京成押上線

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Keisei Logo.gif 押上線
路線総延長 5.7 km
軌間 1,435 mm
電圧 1,500 V(直流
最高速度 95 km/h
STR
都営地下鉄浅草線 浅草線
tSTR
東武伊勢崎線
tSTRlg tSTR STR
←東京地下鉄:半蔵門線 半蔵門線
tBHF tBHF HST
0.0 KS45 A-20 押上駅 / →業平橋駅
tSTRlf tKRZt KRZt tSTRlg
TUNNELe STR tSTR
eBHF eBHF TUNNELe
京成請地駅 / →請地駅 1947年廃止
KRZo ABZ3lf ABZ3lf
←東武:亀戸線・↑伊勢崎線→
BHF
1.1 KS46 京成曳舟駅
eBHF
向島駅 1947年廃止
eABZlf
白鬚線
BHF
2.4 KS47 八広駅
WBRÜCKE
荒川
WBRÜCKE
綾瀬川
BHF
3.1 KS48 四ツ木駅
BHF
4.6 KS49 京成立石駅
STR tKHSTa
KS01 京成上野駅
STR TUNNELe
ABZrg STRrf
本線
BHF
5.7 KS09 青砥駅
STR
↓本線
本線上野方面(左)と押上線が分かれる青砥駅(上野・押上方面のりば)

押上線(おしあげせん)は、東京都墨田区押上駅葛飾区青砥駅を結ぶ京成電鉄鉄道路線都営地下鉄浅草線と京成電鉄本線をつないでいる。

目次

[編集] 路線データ

現在、押上線全区間の立体交差事業が進められており、荒川放水路橋梁を除く押上駅 - 八広駅間、四ツ木駅 - 青砥駅間で事業が行われている。四ツ木駅 - 青砥駅間は2012年の完成予定である。

[編集] 路線概要

営業キロ5.7kmの短い路線で、沿線は密集した住宅地に囲まれている。

起点の押上で都営浅草線と直通運転を行っており、泉岳寺を経由して京急本線(横浜方面)・京急空港線(羽田空港方面)と直通運転を行っている。終点の青砥においても、本線(京成船橋方面)・北総鉄道北総線(千葉ニュータウン方面)・成田空港線(成田湯川経由成田空港方面)に乗り入れる列車が多い。さらには東成田を経由して芝山鉄道線(芝山千代田方面)に直通する列車もある。

多岐にわたる直通運転により、自社の京成電鉄のほかに東京都交通局京浜急行電鉄北総鉄道千葉ニュータウン鉄道芝山鉄道の、合計5社1局の車両が走行する。

京成電鉄におけるターミナルは押上が最初であり、押上 - 青砥間は本線の一部であった。その後京成上野日暮里から青砥までを結ぶ路線が開業してからは本線の地位を譲り、押上 - 青砥間は押上線となる。

1960年に都営1号線(都営浅草線)と直通運転が開始され、押上線は京成電鉄における都心直結路線としての機能が確立し、本線のターミナルである京成上野・日暮里よりも多くの集客力を誇る路線となる。なおこの直通運転は、郊外路線 - 地下鉄との直通運転において日本初である。

1991年に北総線が京成高砂まで延伸すると、北総線 - 都心間のルートの一部を担うこととなった。さらにエアポート快特の運行開始後は、成田空港 - 羽田空港間を1本の列車で結ぶルートの一部となった。京成線内快速運転開始後は一時両空港を結ぶ列車は大幅に減便されたものの、成田空港線開業後に新種別のアクセス特急が設定され、このアクセス特急による両駅を結ぶ列車が大幅に増えた。このように、京成本線と都心を直結する連絡線としての機能のほかに、様々な機能を持つ路線となった。

押上線は本線と比較して短絡で都心へ向かうルートであり、都営浅草線との直通運転によって、日本橋・銀座(東銀座駅)・新橋などの都心中心部と直結する。本線の青砥 - 日暮里間は迂回するような遠回りの経路であり、所要時間が長くなる。またターミナルの京成上野・日暮里が都心の北側にあることで、都心中心部へのアクセスに山手線を利用しなければならない面があり、さらに所要時間が長くなる。そのような現状から、押上線が京成電鉄で都心アクセスにおいて本線よりも優位に立つことができた。ただし、東京の大動脈である山手線に接続することもあって、本線の京成上野・日暮里の利用者もそれなりに多く、成田空港線開業後もスカイライナーシティライナーなどの優等列車は本線の京成上野をターミナルとして発着している。

[編集] 運転

京成本線成田空港線(成田スカイアクセス)・芝山鉄道線北総鉄道北総線都営浅草線京急線と直通運転を行っており、行き先・列車種別・運行系統は多岐にわたる。

普通以外の列車種別の押上線内停車駅はいずれも押上・青砥の2駅となっている。

押上 - 青砥間のみを運行する列車は夜の3.5往復のみで、それ以外の列車は他の路線に乗り入れている。押上線内では速達列車・普通での運用であっても、都営浅草線・京急線では列車種別が異なる運用が多く、上り方面(押上線→都心・京急線方面)においては押上で、下り方面(京急線→押上線方面)においては京急線の品川で、それぞれ列車種別の変更をしている。

日中の運転本数は1時間に各駅に停車する普通が7 - 8本、快速やアクセス特急などの速達列車が4 - 5本がそれぞれ設定され、40分周期での運転パターンを構成している。朝ラッシュ時は1時間に20本の設定があり、京成本線 - 押上線 - 都営浅草線の速達列車が多く設定され、京成本線の京成上野発着の速達列車よりも多い。 ただし押上線で通過列車の待避が可能な駅は八広のみであり、しかも2面3線の構造のために上下列車が同時に列車通過待ちをすることができない(待避設備を上下線で共有使用)。速達列車が多数設定されている朝の上り方面は、八広で通過待ちを行う普通列車が多く、待避設備を上りに占有されているため、同時間帯の下りは速達列車がほとんど設定されていない。逆に夜の下り方面は速達列車が多数設定されて、八広での通過待ちを行う普通列車が多く、待避設備を下りに占有されているため、同時間帯の上りの速達列車の設定が極端に少なくなる。

車両編成は8両・6両・4両の3種類で、ほとんどの列車が8両で運行され、6両は平日3往復、土休日1往復に限られ、京急線には乗り入れず、全車西馬込発着となる。4両は平日のみ設定され、2010年7月2日までは深夜と早朝に各1本押上発着の金町線直通列車があった。1985年10月のダイヤ改正までは、4両の都営線直通も設定されていた。

[編集] 列車種別

快速特急
京成電鉄では2006年12月に登場した列車種別である。京成本線 - 都営浅草線を結ぶ通勤・通学向けの速達列車で、朝は上り方面、夜は下り方面がそれぞれ運行される。一部に芝山鉄道線の芝山千代田発着の列車がある。夜間の下りには羽田空港国内線ターミナル始発・京急線品川までエアポート急行、都営浅草線内押上までエアポート快特として運行する列車も存在する。
アクセス特急
アクセス特急
成田空港線(成田スカイアクセス)を経由する列車。夕方・夜間を除く時間帯に運行される。日中を中心に都営浅草線内・京急線内をエアポート快特として運行する列車も存在し、羽田空港行は「飛行機マークアクセス特急」の種別幕を表示する。日中は押上横浜京急久里浜方面発着の快特に接続する。

特急
北総線 - 都営浅草線を結ぶ通勤・通学向けの速達列車で、朝の上り方面のみ運行される。北総線における最上位の速達列車で、北総線内にも通過駅がある。ただし早朝の2本は北総線内を普通として運行する。夜の上り1本のみ、成田空港始発の西馬込行きの特急がある。
通勤特急
現行のものは2002年10月に登場した。京成本線 - 都営浅草線を結ぶ列車で、快特と同じく通勤・通学向けの速達列車である。押上線では平日の朝上り1本と、夜下り10本が運転される。一部に芝山鉄道線の芝山千代田発着の列車がある。夜間の下りには羽田空港始発・京急線品川までエアポート急行・都営浅草線内押上までエアポート快特として運行する列車も存在する。
快速・エアポート快速
2002年10月12日に登場した。京成本線 - 都営浅草線を結ぶ列車で、日中の運行を主体とするが朝夜に運行される列車もある。平日には北総線内を急行として運行する列車も存在する。日中は西馬込発着で、途中泉岳寺で泉岳寺始発の横浜・京急久里浜方面快特に接続する。また、都営線・京急線内でエアポート快特となる羽田空港行エアポート快速が上り早朝に1本のみ運行されている[1]。なお京成はエアポート快速を正式列車種別名としていない(案内は色で分けているもののこれは都営浅草線・京急線内で通過駅があるために便宜上分けているものであり、公式発表やダイヤ上は「快速」である)が、ここでは便宜上快速と区別する。
普通
押上線内普通列車となる
京急線横浜方面発着快特
押上線の普通列車は都営浅草線と直通する列車を主体とし、北総線・都営浅草線(西馬込発着)・京急線(羽田空港方面(京急線内エアポート快特・エアポート急行)・横浜・京急久里浜方面(京急線内快特もしくは特急))と運用範囲が多方面に及ぶ。ただし押上線 - 京成本線(京成船橋方面)とを直通する普通は設定がない。京急線直通列車は品川行きを除いて押上で種別が変わる。
日中の運転パターンは以下の通り
  • 横浜・京急久里浜方面発着快特
    • 三崎口・京急久里浜 - (快特) - 泉岳寺 - 押上 - 青砥高砂
    • 40分毎に押上でエアポート快特(アクセス特急)の待ち合わせをする。
  • 羽田空港発着京急線内エアポート快特
    • 羽田空港国内線ターミナル - (エアポート快特) - 泉岳寺 - 押上 - 青砥・高砂
  • 羽田空港発着北総線直通エアポート急行

[編集] 運転パターン

押上駅で待避する横浜方面発快特と
羽田空港発スカイアクセス経由
エアポート快特(アクセス特急)

日中の運転パターンは以下の通りで、40分サイクルで繰り返す。快速とアクセス特急以外はすべて普通列車だが、京急線内の種別がそのまま運転系統となる為、ここでは系統で示す。

  • 下り(押上駅発)
    • 快速(西馬込発)
    • 北総線方面行エアポート急行
    • アクセス特急(京急・都営線内エアポート快特
    • 横浜方面発快特(押上でエアポート快特(アクセス特急)待避)
    • 快速(西馬込発)
    • 北総線方面行エアポート急行
    • 横浜方面発快特(待避なし)
    • 京急線内のみエアポート快特
  • 上り(青砥駅発)
    • 横浜方面行快特(押上でエアポート快特(アクセス特急)待避)
    • アクセス特急(都営・京急線内エアポート快特)
    • 北総線方面発エアポート急行
    • 快速(西馬込行)
    • 京急線内のみエアポート快特
    • 横浜方面行快特(待避なし)
    • 北総線方面発エアポート急行
    • 快速(西馬込行)

[編集] 過去の列車種別

急行
日中は西馬込 - 青砥京成高砂間の設定(泉岳寺京急線始発快特に接続)、夜下りは西馬込 - 北総線の設定となっていた(上りは1本だけ三崎口発・京急線内快特)。北総線直通列車は、北総線内でも通過駅の設定がある。2010年5月の改正までの日中の青砥・高砂行きは、京急線からの直通快特が40分に1本の割合で押上線内を急行運転していた。また、夜下り1本に北総線 - 京急線の品川行きの列車があったが、ダイヤ改正で羽田空港行(京急線内エアポート急行)に変更された。品川以遠を行く京急線直通列車は押上で種別が変わっていた。2010年7月17日の成田スカイアクセス開業に伴なうダイヤ改正で廃止された。
停車駅:(京急線・都営浅草線直通)- 押上 - 京成曳舟 - 京成立石 - 青砥 - 京成高砂

[編集] 過去の臨時列車

[編集] 「成田山号」・「城ヶ島マリンパーク号」

1970年5月3日より5月休日に運行された。京急と京成の車両を2本ずつ使用した上で2往復ずつ運行し、京成成田行は「成田山号」、三浦海岸行は「城ヶ島マリンパーク号」と愛称を変えていた。停車駅は京急は快速特急、都営線内は各駅、京成線内は特急停車駅で運行されていた。同年7・8月の休日には逗子海岸駅発着を主に京成成田行は「パシフック号」、逗子海岸行は「逗子号」として3往復運行。この時の停車駅は京成・京急共に特急停車駅と同じとした。

その後1975年までは毎年1月3月下旬、4月末 - 5月末、9月 - 11月に運行されたが1976年以降は1月のみの運行となった。1978年1月末まで運行。

[編集] 歴史

  • 1912年大正元年)11月3日 押上 - 曲金(現在の京成高砂) - (伊予田・現在の江戸川)間が開業。軌間1372mm。
  • 1913年(大正2年)6月26日 曲金駅を高砂駅に改称。
  • 1914年(大正3年)6月20日 曳舟(現在の京成曳舟) - 四ツ木間に向島駅開業。
  • 1922年(大正11年)6月5日 荒川放水路開削のため現在の八広付近 - 立石付近間を専用軌道の新線に切替え。
  • 1923年(大正12年)7月11日 荒川駅(現在の八広駅)開業。
  • 1928年昭和3年)11月1日 青砥駅開業。
  • 1931年(昭和6年)11月18日 曳舟駅、立石駅をそれぞれ京成曳舟駅、京成立石駅に改称。
  • 1932年(昭和7年)9月1日 押上 - 京成曳舟間に京成請地駅開業。
  • 1943年(昭和18年)10月 京成請地駅、向島駅休止。
  • 1944年(昭和19年) 上野公園(現在の京成上野) - 京成成田間を本線、押上 - 青砥間を押上線とする。
  • 1945年(昭和20年)2月20日 全線を軌道法による軌道から地方鉄道法による鉄道に変更。
  • 1947年(昭和22年)3月1日 休止していた京成請地駅、向島駅を廃止。
  • 1959年(昭和34年)11月11日 全線を標準軌(1435mm軌間)に改軌。
  • 1960年(昭和35年)12月4日 都営地下鉄1号線(現在の浅草線)と相互直通運転開始。
  • 1994年平成6年)4月1日 荒川駅を八広駅に改称。
  • 1997年(平成9年)12月13日 八広 - 四ツ木間で架け替えを行っていた荒川橋梁の供用開始(上り線のみ)。
  • 1999年(平成11年)9月4日 八広 - 四ツ木間で新下り線の供用開始。
  • 2001年(平成13年)9月17日 八広駅3番線の供用開始。同駅での追い抜き開始。
  • 2010年(平成22年)5月16日 京急線京急蒲田駅付近高架化によるダイヤ改正に伴い、下り急行を横浜方面発着から西馬込発着に変更。
  • 2010年(平成22年)7月7日 金町線京成高砂駅高架化によるダイヤ改正に伴い、金町線との直通運転を廃止。
  • 2010年(平成22年)7月17日 成田空港線開業によるダイヤ改正に伴い、アクセス特急が新設され、急行が廃止。
  • 2011年(平成23年)3月11日 東北地方太平洋沖地震が発生したため、都営地下鉄浅草線・京急線・北総鉄道北総線・芝山鉄道線との相互直通運転が休止される。
  • 2011年(平成23年)3月14日 東北地方太平洋沖地震による発電所の停止に伴う電力供給逼迫のため、東京電力輪番停電(計画停電)を実施。これに伴い、この日から都営地下鉄浅草線・京急線・北総鉄道北総線・芝山鉄道線との相互直通運転が休止。
  • 2011年(平成23年)3月 北総鉄道北総線との相互直通運転を再開。
  • 2011年(平成23年)3月 都営地下鉄浅草線との相互直通運転を再開。
  • 2011年(平成23年)3月 京急線との相互直通運転を再開。

なお、1928年 - 1936年には1947年に廃駅となった向島駅から白鬚線が分岐していた。

[編集] 駅一覧

  • 全駅東京都に所在。
  • ●:停車、|:通過。普通電車は全駅に停車する(表では省略)。
駅番号 駅名 駅間
キロ
累計
キロ
快速 通勤特急 特急 アクセス特急 快速特急 接続路線 所在地
直通運転区間 ○都営浅草線西馬込駅まで
京浜急行電鉄本線浦賀駅から(北行のみ)
○京浜急行電鉄本線経由空港線羽田空港国内線ターミナル駅まで
○京浜急行電鉄本線経由久里浜線三崎口駅まで
○京浜急行電鉄本線経由逗子線新逗子駅から(北行のみ)
KS45 押上駅 - 0.0 都営地下鉄浅草線 浅草線 (A-20)(直通運転:上記参照)
東武鉄道伊勢崎線
東京地下鉄半蔵門線 半蔵門線 (Z-14)
墨田区
KS46 京成曳舟駅 1.1 1.1  
KS47 八広駅 1.3 2.4  
KS48 四ツ木駅 0.7 3.1   葛飾区
KS49 京成立石駅 1.5 4.6  
KS09 青砥駅 1.1 5.7 京成電鉄本線(直通運転:下記参照)
直通運転区間 ○京成本線成田空港駅まで
北総鉄道北総線印旛日本医大駅まで
東成田線経由芝山鉄道芝山鉄道線芝山千代田駅まで
成田空港線(成田スカイアクセス)経由成田空港駅まで

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 京成時刻表vol.25 97ページ、165ページ

[編集] 関連項目

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