聖蹟桜ヶ丘駅

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聖蹟桜ヶ丘駅
西口(関戸公民館より)(2006年4月1日)
西口(関戸公民館より)
(2006年4月1日)
せいせきさくらがおか
- Seiseki-sakuragaoka -
KO26 中河原 (1.6km)
(1.7km) 百草園 KO28
所在地 東京都多摩市関戸一丁目10-10
駅番号 KO 27
所属事業者 京王電鉄
所属路線 京王線
キロ程 26.3km(新宿起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
65,739人/日
-2013年-
開業年月日 1925年大正14年)3月24日

聖蹟桜ヶ丘駅(せいせきさくらがおかえき)は、東京都多摩市関戸一丁目にある、京王電鉄京王線である。駅番号KO27

概要[編集]

当駅は分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。

駅北東の京王電鉄本社をはじめ、当駅周辺には京王グループ各社の本社が多く所在するほか、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター(せいせきSC)を中心とした商業施設や飲食店街が発達している。また多数のバス路線のハブとしても機能している。

歴史[編集]

駅構造[編集]

下りホームから新宿方面を臨む(2005年3月6日)

相対式ホーム2面2線を有する高架駅であり、全ての営業列車が停車する。新宿 - 京王八王子間の特急運行開始時からの特急停車駅でもある。ホームの幅は広く採られているが、下りホームでは電車とホームとの間が広く開いている箇所がある。

ホームは2階に、改札口(東口と西口の2か所)および駅事務室は1階にある。中2階のコンコースが各ホームと両改札とを結んでいる。エスカレーターは上りのみ、エレベーターはコンコース階で乗り継ぐことによってホームに行けるようになっている。各ホーム中央にある上りエスカレーターは隣接する京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターの4階A・B館連絡通路に直結している出口専用改札である。トイレ(だれでもトイレ併設)は西口側改札内にある。

ホームの発車標は京王線の駅としては最後まで反転フラップ式が使用されていたが、2005年11月にLED式に更新された。

後述するが、当駅周辺はアニメ映画『耳をすませば』の舞台のモデルになっており、ファンが訪れる場所にもなっている。これを受けて、京王電鉄と多摩市との共同事業として2012年4月8日初電より同作の主題歌「カントリー・ロード」(本名陽子)をオルゴール調にアレンジした電車接近メロディの使用を開始した[2](但し回送列車の場合は他駅と同様の通過列車接近メロディが流れる)。なお、流れるメロディは1番線ホームと2番線ホームとで異なる[2]

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 京王線 下り 京王八王子高尾山口多摩動物公園方面
2 京王線 上り 府中調布明大前笹塚新宿都営新宿線方面

利用状況[編集]

2013年度の一日平均乗降人員は65,739人であった[3]。乗降人員および乗車人員の推移は下表の通り。

年度 一日平均
乗降人員
一日平均
乗車人員
出典
1955年 3,676
1960年 6,574
1965年 16,426
1970年 31,892
1975年 43,854
1980年 48,022
1985年 54,246
1986年 60,741 [4]
1990年 72,811 37,063 [5]
1991年 39,202 [6]
1992年 39,679 [7]
1993年 78,737 [8] 40,238 [9]
1994年 39,863 [10]
1995年 78,386 39,943 [11]
1996年 38,888 [12]
1997年 37,304 [13]
1998年 36,299 [14]
1999年 35,475 [15]
2000年 68,103 33,929 [16]
2001年 33,268 [17]
2002年 32,882 [18]
2003年 32,861 [19]
2004年 32,419 [20]
2005年 65,697 32,529 [21]
2006年 65,707 32,630 [22]
2007年 68,362 33,869 [23]
2008年 68,690 34,030 [24]
2009年 67,747 33,542 [25]
2010年 66,384 32,841 [26]
2011年 65,731 32,486 [27]
2012年 65,164 32,252 [28]
2013年 65,739

駅周辺[編集]

バスターミナルは、駅北側の京王百貨店建屋の吹き抜けになっている1階部分に設置されている。さらに奥には立体駐車場が設置されており、線路南側の東京都道41号稲城日野線(川崎街道)から出入りすることができる。

当駅の南側から、永山駅小田急多摩線京王相模原線)の北側にかけては、当時の京王帝都電鉄田園都市建設部によって開発された大規模な住宅地(桜ケ丘住宅地)が広がっている。同住宅地は多摩川に面した低地に位置する当駅から坂を上った多摩丘陵北端にあるため、眺望良好な宅地が比較的多い。京王は他にも八王子市めじろ台日野市平山など眺望良好な地帯に宅地開発を行っている。

また、当駅は多摩市の北部にあり、多摩市の南部には多摩ニュータウンが造成されているが、1974年京王相模原線京王多摩センター駅へ延伸されるまで、当時の京王帝都電鉄では多摩ニュータウンへの唯一のアクセス駅となっていた。戦前には、一ノ宮(駅周辺の地名)付近に駅を設置し、現在の南大沢駅橋本駅方面へ延びる路線が計画されていた(未成線の南津電気鉄道)経緯もあり、当初は当駅から多摩ニュータウン方面へ直通するルートも検討されていた。しかし、ニュータウン全域をカバーできないことや、将来的に調布 - 当駅間の輸送力が増大した場合、複々線化の用地買収が困難であるなどの様々な理由から、却下されている。

主な商業施設
主な企業
公的施設
  • 多摩市役所 聖蹟桜ヶ丘出張所
  • 関戸公民館
  • 関戸図書館
  • 聖蹟桜ヶ丘郵便局
  • せいせきC館内郵便局
金融機関
その他

バス路線[編集]

聖蹟桜ヶ丘駅には、京王電鉄バス京王バス南<南大沢営業所>京王バス南<多摩営業所>神奈川中央交通東京空港交通富士急山梨バスが乗り入れてる。

1番乗り場[編集]
  • 桜80:帝京大学入口・由木折返場経由 南大沢駅行(京王バス南)
  • 桜83:帝京大学入口経由 由木折返場行・南大沢駅行(京王バス南)※南大沢駅行は深夜のみ
  • 桜85:帝京大学入口・松が谷経由 多摩センター駅行(京王電鉄バス)
  • 桜88:帝京大学入口経由 京王堀之内駅行(京王バス南)
  • 高22:百草団地・高幡台団地経由 高幡不動駅行(京王電鉄バス) ※夜間と休日の朝を除く
  • 高27:高幡台団地経由 高幡不動駅行(京王電鉄バス) ※夜間と休日の朝のみ
2番乗り場[編集]
  • 桜84:帝京大学入口・板橋・南大沢駅経由 相模原駅行(京王バス南・神奈川中央交通)
  • 桜87:帝京大学構内行(京王電鉄バス) ※平日は急行あり
  • 日野市ミニバス 落川路線:百草園駅北口・金田公園経由 高幡不動駅行(京王電鉄バス)
  • 日野市ミニバス 三沢台路線:百草園住宅・三沢台経由 高幡不動駅行(京王電鉄バス)
  • 成田多摩センター線:成田空港行(京王バス南・東京空港交通)
3番乗り場[編集]
  • 桜18:府中四谷橋経由 都営泉二丁目行(京王電鉄バス) ※平日・土曜夜間1本のみ
  • 桜81:東電学園行(京王電鉄バス) ※平日朝夕のみ、急行あり
  • 国18:府中四谷橋・谷保駅経由 国立駅行(京王電鉄バス)
  • 新宿名古屋線:名鉄バスセンター(名古屋駅)行(京王バス東)
  • 羽田多摩せンター線:羽田空港行(京王バス南・東京空港交通)
4番乗り場[編集]
  • 桜91:桜ヶ丘二丁目行(京王電鉄バス)
  • 桜91:桜ヶ丘二丁目・東寺方・一の宮経由 桜ヶ丘車庫行(京王電鉄バス) ※休日一日1本のみ
  • 桜92:桜ヶ丘二丁目・永山駅(京王電鉄バス) ※日中時間帯のみ
  • 多摩河口湖線:富士山駅・富士急ハイランド経由 河口湖駅行(京王バス南・富士急山梨バス) ※土曜・休日および特定日に運行。
7番乗り場[編集]
  • 桜46:多摩市役所・大橋・豊ヶ丘四丁目経由 多摩センター駅行(京王バス南)
  • 桜64:多摩市役所経由 永山駅行(京王電鉄バス)
  • 桜65:聖ヶ丘病院前経由 永山駅行(京王電鉄バス)
8番乗り場[編集]
  • 桜47:多摩市役所・大橋経由 京王多摩車庫前行(京王電鉄バス)
  • 桜62:多摩市役所・愛宕東公園経由 多摩センター駅行(京王電鉄バス)
  • 桜63:多摩市役所・愛宕東公園・多摩センター駅経由 鶴牧循環行(京王電鉄バス)
9番乗り場[編集]
  • 桜72:愛宕東経由 多摩センター駅行(京王電鉄バス)
  • 桜73:愛宕東・多摩センター駅経由 多摩南部地域病院行(京王電鉄バス)
11番乗り場[編集]
  • 桜22:車橋・永山駅経由 諏訪四丁目循環(京王電鉄バス・神奈川中央交通)
  • 桜22:車橋・永山駅経由 諏訪三丁目行(京王電鉄バス・神奈川中央交通)
  • 桜23:車橋・永山駅経由 永山五丁目行(神奈川中央交通)
  • 桜24:車橋・永山駅・永山五丁目・京王多摩車庫前・大蔵経由 鶴川駅行(神奈川中央交通)
  • 桜25:車橋・永山駅・永山五丁目経由 京王多摩車庫前行(京王電鉄バス)
  • 桜27:車橋経由 多摩東公園行(京王電鉄バス) ※平日のみ
  • 桜28:車橋・多摩東公園経由 若葉台駅行(京王電鉄バス) ※休日のみ
12番乗り場[編集]
  • 桜06:連光寺坂・記念館前・聖ヶ丘団地経由 永山駅行(京王電鉄バス)
  • 桜07:連光寺坂・記念館前・連光寺・稲城台病院・多摩東公園経由 永山駅行(京王電鉄バス) ※一日1本のみ
  • 稲22:連光寺坂・稲城市立病院・南多摩駅入口経由 稲城駅行(京王電鉄バス)

当駅周辺を舞台としたアニメ・ドラマ[編集]

ジブリ映画「耳をすませば」による町おこしの取り組み[編集]

1995年に「耳をすませば」が公開されてすぐ、聖蹟桜ヶ丘がこの映画の舞台だということが知られるようになったが、具体的な町おこしの取り組みが始まるのは2005年になってからだった。きっかけは地元多摩大学に通う女子学生が、映画10周年を記念する上映会の開催を商店会に持ち掛けたのが始まりである。多摩大学のプロジェクトゼミと桜ヶ丘商店会連合会がタッグを組み、上映会の開催が実現し、背景画展、スタンプラリー、モデル地ツアー、コンサートなど一連のイベントが実現した。このときに約3000人を超えるファンが駆けつけ、トラブルなく開催ができ、参加者の満足度も高く、新聞でも報道された。この大成功をきっかけに、大学・商店会だけでなく、市民や行政も参加する「せいせき観光まちづくり会議」が発足し、継続的にまちづくりの取り組みが続いていくことになった。[30][31]

しかし、定期的に行われるようになったモデル地ツアーには、地域住民から苦情が出るようになった。モデル地の大部分は桜ヶ丘住宅地で、その名の通り住宅地なのである。苦情を解消するため、ボランティアのツアーガイドにはガイド養成講座が開かれたり、ファンのマナーの徹底化が呼びかけられたりと、努力が重ねられている。[30]

町おこしにあたってはスタジオジブリが版権の使用を許可していないのが課題になっていた。一般的にアニメ町おこしが行われる際には、制作会社と地域が密接な関係を保って、版権絵を使用できることが多い。このため、モデル地案内マップでは手書きイラストが用いられるなど、版権絵を使用しない「耳をすませば」の町おこしは、他作品のものとは大きく異なっている。[30]

2012年4月に設置された、映画で登場する「地球屋」風のモニュメントも、スタジオジブリが版権の使用を許可していないため、あくまで“風”である。2005年のイベント開催時からモニュメント像を設置する声が上がっていたが、キャラクターの像を建てる場合には版権が問題になる。そこで作品の世界観そのものではなく、そこから派生させた「ファンの青春を応援する」というテーマで検討されることになった。「耳をすませば」は中学生の男女を主人公とした青春賛歌であり、「自らの目標に向かって努力する」要素があることから、ここに願い事や決意を投函してもらう「青春のポスト」として実現したのである。スタジオジブリからも、“風”であれば問題ないとする見解を得られている。[31]

また、2012年4月に京王電鉄の協力により聖蹟桜ヶ丘駅の電車接近メロディが、映画主題歌の「カントリーロード」になった。[30]

駅名の由来[編集]

駅開設当時の「関戸」は駅所在地の地名から。現在の「聖蹟桜ヶ丘」は、駅周辺がの名所であることに由来する地名「桜ヶ丘」(当駅南部)と明治天皇の御狩場が連光寺付近にあったことに由来する「聖蹟」(天皇が行幸なされた土地のこと)を合わせたものである[32]

隣の駅[編集]

京王電鉄
京王線
特急・準特急・急行
分倍河原駅 (KO 25) - 聖蹟桜ヶ丘駅 (KO 27) - 高幡不動駅 (KO 29)
区間急行・快速・各駅停車
中河原駅 KO 26) - 聖蹟桜ヶ丘駅 (KO 27) - 百草園駅 (KO 28)

脚注[編集]

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  1. ^ 京王の電車・バス100年のあゆみ、2013年9月20日、京王電鉄発行
  2. ^ a b “アニメ映画の主題歌「カントリー・ロード」が聖蹟桜ヶ丘駅の列車接近メロディーになります!” (PDF) (プレスリリース), 京王電鉄, (2012年2月23日), http://www.keio.co.jp/news/backnumber/news_release2011/nr120223v02.pdf 2013年9月16日閲覧。 
  3. ^ 京王グループ 1日の駅別乗降人員
  4. ^ 京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター開店年度
  5. ^ 東京都統計年鑑(平成2年)227ページ
  6. ^ 東京都統計年鑑(平成3年)233ページ
  7. ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
  8. ^ 当駅の乗降人員最高値年度
  9. ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
  10. ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
  11. ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
  12. ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
  13. ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
  14. ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
  15. ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
  16. ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
  17. ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
  18. ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
  19. ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
  20. ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
  21. ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
  22. ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
  23. ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
  24. ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
  25. ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
  26. ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
  27. ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
  28. ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
  29. ^ この件については、『藤子・F・不二雄大全集』第1巻に収録された原恵一による解説で言及している。
  30. ^ a b c d 今夜金曜ロードSHOW「耳をすませば」の舞台、聖蹟桜ヶ丘の知られざる苦労(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース”. 2013年12月30日閲覧。
  31. ^ a b 毛利康秀(2014)「観光都市としての多摩市」『多摩ニュータウン研究 No.16』2014年、23-37ページ、多摩ニュータウン学会。
  32. ^ あいぼりー特別号 「京王線・井の頭線 むかし物語」総集編 2003年12月9日、京王電鉄発行

関連項目[編集]

外部リンク[編集]