虎ノ門ヒルズ

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虎ノ門ヒルズ[1][2]
Toranomon Hills.JPG
情報
用途 事務所[1][3]住宅[1][3]店舗[1][3]ホテル[1][3]・国際会議場[1][3]
設計者 株式会社日本設計[1]
施工 株式会社大林組[1]
建築主 森ビル株式会社[1][2]
事業主体 東京都[1]
管理運営 森ビル株式会社
構造形式 S造(一部SRC造RC造[1]
敷地面積 17,069[1]
建築面積 9,391[4]
延床面積 244,360[1]
階数 地上52階、地下5階、塔屋1階[1]
高さ 247m[2](最高部:255.5m[2]
エレベーター数 53基(東芝製34基、三菱製7基、フジテック製12基)
着工 2011年平成23年)4月1日[1]
竣工 2014年(平成26年)5月29日[1]
開館開所 2014年(平成26年)6月11日[2][5]
所在地 105-0001
東京都港区虎ノ門一丁目23番1号 - 4号[1]
位置 北緯35度40分00.47秒
東経139度44分57.87秒
座標: 北緯35度40分00.47秒 東経139度44分57.87秒
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虎ノ門ヒルズ(とらのもんヒルズ)は東京都港区虎ノ門にあり、2014年(平成26年)6月11日に開業した超高層ビル[1][2][5]森ビル株式会社が開発・施設運営を行う。

歴史・概要[編集]

「環状第二号新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業Ⅲ街区」として東京都の施行、森ビル株式会社が特定建築者なって建設された[1]

1946年(昭和21年)に最初の整備計画が決定された環状2号線(東京都市計画道路幹線街路環状第2号線)は、用地買収の難航で着工できていなかったが、1998年(平成10年)に道路を地下化することで地元の合意を取り付け、着工に向けて動き出すことになった[6]

立体道路制度を活用して[1]都道の上にビルを建設する構想を2002年(平成14年)に東京都が発表し[2]、森ビルが参画を決めたことから事業化が進むことになった[2]

この森ビルの参画は、公共事業に民間が計画の作成段階から参画する「事業協力者方式」の第1号となった[2]

こうして事業計画の策定から参画したことから、4棟のビルを建設するとしていた東京都などによる初期の構想が、当時の森ビル社長である森稔が1棟への集約を主張したことで、超高層ビルを1棟建設する計画となるなど、森ビル側の意向が計画に強く反映される形となった[2]

この事業計画の最初の目的で事業の中核の一つである環状2号線の虎ノ門−新橋間約1.35㎞は[3]、2014年(平成26年)3月29日に開通した[6]。 この区間は、地下に片側2車線の本線、地上に片側1車線の車道と片側幅員13m歩道自転車道が整備されている[6]。なお、地上街路の愛称は「新虎通り」と命名されている[6]

虎ノ門ヒルズの中核となるビルはその区間の西端部分に建設され[7]、1階を道路が貫通する構造になっている地上52階・地下5階建てで高さ247mの超高層ビルである[8]

この高さ247mは、事業者である東京都が資料で公称している高さで、多くの超高層ビルが高さとして採用しているアンテナなどを含めた最も高い部分では255.5mとなる[2]

しかし、公共事業では大幅な計画変更には審議会の承認などが必要となることから、ヘリポートの高さをビルの高さとすることで計画変更を回避したため、高さ247mと公称することになった[2]

このため、開業時点では、公式には東京都内では東京ミッドタウン・タワー(248m)に次ぎ2番目に高い建物とされているが、最高部の255.5mを基準とした場合には東京都内で最も高い超高層ビルとなっていた[2]

施設概要[編集]

中心となる超高層ビルは地上52階・地下5階建てで[8]、芝生広場のある庭園や[8]ガーデンハウスを併設している[3]

店舗は1階から4階部分と[8]ガーデンハウスにあり[3]、4階と5階には「国際会議場」[8]、6階から35階には「事務所」[8]、37階から46階には「事務所」[8]、には「住居」[8]、47階から52階には[8]ホテルのアンダーズ東京という構成で開業した[3]

テナント[編集]

テナントの一覧・詳細情報は「公式サイト」を参照。

年表[編集]

建設途中(2013年3月撮影)
  • 1946年昭和21年) - 環状2号線の都市計画決定[6]。当初は幅員が100mの道路になる予定だった[9]
  • 1950年(昭和25年) - 道路の幅員を40mにすることが決まる(その後しばらくの間計画は凍結されていた)。
  • 1989年平成元年) - 立体道路制度が創設される。
  • 1998年(平成10年) - 道路を地下化することで地元が合意[6]
  • 2002年(平成14年) - 東京都が都道の上にビルを建設する構想を発表[2]
  • 2005年(平成17年) - 道路工事の着工。
  • 2011年(平成23年)4月1日 - 建物の着工[1]
  • 2013年(平成25年) - 建物の上棟。「虎ノ門ヒルズ」と命名される。
  • 2014年(平成26年)

交通アクセス[編集]

詳細は公式サイト「アクセス」を参照。

日比谷線新駅[編集]

2014年(平成26年)10月14日に、当施設西側の東京メトロ日比谷線の霞ケ関駅と神谷町駅間に新駅を設置する計画が、東京メトロ都市再生機構から正式に発表された[10]

新駅は当施設とも地下で直結するほか、銀座線虎ノ門駅との間も地下道で結ぶ構想がある[10]

2020年(平成32年)の東京オリンピック・パラリンピックまでに完成させ、その開催時に会場となる臨海部と結ぶバス高速輸送システムのバスターミナルが新駅に併設される計画である[10]

詳細は東京メトロの「東京メトロ日比谷線霞ヶ関駅~神谷町間の新駅の整備について」を参照。

その他[編集]

虎ノ門・新橋エリアは当ビルの他にも複数の開発計画が出ており[3]、森ビルでは同エリアを「ToMoTo(=TOMORROW'S TOKYO)と呼称している[11]

2014年(平成26年)6月4日、同ビルのマスコットとして、『ドラえもん』の藤子・F・不二雄プロと共同制作したマスコットキャラクター「トラのもん」を発表した。100年後からタイムマシンでやってきたネコ型ビジネスロボットという設定(誕生はドラえもんのちょうど百年前)で、姿はドラえもんそっくりだが白黒のトラ縞(ビルディングをイメージ)、また猫耳がある。入口に近い吹き抜けに立体模型が設置されて来館者を出迎える他、施設内のモニターで流れるイメージビデオやポスターにも登場する[12]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w “虎ノ門ヒルズ開業”. 日刊建設工業新聞 (日刊建設工業新聞社). (2014年6月11日)
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 上栗崇(2014年6月11日). “虎ノ門ヒルズ、「高さ東京一」なぜ避けた きょう開業”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  3. ^ a b c d e f g h i j 木村敦彦、山田大輔(2014年6月10日). “虎ノ門ヒルズ:五輪の顔へ あす開業→周辺も続々再開発→「日本のシャンゼリゼ」に”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  4. ^ 街区詳細 3街区”. 東京都再開発事務所. 2014年3月5日閲覧。
  5. ^ a b c “虎ノ門ヒルズ:開業” 毎日新聞 (毎日新聞社). (2014年6月11日)
  6. ^ a b c d e f g 川口裕之(2014年3月29日). “環状2号線:新橋−虎ノ門、開通 幅13メートル歩道、日本のシャンゼリゼに 東京五輪の幹線”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  7. ^ “虎ノ門ヒルズ:完成” 毎日新聞 (毎日新聞社). (2014年6月4日)
  8. ^ a b c d e f g h i 窪田弘由記(2014年6月14日). “街活:大変貌する虎ノ門・新橋/上 東京の新しい眺めに”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  9. ^ Toranomon Hills Looking Back”. 森ビル. 2014年3月5日閲覧。
  10. ^ a b c 佐藤賢二郎(2014年10月15日). “地下鉄新駅:五輪、虎ノ門拠点 設置を発表 会場結ぶバスターミナル計画も”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  11. ^ 虎ノ門ヒルズ:街づくり(INTRODUCING THE PROJECT)(公式サイト)
  12. ^ “ぼく「トラのもん」 完成した虎ノ門ヒルズのマスコット発表”. MSN産経ニュース. (2014年6月5日). http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140605/biz14060508330006-n1.htm 2014年6月6日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]