姫路駅
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| 姫路駅 | |
|---|---|
南口(2007年4月)
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| ひめじ - Himeji | |
| 所在地 | |
| 所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
| 電報略号 | ヒメ |
| 駅構造 | 高架駅 |
| ホーム | 2面3線(新幹線) 3面8線(在来線) |
| 乗車人員 -統計年度- |
46,237人/日(降車客含まず) -2007年- |
| 開業年月日 | 1888年(明治21年)12月23日 |
| 乗入路線 4 路線 | |
| 所属路線 | ■山陽新幹線 |
| キロ程 | 91.7km(新大阪起点) 東京から644.3km |
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◄西明石 (32.0km)
(20.7km) 相生►
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| 所属路線 | ■山陽本線 (当駅より御着方はJR神戸線) |
| キロ程 | 54.8km(神戸起点) 大阪から87.9km |
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◄御着 (4.3km)
(4.6km) 英賀保►
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| 所属路線 | ■播但線 |
| キロ程 | 0.0km(姫路起点) |
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(1.7km) 京口►
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| 所属路線 | ■姫新線 |
| キロ程 | 0.0km(姫路起点) |
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(3.8km) 播磨高岡►
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| 乗換 | 山陽姫路駅(■山陽電気鉄道本線) |
| 備考 | みどりの窓口 有 |
姫路駅(ひめじえき)は、兵庫県姫路市駅前町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
- 西日本旅客鉄道
- 当駅では通常上りを「JR神戸線」、下りを「山陽本線」(姫路以西は路線愛称がないため)と呼称しているため、以降はこれに従い記述する。
[編集] かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 播但線(飾磨港線)
- 山陽本線貨物支線
- 姫路市交通局
- 姫路市営モノレール
[編集] 概要
[編集] 新幹線
「ひかりレールスター」のうち準速達型を除いた「ひかり」以下の全列車が停車し、「のぞみ」は岡山発着の全列車と広島発着のほとんどの列車が停車する。博多発着の「のぞみ」は上り1本(56号)のみが停車する。また早朝に当駅始発の東京行き「のぞみ」も設定されている(深夜には当駅までの「のぞみ」「ひかり」(共に東京始発)が存在する)。かつては当駅始発東京行きの「ひかり」も設定されていたが、2008年3月15日ダイヤ改正で廃止された。270km/h超の速度を出せるのは当駅以西(正確には東方約5キロ地点以西)である。
[編集] 発着時間の目安
昼間時間帯における各列車の発着時刻の目安。若干発車時刻が前後する時間帯がある。
上り
| 発車時刻 | 列車名 | 行き先 | 運用列車 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 23分 | こだま | 新大阪 | 100系、500系 | |
| 44分 | のぞみ | 東京 | N700系 | |
| 51分 | ひかりレールスター | 新大阪 | 700系 | |
| 59分 | ひかり | 東京 | 300系、700系 | 京都まで各駅停車 |
下り
| 発車時刻 | 列車名 | 行き先 | 運用列車 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 00分 | のぞみ | 広島 | N700系 | 途中岡山のみに停車 |
| 28分 | こだま | 岡山、広島、博多 | 100系、500系 | |
| 47分 | ひかり | 岡山 | 300系、700系 | 岡山まで各駅停車 |
| 52分 | ひかりレールスター | 博多 | 700系 |
[編集] 在来線
全ての特急列車が停車するほか、JR神戸線の新快速、および快速列車(明石以西は各駅停車)は、日中は約半数が当駅より発着するなど、運行上の重要な拠点となっている。12両編成の新快速はこの駅か網干駅で増解結を行う。そのため、ダイヤ上では「近江塩津発米原経由播州赤穂行き」の新快速であっても、実際には近江塩津発の編成が当駅を越えて播州赤穂まで直通しているわけではない[1]。新快速は当駅から相生方面は各駅に停車するが、幕回しは一切せず、その列車の終点まで一貫して「新快速」として運行される。
山陽本線相生方面へ向かう普通列車は、昼間時は赤穂線と一体の運用となっており、京都・大阪・神戸方面から直通する網干・播州赤穂行きのものと、当駅始発の播州赤穂行きが設定され、相生駅にて同駅始発の上郡・岡山・三原方面行きに接続する。また、朝晩は上郡・岡山・三原方面行きも当駅まで乗り入れて折り返すため、それらと京都・大阪・神戸方面から直通する網干・播州赤穂・上郡行きが混在する。
播但線と姫新線の起点でもあり、それぞれ寺前駅、佐用駅(一部上月駅)まで運転されている。播但線経由の特急「はまかぜ」は上り下りともに折り返しのため当駅で進行方向が変わる。かつては播但線飾磨港方面ゆき(飾磨港線)が発着していたが、既に廃止されている。 アーバンネットワークエリアに属している。ICOCA(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)が利用できるのは、JR神戸線神戸方面と、西は山陽本線の相生までの各駅及び赤穂線相生 - 播州赤穂間のみ。山陽新幹線、播但線、姫新線、山陽本線有年以西、赤穂線天和以西はサービスエリア外で使用できない。
[編集] 駅構造
[編集] ホーム
姫路駅 在来線配線図 |
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1989年より姫路駅とその前後区間において在来線の連続立体交差化工事が行われ、2008年12月22日をもって全てのホームが高架化された。在来線は島式ホーム3面8線(内2線行き止まり)および下り通過線1線、新幹線は島式・相対式ホーム2面3線および上下通過本線の構成となっている。※在来線の上り通過線は無いので、上り通過列車(貨物列車等)は5番のりばを通過している。
| 在来線ホーム | |||
|---|---|---|---|
| 1・2 | ■播但線(普通) | 寺前・和田山方面 | |
| □特急「はまかぜ」 | 大阪方面(2番のりばのみ) | ||
| 3・4 | ■姫新線 | 播磨新宮・佐用方面 | |
| 5・6 | ■JR神戸線(新快速・普通) | 加古川・三ノ宮・大阪方面 | |
| □特急「スーパーはくと」 | 大阪方面(5番のりばのみ) | ||
| 7・8 | ■山陽本線(新快速・普通) | 相生・播州赤穂・上郡・岡山方面 | |
| □特急「スーパーはくと」 | 鳥取方面(智頭急行線経由) | ||
| □特急「はまかぜ」 | 城崎温泉方面(播但線経由・7番のりばのみ) | ||
| 新幹線ホーム | |||
| 11 | ■山陽新幹線(上り) | 新大阪・東京方面(ただし当駅始発は12番のりば) | |
| 12・13 | ■山陽新幹線(下り) | 岡山・博多方面 | |
コンコースののりば案内標では上記のように案内されている。この他、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」が、下りは8番のりば、上りは5番のりばに発着する。
[編集] 在来線
1 - 4番のりばは一つのホーム上にある。2番のりばは大阪方南側の切り欠きホーム、3番のりばは岡山方北側の切り欠きホームとなっている。1・4番線はスルー式になっており、姫新線と播但線を相互に直通することが可能。このため1番線の岡山方は播但線車両の留置線としても利用されている。2番のりばの岡山方には4番のりばへ進入するための渡り線がある。また山陽線上り線から4番のりばへの進入が可能だが、通常の営業運転には使用されていない。なお1 - 4番線は全て電化されているが、架線は播磨高岡寄りで終端となっている。
大阪方の上り線と下り線の間に留置線が4線敷設されており、相生方面からの列車の折り返しや、播但線、姫新線の列車留置に使われている。なお、大阪方面からの終着列車は、6番のりばへ進入して直接折り返すか、一旦英賀保駅か網干総合車両所まで回送となる(当駅での在来線の夜間滞泊運用はない)。2,4 - 8番のりばのいずれからも留置線への入出場は可能。ただし、2,4番のりばからは一番北側の1番留置線にしか入線できないような配線となっている。
ホームには1面に1か所ずつ計2か所の待合室が設けられている。内部の座席は全て南向きで、冷暖房完備。ただし他駅と異なり、車椅子スペースの折りたたみ座席は設けられず、空きスペースとされている。山陽本線部は青春18きっぷシーズン中には、岡山方面への乗り継ぎを行う旅行者で混雑する。
5・6番線、7・8番線のそれぞれ中程には駅そば屋が設けられている。かつての地上駅時代には旧3・4番線、旧6・7番線の中程や旧31-33番線の西端でも駅そば屋が営業していたが、新ホーム移行に伴い営業終了・撤去された(駅そば屋については後のえきそばの部分も参照)。また、旧1番線の東端にはカレー屋もあったが、こちらも営業を終了した。
[編集] 新幹線
姫路駅 新幹線配線図 |
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11 - 13番線(山陽新幹線)は島式・相対式2面3線の高架ホームで、11番のりばと12番のりばの間に2線の通過線がある。また、11番のりばと在来線の高架の間に、線路をもう1線増設して2面4線とするためのスペースがある[2]。
基本的に上り列車は11番のりばを、下り列車は12番のりばを使用する。しかし、例外として12番のりばから発車する上り列車や、13番のりばから発車する下り列車が何本か存在する(下表参照)。また、ダイヤ乱れなど緊急時の列車退避に13番のりばを使用する場合がある。
| 方面 | 列車名 | ホーム | 行き先 | 到着時刻 | 発車時刻 | 運用車両 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 上り | のぞみ102号 | 12番のりば | 東京 | 当駅始発 | 6時00分 | N700系 | 「のぞみ133号」の折り返し運用 |
| 下り | こだま731号 | 13番のりば | 岡山 | 当駅始発 | 7時15分 | 300系 | 「ひかり487号」からの運用 |
| こだま787号 | 13番のりば | 岡山 | 23時20分 | 23時20分 | 500系 | ||
| のぞみ135号 | 13番のりば | 岡山 | 23時36分 | 23時37分 | N700系 | ||
| ひかり487号 | 13番のりば | 姫路 | 23時54分 | 当駅止まり | 300系 |
1990年3月10日から2003年9月30日にかけて、姫路駅 - 広島,博多駅間の「こだま」の停車・折り返し時に13番のりばが使用されていた。現在では、九州新幹線直通用新幹線N700系電車S1編成の試運転時(姫路折り返し)にも13番線が使用されている。このときには、13番のりばの電光掲示板に「回送941」「回送943」と表示されている。
[編集] 姫路駅高架化工事
在来線の高架化事業開始までは、島式・相対式3面11線のホームとなっていた。姫新線は1番線・西1番線(のちに0番線)、播但線は東1 - 3番線(のちに31 - 33番線)と呼称されていた。これらは中央改札口を挟んで全てが地続きになっており、駅ビルと直結していた。また山陽本線上りは3・4番線、同下りは6・7番線(2・5番線は通過線でホーム無し)となっており、飾磨港線は7番線西端を切り欠いた西7番線を使用していた。さらに7番線と新幹線の高架の間には複数の留置線が敷設されていた。
連続立体交差化の基本構想は1973年に姫路市から発表されたが、当時は貨物駅や気動車区があり、山陽電気鉄道本線の高架橋とも干渉するため、工事は難航し、着工から長い年月を費やすこととなった。1994年に貨物駅は姫路貨物駅として、また姫路鉄道部(気動車区)は余部駅近くに移転した事から工事が本格着工し、山陽電鉄線も飾磨港線の路線跡を利用しての高架切り下げが行われた。
第1段階として、市川から駅東側までの部分で高架切り替えが行われた。2006年3月26日にはJR神戸線、山陽本線部が高架化されたが、播但線が高架化されるまでの間は駅構内で播但線との接続ができなくなった。このため、播但線で使用されている103系の姫路 - 網干総合車両所間の回送(主に宝殿駅で折り返し)や、特急はまかぜの播但線乗り入れのために、駅東側の高架以前のJR神戸線上り線を利用して播但連絡線が敷設されていた。
連続立体交差化事業は最終的には2010年に全体が完成する予定。
[編集] コンコース
南北の自由通路を兼ねた中央コンコースと改札内の在来線コンコース、2階新幹線乗換口内の新幹線コンコースに分かれる。改札口は在来線コンコース西側岡山寄り、中央コンコースとの間の中央改札口と、在来線コンコース加古川寄りの東改札口の2ヶ所となっている。
新しいコンコース内には他駅より大きめのデイリーインが造られ、通常の弁当や雑誌の他に姫路のお土産などが売られている。また、回転焼きで有名な御座候や、牛丼の吉野家も営業を始めている。
新幹線改札内には、姫路市白浜の松原八幡神社の秋季例大祭で行われる灘のけんか祭りに使用される、松原屋台が展示されている。
以前は南口の2階部分に新幹線用と在来線用の改札口が別々に設けられていたが、在来線の自動改札化後に新幹線用は使用停止となり(在来線自動改札を通る事で乗車券に乗車駅情報を読み込ませるため)、在来線用も2005年4月17日に2階から1階に南中央改札口(現・中央改札口)として移され、もともとの南口は閉鎖された。さらに北口から新幹線改札までは、従来は跨線橋を利用することで行き来することができたが、高架工事の進展に伴って跨線橋が一部撤去され、現在の新幹線口が作られた。従来は今より東側の位置から進入する形となっていた。その部分はシャッターによって跨線橋と接続していた部分が閉鎖されているが、JRが事務用としてそのスペースを使用している。
姫新線と播但線の高架化以前は、北側出口は駅デパートに直結する地下改札、2階改札も含め、従来の改札を引き続き使用する事となり、駅ビルまでの仮設通路が設けられていた。高架の完成に伴い、従来の北側出口側の改札は地下改札や2階改札も含めて撤去となり、北側出口側からは新コンコース側への自由通路を通って新コンコースの中央改札口へとアクセスする形になっている。従来の中央改札は撤去されて通路として開放されている。
[編集] 駅ビル
姫路駅ビルは1959年11月に日本で23番目の民衆駅として竣工したものである。
[編集] 利用状況
2007年度の1日あたりの平均利用者数(乗車人員)は46,237人である。これはJR西日本の駅では第16位である。
また、「姫路市統計書」(姫路市企画調整局情報化推進室・編)によると、年間乗車人数は次のとおり。カッコ内は定期利用者の再掲である。
- 1999年度 17,627千人(10,077千人)
- 2000年度 17,357千人(9,946千人)
- 2001年度 17,017千人(9,707千人)
- 2002年度 16,664千人(9,563千人)
- 2003年度 16,677千人(9,545千人)
- 2004年度 16,632千人(9,593千人)
- 2005年度 16,764千人(9,675千人)
[編集] 駅周辺
駅の北側は城下町時代からの市街地で、南側は戦後発達した市街地である。東側では姫路操車場跡地の再開発が中途のままの状態となっている。姫路市役所へは手柄駅(山陽電気鉄道本線)が最寄り駅。
[編集] 交通
- 山陽電気鉄道本線山陽姫路駅(姫路駅北西)
- 神姫バスターミナル(駅北西)関西空港行きと大阪(伊丹)空港行きのバスが出ている(神姫バス・関西空港交通・南海バス)。また、ターミナルはないが駅の南側からもバスは出ている
- 姫路市営バスターミナル(駅北東)
かつて、駅北西に市営モノレールの姫路駅があったが、1979年に廃止された。姫路駅西方に軌道跡が残っている。姫路市営モノレールについては姫路市企業局交通事業部を参照。
[編集] 観光
- 姫路城 - 駅北口より大手前通り(日本の道100選)の向こう側、真正面に望むことが出来る。駅より徒歩約20分。
- 兵庫県立歴史博物館 - 姫路城北側、神姫バス「博物館前」下車すぐ。
- 姫路市立美術館 - 姫路城東側、神姫バス「姫山公園国立病院美術館前」下車すぐ。
これらと姫路駅の間では神姫バスでは100円運賃区間を特に定めている他、土日祝日に「姫路城観光ループバス」を運行。
[編集] ショッピング
[編集] レジャー等
- 山陽座、姫路OS(映画館)
- ジャンボカラオケ広場
[編集] 歴史
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姫路市中心部。赤・緑・青の線は姫路城の城壁と堀の配置を示す。青線内の「外曲輪」は町人の居住区、すなわち市街地であった。その南隣に姫路駅が見える。画像の説明文も参照 国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を元に作成。
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姫路駅が山陽鉄道によって設置されたのは1888年暮れと、全国的に見ても初期の部類に入る。このころの駅は市街地を避けて設置されることが多かったが、姫路駅の場合市街地のすぐ南隣、外堀の南側の田畑の上に作られた。この当時姫路城内には陸軍歩兵第十連隊が設置されており、このことによる必要性もあって市街地に隣接して設置されたと思われる。これは姫路市街の発展に大きく寄与することとなった。なお翌年、姫路駅で日本で初めての本格的な駅弁が発売されたとされる。
1894年から播但鉄道(後に山陽鉄道に合併され、現在は播但線)が姫路駅に乗り入れるようになる。同線は陰陽連絡線であると同時に、生野銀山の銀を運ぶ役割もあった。姫新線の接続は遅れて1930年である。1958年に明石駅から姫路駅までが電化され、東京方面からの列車はここで電気機関車から蒸気機関車への付け替えをおこなっていた。その名残か、高架化前の姫路駅の跨線橋下には多数の洗面台があり旅人が顔を洗う光景が数多く見られていた。さらに1972年には山陽新幹線岡山開業に際して新幹線の駅が設けられ、東京方面と日帰りできるようになった。
一方で近距離輸送に目を転じると、1923年には競合路線である神戸姫路電気鉄道(現在の山陽電気鉄道)が開業。以後長らく神戸までの輸送は山陽電鉄、遠距離は国鉄という棲み分けがなされていた。国鉄末期において国鉄側は117系による新快速を投入して本格的に神姫間のシェア拡大を図るようになり、次いでJR西日本の手で登場した221系で一気にその流れを加速する。
1995年の阪神・淡路大震災は姫路駅にも重大な影響をもたらした。駅に地震の直接的影響があったわけではないが、震災によって断絶し姫路止まりとなった山陽新幹線や神戸市内で断絶したJR神戸線を迂回するためのルートとして播但線が用いられ、姫路駅は同線あるいはJR神戸線の開通区間に乗り換える博多方面との間の乗客で大変に混雑した。
とはいえ、姫路市とその周辺地域はモータリゼーションの進展が激しく、姫路駅の乗客数は昭和40年代頃をピークに一度大きく減少している。昭和50年代半ばに底を打ち、以降は上記のような積極攻勢もあってピーク時の水準以上にまで戻している。しかし山陽姫路駅側はピーク時の半分以下と大きく落ち込んでしまった。また、みゆき通りを始めとする姫路駅前の商店街は郊外型店舗に客を奪われ苦しい状況である。
かつては当駅にも貨物設備が存在していた。北上する播但線の東側に、コンテナホームや有蓋車用車扱貨物ホームがあり、鉄道貨物輸送の拠点となっていたが、設備の老朽化や市街地に位置することにより設備が小規模であることから、郊外に新設した姫路貨物駅へ機能を譲渡し廃止された。また付属設備として姫路操車場および姫路機関区(後に姫路第一機関区(貨物列車および支線区担当)・姫路第二機関区(旅客列車担当)へ分割)を擁していた。
[編集] 年表
- 1888年(明治21年)12月23日 - 山陽鉄道 明石駅 - 当駅間開通と同時に開業。一般駅。
- 1889年(明治22年)11月1日 - 山陽鉄道 当駅 - 竜野駅間が開通。
- 1894年(明治27年)7月26日 - 播但鉄道 当駅 - 寺前駅間が開通。
- 1895年(明治28年)4月17日 - 播但鉄道 当駅 - 飾磨駅(後の飾磨港駅)間開通。
- 1903年(明治36年)6月1日 - 播但鉄道が山陽鉄道に路線を譲渡、山陽鉄道のみの駅となる。
- 1906年(明治39年)12月1日 山陽鉄道の国有化により国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となり、旧・播但鉄道線は播但線となる。
- 1930年(昭和5年)9月1日 - 姫津線(現在の姫新線)当駅 - 余部駅間が開通。
- 1936年(昭和11年)10月10日 - 線路名称改定。姫津線が姫新線に改称される。
- 1945年(昭和20年)7月3日 - 姫路大空襲により初代駅舎焼失。
- 1946年(昭和21年)10月 - 二代目駅舎竣工。
- 1949年(昭和24年)10月19日 - 構内で「えきそば」販売開始(詳細後述)。
- 1957年(昭和32年)3月27日 - 山陽本線の貨物支線、当駅 - 姫路市場駅間が開通。
- 1959年(昭和34年)11月 - 三代目駅舎、全国23番目の民衆駅として竣工。
- 1966年(昭和41年)5月17日 - 姫路市営モノレール線、当駅 - 手柄山駅間(1.6km)が開業。
- 1972年(昭和47年)3月15日 - 山陽新幹線新大阪駅 - 岡山駅間開通により、新幹線の停車駅となる。
- 1974年(昭和49年)4月11日 - 姫路市営モノレール線休止。
- 1979年(昭和54年)
- 1月26日 - 姫路市営モノレール線正式廃止。
- 11月1日 - 貨物支線 当駅-姫路市場駅間が廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 播但線 当駅 - 飾磨港駅間が廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
- 1990年(平成2年)3月10日 - 姫路 - 広島,博多間のこだま4往復新設。
- 1994年(平成6年)3月21日 - 日本貨物鉄道の駅が廃止。新設の姫路貨物駅に業務を移管。
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)
- 1999年(平成11年)12月 - 姫新線を仮線に切り替え。
- 2000年(平成12年)
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)3月13日 - 「のぞみ」が2時間に1本停車(上下あわせて15本)。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 2008年(平成20年)
[編集] 駅弁・えきそば
[編集] 駅弁
先述のように、日本で初めて折り詰め幕の内弁当を駅弁として発売したことで知られている。これを販売した「まねき」は、今日では地元外食企業「まねき食品」として多種の駅弁を販売している老舗である。昭和40年代頃まで駅弁の立ち売りがおこなわれていた。イベントなどで立ち売りが復活することがある。
- 鮭のおべんとう
- おかめ弁当
- あなごめし
- 味づくし
- 播磨の春夏秋冬(季節ごとの食材による弁当)
- あなご寿司
- 一国一城(姫路城を模した陶器製容器に入っている弁当)
- 元祖幕の内弁当(日本初の折り詰め駅弁の復刻版。まれにイベントで発売される)
[編集] えきそば
この駅の名物として名高いのが「駅の立ち食いそば」である。まねき食品が営業する立ち食いそば・うどん店で売られている「えきそば」は、つゆはうどん等と同じながら、かん水を使用した中華そばに近い麺を使用した、いわゆる「黄そば」である。このような駅そばはあまり例がなく、旅行者の間では「姫路のそば」といわれて親しまれている。1949年10月19日から販売されているものである。
具の種類は天ぷらときつねがあり、エビ天とイカ天が1本ずつのった「上天えきそば」もある。また、2人前の麺と天ぷら、ダシ(粉末)、刻みネギがパックに入った持ち帰り用も販売されている(他に、いなり(2個入り)やおにぎり(鮭)も売られている)。午後2時から午後5時までは「タイムサービス」としてえきそば(天ぷら・きつね)のみ少し安く(現在は通常350円が300円に)なる。2007年6月から新たに冷やしえきそば(正式名「冷たくておいしい夏のえきそば」)が夏季限定で登場し、通常のえきそばより少し濃いめのつゆにかつおぶしと梅干がトッピングされている。さらに2007年の冬から、麺の量が1.5人前の「えきそば 大盛り(天ぷら・きつね)」が登場している。
汁は関西では珍しく濃い目の色であり周辺の駅とは異彩を放つ。しかし味付けは淡口のしょうゆ味であり、関東風ほど口の中に味が長く残ることはない。なお普通の日本そばも「和そば(天ぷら・きつね)」の名で供されている(ただし、冷やしえきそば販売期間中は休止)。また「冷ぶっかけ和そば」も販売されている(こちらは「冷やしえきそば」販売期間中も販売)。
通常関西ではそばよりうどんの方がよく売れる傾向があり、姫路駅でも一応うどん(天ぷら・きつね)も販売されているものの、完全にえきそばが優勢であり、売店にも「うどんの方はお時間を頂く場合もございます」との張り紙がされている(うどんは茹でるのに時間がかかるため)。
かん水を使ったのは、戦後すぐの冷蔵庫の無い時代に開発された際に、麺の保存性を高めるために用いられたからである。これ以前は当時統制品であった小麦粉の代わりにそば粉とこんにゃく粉でうどんのようなものを作っていたが、長持ちしないことから試行錯誤の末、かん水を用いた独特の麺へと至った。販売開始当時は立ち売りで、丼鉢は出雲今市(いずもいまいち、現・出雲市)より仕入れ、店の従業員が列車で出雲まで直接買い付けに行き、列車で丼を運んで姫路に到着後すぐにそばを販売していた。当時の価格は丼代込みで50円であった[5]。後に山陽本線・播但線各ホーム上の売店での販売へと移り変わった。
高架化以後の改札内では山陽本線上下各線のホーム上の売店、新幹線乗降口前の軽食堂「まねきダイニング」で営業しているほか、姫路駅近くの商店街・小溝筋(おみぞすじ)や加古川駅高架下にもこのそばを売るまねき食品の店がある。容器は薄いプラスチック製であり国鉄時代は車内持込ができたが、現在は車内美化維持のため持込ができなくなったことから、持込ができない旨の張り紙がされている。
同様の中華麺と和風つゆとを組み合わせた立ち食いそばとしては、新潟県の直江津駅、燕三条駅の「和風中華」がある。こちらの麺つゆは濃い口である。これらはあくまで駅構内だけの名物であるが、姫路の「えきそば」は他業者の製品が地元スーパーでも販売されているなど完全に地元に根付いた存在であるのはもちろんのこと、広島県に本拠地を置く郊外型ショッピングセンター「ゆめタウン」でもそれらの製品が販売されている程である。
ファンも多く、ホリプロの南田裕介マネージャーが「鉄子の旅」DVD化時の特典小冊子で絶対に外せないと賞賛したほか、姫路出身の歌手松浦亜弥が自ら出演する『松浦亜弥のオールナイトニッポン』の中で姫路名物として取り上げた。また、『saku saku』のコーナー「駅そばキング」でも紹介されている。
2009年4月22日からは大阪・梅田の阪神百貨店地下1F スナックパークでも「姫路名物 えきそば」(天ぷらのみ)として販売されるようになった。
[編集] その他
第4回近畿の駅百選選定駅である。
「姫路」の地元でのアクセントは「ひめじ」のようにすべての音を高く発音、または「ひめじ」と後ろ側を若干高く発音する(「姫路城」や「姫路市」の場合と同様のアクセント)。しかし、地元でのイントネーションを知らない場合、多くの人は「~姫」などの用例にちなみ「ひめじ」のように「ひ」のみを高い音で読むアクセントを使うが、姫路出身者はこのイントネーションを好まない。近畿圏内の列車案内や車内アナウンスでは地元のアクセントを用いているところが多い。ただし、駅構内の列車案内等の英語版アナウンスでは「Himeji」と発音する。
当駅在来線ホームの駅名標はJR西日本の標準のものより横長で、次駅のひらがなとローマ字の表示が上下2段ではなく、横に1行で表示されている(新幹線ホームはJR西日本の標準のもの)。
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- ■山陽新幹線(各列車の停車駅は列車記事を参照)
- ■JR神戸線・山陽本線
- ■播但線
- 特急「はまかぜ」停車駅
- ■普通
- 姫路駅 - 京口駅
- ■姫新線
[編集] かつて存在した路線
- 姫路市交通局
- 姫路市営モノレール
- 姫路駅 - 大将軍駅
[編集] 脚注
- ^ 近江塩津 - 坂田間の各駅において、実際には姫路止まりではなく播州赤穂行きとして案内されており、土・休日に近江塩津を17時台に出発する列車は全区間通しで運行している。
- ^ 姫路駅連続立体交差事業
- ^ 姫路駅ホームの新幹線時刻表より
- ^ JR姫路駅、12月22日に高架化完了 姫新、播但線 神戸新聞2008年8月11日
- ^ まねき食品「駅そばの話」、2009年1月3日閲覧。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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