東新宿駅

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東新宿駅
A3出入口サンクンガーデン
A3出入口サンクンガーデン
ひがししんじゅく - Higashi-shinjuku
東京都新宿区新宿七丁目27-3(都営地下鉄)
北緯35度41分52.5秒東経139度42分27秒
東京都新宿区新宿七丁目27-11(東京メトロ)
北緯35度41分58.2秒東経139度42分27.8秒
所属事業者 PrefSymbol-Tokyo.svg 東京都交通局都営地下鉄
東京地下鉄(東京メトロ)
電報略号 東新(東京都交通局、駅名略称)
ヒシ(東京メトロ)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線(大江戸線)
2面4線(副都心線、上下2層式)
乗降人員
-統計年度-
(東京都交通局)24,994人/日
(東京メトロ)23,699人/日人/日
-2012年-
開業年月日 2000年平成12年)12月12日
乗入路線 2 路線
所属路線 E 都営地下鉄大江戸線
駅番号 E 02
キロ程 2.2km(都庁前起点)
E 01 新宿西口 (1.4km)
(1.0km) 若松河田 E 03
所属路線 F 東京メトロ副都心線
駅番号 F 12
キロ程 15.5km(和光市起点)
F 11 西早稲田 (0.9km)
(1.1km) 新宿三丁目 F 13

東新宿駅
配線図

大江戸線
新宿西口駅

1 2


STRg STRf
STR+BSl STR+BSr
STR+BSl STR+BSr
STRg STRf

若松河田駅


副都心線(A線)
地下5階
西早稲田駅

1


STRf
STRrg ABZrf
STR+BSl STR
STR+BSl STR
STRlf ABZlg
STRf

新宿三丁目駅


副都心線(B線)
地下6階
↑西早稲田駅

2


STRg
ABZlf STRlg
STR STR+BSr
STR STR+BSr
ABZrg STRrf
STRg

↓新宿三丁目駅

東新宿駅(ひがししんじゅくえき)は、東京都新宿区新宿七丁目にある、東京都交通局都営地下鉄)・東京地下鉄(東京メトロ)のである。駅開設後、マンションの造成が進み利用者数が増加し、2012年には商業&ビジネス複合型のオフィスビル「新宿イーストサイドスクエア」が建設され駅に直結したほか、駅東部には区民の生活交流施設が集まるなど、再開発も進んでいる。

概要[編集]

都営地下鉄の大江戸線と、東京メトロの副都心線が乗り入れ、接続駅となっている。駅番号は、大江戸線がE 02、副都心線がF 12である。

2000年12月に大江戸線の駅として開設。駅の機構はほとんどが新宿七丁目に含まれるが、一部は新宿六丁目(駅東南)、大久保一丁目(駅北西)、歌舞伎町二丁目(駅南西)にもまたがる。もともと駅周辺は地盤の良い地域でもあり、駅開設後、新宿七丁目を中心にマンションの造成が進み、閑静な住宅地が形成されるにつれて駅の利用者数が増加し、2008年6月の副都心線開通後も高い利用者増加率を見せ続けている。

そして、三菱地所による「新宿イーストサイド」再開発計画により、2012年4月には、1万人以上が就業可能な商業&ビジネス複合型のオフィスビル「新宿イーストサイドスクエア」(地上20階・地下2階)が駅直結で建設され(2012年8月から入居開始、9月グランドオープン)、また外構空間の40%が緑化されている[1]。イーストサイド南側には、地上32階・地下1階・高さ111.7m・総戸数761戸のタワーマンションなど、複数のマンションも建設されている。

また、住宅街の広がる駅東側の新宿七丁目では、2011年に「新宿ここ・から広場」が整備され新宿区民の生活交流施設が集積し[2]、2014年には新宿区と新宿区医師会が連携した保健医療施設である東新宿保健センター・新宿区医師会区民健康センター(災害医療救護支援センター)が開設されるなど[3]、区民向けのインフラも整備されている。

歴史[編集]

都営大江戸線の駅は開業前の仮名称が「西大久保」であった[4]。また、副都心線の仮名称は「新宿七丁目」であった[5]

駅構造[編集]

大江戸線ホーム(2013年5月)
TokyoMetro-F12-Higashi-shinjuku-station-platform-1.jpg Higashi-shinjuku station Fukutoshin Line platform.jpg
上)副都心線1番線ホーム(2008年6月)
下)副都心線2番線ホーム(2009年6月)

駅は武蔵野台地の東端、豊島台に位置し、上位から関東ローム層、段丘礫層、東京層、上層層群に覆われており、粘性土は硬く、砂質土も極めて締まった状態である[9]。駅周辺の表層地盤増幅率も低い[10]

都営地下鉄[編集]

島式ホーム1面2線を有する地下3層(一部2層)の地下駅。新宿七丁目交差点を中心に、職安通り・抜弁天通りの直下に位置する。ホーム長137m、幅8m、深さは18.3mで大江戸線平均(22.3m)よりも浅く[11]、開削工法で築造された[12]

大江戸線は、公募プロポーザル方式により各駅の設計が異なった建築家の手に委ねられており[13]、東新宿駅はマナベ建築設計事務所が手がけている。駅のデザインのキーワードは「光」と「斜光」で、地下空間に地上の自然光を演出している。「ゆとりの空間」には、渡辺豊重作の「あすをあなたに(TOMORROW FOR YOU)」が置かれている。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 E 都営大江戸線 新宿西口都庁前(都庁前のりかえ)光が丘方面
2 E 都営大江戸線 飯田橋上野御徒町両国方面

東京メトロ[編集]

明治通りの直下、新宿七丁目交差点と大久保二丁目交差点の間に位置する。上下2層式、各層に島式ホーム1面2線を有する2面4線の構造である。ホームの位置は上層(地下5階)が渋谷方面、下層(地下6階)が池袋方面となる。上下2層に分けられた理由は、同一階層で2面4線の構造にすると明治通りの道幅に収まらなくなるためである[14]。新たに建設された副都心線の池袋 - 渋谷間では最も深い駅に該当する。B線ホーム(池袋方面)は35.4m、A線ホーム(渋谷方面)は29.2mとなり、東京メトロ全駅では4番目に深い駅(B線ホーム)に該当する。

駅の北側(大久保通りとの交差部分)は、電力などのライフラインが多く埋設されていることから非開削(パイプルーフ工法)で建設されており、そのため地上への出入口が駅の中央と南側(新宿七丁目側)に位置しており、駅北端の大久保通り沿いにはエレベーターのみが設置されている[15]。大江戸線との連絡通路も駅南端に位置する[16]

駅のデザイン・コンセプトは「つつじ」と「アクティブ」であり、ステーションカラーにはつつじの薄紅が採用され、ホームの壁面やベンチのデザインにもつつじの花が使われている[17]。かつて駅にほど近い地区が「つつじの里」(鉄炮組百人隊の武士たちが内職でつつじを栽培していた)として知られており、現在は、「商業地域であると同時に、住宅地でもあり、多種多様な地域性が融合し、活気に満ちている(アクティブ)地域性」[18]から、設定されたものである。地下4階では中山ダイスケの作品「新宿躑躅」を見ることができる[19]

当駅では優等列車の追い抜きが行われているが、ホームドアは待避線側にのみ設置され、通過線側は壁が設置されている。よって、優等列車の待避の有無に関係なく、当駅に停車する列車はすべて待避線側に入線する。ただし、通過線側の壁は一部が開閉可能な構造になっており、異常時には通過線側からも乗客がホームに脱出できる構造としている[20]。また、両ホームとも可動ステップが設置されている。

番線 路線 行先
1 F 副都心線 新宿三丁目渋谷横浜元町・中華街方面
2 F 副都心線 池袋和光市森林公園飯能方面

利用状況[編集]

  • 都営地下鉄 - 2012年度の一日平均乗降人員は24,994人である。
  • 東京メトロ - 2012年度の一日平均乗降人員は23,699人である。

増加を続ける利用者数[編集]

開業以来、利用者数は増加を続けており、副都心線開通後も、都営地下鉄・東京メトロともに利用者数の大幅な増加が続いている。都営地下鉄の場合、一日平均乗降人員は、2008年度が18,231人、副都心線開通で乗換駅となった2009年度が19,550人、2010年度が20,631人(乗車人員10,503人、降車人員10,128人)に増加している[21]。そして、東京メトロにおける一日平均乗降人員も2009年度は16,152人(前年度比19.8%増)、2010年度は18,375人(前年度比13.8%増)となり、東京メトロ全駅で最も高い増加率を見せている[22]

一日平均乗車人員の推移[編集]

開業以来の一日平均乗車人員推移は下表のとおりである。

年度 都営地下鉄 東京メトロ 出典 備考
2000年(平成12年) 3,973 - 未開業 [23] 大江戸線開通
2001年(平成13年) 5,170 (+30.1%) [24]
2002年(平成14年) 6,047 (+17.0%) [25]
2003年(平成15年) 6,383 (+5.6%) [26]
2004年(平成16年) 6,688 (+4.8%) [27]
2005年(平成17年) 6,975 (+4.3%) [28]
2006年(平成18年) 7,310 (+4.8%) [29]
2007年(平成19年) 8,112 (+11.0%) [30]
2008年(平成20年) 9,296 (+14.6%) 6,773 - [31] 副都心線開通
2009年(平成21年) 9,977 (+7.3%) 8,175 (+20.7%) [32]
2010年(平成22年) 10,503 (+ 5.3%) 9,238 (+13.0%) [33]
2011年(平成23年) 11,019 (+ 4.9%) 10,186 (+10.3%) [34]
2012年(平成24年) 12,719 (+15.4%) 11,926 (+17.1%) [35]

駅周辺[編集]

駅近辺は比較的閑静である。周辺は中高層マンションが多く立地する。2007年に策定された新宿区マスタープランでは、東新宿駅が「生活交流の心」と位置づけられ、「生活者にとって利便性の高い魅力ある地域の新たな拠点となるよう」駅周辺の整備が進められている[36]。また、駅の上を走る明治通りでは、街路樹の配置や沿道の建築物の緑化が進められている[36]

東新宿再開発 - 新宿イーストサイド[編集]

外構空間の40%が緑化された新宿イーストサイド

2007年、当駅の南東部約3.7万の日本テレビゴルフガーデン跡地をUR都市機構の競争入札によって三菱地所が落札し[37]、同社が開発する敷地一帯を「新宿イーストサイド」と命名し、日本土地建物大和ハウス工業平和不動産とともに、再開発がスタートした。

そして、2012年4月、敷地北側のビジネスエリアに、広場や遊歩道とともに、飲食店街を中心としたサンクンガーデンを通して当駅と直結するかたちで、地上20階・塔屋2階・地下2階・高さ96m・延床面積約17万m²の新宿イーストサイドスクエアが建設された[38](2012年8月から入居開始、9月グランドオープン)[39]。同ビルは、1万人以上が就業可能で、地下1階と1階の一部が商業施設、1階から20階までがオフィスエリアとなっており[40]スクウェア・エニックス・ホールディングス[41]ソフトバンクテクノロジーなどが本社移転している。ほかに、地上6階の賃貸住宅棟も建設されている。

敷地南側のレジデンスエリアには、地上32階・地下1階・高さ111.7m・総戸数761戸のタワーマンション(パークハビオ新宿イーストサイドタワー)、地上4階の「西棟」、地上1階の「南棟」の合計3棟が建設され、いずれも2012年春に竣工した。タワー棟1階にはマルエツプチが同時期にオープンしている。

駅出入口[編集]

大江戸線開業時に設置されたA系出入口と(A3を除く)、副都心線開業時に設置されたB系出入口がある。また、明治通り沿いならびにA2出入口周辺に路上駐輪場が設けられている(定期278台、時間利用19台)[42]

A1出入口(歌舞伎町二丁目)[編集]

商業地区につながるA1出入口

大江戸線開業時に開設。歌舞伎町二丁目の東北端に位置し、職安通りに接している。日清食品ホールディングス東京本社などの商業地区に通じている。エスカレータ(上り)設置。

A2出入口(新宿七丁目)[編集]

マンションが多く立地するA2出入口

大江戸線開業時に開設。住宅街の広がる新宿七丁目の西南端に位置し、抜弁天通りに接している。エスカレータ(上り)、大江戸線改札階行きエレベータ併設。2014年6月には新宿区と新宿区医師会が連携した保健医療施設(東新宿保健センター・新宿区医師会区民健康センター)が開設されている。

A3出入口(新宿六丁目)[編集]

A3出入口サンクンガーデン

2012年4月27日に開設[43]。新宿七丁目と接する新宿六丁目の北端に位置しており、ショップ&レストランが軒を連ねるサンクンガーデンを介して新宿イーストサイドスクエアと直結している。エスカレータ(上り)、エレベータ設置。

B1出入口(大久保一丁目)[編集]

副都心線開業時に新設。大久保一丁目の東端に位置し、明治通りに接している。戸山からも近く、大久保通りと明治通りの交差点付近にはエレベーター専用出入口も設置されている[44]。駅北西部の徒歩圏内には新大久保のコリア・タウンがある。

B2出入口(新宿七丁目)[編集]

明治通りに面するB2出入口

副都心線開業時に新設。新宿七丁目の西端に位置し、明治通りに接している。エスカレータ(上り)、副都心線改札階行きエレベータ設置。

バス路線[編集]

東新宿駅前停留所のひとつ

最寄り停留所は、明治通りと抜弁天通りの交差点にある「東新宿駅前」となる。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局により運行されている。このバス停は都営大江戸線の駅が開業する前日の2000年12月11日までは「大久保一丁目」であり、また1978年7月までは「西大久保一丁目」と呼ばれていた。系統と行先は次の通り[45]

隣の駅[編集]

東京都交通局
E 都営大江戸線
新宿西口駅 (E 01) - 東新宿駅 (E 02) - 若松河田駅 (E 03)
東京地下鉄
F 副都心線
急行・通勤急行
通過
各駅停車
西早稲田駅 (F 11) - 東新宿駅 (F 12) - 新宿三丁目駅 (F 13)

脚注[編集]

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  1. ^ 「東新宿に新たなランドマークが誕生、『新宿イーストサイドスクエア』竣工」 - 財経新聞、2012年5月17日
  2. ^ 「新宿ここ・から広場」 - 新宿区、2011年3月
  3. ^ 「広報しんじゅく」2106号 - 新宿区、2014年6月15日
  4. ^ これは旧町名に基づくもので、大久保駅の西側にある駅という意味ではない。当駅は大久保駅の東側に位置している。
  5. ^ 「地下鉄13号線(池袋~渋谷間)は、平成20年6月に開業します」 - 東京地下鉄
  6. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 38)
  7. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 652)
  8. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 652)
  9. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 413)
  10. ^ 東新宿駅の表層地盤増幅率は1.31(独立行政法人防災科学技術研究所「地震ハザードステーション」による)。
  11. ^ 東京都交通局(2003: 329)
  12. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 419)
  13. ^ 東京都交通局(2003: 103)
  14. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 413)
  15. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 412)
  16. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 412)
  17. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 659)
  18. ^ 東京地下鉄株式会社(2008: 9)
  19. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 658)
  20. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 666)
  21. ^ 東京都交通局 各駅乗降人員一覧
  22. ^ 東京メトロ 各駅の乗降人員ランキング
  23. ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
  24. ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
  25. ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
  26. ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
  27. ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
  28. ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
  29. ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
  30. ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
  31. ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
  32. ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
  33. ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
  34. ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
  35. ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
  36. ^ a b 新宿区(2007: 127)
  37. ^ 「パークハビオ新宿イーストサイドタワー」 - RBAタイムズWeb版、2011年12月16日
  38. ^ 「東新宿に新たなランドマーク誕生 大規模環境創造型プロジェクト〜「新宿イーストサイドスクエア」竣工」 (PDF) - 三菱地所、日本土地建物、大和ハウス工業、平和不動産、2012年5月17日
  39. ^ 「『新宿イーストサイドスクエア』が完成し報道公開 9月開業を前に」産経ニュース、2012年5月17日
  40. ^ 「SHINJUKU EASTSIDE SQUARE」 (PDF) - 三菱地所・日本土地建物
  41. ^ 「新宿イーストサイドスクエアに本社移転、スクウェア・エニックス」 - 日経不動産マーケット情報、2012年1月6日
  42. ^ 新宿区:区内駐輪場等案内図・東新宿駅
  43. ^ 「大江戸線 東新宿駅 新出入口オープンのお知らせ」 - 東京都交通局
  44. ^ 東京地下鉄株式会社(2009: 412)
  45. ^ 「バス乗り場・東新宿駅」 - 東京都交通局

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]