多摩都市モノレール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
多摩都市モノレール株式会社
Tokyo Tama Intercity Monorail Co.,Ltd.
多摩都市モノレール本社
多摩都市モノレール本社
種類 株式会社第三セクター
市場情報 非上場
略称 多摩モノレール
本社所在地 日本の旗 日本
〒190-0015
東京都立川市泉町1078番地92
設立 1986年昭和61年)4月8日
業種 陸運業
事業内容 軌道法に基づく一般運輸業 他
代表者 代表取締役社長 依田俊治
資本金 100百万円(2011年3月31日時点)
発行済株式総数 1,008,780株(2011年3月31日時点)
売上高 7,737百万円(2011年3月期)
営業利益 1,275百万円(2011年3月期)
純利益 801百万円(2011年3月期)
純資産 27,145百万円(2011年3月31日時点)
総資産 82,938百万円(2011年3月31日時点)
従業員数 164人(2011年3月31日時点)
決算期 3月31日
主要株主 東京都 79.9%
西武鉄道 4.7%
京王電鉄 2.6%
小田急電鉄 1.6%
(2010年3月31日時点。他は#株主参照)
外部リンク tama-monorail.co.jp
テンプレートを表示

多摩都市モノレール株式会社(たまとしモノレール)は、多摩都市モノレール線を運営する東京都西武鉄道京王電鉄小田急電鉄などの出資による第三セクター方式で設立された、第三セクター鉄道会社。本社は東京都立川市の運営基地敷地内に所在。略称は多摩モノレール

目次

[編集] 概要

全構想路線約93kmのうち、上北台 - 多摩センター間(約16km)が2000年1月に全通した。さらに運輸政策審議会より上北台 - 箱根ヶ崎間(約7km)を「2015年までに整備に着手することが適当である路線」として、また、多摩センターから八王子および町田間が「今後整備について検討すべき路線」と答申されているが、いずれも具体化はしていない段階である。多摩丘陵の大きな起伏を克服すべく導入されたモノレールであり、多摩丘陵外縁部傾斜地に進出した大学、中央大学帝京大学明星大学等への、通学の交通手段ともなっている。

[編集] 経営状態

利用者数は開業以来一貫して高い伸びを示しており、本業の収益性を示す営業収支は開業6年目の2005年に黒字転換を達成し、その後も拡大している。しかしながら事業規模に比して土地取得費・建設費の利払い費用があまりにも膨大であるため、長らく経常収支の黒字化には至っていなかったが、初期投資に伴う借入金の返済が経営を圧迫し、債務超過に陥ったことから、2008年に東京都などから経営支援を受け、債務超過や累積債務は解消された。営業損益は2004年度以降、経常損益・当期純損益も2008年度以降黒字を継続している。

建設工事に遅れが生じたことなどから全面開業が2000年1月までずれ込み、総工費も当初予定の2倍ほどにまでふくれあがっていた。2000年3月末時点で既に100億円近い累積赤字を抱える状態からのスタートであり、その後の単年度赤字額は37億円、30億円、27億円、19億円、11億円、8億円と順調に改善しているものの、累積赤字額は2006年3月末時点で228億円に達し、約22億円の債務超過となっている。建設の遅れもさることながら、総工費が1100億円余りだったのに対し、資本金の額が205億円と自己資本比率が2割にも満たないため、借入金が膨大となり利払い負担が大きくなっている。

この過少資本状態を解消するため、2008年4月1日に、

  • 東京都と沿線市町村が多摩都市モノレール株式会社に対して210億円の追加出資を行うこと(増資
  • 東京都が多摩都市モノレール株式会社に現時点で融資している約270億円のうち90億円は返済を求めず、かわりに同額の同社株式を受け取ること(債務の株式化

など実施され、経営基盤の強化が図られた。これにより、借入金利払い負担が軽減されたことと、会社の営業努力により、2008年度に引き続き、2009年度も約2億円の黒字を計上している。

[編集] 株主

2010年3月31日時点での株主と出資比率は次のとおりである。

株主 株数 割合
東京都 805,704株 79.87%
西武鉄道 47,520株 4.71%
京王電鉄 26,400株 2.62%
みずほ銀行 20,537株 2.04%
小田急電鉄 15,840株 1.57%
三菱東京UFJ銀行 11,616株 1.15%
みずほコーポレート銀行 11,143株 1.10%
東京電力 10,560株 1.05%
三井住友銀行 7,392株 0.73%
八王子市 6,612株 0.66%
立川市 6,612株 0.66%
日野市 6,612株 0.66%
東大和市 6,612株 0.66%
多摩市 6,612株 0.66%

[編集] 歴史

[編集] 路線

駅一覧などは下記の記事を参照のこと。

[編集] 車両

多摩都市モノレール1000系

旅客車両はこの車両で統一されている。製造時期やリニューアルの関係でバリエーションは豊富である。

[編集] 運転士

  • モノレール運転士の養成(動力車操縦者免許取得)は、研修所を持つ他鉄道会社に委託している。委託先はモノレールではなく、例えば西武鉄道京王電鉄などの、普通の2本レールの鉄道である。そのため、多摩都市モノレールの運転士であっても普通の鉄道(電車)の運転経験があることになる。免許取得後、改めて自社線にて必要な訓練は受けている。
  • 2009年8月12日に多摩都市モノレール初の女性運転士が2名同時に誕生した。

[編集] 各種乗車券

多摩都市モノレールでは、沿線の観光・レジャースポットと連携した乗車券を発売している。

  • 多摩モノレールセット券
    • 国営昭和記念公園国営昭和記念公園の入場引換券と多摩モノレールの1日乗車券がセット。大人900円
    • 多摩動物公園多摩動物公園の入園整理券と多摩モノレールの1日乗車券がセット。大人1,000円
    • サンリオピューロランド(パスポート)サンリオピューロランドのパスポート引換券と多摩モノレールの1日乗車券がセット。大人4,000円、子ども3,000円
    • サンリオピューロランド(入場券):サンリオピューロランドの入場券引換券と多摩モノレールの1日乗車券がセット。大人3,000円、子ども2,000円
    • 埼玉西武ライオンズ応援セット券西武ドーム内野自由席入場料と西武バスの上北台 - 西武ドームを結ぶバス乗車券、多摩モノレールの1日乗車券がセット。大人2,400円、中学生1,400円、小学生1,000円 ※西武ドームでのプロ野球開催期間中のみ発売
    • パルテノン多摩パルテノン多摩で開かれるコンサート等の公演チケットと多摩モノレールの1日乗車券がセット ※一部の公演で取り扱っている

[編集] イベント列車

車両1編成を貸し切って、夏に「ビール列車」、冬に「ワイン列車」と銘打った臨時イベント列車を多摩モノレールの主催で実施している。参加は事前申し込みで、上北台を出発し多摩センターでトイレ休憩による小停車の後、再び立川北まで戻るコース。車内中央に置かれた長テーブルに料理が並べられ、参加者は見晴らしの良い高架線を走行するモノレールからの景色を眺めながらビールやワインを味わうというもの。両方とも大変な人気で、受付早期で完売する。

[編集] 関連項目


[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語