中山ダイスケ

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中山 ダイスケ(なかやま だいすけ、本名:中山大輔、1968年(昭和43年)1月7日 - )は、現代美術家舞台美術家アートディレクター

dnSTUDIO代表、株式会社ダイコン代表取締役社長。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科非常勤講師。東北芸術工科大学学長[1]

人物[編集]

香川県丸亀市に生まれる。1988年昭和63年)から武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科に学ぶが、1990年に中退した[2]。その後は演出家飴屋法水に師事したのち、現代美術作家として独立した。

1990年代中期には須田悦弘、中村哲也小金沢健人坂東慶一らと若手美術作家のグループ『スタジオ食堂』を結成し、様々なイベントやプレゼンテーションを行った。1997年から活動拠点をアメリカ合衆国に移し、翌1998年にはニューヨーク市ギャラリー 「ダイチ・プロジェクツ」において、日本国外における初めての個展を開いた[2]

美術作家として個展やグループ展を行いながら、ファッショショーの演出、舞台美術、店舗や商品のコンセプトメークなどを手がけ、講演やワークショップ活動も積極的に行っている。

私生活では2002年平成14年)12月に、女優の鶴田真由と結婚しており、スポーツ全般、特にサッカーのファンでもある。

受賞歴等[編集]

  • 1997年 - ブランシェット・ロックフェラー・スカラシップ
  • 1998年 - 第1回岡本太郎記念現代芸術大賞 準大賞受賞
  • 2004年 - 「VOCA展2004」 現代美術の展望ー新しい平面の作家たち 佳作賞受賞

主な個展[編集]

  • 1998年 「Under the Table」ダイチ・プロジェクツ(ニューヨーク)
  • 1999年 「FULL CONTACT」アイゲン・アート(ベルリン)
  • 2000年 「FULL CONTACT」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川)
  • 2004年 「Doze」児玉画廊(東京)
  • 2005年 「Smells Like Rainbow」 ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡)

主なグループ展[編集]

  • 1996年 「Discord sabotage of realities 」クンストハウス(ハンブルク)
  • 1999年 「Pop Surrealism」オルドリッチ美術館( コネチカット、リッジフィールド)
  • 2000年 リヨン・ビエンナーレ2000「exoticism」(フランス)
  • 2002年 「現代美術への視点-連続と侵犯」東京国立近代美術館(東京)、国立国際美術館(大阪)
  • 2004年 「DIVINE HEROES」 マイノリテン ギャラリー、 グラーツ(オーストリア)
  • 2007年 「等身大の約束」MOTアニュアル 東京都現代美術館(東京) 

主なパブリック&プライベートコレクション[編集]

主なコミッションワーク、アートディレクション[編集]

  • 2005年 VEROURS 青山 アートディレクション
  • 2006年 マドラウンジ 六本木ヒルズ52階 アートディレクション 
  • 2007年 OKAWARI.JP 東京ミッドタウン
  • 2008年 地下鉄副都心線 東新宿駅

主な舞台美術、ファッションショー演出[編集]

  • 2001年 CLAUDIA HILL 2002秋冬 ニューヨークコレクション
  • 2002年 舞台美術「障子の国のティンカーベル」 BUNKAMURAプロデュース
  • 2007年 舞台美術「Perfoming Woman」インド、イラン、ウズベキスタン、日本4カ国製作舞台 国際交流基金 インド(デリー)

脚注[編集]

  1. ^ “芸工大、新理事長に根岸氏 後任学長は中山氏を選ぶ”. 山形新聞. (2017年12月21日). http://yamagata-np.jp/news/201712/21/kj_2017122100407.php 2018年1月3日閲覧。 
  2. ^ a b Biography 中山ダイスケウェブサイト、2010年6月1日閲覧

外部リンク[編集]