飴屋法水

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飴屋 法水あめや のりみず1961年 - )は演出家美術家

1978年、17歳にて、唐十郎の「状況劇場(紅テント)」に参加、5年間、音響を担当。 1983年に独立、「東京グランギニョル」を旗揚げ。ポスター画に丸尾末広、主演に嶋田久作を配し、反復する大音響なビートやデッドテック(廃墟的)な装置に退廃的でグロテスクな世界観をもつ異色の舞台はマニアックな評判を得る。1988年に「M.M.M」を結成、『スキン/SKIN』シリーズではメカニックなマシン装置と肉体の融合、変質、人体の免疫機構などをテーマにする。

1990年以降は舞台から離れ、「テクノクラート」名義にて、活動を現代美術の場へと移行。当時大森にあったレントゲン藝術研究所を拠点とし、菌類・血液・精液などを素材とした『ダッチライフ/Duch Life』シリーズを相次ぎ発表。当時若手だった、村上隆会田誠ヤノベケンジ小沢剛、批評家の椹木野衣らと、日本の現代美術に携わる。1995年ヴェネツィア・ビエンナーレに『パブリックザーメン/公衆精液』にて参加するも、突然美術活動を止める。

同95年、生物全般を売買対象とするショップ「動物堂」を東京東中野に開店。99年にはフクロウ専門の「OWL ROOM」へと進展していったが、やがて茨城に移住してフクロウと暮らし始め、東京の店は2003年9月に閉店(現在は冷凍マウス等の宅配サービスのみ行っている)。

2005年、全く光の入らない、およそ180cm四方の白い箱に、24日間、閉じこもり続けた「バ  ング  ント」展にて活動を再開。 2006年足立正生監督の映画『幽閉者』のサウンドトラック(音楽:大友良英)に、物音にて参加。この年、1児をもうける。

2007年、この年より、いくつかの大友良英のライブに参加。宮城聰のプロデュースにより、平田オリザの戯曲『転校生』を演出、舞台活動も再開する。2008年には山川冬樹とのジョイントによるライブパフォーマンスを行う。

2009年フェスティバル・トーキョーに『転校生』が招聘される。また全日キャストと演出を変えながら多田淳之介の戯曲『3人いる!』を12日間連続上演。さらに吾妻橋ダンスクロッシングへの参加、秋のフェスティバル・トーキョーにて再び山川冬樹を迎え、サラ・ケイン作『4.48サイコシス』を演出。  フェスティバルトーキョーへは、2010年に巣鴨・西巣鴨周辺の会場を使った「わたしのすがた」、2011年にはイタリアの演出家、ロメオ・カステルッチと宮澤賢治を題材にした「-宮澤賢治/夢の島から-」で大規模な野外公演を行い、連続4回続けての参加となる。 また、2011年には、石田えりプロデュース公演「おもいのまま」で演出、美術、音響を担当。全国ツアーをまわり、全部で30回上演を行う。


目次

[編集] 舞台作品・演出

  • 『マーキュロ』 1984年 アートシアター新宿
  • 『マーキュロ』再演 1985年 アートシアター新宿
  • 『ガラチア・帝都物語』 原作:荒俣宏 1985年 アートシアター新宿
  • ライチ・光クラブ[1]主演;嶋田久作越美晴 1985年 下北沢東演パラータ
  • 『ライチ・光クラブ』再演 1986年 都立家政スーパーロフトKINDO
  • 『ワルプルギス』 1986年 大塚ジェルスホール
  • 『バリカーデ』 [2] 1987年 大崎廃工場
  • 『スキン/Skin#1』 1988年 パルコ スペースPART3
  • 『スキン/Skin#2』 1989年 大阪 近鉄アート館
  • 『スキン/Skin#3』 1989年 青山 246club
  • 『スキン/Skin#4』 1989年 青山 スパイラルホール
  • 『ドナドナ/DONER-DONER』 [3] 1993年 吉祥寺バウスシアター
  • 『転校生』 [4] 作:平田オリザ 2007年12月1日~2日静岡県舞台芸術センター(SPAC)
  • 『原宿パフォーマンス・プラス』 [5]2008年12月24日 ラフォーレ原宿
  • 『転校生』再演 [6]2009年3月20日~21日 静岡県舞台芸術センター(SPAC) 3月26日~29日 東京芸術劇場 中ホール[7]
  • 『3人いる!』 [8]作:多田淳之介 2009年7月31日~8月12日 リトルモア地下
  • 『顔に味噌』 [9] 2009年9月11日~13日 アサヒ・アートスクエア
  • 『4.48サイコシス』[10]作:サラ・ケイン 2009年11月16日~23日 あうるすぽっと
  • 『ソコバケツノソコ』 [11]2010年1月15日~17日 シアタートラム
  • 『顔に味噌』再演 [12]2010年3月2日 東京芸術劇場 小ホール
  • 『つるとんたん』 [13] 2010年7月16日~18日 アサヒ・アートスクエア
  • 『右の石田さんと左の石田さん』[14] 2011年3月21日 六本木Super Deluxe
  • 『わたしのすがた』[15] 2010年10月30日~11月28日 巣鴨・西巣鴨周辺の4会場
  • 『おもいのまま』 [16] 2011年6月30日〜7月13日 あうるすぽっと
  • 『アポロ11号とみずうみ』 2011年7月18日 アサヒ・アートスクエア 
  • 『じ め ん』[17] 2011年9月16日~9月17日 夢の島
  • 『ぽつぽつぽつ』[18]2011年10月21日  parabolica-bis
  1. ^ 当時観客だった古屋兎丸により後に漫画化
  2. ^ 美術家三上晴子と共同制作
  3. ^ 越美晴のコンサートとしての舞台でもあった
  4. ^ 静岡在住の女子高生たちによる上演
  5. ^ 小沢康夫キューレーションにより山川冬樹と共作
  6. ^ 2007とほぼ同じキャストによる
  7. ^ フェスティバル/トーキョー(F/T09春)クロージング公演として招聘
  8. ^ 増井めぐみプロデュースによる12日間別公演
  9. ^ 桜井圭介キューレーションによる吾妻橋ダンスクロッシング2009参加作品
  10. ^ 相馬千秋キューレーションによるフェスティバル/トーキョー(F/T09秋)参加作品
  11. ^ SePT独舞vol.20 として黒田育世振付ダンスによるソロ公演
  12. ^ 吾妻橋ダンスクロッシング2009の再演。東京芸術見本市2010インターナショナル・ショーケースにて発表
  13. ^ 吾妻橋ダンスクロッシング2010参加作品
  14. ^ 空間現代×ECDとの共演
  15. ^ 相馬千秋キューレーションによるフェスティバル/トーキョー(F/T10)参加作品
  16. ^ 出演:石田えり、音尾琢真(TEAM NACS)、山中崇、佐野史郎 音楽:さや(Tenniscoats)
  17. ^ 相馬千秋キューレーションによるフェスティバル/トーキョー(F/T11)F/Tオープニング委嘱作品
  18. ^ 大谷能生との朗読パフォーマンス

[編集] 舞台作品・参加

[編集] 美術作品

  • 個展『有機室』 (三上晴子とのコラボレーション 1987 池袋西武デパート)
  • 個展『WAR BAR』 (1990 青山 246Club)
  • 『ジャパニーズ・ソング』(「電話網の中の見えないミュージアム」展 1991 NTT)
  • 『コロニーインザシティ』(1992 インターコミュニケーション誌上発表 ICC出版)
  • 個展『コンタミネイテッド』(1992 レントゲン藝術研究所)
  • 『私はかわいいアライグマ』(村上隆「2月1日祭」展にて 1993 原宿マラリアアートショウ)
  • 個展『ジャンキー・フード(1993 原宿マラリアアートショウ)
  • 『ヒューマン・ジュース』(福居ショウジン/ピノキオ√964上映イベントにて 1993 レントゲン藝術研究所)
  • 個展『カミング・アウト』(1993 レントゲン藝術研究所)
  • 『セックス・アパルトヘイト』(「人間の条件」展 1994 青山スパイラルホール)
  • 『イッツ・ア・スモールワールド』(銀星倶楽部誌上発表 1994 ペヨトル工房
  • 『メガネドラッグ』(アウトオブバウンズ展にて 1994 直島ベネッセアートサイト)
  • 『公衆精子計画』『血液交換計画』『夫婦交換計画』(「909/アノーマリー2」展 1995 レントゲン藝術研究所)
  • 『公衆精子計画/パブリック・ザーメン』(「トランスカルチャー」展 1995 ヴェネツィア・ビエンナーレ
  • 『丸いジャングル』(1996 メキシコシティ)
  • 『ハンドインハンド』 (「LIFE/ART/TECHNOLOGY―生物/いのち/ART」展 1996 大崎O美術館)
  • 『契約公開』『インプリンツオブ自分』『ヤキイモトタコヤキト天皇』(「日本ゼロ年」展 1999 水戸芸術館
  • 個展『バ  ング  ント』(大友良英椹木野衣とのコラボレーション 2005 六本木Pハウス)

[編集] 映画・映像出演作品

  • 越美晴PV『野ばら』 監督・撮影:久留幸子(1985)
  • 江戸川乱歩劇場 『押繪と旅する男』 監督:川島透(1994)
  • 『ファーイーストベイビーズ』 監督:安田潤司(1994)
  • 『ラバーズ・ラヴァー』 監督:福居ショウジン(1996)
  • 『誘惑として、』監督:与那覇政之(2010)

[編集] 著作

[編集] 関連書籍

  • 東京おとなクラブ別冊『丸尾末広ONLY・YOU』 (1985)
  • 『銀星倶楽部 テクノ・ポップ』(1989 ペヨトル工房
  • 『ジ・オウム-サブカルチャーとオウム真理教』 プランク編(1995 大田出版 )
  • 『2-(トゥマイナス)〈01〉特集 Ameya!style 飴屋法水』 ステュディオパラボリカ編(2001 ISBN 4-99-008682-5)
  • 『美術手帖』 2005年10月号 特集:バ  ング  ント展とはなんだったのか(2005 美術出版社 ASIN B000B8KID0)
  • 『ライチ☆光クラブ』 古屋兎丸 (2006 大田出版 ISBN 4778320174
  • 『美術になにが起こったか 1992-2006 』 椹木野衣 (2007 国書刊行会 ISBN 4336048010
  • 『なんにもないところから芸術がはじまる』 椹木野衣 (2007 新潮社 ISBN 4104214027
  • 『新しい星へ旅するために』 後藤繁雄 (2007 ISBN 4898151876)
  • 『Post No Future/未分化のアートピア』 工藤キキ (2008 ISBN 9784309270050
  • 『なにもかも二倍』 よしもとばなな (2008 ISBN 4101359318)
  • 『大友良英のJAMJAM日記(1998~2008)』 大友良英 (2008 ISBN 4309270476)
  • 『フェスティバル/トーキョー 09 ドキュメント』(2010 フェスティバル/トーキョー実行委員会事務局 ISBN-10: 4990518306 )
  • 『新潮 2010年7月号 [対話]なんか知りたい、この世の秘密を/よしもとばなな+飴屋法水』(2010 新潮 JANコード:4910049010709)
  • 『新潮 2011年1月号 往復書簡/岡田利規+飴屋法水 無神論者による神さまに向けたパフォーマンス 』(2010 新潮 JANコード:4910049010112)
  • 『フェスティバル/トーキョー 10 ドキュメント』(2011 フェスティバル/トーキョー実行委員会事務局 ISBN-10: 4990518322 )

[編集] 関連項目

[編集] 人物

[編集] 外部リンク

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