大学摂南大学常翔学園中学校・高等学校では2008年度より学生証がこの形式に切り替わり、授業の出席確認や学内にある端末を利用して様々なサービスを受けることができる。
クレジットカード一体型
最も多くの発行体によって発行されているタイプであり、クレジットカードにEdy機能を付加したもの。代表的なものとしては、全日空の「ANAカード」などがある。プロパーカードで発行費用や入会金が必要とされるような場合であっても、クレジットカード一体型の方はEdy発行手数料無料で加入できるようになっている発行体が多い。
キャッシュカード一体型
みずほ銀行法人口座や大垣共立銀行楽天銀行(旧・イーバンク銀行)、スルガ銀行ANA支店などで発行されている。
2006年10月からは、ゆうちょICキャッシュカード(当時の郵便貯金ICキャッシュカード)にEdy機能が搭載されるようになったが、2010年2月26日の申込書受付分をもって発行・再発行を終了した[4]。また、三菱東京UFJ銀行でも「スーパーICカード」の名称で、キャッシュカード・クレジットカード・Edy機能の3つが一枚に収まったカードを発行していたが、2010年6月20日をもって発行・再発行を終了した。
キャッシングカード一体型
プロミスで発行されている。
チケット一体型
ICカード型チケットにEdy機能を付加したもの。2007年から横浜F・マリノスの年間チケットICカードで導入されていた。2009年の「ワンタッチパス」導入に伴い他クラブでも年間チケットICカードが導入されており、Edy搭載としているクラブも増えた。

モバイル型[編集]

NTTドコモauソフトバンクモバイルウィルコム各社のおサイフケータイでは、『電子マネー「Edy」アプリ』をダウンロードしてから初期設定すればEdyを利用できる。 おサイフケータイの機種によっては、あらかじめ『電子マネー「Edy」アプリ』がプリインストールされているものもある。その場合は初期設定を行うだけでEdyを使うことができる。

変わり種[編集]

各種キャンペーンの一環で、フィギュア型のEdyが発行されたことがあり、フィギュアの台座部分にFeliCaが埋め込まれている。使い勝手はカード型のものとおよそ同じである。

ディズニー
2004年2月25日より、NTT東日本パソコン無線LANキットをセットにした「DisneyBB プレミアムパック」を300台限定で25万円で販売。購入者は、同封の葉書を返信すれば、「Edy機能搭載 DisneyBB ICフィギュア」がプレゼントされた。
キャラクターミッキーミニードナルドダックコグフリッピーの5種。
ポケットモンスター
2005年8月15日より、ANAカード会員向けにピカチュウのEdyフィギュアが先着2万個限定で販売された(1,050円+送料630円=1,680円) 。
2006年4月15日より、ANAのオンラインショップ「astyle」にて、映画『ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ』のキャンペーンの一環として、同映画の前売り券とピカチュウ、プラスルマイナンのEdyフィギュア3体を先着6,000セット限定(6,400円)で販売された(フィギュア3体のみは4,100円)。
いずれもANAの発行であるが、マイレージクラブの機能は付帯せず、マイルは積算されない。
増田ジゴロウ
2005年1月、K-touch カードのキャンペーンで、テレビ神奈川の番組『saku saku』に登場するキャラクター「増田ジゴロウ」の「増田ジゴロウおさいふフィギュア」が抽選で1,000名に配布された。
リストバンド
2009年4月にフィットネスクラブ「ティップネス」会員向けに"TIP GEAR"の名称で登場。ロッカーのFelica電子キーにEdy機能を付加したもの。
2010年9月には玩具メーカー・ハシートップインが" イーマネーバンド "の名称でリストバンド型Edyを一般向けに発売した。デザインはシリコン製のチープな腕時計に類似している。
Edyストラップ
Edyオフィシャルショップにて販売中。2011年6月21日販売分から、専用サイトで登録することで、楽天スーパーポイントが貯まるようになった。

チャージ方法[編集]

楽天Edyは前払い型のいわゆる「電子サイフ」であり、カードに通貨価値(バリュー、Edyバリュー)をチャージする必要がある。

入金限度額[編集]

1つ(おサイフケータイを含む)のEdyにチャージできる最大金額は50,000円である。オンラインチャージは1回の操作で1,000円から25,000円までの1,000円単位である。なお、チャージされている通貨価値を払い戻したり、換金することは規約で制限されている。

店頭チャージ[編集]

現金を直接チャージする場合は、対応店舗に設置されている据え置き型の入金機やPOSレジで行う。入金額は1,000円以上が多いが入金単位は店舗によって異なる。

入金機でのチャージ[編集]

レジでのチャージ[編集]

店員に申し出て、現金を渡しEdyをレジの読み取り台に載せて行う。利用者自身がレジの画面に表示されるボタンを押す操作などを行う場合がある。レシートも発行される。

オンラインチャージ[編集]

PaSoRi(FeliCaリーダ/ライタ)を接続したパソコンからはPaSoRiドライバと「Edy viewer」というソフトをインストールし、同ソフトであらかじめビットワレットへ情報を登録(サービス登録)するとインターネットバンキングによる振替クレジットカードを利用したオンラインチャージが可能となる。Felicaポート(リーダ/ライタ)が内蔵・プリインストールされたノートPC(VAIOソニー〉やFMV-BIBLO〈富士通〉、LaVieNEC〉、Qosmio東芝〉などの一部モデル)もあり、この場合はPaSoRiは不要。

おサイフケータイの場合は、さらに「Edyアプリ」や、口座振替の場合は各行のモバイルバンキングアプリでのオンラインチャージも可能である。

また、Edy to Edy機能でおサイフケータイから相手先Edy番号を指定して送金できる。最低53円の手数料が必要。また、Edyギフトによる方法もある。

銀行・証券口座でのチャージ[編集]

カブドットコム証券を除き、おサイフケータイ搭載のEdyのみ対応(携帯電話アプリによる)。ただし、カブドットコム証券の場合、提携クレジットカードである「kabu.comカード(UFJカードブランド)」と一体になったEdyないしは、三菱東京UFJ銀行カブドットコム支店口座のスーパーICカード・ICキャッシュカードに付加されたEdyにのみチャージ可能。両カード共に現在新規発行は行っておらず、また、既存の利用者も有効期限切れによる差し替えのカードにはEdyは付加されない。

一回のチャージ上限はいずれも、「25,000円」または「チャージ後の残高が50,000円を超えない最大額」のうち低い方の金額。金融機関によっては手数料がかかる場合があるが、一定額以上のチャージ等の条件で無料とすることができる。

対応金融機関 チャージ条件(円) おサイフケータイアプリ対応
下限 単位 手数料 docomo au SoftBank
三菱東京UFJ銀行 5,000 1 無料
じぶん銀行 3,000 1 無料 ○※ ○※
北洋銀行 1,000 1,000 105
七十七銀行 1,000 1,000 105
西日本シティ銀行 1,000 1,000 無料
福岡銀行 1,000 1,000 無料
信用金庫
(一部の信用金庫を除く)
1,000 1,000 52
カブドットコム証券 1,000 1 無料
(参考)クレジットカード 1,000 1,000 無料

※ - Androidスマートフォンのおサイフケータイのみ対応。

クレジットカードでのチャージ[編集]

カード型の場合は公式サイトより(PaSoRi等が必要)、おサイフケータイの場合はEdyアプリよりEdyのサービス登録を行い、クレジットカード情報を登録することでクレジットカードからEdyにチャージすることが可能である。

楽天Edy社と契約しているクレジットカード会社発行のカード[5]でチャージできる。ただし、それらのカード会社発行のカードでも、三井住友カード三菱UFJニコス発行の銀聯ブランドカード等、チャージに使えないものが一部ある。なお、ビットワレットと直接契約していない発行会社のカードであっても、既契約のカード会社と加盟店開放またはプロセシング契約を結んでいる場合にはチャージできるケースがある。ユーシーカードの加盟店開放契約で発行されるVISA/Masterブランドのビューカード等が該当する。

一部のカード発行会社は、収益性(加盟店手数料収入)の低さや、Edyが貨幣・紙幣同等という性質からクレジットカードでのチャージ分ではクレジットカードの利用ポイント加算を取り止めていたり、一般ショッピングよりも低い割合でポイントが加算される場合がある。同一発行会社内でも、標準ポイントのプロパーカードは加算無し、独自ポイントの提携カードは加算有りなど必ずしも一律ではない。

セキュリティ
2005年から、サービス登録時にクレジットカード裏面のセキュリティコード(CCV・CVC・CVV等いくつかの呼び方がある)の入力が必要になった。Edyに、クレジットカードの紐付けを行う最大枚数は一人当たり5枚/台までとするように、との案内が公式サイトに明記されているほか[6]、セキュリティの関係上、一枚のクレジットカードに対して3枚の登録を連続して行うと、クレジットバリューチャージがロックされるようになっている。
クレジットチャージ効果
2002年からeLIOカード向けとして開始されたクレジットカードによるオンラインチャージは、2003年からソニーファイナンスインターナショナル以外のクレジットカード会社にも取り扱いが広がり、これによってクレジットカードが利用ができない店舗でも、Edyの利用が可能な場合には、間接的にクレジット購入ができるようになった。

デビットカードでのチャージ[編集]

楽天銀行株式会社の「楽天銀行VISAデビットカード」が公式に対応している[7]。また、同じくキュービタスがプロセシングを担当する、りそな銀行の「りそなVisaデビットカード<JMB>」でもチャージ可能。

オートチャージ[編集]

かつてソニーファイナンスインターナショナルと株式会社エーエム・ピーエム・ジャパン (am/pm) との提携で発行された「am/pm Earth Edy Card」が、唯一Edyのオートチャージに対応していた。しかし2008年12月、両社の提携終了が発表され、「am/pm Earth Edy Card」の全てのサービスは2009年3月31日に終了している。これ以降、オートチャージに対応するEdyカードは存在していない。

一方の携帯用アプリでは、2011年4月18日よりスマートフォンAndroid用Edyアプリで、オートチャージ機能の提供が開始された。これはスマートフォンの通信機能を活用したもので、毎時1回Edyの残高をチェックし、事前に設定した金額を下回るとこれまた事前に設定したクレジットカードより一定の金額がEdyにチャージされる仕組みとなっている。

利用方法[編集]

店頭(特にコンビニエンスストアでは対応しているチェーンが多い)や自動販売機での支払いや、インターネット上での決済に利用できる。

店頭など[編集]

  • 店頭で支払う際は、店員にEdyで支払う旨を伝えると、POSレジまたは決済端末に金額が表示されるので、これを確認の上、端末にEdyを触れさせれば決済完了となる。その際「シャリーン」という決済音が鳴る機器が多い。端末機器よってはほかの電子マネーによる誤決済防止のため、利用する電子マネーのボタンを利用者自身が選択しないと決済が進まないものがある。
  • 残高不足の場合は、差額を現金で支払うほか、複数のEdy(合計5つまで)を用いて残金を充当することも可能である。ただし、加盟店によってはEdyと現金の併用や複数枚のEdyでの支払いを認めていない場合もあるため、利用前に確認が必要である(一部店舗は残高不足の場合は、差額をクレジットカードと併用して支払うことが可能)。
  • 自動販売機の場合も、同様にリーダ・ライタ部に金額が表示され、Edyを触れさせれば決済完了となるが、残高不足の場合、現金や複数個のEdy併用ができない機器もある。

インターネット上での利用[編集]

パソコン[編集]

  • ネット上のEdy決済システムはASPによる提供が主流であり、ASPを提供している企業[8]は数社ある。
  • ネット上では複数個のEdyによる残金充当や、クレジットカードなど、他の決済手段との併用は出来ないので、チャージ限度額の5万円以上の決済は不可能である。
    • Felicaポート非搭載のPCの場合、あらかじめPaSoRi本体と専用ソフト「Edy Viewer」のインストールが必要。
    • PaSoRiにEdyを置き、Edy決済を指定すると、Edy Viewerが起動して決済金額の画面が表示され、その確認を以て決済完了となる。ちなみにこのネット決済の方法はeLIOのそれを転用したものである。
    • Edy決済システムから支払いするためには、Internet ExplorerまたはWebサイト表示にInternet Explorerコンポーネントを使用したブラウザで支払い用のサイトにアクセスする必要がある。FirefoxOperaWindowsSafari等のIEコンポーネントブラウザではないものからは使えない。
    • 2009年10月に「Edy Viewer 3」が公開された。Internet Explorerアドオンに依存するWebアプリケーションのためInternet Explorer 6以降が必須。なお、ネイティブアプリケーションである旧バージョン「Edy Viewer 2.1」も引き続き利用可能。

Mobile Edy(おサイフケータイ)[編集]

  • サイト上で決済に「Mobile Edy」を指定し、携帯電話のメールアドレスを入力すると、決済内容を記したメールが送付されてくる。これを確認・了承しメールからEdyアプリを起動すると、更に「決済完了メール」が送付されてきて、完了となる。
  • なお、2007年5月までに発売されたソフトバンクモバイル(前身のボーダフォンを含む)の端末では本サービスは利用不可となっていた。この件に関して、当時のビットワレット側からは対応不可の理由など詳細は一切発表されなかった。
  • これは「ボーダフォン時代のおサイフケータイではメールやウェブからのEdyアプリの起動ができなかったため」[9]。とされるが、メールやウェブからのアプリ起動が可能になった端末(Vodafone 904SH以降)が出現して以降も、同社は積極的な対応をとらなかった[要出典]

Edyでポイント[編集]

2008年7月8日より、おサイフケータイでのEdy利用200円ごとに提携先のさまざまなポイントをためることができる「Edyでポイント」サービスが開始された。あらかじめ、Edyアプリでためたい提携先を設定しておくことにより、3日後のEdy利用分よりポイントをためることができる。ただし現在では初回設定時に限り、設定完了直後からポイントを貯めることが出来る。

1台のおサイフケータイで、複数の提携先ポイントをためることはできない。なお、KARUWAZA CLUB ポイントなど、「Edyでポイント」と提携していない一部のポイントは貯めること(ポイントの二重取り)ができる。

利用している携帯電話会社により一部提携先に制限がある。またポイントの付与は利用から提携会社によって異なるが約2-4週間後に行われる。

「Edyでポイント」サービス開始以前から、モバイルAMCアプリをEdyに紐付け設定している場合には、従来通りANAマイルがたまる。

(※2) カード型Edyでもポイントが貯まるサービス。ただし博多大丸のみ、2011年9月時点でカード型専用。
(※3) これに限り、月間利用額を基準とし、1000円ごとに1ポイントたまる。
(※4) スマートフォンでは設定不可。

EdyスマイルクーポンとEdyハッピー優待[編集]

2007年6月から、すべてのEdyで利用できるEdyスマイルクーポンとEdyハッピー優待のサービスが開始されていたが、すでにサービスは終了している。

Edyスマイルクーポン
対象店舗で特定の期間内にクーポンのように利用できる。サイトであらかじめEdy番号を登録することにより、対象店舗で後日Edyギフトによる還元などの特典を受けられた。2009年03月25日に終了。
Edyハッピー優待
あらかじめパソコンやおサイフケータイでサービス登録をすると、すべての対象店舗で特典を受けられた。スマイルクーポンとは違って、一度サービス登録をするとすべてのハッピー優待対象店舗でEdyギフトの還元などの特典を受けられた。登録時には、カード型の場合PaSoRiかFelicaポート搭載のパソコンが必要だった。2008年10月15日に終了。

Edyギフト[編集]

EdyスマイルクーポンやEdyハッピー優待、キャンペーン、ポイントサイトなどの特典として受け取れるものに、Edyギフトがある。Edyギフトが届いている場合、PaSoRiやおサイフケータイで操作することにより、受け取りと同時に直接チャージすることができる。なお、日本全国のファミリーマートに設置されているファミポートサークルKサンクス設置のカルワザステーションDAMステーションの設置されているカラオケ店、空港内などに設置されているANAの端末(ANA web KIOSKかANA SKY KIOSK)でもEdyギフトが受け取れる。 最近では、Edy対応店舗用チャージ専用機の新型機種にはEdyギフトが受け取れる機能がついている[要出典]。 一部の高速道路(主として中日本高速道路)のサービスエリアでも、インフォメーションセンターにEdyギフト受け取り用端末の設置例がある。あらかじめ送付元にEdy番号を申告しておく必要があるが、Edy番号が間違っている場合や、受け取り期限(最長60日)を過ぎてしまうと受け取りができない。

バリューイシュア[編集]

Edyは、資金決済に関する法律に定める第三者型前払式支払手段であるため、同法に定める第三者型発行者が発行する。これをバリューイシュアと呼ぶ。バリューイシュアは以下の通り。

コンビニエンスストアでの対応状況[編集]

チェーン名 導入時期 代行収納(お振込み)対応 備考
セブン-イレブン 2009年10月7日全店対応
2009年11月29日チャージ対応
導入以来非対応 2009年6月導入発表[10][11]
ローソン 2007年9月4日支払いのみ全店導入
2007年11月29日チャージ対応
導入以来非対応 「2007年8月23日から順次全店で」と発表
ファミリーマート 沖縄鹿児島・宮崎の一部店舗で先行導入
2007年7月10日全店対応
2008年3月限りで終了 西武鉄道の駅構内店舗「TOMONY」では使用不可 
サークルKサンクス 2005年4月開始 2008年6月限りで終了 サークルK、サンクスともに対応
他チェーンでは購入できない金券類(ネットプリカなど)も購入可能
ミニストップ 2005年8月より一部のSuica対応店舗にて開始
2008年9月全店対応
導入以来非対応
デイリーヤマザキ 2010年4月7日以降順次導入
2011年2月16日チャージ対応(秋田・青森エリアを除く)
導入以来非対応  
セイコーマート 当初は全日空ホテル店(札幌市)でのみの取り扱い
2011年6月1日全店対応
導入以来非対応  
ポプラグループ 2005年11月開始 2008年4月限りで終了 ポプラ・生活彩家・スリーエイト・くらしハウスの全てで対応
スリーエフ 四国で先行導入
2010年2月15日全店対応
 
セーブオン 2012年11月以降、群馬・埼玉の計243店舗にて順次導入 導入以来非対応
  • 関東地方でEdyが導入されていないコンビニ

以前は、コンビニエンスストアでの各種料金の代行収納(お振込み)の支払いにも使えたが、2008年中に全チェーン店で中止された[13][14]

提携関係など[編集]

オプションでEdy対応の公衆電話(この阪九フェリー内では非対応)

前項の通り、複数のクレジットカードにも、Edyが搭載されている。この場合、Edyバリューのオンラインチャージは、そのEdyと一体のクレジットカードからのみ可能(いわゆる「自己チャージ」)である。

FeliCaの特性を生かし、Edyカード一体型の社員証や学生証を発行することで、身分証明書として付加価値を高める試みも行われている。この社員証・学生証では、カードをドア脇のカードリーダーにかざすことで個人認証を行い解施錠したり、食堂や売店、自動販売機での支払いにEdyを用いたりすることができる。

東日本旅客鉄道(JR東日本)が提供するICカードSuicaに代表される日本国内の主な交通系ICカードはFeliCaを採用しており、PaSoRiや業務用のリーダ・ライタは共通の物が利用できるなど一定の互換性がある。リーダライタについては、現時点[いつ?]ではQUICPay対応のCATとSuica/ICOCAのカード処理機に用いられている。オムロン製。

しかし、現時点では両サービスは接続されておらず、相互利用はできない。各交通系電子マネーは、全国チェーンのコンビニエンスストアや量販店等でも、出店している地域ごとの交通系電子マネーに対応させるなどして利用店舗を増やしている。

2006年9月、JR東日本とNTTドコモが共同開発している「Suica と iD の共同決済インフラ」に対し、ビットワレットでもEdyを QUICPay と共に利用できるようにすると発表。例としては2008年2月22日より、ラゾーナ川崎プラザにてEdy・Suica・iDの共用端末の運用を開始した[15][16]。2011年4月にはエディオングループで楽天Edy以外のiDとQUICpayの3種類の電子マネーを使えるようになり、すかいらーくではクレジットカードの決済と同時にiDと交通系電子マネー(JR系等)が使えるようになっている。三井住友カードが中心となって楽天EdyとiD等の複数電子マネーが1つの端末で決済できる動きは加速している。

2007年頃からは、Suicaを運営するJR東日本の車内にも、Edyの広告が掲示されるようになっている。

沿革[編集]

1999年 - 2001年[編集]

1999年から2000年秋ごろまで、ソニーソニーファイナンスインターナショナルは、さくら銀行(現三井住友銀行)・三井不動産などと合同で、東京都品川区内のゲートシティ大崎のビル内に入居する企業(主にソニーグループ・三井不動産など)の従業員を対象に、同ビル内の売店や社員食堂自動販売機で扱える、FeliCa を用いた電子マネーオペレーションのモニターテストを実施した。

第1フェーズは1999年7月26日から12月24日迄で、電子マネー機能の実証を実施。2000年2月10日からの第2フェーズ開始時に名称を「Edy!」に決定。ゲートシティ大崎内の取扱店を拡大した上で、一般の来訪(利用)者も対象にして「Edy!カード」の発行と「さくらキャッシュカード一体型Edy!カード」の発行も開始した。

また、Edy!に社員証・カードキー機能を搭載する実験や、さくらキャッシュカード(Edy!一体型のみ)・クレジットカード(さくらカードJCB)でのEdy!への入金(チャージ)に対応した現金自動預け払い機型の入金機の設置も行われた。

2000年12月に名称を現在の「Edy」に改め、2001年初めに運営会社「ビットワレット」(現・「楽天Edy株式会社」)を設立、ソニースタイルなどによるインターネットショッピング上の決済実証試験なども行われた。

2001年11月am/pmやゲートシティ大崎の一部店舗・ソニースタイルなどが加盟店となり、実用サービスを開始した。これは東日本旅客鉄道(JR東日本)のSuicaの正式サービス開始の11月18日と同時期となった。ただし、この時点ではSuicaはまだIC乗車券としての使用のみで、電子マネーとしての使用は2004年まで待つこととなる。

2002年[編集]

2002年4月に、ソニーファイナンスがeLIO・Edy搭載のクレジットカード「My Sony Card」(現「Sony Card」)の一般向け発行を開始した。なお、ソニー社員向けには2001年11月から開始していた。2002年7月にam/pmの関東圏店舗で一斉に取扱が始まると、発行枚数や取扱高が大きく増えた。

同年9月にパシフィコ横浜で催された「Sony Dream World 2002」では、My Sony IDを用いたインターネットでの事前入場申込者に特別デザインのEdyカードを無料頒布し、Edy決済対応の売店や、自動販売機・現金を用いたEdyチャージャー(入金機)が多数設置された。

2003年[編集]

2003年には全日本空輸と提携し、「ANAマイレージクラブEdyカード」およびクレジットカード一体型の「ANAカード(→提携カード)」を発行開始。これらのカードでEdyを使用すると、原則として200円あたり1マイルが付与され、また逆にマイレージからEdyバリューへの交換も可能となった。ただし、一部の加盟店やコンビニでの収納代行、金券購入はマイル付与対象外。

2004年[編集]

2004年には、JR東日本がSuicaの開始に合わせてペンギンキャラクターを導入したのと同じように、ソニー・クリエイティブプロダクツによるEdyオリジナルキャラクター、「おさいふ犬[17]」が登場している。

Edyは、更に提携企業・加盟店を増やし、各種のキャンペーンを催すなどして、日々利用者数・発行枚数が増大している[18]

2004年7月10日にはNTTドコモ携帯電話がおサイフケータイ機能の一つとしてEdyを導入。

2005年[編集]

2005年には、Edyオフィシャルフリーマガジン「EdyNAVI」が発刊される。2005年9月9日には、au携帯電話のおサイフケータイでもEdyが利用可能に。また、2005年11月11日には、ボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)携帯電話のおサイフケータイでもEdyが利用可能になった。

2006年[編集]

2006年10月には、マイカル桑名駐車場(桑名市)と中部国際空港(常滑市)を結ぶ三重交通株式会社の高速バスでEdyが利用できるようになった[19][20][21]。なお、この路線は一旦廃止され、後に復活したが、以降はEdy使用不可である。

また、高速道路会社各社も、Edyおよびポストペイ決済導入には積極的で、サービスエリア等の売店や自動販売機へのカードリーダー搭載も行っている。

2007年[編集]

  • 1月には、PLAYSTATION 3のオンラインショップPLAYSTATION Storeへのチャージに使用可能になった。なお、Edyカードリーダーが必要。
  • 3月には、Edyオフィシャルフリーマガジン「EdyNAVI九州版」が発刊。
  • 5月には、ネット通販大手のAmazon.co.jpでの決済に利用できるようになった。
  • 6月には、ハッピー優待とEdyスマイルクーポンの2つのサービスを開始した。
  • 7月10日にはファミリーマート全店で、8月23日から8月31日にかけてローソン全店で、取り扱いを開始した。

2008年[編集]

  • 3月21日 - ユニーアピタの中京エリア各店、関東エリア(ユニー大口店)、北陸エリア(アピタ金沢店)で利用可能になった。4月10日までには全店へ拡大。
  • 3月31日 - am/pm・ファミリーマートでの「代行収納(お振込み)」対応が終了。
  • 4月30日 - ポプラでの「代行収納(お振込み)」対応が終了。
  • 6月30日 - サークルK・サンクスでの「代行収納(お振込み)」対応が終了。
  • 7月8日 - おサイフケータイ対応機種で利用可能な「Edyでポイント」がスタート。
  • 9月 - Edyオフィシャルフリーマガジン「EdyNAVI@TOKYO(東京版)」が発刊。
  • 9月1日 - ミニストップでの利用が可能になる。
  • 12月5日 - マクドナルドでの利用が可能になる。

2009年[編集]

  • 2月19日 - ウィルコムICサービスに対応したPHS端末のおサイフケータイで、Edyサービス開始。
  • 3月 - Jリーグに所属している全クラブで、ファンクラブ会員証と年間チケットを1枚のカードにまとめるシステムであるワンタッチパスを導入。ほとんどのクラブではEdyを採用している。
  • 6月16日 - ヤマト運輸の全国直営店での利用が可能になる。ただし、一部商品はEdyでの支払い不可で、かつ店頭でのチャージは出来ず、Edyと現金の併用も出来ない。
  • 9月14日 - アメリカン・エキスプレスカードでのクレジットバリューチャージが可能になる[22]
  • 10月7日 - 午前7時よりセブン-イレブンでの利用が可能になる[23]

2010年[編集]

  • 6月17日 - ヤマト運輸で、Edyと現金の併用と、セールスドライバーの集荷での使用が、それぞれ可能となった。なお、Edyと現金併用する場合の条件がある。

2011年[編集]

  • 1月31日 - Androidスマートフォンの対応端末でEdyサービス開始。
  • 2月18日 - ソフトバンクBBiPhone 4 向けのEdyシールを発売[24]
  • 8月4日 - auの携帯電話ならびにスマートフォンにインストールしたアプリのみ限定でauかんたん決済によるチャージに対応[25]。携帯電話料金と合算での支払いが可能になる。

2012年[編集]

  • 6月1日 - サービスの名称を「楽天Edy」に変更。また、運営会社の名称も、同時に「ビットワレット」から「楽天Edy株式会社」に改名された。これに伴い店頭表示用のポップ・シールなども従来の青系統三色でデザインされたロゴから、上部に「楽天」下部にEdyとデザインロゴを取り入れた新しいものに一新された。ファミリーマートは楽天Edy変更後にPOSレジと端末のタッチ部分のロゴを変更した。ただし、セブンイレブンローソン等のコンビニは従来の青系統三色のロゴの使用を継続している[26][27]

2013年[編集]

  • 7月1日 - ANA国内線の機内販売で楽天Edyの利用が可能になる。システムはキヤノンマーケティングジャパンと共同で開発した。[28] なお、全日空によれば、飛行機の中での電子マネー決済は世界でも前例がないとのこと[29]

2014年[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 「楽天Edy」誕生記念プレキャンペーン
  2. ^ エーエム・ピーエムでお買物ならEdyで♪シャリ~ン! am/pm
  3. ^ Edy+会員カード・ポイントカード (Edyを採用しているJリーグクラブ会員証の一覧あり)
  4. ^ 電子マネー搭載キャッシュカード - ゆうちょ銀行公式サイト
  5. ^ 登録できるクレジットカード - Edy公式サイト
  6. ^ 登録できるクレジットカード - Edy公式サイト
  7. ^ 「イーバンクマネーカード」がEdyチャージに対応 - イーバンク銀行 2008年5月19日
  8. ^ ASPを提供している企業 - Edy公式サイト
  9. ^ ボーダフォンのおサイフケータイ、「Mobile Edy」は利用できず”. ケータイWatch (2005年11月24日). 2010年4月18日閲覧。
  10. ^ 日本経済新聞 2009年6月9日朝刊 25面記事
  11. ^ 「10月より、セブン‐イレブン全店で電子マネー“Edy”をご利用いただけるようになります」 (PDF) - 株式会社セブン-イレブン・ジャパン、ビットワレット株式会社 2009年6月9日
  12. ^ 2010年12月16日(木)より「電子マネーWAON」取扱開始しました! - ココストアイースト公式サイト
  13. ^ コンビニエンスストアでの払込用紙/お振込み用紙(代行収納)を用いた「Edy」でのお取扱い中止について”. ビットワレット (2008年3月4日). 2008年4月29日閲覧。
  14. ^ お知らせ - コンビニでの代行収納の「Edy」支払いの中止について - ビットワレット
  15. ^ 国内初、「Suica」 "Edy" 「iDTM」 の共用リーダ/ライタを運用開始 (PDF)”. 東日本旅客鉄道 (2008年2月14日). 2008年4月29日閲覧。
  16. ^ 国内初、「Suica」 "Edy" 「iDTM」 の共用リーダ/ライタを運用開始”. ビットワレット (2008年2月14日). 2008年4月29日閲覧。
  17. ^ おさいふ犬 - ソニー・クリエイティブプロダクツ
  18. ^ ANAマイレージクラブ × 電子マネー“Edy” サービス連携5周年 マイル2倍サービス「Edy マイルプラス」を本格展開 電子マネー「Edy(エディ)」 プレスリリース 2008年5月30日
  19. ^ 日本で初めてバスに電子マネー“Edy”を導入! - ビットワレット 2006年10月4日
  20. ^ 三重交通と八風バス、日本で初めてバスに電子マネー“Edy”を導入! (PDF, 三重交通 2006年10月4日)
  21. ^ バスの料金をEdyで支払い――セントレアへの空港線で - ITmediaニュース 2006年10月05日 15時15分
  22. ^ 『アメリカン・エキスプレス・カードでもEdyチャージができます!!』 - ビットワレット 2009年9月14日
  23. ^ “セブン-イレブン、7日からエディ導入”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2009年10月5日). http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091005-OYT1T00843.htm 2009年10月5日閲覧。 
  24. ^ 「電子マネーシール for iPhone 4」を発売 - ソフトバンクモバイル プレスリリース
  25. ^ auかんたん決済でチャージ - Edy公式サイト
  26. ^ [1]
  27. ^ [2]
  28. ^ [http://www.ana.co.jp/pr/13_0103/13-ana-canon-edy0328.html - 全日空プレスリリース 2013年3月28日
  29. ^ 日経産業新聞2013年6月14日付

関連項目[編集]

外部リンク[編集]