山形駅

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山形駅
山形駅東口より(2013年4月)
山形駅東口より(2013年4月)
やまがた - Yamagata
所在地 山形県山形市香澄町一丁目1-1
所属事業者 JR logo (east).svg東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 カタ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 3面7線
乗車人員
-統計年度-
10,860人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1901年明治34年)4月11日
乗入路線 4 路線
所属路線 山形新幹線
キロ程 87.1km(福島起点)
東京から359.9km
(13.3km) 天童
所属路線 奥羽本線山形線
仙山線*・左沢線**直通含む)
キロ程 87.1km(福島起点)
蔵王 (5.3km)
(1.9km) 北山形
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口
* 仙山線は戸籍上羽前千歳駅が終点。
** 左沢線は戸籍上北山形駅が起点。
両線とも当駅までの奥羽本線乗り入れ区間は、奥羽本線(標準軌)とは別の線路(狭軌)を使用する。
山形駅駅構造の俯瞰
4番線山形線ホーム
7番線仙山線ホーム
俯瞰図
中央回廊
東部エントランス夜景

山形駅(やまがたえき)は、山形県山形市香澄町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。

乗り入れ路線[編集]

当駅に乗り入れている路線は、線路名称上は奥羽本線のみである。当駅は奥羽本線上を走るミニ新幹線である山形新幹線の停車駅であり、一方、奥羽本線の在来線としての愛称として「山形線」が設定されている。また羽前千歳駅を終点とする仙山線北山形駅を起点とする左沢線の列車も当駅まで乗り入れている。この両路線は軌間1,435mmの標準軌の線路を使用する山形新幹線および山形線とは異なり、一般的なJR在来線の同様に軌間1,067mmの狭軌であるため、両路線の列車は当駅 - 北山形駅 - 羽前千歳駅間では標準軌と並行して設けられた狭軌の単線を走行する。

駅構造[編集]

地上駅で、大規模な橋上駅舎を有する。山形新幹線、奥羽本線(山形線)、仙山線、左沢線の各ホームが地上にある。

新幹線ホームは1面2線。1番線は山形発着専用(新庄方面は行き止まり。頭端式ではない)である。新庄方面への直通は2番線のみを利用している。そのために2番線は上下線兼用であり、注意が必要である(山形始発でも2番線発車の列車がある)。ホームの長さはどちらも、山形新幹線7両分。

在来線ホームは2面5線。6番線は、5番線新庄方面の一部を切り欠いたホームである。うち3・4番線は標準軌の奥羽本線(山形線)、5 - 7番線は狭軌の仙山線・左沢線が使用する。3・4・7番線ホームの長さは、在来線10両分ある。(しかし他駅設備の関係上、現在の最高編成は6両)

各ホームとも発車メロディーを使用している。このうち、1 - 4番線は花笠音頭のメロディーである。また、当駅は東北地方では珍しく、途中切り可能となっている。駅名連呼の自動放送は現在行われていない(駅員による放送はある)

新幹線ホームの新庄寄りに新幹線乗換改札口がある。なお2002年頃にこの新幹線乗換改札口は在来線改札の南に設置され、そこから在来線改札にわたって在来線利用客と新幹線利用客を分ける仕切りが存在したが、2004年までに撤去され現在の状態に戻った。

直営駅駅長助役配置)で、管理駅として奥羽本線 蔵王駅 - 漆山駅間、仙山線 面白山高原駅 - 楯山駅間の各駅を管理している。

駅舎内部には、みどりの窓口(営業時間:5:30 - 22:00)、びゅうプラザ(営業時間:平日は10:00 - 18:00、土休日は10:00 - 17:00)、自動券売機指定席券売機(みどりの窓口横)、Suica対応自動改札機えきねっと受取機(みどりの窓口自動ドア外側)、自動体外式除細動器(AED)駅レンタカー(駅西口)が設置されている。お客様相談室は、仙台支社管内の他駅同様、2012年1月31日をもって廃止された。

売店としては改札外にNEWDAYS、待合室内に土産店と駅弁売店、新幹線ホームにNEWDAYSとNRE売店(土産屋とそば屋併設)がある。また新幹線乗換口前で森弁当部が駅弁の販売をしている。

各ホームにエレベーターエスカレータ(常時上りとして使用)が設置されている。

駅舎と一体化した全天候型の東西自由通路「アピカ」が駅の東西を繋ぐ。東側はホテルメトロポリタン山形エスパル山形がある駅ビルと一体化し、東口のペデストリアンデッキまで段差なく続く。西側はペデストリアンデッキを経て霞城セントラル2階に接続する。

2002年12月19日に駅東口のペデストリアンデッキが完成した。それまでは、駅前通りに行くためには必ず横断歩道を渡らなければならなかったが、信号待ちをすることなく行き来できるようになったため、仙台駅ほどの利便性はないが歩行者にとっては以前より便利になった。このペデストリアンデッキは土地の構造上、駅前通りに向かってやや上り坂である。

のりば[編集]

標準軌
1 山形新幹線 (上り) 福島宇都宮大宮東京方面 当駅始発
2  
(下り) さくらんぼ東根村山新庄方面  
3 山形線 (下り) 天童・さくらんぼ東根・村山・新庄方面  
4 (上り) 米沢・福島方面  
狭軌
5 緊急時・臨時ホーム   現在定期列車でこのホームを発着する列車はない
6 左沢線   寒河江左沢方面  
7 仙山線   山寺作並愛子仙台方面  

駅弁[編集]

森弁当部紅花軒(吉田精肉店)が販売する主な駅弁は下記の通り[1]

  • みちのく弁当の旅
  • 大名弁当
  • 山形特選牛めし
  • やまがた味めぐり
  • 花笠こけし
  • おらだのごっつぉ(庄内豚弁当)
  • 紅花の里
  • いも煮弁当
  • やまもり弁当

利用状況[編集]

2012年度の乗車人員は1日平均10,860人。

乗車人員推移[2]
年度 一日平均乗車人員
1935 1,842
1994 13,350
1995 13,400
1996 13,340
1997 13,040
1998 12,650
1999 11,750
2000 11,800
2001 11,543
2002 11,306
2003 10,963
2004 11,000
2005 11,096
2006 10,963
2007 11,014
2008 10,994
2009 10,889
2010 10,562
2011 10,518
2012 10,860

駅周辺[編集]

山形県の県庁所在地・山形市の代表駅であるが、中心街からは離れている。山形駅は旧山形城三の丸内に建てられた。中心市街地が七日町-旅篭町の山形市役所一帯と、当駅から東に離れた場所にあるため周辺はやや寂しいが、商業地が形成されている。北側線路沿いにある山形城跡の霞城公園、および周辺の山形美術館が比較的近い。高校・大学は駅周辺に多数存在する。

駅前大通りは、道路拡幅工事が進められ、十字屋ヤマザワ山交ビル店などが並ぶ。隆盛時には七日町に匹敵する商業地だったが、駅前のビブレが撤退するなどやや陰りが見えている。2005年11月20日に山交ビルの中核を担っていたダイエー山形店が閉店したが、2006年3月19日にヤマザワ(スーパーマーケット)・ドラッグヤマザワが山交ビル店としてダイエー建物跡を利用し開店した。

鉄道輸送と連携して、駅西には昭和初期から鐵興社(後に合併して東ソー)の山形工場があったが、駅西の再開発計画とともに郊外に移転した。再開発によって、霞城セントラル(官民複合型ビル)や山形テルサ(複合施設)等ができ、市街地を駅西に拡大した。しかし財政状況の悪化により、建設予定だった多目的ホール「新県民文化施設(仮称)」の建設計画が凍結されるなど、景気低迷の影響が現れている。近年では、主に西口でホテルマンションの建設が盛んである。

  • ホテルメトロポリタン山形内
    • 平田牧場ホテルメトロポリタン山形店(2F)

駐車場・駐輪場[編集]

  • 駐車場は東口・西口双方に多くある。全て有料である。
  • 駐輪場は有料のものは東口駐車場の1階、西口にある霞城セントラルの地下の2ヶ所にある。東口の駐輪場は駅に隣接している。無料のものは東口から徒歩約4分の場所にあり、屋根は無い。無料の駐輪場は少々歩かなければならない場所にあるため、駅ビル・駅前通り・霞城セントラル周辺には学生を中心とした違法駐輪が絶えない。

バスのりば[編集]

バスのりばは山形駅前ターミナル(山形駅東口の北側)と山交ビルバスターミナルに置かれている。山交ビルバスターミナルは山形駅東口から東へ徒歩5分程の所にあり、ほとんどの便が山形駅前を経由する(高速仙台行は一部便のみ経由)。表蔵王口経由の高松葉山温泉行は山交ビル角バス停(徒歩7分)からの乗車となる。また西口の霞城セントラル前にもバス乗り場があり、主に山形市西部方面行きバスが乗り入れている。

2014年4月1日より、山形市が運行する「ベニちゃんバス〈西くるりん〉(コミュニティバス西部循環線)」が西口から運行している[3]

山形駅前バスのりば
山形駅西口バスのりば
  • (沼木経由)柏倉・荻の窪、(飯塚経由)畑谷・下原・替所、(西原経由)山辺駅前、(若宮経由)みはらしの丘
  • 山形市役所前、(新築西通り経由)千歳公園待合所
  • ベニちゃんバス〈西くるりん〉(コミュニティバス西部循環線)[上町先回りコース]、[城西先回りコース]

歴史[編集]

その他[編集]

「平成13年に100周年を迎える県都の玄関口の駅」として、2002年(平成14年)、東北の駅百選に選定された。

Suicaエリア外だが、仙山線で仙台方面からSuicaで入場して乗り越して来る旅客が多いため、駅構内の階段、改札口、自動券売機に「Suicaエリア外」の旨の注意ポスターなどが貼ってあった(乗り越してきた場合は有人改札口で現金精算。精算証明書をもらい、後でSuicaエリア内の駅で出場処理が必要となる)(2014年3月31日まで)[5]。2014年4月1日より山形駅でもSuicaの利用が可能となったが、Suicaの発売、払い戻し、Suica定期券の発売はこれまで通り行わない[4]

国鉄(旧駅舎)時代にテレビドラマ「西部警察 PART-III」のロケで、同じ山形新幹線区間のかみのやま温泉駅共々使われた事がある。

スタジオジブリ作品の一つである、『おもひでぽろぽろ』で1982年当時の山形駅の情景が描かれているが、一部民営化後の情景が混在している。

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
山形新幹線
かみのやま温泉駅 - 山形駅 - 天童駅
山形線(奥羽本線)
蔵王駅 - 山形駅 - 北山形駅
仙山線
快速(A快速B快速C快速)・普通
北山形駅 - 山形駅
左沢線
山形駅 - 北山形駅

脚注[編集]

  1. ^ JR時刻表2010年9月号(交通新聞社刊)639ページ
  2. ^ 1935年の数値は、鉄道省・編『改版日本案内記・東北篇』、博文館、1937年、243頁による。1994年から1999年は山形市交通マスタープラン 山形市の交通と課題による。2000年からはJR東日本各駅の乗車人員より
  3. ^ ベニちゃんバス〈西くるりん〉(コミュニティバス西部循環線)
  4. ^ a b Suica の一部サービスをご利用いただける駅が増えます - 2013年11月29日東日本旅客鉄道株式会社
  5. ^ 仙山線のSuicaエリアは愛子駅以東である。これは、愛子駅を境に乗車率が大きく下がること、温泉地である作並駅、観光地である山寺駅などを除けば、山形・宮城県境を中心に乗降数が20以下の駅(奥新川駅など)がある事などから。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]