日立駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
日立駅
海岸口駅舎(2012年2月)
海岸口駅舎(2012年2月)
ひたち - Hitachi
常陸多賀 (4.9km)
(5.5km) 小木津
所在地 茨城県日立市幸町一丁目1-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 常磐線
キロ程 146.9km(日暮里起点)
電報略号 ヒチ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
11,651人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1897年明治30年)2月25日
備考 みどりの窓口
1939年10月 助川駅から改称。

日立駅(ひたちえき)は、茨城県日立市幸町一丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)常磐線である。

概要[編集]

日立市の中心駅である。開設当初は助川駅(すけがわえき)であったが、1939年9月1日に当時の助川町が市制施行で日立市に改名した直後の、同年10月20日日立駅に改名されて現在に至っている。

日立鉱山1981年閉鎖)の最寄り駅であったため、銅山が操業していた時代には鉱山電車が当駅始発で運行されるなど、鉱山を背景に進展した地域が点在する常磐線を代表する駅の一つでもある。

歴史[編集]

旧中央口駅舎(2005年7月) 旧海岸口駅舎(2008年4月)
旧中央口駅舎(2005年7月)
旧海岸口駅舎(2008年4月)


駅構造[編集]

中央口(2014年1月)
中央口(2014年1月)
改札口(2011年9月)
改札口(2011年9月)
駅構内を北側より望む(2009年1月)
駅構内を北側より望む(2009年1月)

2面3線のホームを持つ地上駅橋上駅舎を有する。みどりの窓口びゅうプラザSuica対応自動改札機指定席券売機VIEW ALTTE設置駅。駅舎は地元出身の建築家妹島和世の作品。

改札口は2か所ある。中央改札はホーム上の駅舎(駅本屋)内に開設され、改札外で中央口と海岸口に分かれている。中央口は中心市街地に面しており、バスターミナルなどもこちら側に設置されている。臨時改札はホーム南側(常陸多賀駅側)の跨線橋と平行している自由通路(エスカルロード)との間に開設され、日立製作所日立事業所が隣接しているため朝のラッシュ時のみに改札業務を行っている。2011年3月11日以前は海岸口が、3番線ホーム南側(常陸多賀駅側)地上の旧本屋側にあったが、橋上駅舎になったため取り壊された。

2007年度から橋上駅舎化および中央口の周辺整備の工事が進行中であり、2010年度に工事終了予定となっていたが、東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の影響で橋上駅舎の開業は年度明けの2011年4月7日に延期となった。橋上駅舎開業と同時に海岸口と中央口、改札前には液晶ディスプレイ式の発車標が設置され、またホームに設置されていた従来のLED式1段の発車標が撤去され、新しいLED式2段の発車標が設置された。

のりば[編集]

1 常磐線(下り) 高萩いわき竜田方面
2 常磐線(下り) 高萩・いわき・竜田方面(特急待避列車)
常磐線(上り) 水戸土浦上野小山方面(始発・終着列車)
3 常磐線(上り) 水戸・土浦・上野・小山方面
  • 3番線ホーム(上りホーム)にはSuica専用のグリーン券自動券売機が1台設置されている。
  • 1・2番線ホーム橋上駅舎階段付近と3番線ホームの水戸寄り(旧海岸口付近)に喫煙ルームが設置されている。待合室は3番線ホーム水戸寄りに設置されている。

発車メロディ[編集]

2005年(平成17年)10月から、発車メロディに地元出身の作曲家吉田正のヒット曲を使用している。

構内営業[編集]

コンビニエンスストアNEWDAYS」が中央改札(改札外)コンコースに出店している。

市内飲食店業者の海華軒が長年にわたり1番ホームで駅弁・立ち食いそば店を営業していたが、2008年に撤退し、その後ほかの業者が入ることなく店舗も解体された。風流弁当(幕の内)やソースカツ丼など調製・販売して、一時期は駅弁業者が撤退したいわき駅販売分も調製していたが、後に撤退している。

貨物駅[編集]

JR貨物の設備は、旅客駅1番線の西側にある。貨車の入換作業や駅の業務は福島臨海鉄道が受託している。

1面のコンテナホーム、2本のコンテナ荷役線を有する。駅本線に到着した貨物列車は一旦小木津駅方の引き上げ線に入った後、コンテナホームに進入する構造となっている。

日立製作所日立事業所への専用鉄道があり、そこからはまれに特大貨物列車が運転されることもあるが、1995年の運行以降使用されていない。また、隣接する日立セメント工場への専用線もありセメント輸送に使用されていたが、2006年3月に廃止された。

現在日立シビックセンターとなっている一帯には、1980年代後半まで日本鉱業(現在のJX日鉱日石金属)の資材置場などが広がり、総延長6kmに及ぶ専用線が張り巡らされていた。そこには薬品貯蔵タンクも置かれ、日立製錬所(現在の日立工場)で生産された硫酸が当駅から発送されていた。また、資材置場と製錬所を結ぶ日立鉱山専用電気鉄道電化)もあり、化学薬品のほか旅客も輸送していたが、1960年5月31日限りで廃止された。

2008年3月時点で、停車する貨物列車高速貨物列車のみで、本数は下り列車が1日3本、上り列車が1日2本である。

取扱う貨物の種類[編集]

コンテナホームを中央口側より望む(2009年1月) 日立駅構内に入る貨物列車。後の工場は日立セメント工場(2009年1月)
コンテナホームを中央口側より望む(2009年1月)
日立駅構内に入る貨物列車。後の工場は日立セメント工場(2009年1月)


利用状況[編集]

2013年度の1日平均乗車人員は11,651人である。近年の推移は以下のとおり。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 13,723
2001 13,353
2002 12,882
2003 12,274
2004 12,030
2005 11,788
2006 11,894
2007 12,112
2008 12,240
2009 12,030
2010 11,626
2011 11,182
2012 11,693
2013 11,651

駅周辺[編集]

中央口[編集]

駅前にあるタービンを模したモニュメント

駅前広場には、「工業都市・日立」をイメージする発電所用の大型タービン動翼を模したモニュメントがある。

海岸口[編集]

  • 旧海岸口付近に中央口側と海岸口側を結ぶ跨線橋があり、「エスカルロード」と名付けられている。
  • 会瀬海水浴場

バスのりば[編集]

路線バス[編集]

日立駅発着の路線バスは日立電鉄交通サービスが運行。

  • 1番のりば
    • 東河内行き
    • 高鈴台団地行き
    • 芝内行き
  • 2番のりば
    • 小木津駅行き
    • (バイパス経由)十王駅行き
    • (旧道経由)十王駅行き
    • 川尻海岸行き
    • 鞍掛団地行き
    • 田尻団地行き
  • 3番のりば
    • 城南台行き
    • 日立総合病院行き
    • (中央線経由)常陸多賀駅行き
    • (中央線経由)平和台霊園行き
    • (兎平経由)常陸多賀駅行き
    • 大甕駅行き
    • 聖麗メモリアル病院行き
    • 日立南営業所行き
    • 南高野団地行き
    • 台原団地・金沢団地・みかのはら団地行き
    • 久慈コミセン行き
  • 4番のりば
    • 堂平団地行き
    • (省線門経由)堂平団地行き
    • 成沢団地行き
    • (省線門経由)成沢団地行き
    • 神峰営業所行き
    • 山崎工場行き
  • 海岸口のりば
    • 神峰営業所行き
    • 常陸多賀駅行き

高速バス[編集]

東京ディズニーリゾート行(日立電鉄交通サービス、新常磐交通東京ベイシティ交通)、京都・大阪行(新常磐交通、近鉄バス)は日立市役所から出発。

その他[編集]

  • 2008年3月14日まで、常磐線における東京近郊区間の北端の駅であった。以前は上野駅 - 当駅間でSuicaが利用できたが、2008年3月15日には高萩駅まで、2009年3月14日にはいわき駅まで延長された。
  • 22時頃に、当駅終着の下り列車(上野発)と、折り返し当駅始発の上り列車(我孫子行)が1往復設定されている。

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
常磐線
常陸多賀駅 - 日立駅 - 小木津駅

脚注[編集]

  1. ^ a b 中川浩一 『茨城県鉄道発達史(上)』 筑波書林〈ふるさと文庫〉、1980年、付表xi。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]