麻布十番駅

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麻布十番駅
3番出入口(2008年8月)
3番出入口(2008年8月)
あざぶじゅうばん - Azabu-juban
東京都港区麻布十番四丁目4-9(東京メトロ)
北緯35度39分17秒東経139度44分13秒座標: 北緯35度39分17秒 東経139度44分13秒
東京都港区麻布十番一丁目4-6(東京都交通局)
北緯35度39分23.4秒東経139度44分10秒
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
東京都交通局都営地下鉄
電報略号 サフ(東京メトロ)
麻(東京都交通局、駅名略称)
駅構造 地下駅
ホーム 各1面2線(計2面4線)
乗降人員
-統計年度-
(東京メトロ)44,831人/日
(東京都交通局)35,291人/日
-2013年-
開業年月日 2000年平成12年)9月26日
乗入路線 2 路線
所属路線 N 東京メトロ南北線
駅番号 N 04
キロ程 3.6km(目黒起点)
N 03 白金高輪 (1.3km)
(1.2km) 六本木一丁目
N 05
所属路線 E 都営地下鉄大江戸線
駅番号 E 22
キロ程 22.1km(都庁前起点)
E 21 赤羽橋 (0.8km)
(1.1km) 六本木 E 23
南北線改札口(2008年8月)

麻布十番駅(あざぶじゅうばんえき)は、東京都港区麻布十番にある、東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)のである。

東京メトロの南北線と、都営地下鉄の大江戸線が乗り入れ、接続駅となっている。駅番号は南北線がN 04、大江戸線がE 22である。

歴史[編集]

駅構造[編集]

東京メトロ[編集]

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札口は地下1階、ホームは地下3階にある[1]

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 N 南北線 四ツ谷赤羽岩淵浦和美園方面
2 N 南北線 白金高輪目黒日吉方面

白金高輪寄りのA線(赤羽岩淵方面)・B線(目黒方面)間に留置線があり、夜間の留置に使用されている。

2006年9月25日のダイヤ改正より、平日朝ラッシュ時に1往復設定されている浦和美園からの当駅終着列車(のちに王子神谷発の1本を増便)が折り返しのために使用している。通常南北線列車の折り返しに使用している白金高輪駅構内白金台寄りの引き上げ線は、この時間帯はすべて都営三田線の列車が使用しており空きがなく、折り返すことができないからである。また、埼玉スタジアム2002でサッカーの試合が開催される際に運転される当駅始発・終着の臨時列車市ケ谷方面の留置線や車両基地に出入りするための折り返し用としても使われる。

駅改札周辺設備[編集]

売店 (METRO'S) は改札外に1店舗ある[2][1]待合室はないが、改札を入り右側に駅事務室があり、[1]その入口に「ふれあいコーナー」と称する多目的スペースが設置されていた(現在は設備は撤去され、スペースのみが残っている)。トイレは改札を入り左側(赤羽岩淵側)にある[1]

改札外には新生銀行ATMが設置されている[2][1]

エレベーターは、地上 - 地下1階間の改札外に2基(うち六本木一丁目寄りは都営大江戸線と共用)[1][3]、地下1階 - 地下3階間の改札内に1基設置されている[1]エスカレーターは、改札外が地上各出口 - 地下1階間に、改札内が地下1階 - 地下3階間に4基設置されている[1]

自動券売機の隣にコインロッカーが設置されている[1]

東京都交通局[編集]

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札は地下4階、ホームは地下6階にある[3]

のりば[編集]

番線 路線 行先
1 E 都営大江戸線 大門門前仲町両国方面
2 E 都営大江戸線 六本木新宿都庁前方面

駅改札周辺設備[編集]

売店は改札外に1店舗ある[3]。待合室はない。トイレは改札外にある[3]

エレベーターは、地上 - 地下1階間[4]と地下1階 - 地下4階間の改札外、地下4階 - 地下6階間の改札内に各1基設置されている[3]。エスカレーターは、改札外が地上各出口 - 地下4階間に、改札内が地下4階 - 地下6階間・地下4階 - 地下5階間・地下5階 - 地下6階間に設置されている[3]

7番出入口の反対側に、地下駐車場(麻布十番公共駐車場)を経由して地上に出ることが可能な通路が設置されている。

災害時に備え、食料品や毛布などを保管する非常用備蓄倉庫が設置されている。

利用状況[編集]

  • 東京メトロ - 2013年度の1日平均乗降人員は44,831人である[5]
  • 都営地下鉄 - 2013年度の1日平均乗降人員は35,291人(乗車人員17,854人、降車人員17,437人)である[6]

開業以来の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおり[7]

年度 東京メトロ 都営地下鉄 出典
乗降人員 乗車人員 乗降人員 乗車人員
2000年 12,930 9,909 [8]
2001年 14,827 11,915 [9]
2002年 15,729 13,260 [10]
2003年 33,911 17,224 29,082 14,880 [11]
2004年 35,601 17,827 29,171 14,860 [12]
2005年 36,784 18,496 30,097 15,233 [13]
2006年 38,174 19,288 31,517 15,945 [14]
2007年 40,131 20,322 33,423 16,839 [15]
2008年 40,898 20,575 33,514 16,910 [16]
2009年 41,557 20,948 33,661 17,002 [17]
2010年 41,717 21,016 33,927 17,104 [18]
2011年 41,257 20,808 32,868 16,647 [19]
2012年 42,971 21,489 34,076 16,600 [20]
2013年 44,831 35,291 17,854

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

最寄りの停留所は、環状3号線都道415号線の交差点と3 - 5番出入口付近にある麻布十番駅(一の橋)、7番出入口付近にある麻布十番麻布十番公共駐車場前、1番出入口付近にある麻布十番二丁目である。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局とフジエクスプレスにより運行されている。

麻布十番駅[編集]

麻布十番[編集]

  • ちぃばす(フジエクスプレス)
    • 田町ルート:六本木ヒルズ行
    • 麻布西ルート:六本木けやき坂方面

麻布十番公共駐車場前[編集]

  • ちぃばす(フジエクスプレス)

麻布十番二丁目[編集]

  • ちぃばす(フジエクスプレス)
    • 麻布西ルート:六本木けやき坂方面

反対運動と誘致運動[編集]

麻布十番駅は、本来は営団地下鉄日比谷線の駅として計画され、開通とともに開業する予定であった。しかし計画当時は都電の最盛期であり、麻布十番にあった都電の一ノ橋停留所は複数の系統が乗り入れている乗り継ぎ停留所で、とても利用客が多い停留所であった。そのため地下鉄開通によって都電から地下鉄を利用して銀座方面に人が流れるのをおそれ、麻布十番には地下鉄はいらない、今のままの都電だけで充分だ。という声が高まり反対運動が起こった。東京オリンピックまでにどうしても日比谷線を開通させたかった営団地下鉄は麻布十番経由から本来通る予定のなかった六本木へ大きく迂回するルートに変更して1964年(昭和39年)のオリンピック開催前に全線開通することができた。この時のルート変更で六本木ー神谷町間に不自然な急カーブができてしまった。

その後、東京都区部の交通は都電から地下鉄が主体になり、麻布十番でも1969年(昭和44年)に都電が廃止になってしまった。反対運動で地下鉄が通らなかった麻布十番はその後に建設された地下鉄各線も全く通らず陸の孤島と言われるほどの不便な町になってしまい、人が来ない活気のない町になってしまった。そこで活気を取り戻すために今度は地下鉄の誘致運動を行い、その結果地下鉄が2線も通ることとなり、2000年(平成12年)に営団地下鉄南北線都営地下鉄大江戸線が開通し、日比谷線開通から36年後にようやく麻布十番駅が開業した。

しかしこれは真実ではなく、よくある鉄道忌避伝説の一つである。

東京市が1924年(大正13年)12月に東京市議会で可決し、鉄道省に提出して却下された「市営高速度鉄道計画」で 「3号線 恵比寿 - 広尾 - 六本木 - 虎ノ門 - 日比谷 -(以下略)」 となっており、麻布十番を経由せずに六本木を通る案は戦前からであり、戦後の日比谷線建設でも踏襲されている。

反対運動で麻布十番から六本木経由に変更したために六本木ー神谷町間のカーブが半径130mの直角に近い急カーブになったとよく言われているが、日比谷線では東銀座築地間、茅場町人形町間にもあり日比谷線ではとくに珍しいものではない。

実際は逆に日比谷線を六本木から麻布十番への誘致運動があり、さらにその誘致運動を反対していた人々がいたというのが真実である。

東京メトロ南北線と都営地下鉄大江戸線の麻布十番での誘致運動があったのは事実だが、都電の廃止より前の1968年(昭和43年)の都市交通審議会答申第10号において既に東京7号線(南北線)と東京12号線(大江戸線)のルートは麻布十番付近を通るのはほぼ決まっており、この両線がなかなか建設されなかったため(2000年・平成12年全線開通・麻布十番駅開業)、いわゆる麻布十番での誘致運動というのは地下鉄の「駅」の誘致と地下鉄の早期着工のことであり、地下鉄「線」を誘致したと言われているのは間違いである。

隣の駅[編集]

東京地下鉄
N 南北線
白金高輪駅 (N 03) - 麻布十番駅 (N 04) - 六本木一丁目駅 (N 05)
東京都交通局
E 都営大江戸線
赤羽橋駅 (E 21) - 麻布十番駅 (E 22) - 六本木駅 (E 23)

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]