死の棘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
死の棘
著者 島尾敏雄
発行日 1977年昭和52年)
発行元 新潮社
ジャンル 小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 文庫本
テンプレートを表示


死の棘』(しのとげ)は島尾敏雄私小説で代表作。日本文学大賞読売文学賞芸術選奨受賞。

極限状態で結ばれた夫婦が、断絶の危機に合い、絆を取り戻そうとする様を情感豊かに描く。

概要[編集]

1960年昭和35年)から1976年昭和51年)まで、「群像」、「文学界」、「新潮」などに短編の形で断続的に連載。1977年昭和52年)に新潮社より全十二章の長編小説として刊行された。なお、長編での第一章「離脱」、第二章「死の棘」までを収録した1961年昭和36年)刊の講談社版、 同じく第三章「崖のふち」、第四章「日は日に」までを収録した1963年昭和38年)刊の角川文庫版も存在する。現在は新潮文庫から刊行されている。 表題は新約聖書コリントの信徒への手紙一』第十五章第五十五、五十六節「死の棘は罪なり。罪の力は律法なり。」から。

「死の棘」日記[編集]

文芸誌「新潮」に1999年平成11年)新年号から12月号にかけて1955年昭和30年)1月1日~12月31日分が連載。2002年平成14年)4月号に1954年昭和29年)9月30日~12月31日分が掲載され、2005年平成17年)に新潮社より刊行された。 小説『死の棘』全編および病妻記諸編に対応する時期の克明な記録。

映画[編集]

死の棘
監督 小栗康平
脚本 小栗康平
製作総指揮 奥山融
出演者 松坂慶子
岸部一徳
木内みどり
音楽 細川俊夫
撮影 安藤庄平
編集 小川信夫
製作会社 松竹
松竹第一興行
配給 松竹
公開 日本の旗 1990年4月28日
上映時間 115分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

上記を1990年平成2年)に映画化。

受賞[編集]

キャスト[編集]

ストーリー[編集]

太平洋戦争末期、特別攻撃隊として駐屯していたトシオは、島の娘ミホと恋におちた。だが出撃の時は訪れぬまま終戦を迎え、やがて二人は夫婦となった。だが、二人の子どもが生まれ、平凡な毎日を送っていた中、トシオの浮気が発覚し・・・

外部リンク[編集]