近藤等則

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近藤 等則(こんどう としのり、1948年12月15日 - )は、日本トランペッター音楽プロデューサー愛媛県今治市出身。愛媛県立今治西高等学校京都大学工学部から同文学部英米文学科に転じて卒業。本名は俊則。芸名は20代後半に占い師から「名前を変えた方がいい」と言われたことによるもの。

国際的に活躍する日本を代表するフリージャズトランペット奏者である。トランペットは極めて特徴的かつ激しい吹奏を行うことで知られている。 海外に渡って数々の大物・一流アーティストとセッションを重ね、ノイズ、アンビエント、トランス等のサウンド手法を取り入れたオリジナリティ溢れる演奏は海外でも評価されている。演奏ライブに留まらず画家とライブペインティングを行うなどプロジェクトなども精力的に進める。参加したライブやレコーディングは膨大。山木秀雄[dr]、酒井泰三[g]、Reck[b]、富樫春生[key]、ビル・ラズウェル[b]、ジョン・ゾーン[sax]、デレク・ベイリー[g]、ハービー・ハンコック[key]、ぺーター・ブロッツマン[sax]、DJ-KRUSH、栄芝[小唄]等。

80年代に結成したIMAバンドで一世を風靡し、93年、アムステルダムへ拠点を移し、東京とアムステルダムを行き来しながら「地球を吹く」プロジェクトに取り組む。2012年より日本を活動拠点とし、翌年、ドキュメンタリー映画「地球を吹く in Japan」を発表。2014年、音楽ダウンロード販売サイト*近藤等則レコーディングス|Toshinori Kondo Recordingsをスタートさせる。

洋画家の智内兄助とは中学高校の同級生であり友人。二人で絵本なども出版している。

経歴[編集]

  • 1976年山下洋輔のアルバム「JAM RICE RELAXIN'」の録音に参加し、レコード・デビュー。
  • 1979年にニューヨークでレーベル「Bellows」を設立。
  • 1982年に東京でIMAレーベル設立。
  • 1983年にはバンド「Tibetan Blue Air Liquid Band」(後に「近藤等則 & IMA」に改名)を結成。
  • 1997年に、中央競馬有馬記念のファンファーレを担当。しかし観客に近藤のフリーキーな吹奏スタイルを知る人が少なく、アレンジも不評で、暴走ファンファーレと当時のインターネット上で揶揄された。
  • 2002年からは新たにバンド「FREE ELECTRO」を結成。
  • 2003年には端唄家元の栄芝と、端唄とトランスを融合させたアルバム「The 吉原」を制作し、共演ライブも行なう。
  • 2010年より、東京経済大学コミュニケーション学部客員教授として「表現と批評」などの授業を担当する[1]
  • 2012年アムステルダム活動18年に幕を下ろし、拠点を日本に移す。東大寺大仏殿での東日本大震災物故者一周忌法要で奉納演奏を行う。北京での山本寛斎イベント「Hello, China!」にて音楽を担当。
  • 2013年ドキュメンタリー映画「地球を吹く in Japan」完成。
  • 2014年音楽ダウンロード販売サイト*近藤等則レコーディングス|Toshinori Kondo Recordingsをスタートさせる。

ディスコグラフィー[編集]

ソロ[編集]

シングル[編集]

  • CHINA BOOGIE(1985年)
  • CLUB NEW LIGHT(1993年12月21日)
  • GOOD-BY MORNING(2001年)限定発売

アルバム[編集]

  • FUIGO FROM A DIFFERENT DIMENSION(1979年)
  • 空中浮遊(1990年8月21日)
  • TOUCHSTONE 試心石(1993年2月25日)
  • PANTA RHEI AN ALCHAIC COMEDY IN CHAOS(1994年)
  • イズラエル(1995年)
  • 東京SHADOW Original Soundtracks(1995年)
  • 神戸 KOBE 17.01.95(1996年)
  • 記憶(1996年8月8日)DJ KRUSHとのコラボレーションアルバム
  • 神曲 VARIATIONS OF THE THEME : THE DIVINE COMEDY(1997年)
  • NERVE TRIPPER(2002年12月21日)
  • The吉原(2003年5月14日)端唄家元、栄芝とのコラボレーションアルバム 
  • 風狂(2005年)
  • SOFT TOUCH(2005年)限定発売
  • 秘太刀 馬の骨(2006年)
  • Deeply Dreamed 深く夢見て(2014年)

近藤等則 & IMA[編集]

シングル[編集]

  • SUNDOWN・Y U (1986年)アルバムからのシングルカット
  • TOKYO GIRL・PORTO NOVO(1988年)
  • FLY, JACK・INVISIBLE MAN(1991年4月21日)
  • 腕におぼえあり(1993年1月25日)

アルバム[編集]

  • 大変(1984年)
  • METAL POSITION(1985年)
  • コントン(1986年6月21日)
  • 337(1987年2月1日)
  • HUMAN MARKET(1988年)
  • KAMIKAZE BLOW(1989年5月25日)
  • 東京薔薇(1990年2月25日)
  • BRAIN WAR(1991年6月5日)
  • GOD・ZILLA FUNK(1991年6月21日)
  • RED CITY SMOKE(1993年10月25日)

出演[編集]

そのほか[編集]

出版[編集]

「ラッパ一本玉手箱」朝日新聞社 1990年

「骨男(BONE MAN) 生と死のエクスタシー装置論」メディアファクトリー 1994年

「イズラエル」朝日新聞社 1995年

絵本「ぼくがうまれた音」福音館書店 2007年 (智内兄助絵)

「いのちは即興だ」地湧社 2008年

「水の話」石風社 2012年 (黒田征太郎イラスト)

「空の気」みすず書房 2014年 (佐藤卓との共著)

出典・脚注[編集]

  1. ^ “2010年度 新任教職員紹介” (PDF). 父母の会ニュース (東京経済大学父母の会) (98): p. 5. (2010年6月10日). http://www.tku.ac.jp/fubo/98-fubo_news.pdf 2011年11月6日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]