熱海駅

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熱海駅
駅舎(2010年7月23日)
駅舎(2010年7月23日)
あたみ - Atami
所在地 静岡県熱海市田原本町11-1
所属事業者 JR logo (east).svg東日本旅客鉄道(JR東日本)
JR logo (central).svg東海旅客鉄道(JR東海)
電報略号 アタ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線(新幹線)
3面5線(在来線)
乗車人員
-統計年度-
(JR東日本)-2013年-
9,499人/日(降車客含まず)
(JR東海)-2012年-
4,260人/日(降車客含まず)
開業年月日 1925年大正14年3月25日
乗入路線 3 路線
所属路線 東海道新幹線
キロ程 104.6km(東京起点)
小田原 (20.7km)
(16.1km) 三島
所属路線 東海道本線
キロ程 104.6km(東京起点)
*湯河原 (5.5km)
(9.9km) 函南*
所属路線 伊東線
キロ程 0.0km(熱海起点)
(1.2km) 来宮
備考 JR東海:駅長配置駅管理駅
みどりの窓口
新幹線駅はJR東海、在来線駅はJR東日本管理
* 湯河原方 - JR東日本
* 函南方 - JR東海

熱海駅(あたみえき)は、静岡県熱海市田原本町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)のである。

概要[編集]

当駅は、静岡県東部に位置する温泉街熱海市の代表駅である。

JR東海に所属する東海道新幹線と、JR東日本およびJR東海に所属する東海道本線、JR東日本に所属する伊東線の合計3線が乗り入れる。在来線における当駅の所属線は東海道本線である[1]

東京方面から見た場合、静岡県に入って最初の駅である(新幹線・在来線とも)。JR東日本とJR東海の共同使用駅であり、新幹線構内はJR東海新幹線鉄道事業本部が管理し、在来線構内はJR東日本横浜支社が管理・駅業務を実施する。

駅の開業は1925年大正14年)3月である。開業当初は国府津駅を起点とする熱海線の終着駅であったが、1934年昭和9年)12月に当駅西側の熱海 - 沼津間が開業し、東海道本線の中間駅となった。伊東線は翌年の1935年昭和10年)3月から乗り入れている。東海道新幹線の熱海駅は、同線が開業した1964年昭和39年)10月から存在する12駅のうちの一つである。

1987年3月まで、これらの路線はすべて日本国有鉄道(国鉄)の路線であったが、同年4月の国鉄分割民営化によって、在来線は当駅がJR東日本とJR東海の会社境界駅となり、東海道本線の当駅以東(東京方面)と伊東線はJR東日本、東海道本線の当駅以西(静岡方面)はJR東海の管轄となった。鉄道資産の境界は駅構内ではなく丹那トンネル東側坑口付近にある来宮駅上り場内信号機(来宮駅北西)である。

在来線ではJR東日本の熱海運輸区が構内に存在するなど運行上の拠点でもあるため、当駅を経由するすべての旅客列車が客扱い停車していたが、2009年平成21年3月14日のダイヤ改正で臨時列車とされた「ムーンライトながら」は運転停車扱いとなった。特急列車や一部普通列車(朝夕の沼津駅発着列車など)を除く大半の列車が当駅で系統が分離されている。

JR東海の管轄となっている新幹線は、各駅停車の「こだま」と、東京 - 岡山間の「ひかり」が1日3往復停車している。

東海道本線は当駅を境に管轄会社が異なっているが、当駅では両方向とも「東海道線」(上り・下りの表記もあり)と案内されている。本稿でも必要に応じて、その案内方式に準じた表記も用いる。

IC乗車券「Suica」対応自動改札機も設置されているが、当駅で乗車・下車する場合は東海道本線の湯河原方か伊東線からのみ利用可能である。また、当駅から東海道本線の函南方に関しては、2008年平成20年)3月1日よりSuicaとの相互利用が可能なIC乗車券「TOICA」が導入されたが、その利用エリアは当駅までではなく西隣の函南駅以西となっており、当駅と函南駅間(を含む経路の場合)は両方向ともIC乗車券のサービスエリア外となる。

歴史[編集]

東海道本線は当初、小田原 - 熱海 - 三島の山岳地帯にトンネルを開削する技術がなかったこともあり、後の御殿場線ルートで建設された。そのルートから外れた小田原・熱海では、国府津駅より小田原電気鉄道という路面電車で小田原市街へ、さらに豆相人車鉄道→熱海鉄道大日本軌道→熱海軌道組合の人車軌道軽便鉄道により熱海まで連絡を図った。

その後、御殿場経由は急勾配が存在し輸送力増強の障壁になることや、トンネル掘削の技術が進展したことなどから、当初見送られた熱海経由での路線整備が決定する。そして1925年(大正14年)、熱海線として、熱海駅まで鉄道路線が開業して路面電車や軽便鉄道は全廃。1934年昭和9年)、丹那トンネルが開通すると熱海線は東海道本線となった。

年表[編集]

  • 1895年明治27年) - 吉浜(現湯河原町内)まで豆相人車鉄道開通(翌年小田原延伸)。
  • 1907年(明治40年) - 豆相人車鉄道改め熱海鉄道により、小田原 - 熱海で蒸気機関車運転開始。
  • 1923年大正12年)9月1日 - 関東大震災のため、熱海鉄道より改めた熱海軌道組合線休止(後に廃止)。
  • 1925年(大正14年)3月25日 - 鉄道省日本国有鉄道の前身組織)により、熱海駅が開業(熱海線 湯河原 - 熱海間の開通と同時)。旅客・貨物営業を開始。
  • 1934年昭和9年)12月1日 - 熱海 - 沼津間の開通に伴い、熱海線は東海道本線に編入される。
  • 1935年(昭和10年)3月30日 - 伊東線 熱海 - 網代間が開通。
  • 1964年(昭和39年)10月1日 - 東海道新幹線が開業し、停車駅となる。
  • 1966年(昭和41年)9月1日 - 貨物の取扱を廃止。
  • 1974年(昭和49年) - 新幹線ホームに可動柵を設置。
  • 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物の取扱を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、当駅を境に東海道本線(東京方面)・伊東線はJR東日本、東海道本線(静岡方面)・東海道新幹線はJR東海が継承。駅業務は在来線がJR東日本、東海道新幹線はJR東海が継承。
  • 2001年平成13年)11月18日 - JR東日本でICカードSuica供用開始。
  • 2006年(平成18年) - 伊東線のCTC装置が当駅構内の進路制御も可能な装置に更新され、CTCセンターが来宮駅構内より当駅に移転。
  • 2010年(平成22年)3月31日 - 熱海ラスカが閉鎖。12月下旬に解体工事が完了。
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)

駅構造[編集]

JR東日本が管轄する在来線駅(東海道本線・伊東線)、JR東海が管轄する新幹線駅ともに地上駅である。

在来線[編集]

乗降設備は単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、合計3面5線のホームが設けられている。構内の南側に単式ホームがあり、その北側に島式ホームが並ぶ。ホームの番号は、単式ホーム側から1番線・2番線…の順で、5番線まである。そのうち、2番線が下り本線、5番線が上り本線となっている。なお、JR東日本の管理駅である都合上、JR東海が利用できるのは1線のみであり、そのため大雨等でダイヤが乱れた際は、沼津駅方面からの列車がホームに入線できないため沼津駅や東田子の浦駅で打ち切りになることもしばし発生する。

駅舎は1番線に隣接する場所に設置されている。2010年3月31日までは駅ビルの「熱海ラスカ」が併設されていた。改札口は駅舎内の1か所のみで、改札口から各ホームに直結する地下道が存在する。改札外にはJR東日本が営業するみどりの窓口に加え、駅レンタカー営業所とスルガ銀行のATMが設置されている。観光案内所もあり、2007年5月からはエフエム熱海湯河原のサテライトスタジオも併設されていたが、2011年12月1日より観光案内所はサテライトスタジオと共に仮駅舎に移動した。毎週土・日曜に公開生放送が行われている。[2]

飲食施設は1番線東京寄りにJTS運営の「駅そば」、4・5番線沼津寄りにNRE運営の「熱海そば」がある。

構内に熱海CTCセンター(熱海運輸区の管理下)がある。JR東日本東海道本線の東京駅 - 湯河原駅間では東京圏輸送管理システム (ATOS) が導入されているが、当駅・来宮駅ならびに伊東線の運行管理・進路制御は熱海CTCセンターで行っている。そのため駅自動放送は1992年から使用されている古いタイプ(東海道型)となっている。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先 備考
1 伊東線 - 伊東伊豆急下田方面 普通(当駅始発は1本を除きこのホーム)
2・3 東海道線 下り 三島沼津静岡浜松方面 一部は4番線から発車
伊東線 - 伊東・伊豆急下田方面 特急と一部の普通
4・5 東海道線 上り 小田原大船横浜川崎東京方面 一部は3番線から発車
  • 在来線はJR東日本とJR東海の境界駅であり、両社線を直通する普通列車は2004年10月のダイヤ改正で大幅に削減され、朝夕の通勤時間帯と夜間を除いて当駅で乗り換えが必要となっている。乗り換え時間が短い場合でも、同一ホームではないケースも少なくない。

新幹線[編集]

東海道新幹線ホーム

新幹線乗降設備は待避線のない相対式ホーム2面2線の構造である。番号は南側(在来線ホーム側)から6番線・7番線の順。山肌に沿った高い位置にホームがあり、列車通過の際に危険がないようにホーム可動柵が設置されている。可動柵は1974年(昭和49年)に設置されたが、老朽化のため、上りホームは2011年12月、下りホームは2012年7月に取り替えられ、開口幅や扉の位置も変更された[3]。当駅はスペースの都合で待避線が設置されなかったため、ダイヤ作成上のネックとなっている。また、当駅付近は大都市部を除くと新幹線有数の急カーブとなっており、列車の通過速度は185km/hに制限される。この速度は、東海道新幹線の駅通過速度としては最も遅い。

JR東日本の地下道とJR東海新幹線コンコースの間には、乗換改札が設置されている。乗換改札口はかつて2か所あり、東京方は入口・出口兼用、新大阪方は出口専用だったが、1997年(平成9年)のリニューアル工事で改札口が1か所に集約された。新幹線乗換口の在来線側にはJR東海が営業するみどりの窓口がある。地形の関係上、新幹線独自の改札口は設けられておらず、JR東海の新幹線改札内へはJR東日本の在来線駅構内を経由しなければならない構造となっているため、JR東海のみが扱うの乗車券・サービスを受ける旅客はJR東日本の改札口で「熱海駅構内通過票」の交付を受けた上で、JR東海のみどりの窓口まで出向く必要がある。EX-ICカードプラスEXカードを所持している場合は、Suicaなどの都市圏のICカードをJR東日本の自動改札機にタッチさせた上で、新幹線の自動改札機に都市圏のICカードとEX-ICカードまたはプラスEXカードを2枚重ねてタッチすることで、新幹線ホームへの入出場が可能となっている。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
6 ■東海道新幹線 下り 名古屋新大阪方面
7 ■東海道新幹線 上り 新横浜・東京方面

駅舎の建替え[編集]

駅舎は老朽化が著しいことから、建替え工事が予定されている。

駅ビルラスカは2010年3月31日をもって店舗を閉鎖し、同年7月から建物の取り壊し工事を行い、2010年11月まで行われた。これに伴い、熱海市では駅前の整備事業を行い、バスターミナルは2層化され、現タクシーのりばは一般車の駐車場とする予定である。桃山方面へ向かう桃山ガードの連絡道も伊東線沿いに付け替えられる。

2011年7月下旬より駅前広場、仮駅舎設置工事は本格化し、仮駅舎はすでに完成し、一部が使用されている。仮駅舎にはNEWDAYSBECK'S COFFEE SHOP、熱海観光案内所(熱海コンシェルジェ)と熱海ブランド『A-PLUS』専門店が入居している。

熱海駅開発工事の主体である駅舎建て替え等開発工事の事業者、JR東日本のファクトシート(2012年7月発行)によると、熱海駅はオフィス・ショッピング部門での開発が明記されているが、駅デザインなど具体的なことは明らかになっていない。2014年8月30日付の伊豆新聞熱海版によれば、駅デザインを熱海の魅力が感じられるデザインにする計画となっている[4]

今後の主な予定[編集]

ここでは、駅舎本体と駅前広場についての今後予定を扱う。

  • 駅舎

事業着手は2014年4月1日とされていて、当初の完成は2015年度であったが、着工が遅れたため2016年度中の完成予定にずれこんだ。完成後は改札口横に多機能トイレの設置も行う。

今の所明らかになっている点は、JR東日本の保養所であったいでゆ荘の跡地に70台収容可能な駐車場を建設する。

  • 駅前整備事業

2012年2月15日 - 翌3月23日 : バスターミナル・タクシープール2層化工事・桃山ガード連絡道整備工事。

駅弁[編集]

主な駅弁は下記の通り[5]

  • たいめし
  • 桜海老とじゃこの海物語
  • デラックスこゆるぎ弁当
  • 特選小鯵押寿司
  • 金目鯛炙り寿司
  • 牛そぼろときのこの山物語
  • とん漬弁当

利用状況[編集]

「静岡県統計年鑑」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 JR東日本 JR東海
1993年(平成05年) 13,225 6,790
1994年(平成06年) 12,942 6,590
1995年(平成07年) 12,325 6,460
1996年(平成08年) 12,091 6,330
1997年(平成09年) 11,485 5,980
1998年(平成10年) 11,080 5,510
1999年(平成11年) 10,539 5,220
2000年(平成12年) 10,181 5,000
2001年(平成13年) 10,066 4,929
2002年(平成14年) 9,606 4,722
2003年(平成15年) 9,498 4,794
2004年(平成16年) 9,486 4,762
2005年(平成17年) 9,592 4,915
2006年(平成18年) 9,607 5,000
2007年(平成19年) 9,657 5,001
2008年(平成20年) 9,905 4,906
2009年(平成21年) 9,670 4,481
2010年(平成22年) 9,272 4,346
2011年(平成23年) 8,871 4,203
2012年(平成24年) 9,239 4,260
2013年(平成25年) 9,499

駅周辺[編集]

熱海温泉

国際観光文化都市熱海市の主要部である熱海市市街地の北側に立地し、駅前には熱海温泉のホテル・旅館・みやげ物店が立ち並ぶ。駅前広場には足湯(利用可能時間は9:00-16:00)があり、その横に熱海鉄道蒸気機関車静態保存されている。

※2014年5月現在、駅前広場の足湯は駅前整備事業のため休止中。足湯再開予定は2014年6月29日以降。足湯に併設されていた駅前間歇泉は2014年1月に撤去された。 同時に軽便鉄道機関車も2014年1月に駅前商店街前に移動。

※熱海市役所や熱海税務署は来宮駅が最寄り駅である。

バス路線[編集]

路線バス[編集]

伊豆東海バス伊豆箱根バスが運行している。 2002年までは箱根登山バスも路線を有していた(同年10月1日をもって全ての路線を伊豆東海バスに継承)。現在最新のデータに編集中。

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
熱海駅 1   梅園・相の原団地 相の原団地 伊豆箱根バス
  熱海駅~清水町~熱海駅(循環) 熱海駅 伊豆箱根バス
2   海岸・清水町・笹良ヶ台団地上(循環線) 熱海駅 伊豆箱根バス
  海岸・梅園入口・十国峠入口 元箱根 伊豆箱根バス 土曜休日は箱根関所跡止
 
3   清水町 ひばりが丘・上の山 伊豆東海バス 一部紅葉ヶ丘止
4   お宮の松・天神町・紅葉ヶ丘 ひばりヶ丘 伊豆東海バス
  お宮の松・天神町・紅葉ヶ丘 小嵐中学正門前 伊豆東海バス 平日朝運転
  お宮の松・天神町 上の山 伊豆東海バス
5   お宮の松・市役所前・来の宮神社前・十国峠登り口箱根関所跡 箱根園 伊豆箱根バス
  お宮の松・市役所前・来の宮神社前 笹良ヶ台団地上 伊豆箱根バス
6     MOA美術館 伊豆東海バス
7   お宮の松・熱海港 熱海後楽園 伊豆東海バス
伊豆箱根バス
8   お宮の松・錦ヶ浦・網代駅口・網代旭町 弘法滝藤哲 伊豆東海バス 朝夕の一部を除き網代旭町止
  咲見町・天神町・錦ヶ浦・網代駅口・網代旭町 弘法滝藤哲 伊豆東海バス 朝の一部を除き網代旭町止
  咲見町・天神町 桜ヶ丘 伊豆東海バス
0   お宮の松・熱海城・市役所前・来宮駅 熱海駅 湯〜遊〜バス
  MOA美術館・伊豆山 熱海駅 湯〜遊〜バス


隣の駅[編集]

※特急「踊り子」「スーパービュー踊り子」の隣の停車駅は「踊り子 (列車)」を参照。

東日本旅客鉄道
東海道線
快速「アクティー」・普通
湯河原駅 - 熱海駅
伊東線
熱海駅 - 来宮駅
東海旅客鉄道
東海道新幹線
小田原駅 - 熱海駅 - 三島駅
東海道本線
熱海駅 - 函南駅

出典[編集]

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  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ '07/05/17 熱海駅にサテライトスタジオ開設
  3. ^ 【社長会見】熱海駅設置のホーム可動柵の取り替えについて - 東海旅客鉄道
  4. ^ 熱海駅と駅ビル建て替え 4階建て、今秋着工−JR東日本 熱海版 2014年08月30日
  5. ^ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊)151ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]